錬KING 〜目指せ!魔道具製造してガッポリ生活〜

ぽっちゃりおっさん

文字の大きさ
上 下
11 / 85
異世界転生

10

しおりを挟む
 翌朝、優しい陽の光で目覚めた。こんなにぐっすり睡眠が取れたのはいつ以来であろう。素晴らしい目覚めであった。

 朝食を取り、身なりを整えた。

 今日は鉱石をいっぱい運び過ぎたお詫びに工房を手伝うつもりであった。

 朝早いつもりだったのだが、すでに街は動き出している。この世界では、照明など生活環境が未成熟であるため、早寝早起きの生活のようだ。

 工房でもすでに人が集まっている。

 「あっ昨日の兄ちゃん本当に来たのか?」

 「いっぱい運び過ぎちゃって、申し訳なくて……」

 「気にしなくていいのにな……でも手伝ってくれたら助かるよ。」

 僕は、錬金術で、工房職員は通常のやり方で鉱石をインゴットにしていく事にした。

 「錬成!」

 次々と鉱石をインゴットに加工していく。

 錬金術を使う事で、魔力を消費している。使用する度に身体から力が抜けていく。

 ピコン♪

 『レベルアップしました!』

 お!レベルアップしたみたいだ。

 「ステータスオープン!」

 【中村啓太ナカムラケイタ】 15歳

 【錬金術師】レベル1→2

 [体力:20→30]
 [筋力:20→30]
 [魔力:40→60]
 [瞬発力:20→30]

 [鑑定]
 [付与魔法]
 [生活魔法]
 [アイテムボックス]
 [異世界言語理解]
 
 レベルアップに伴い、ステータスも向上している。消費した魔力も回復しているようだ。

 手伝うついでに、レベルアップ出来る!一挙両得だ!やる気が出た僕は、次々に鉱石をインゴットに加工していった。

 レベルもどんどん上がっている!

 半日ほどで、ほとんどの鉱石をインゴットに加工出来ていた。

 「いやー兄ちゃんすげーな。あとはあっちの部屋に保管した分だけか!あとは俺達にさせてくれよ。兄ちゃんが全部しちまったら、俺達の仕事がなくなっちゃうよ。助かったよ。ありがとな!御礼にインゴット何本か持ってちゃってくれよ!」

 無給で手伝うつもりだったのだが、鉄、銅、アルミのインゴットをそれぞれ3本ずつ貰う事が出来た。

 手伝えた事に満足した僕は、次の予定である、服を購入しに街中に行った。

 移動中、どんぐらいレベルが上がったか確認してみる。

 【中村啓太ナカムラケイタ】 15歳

 【錬金術師】レベル2→14

 [体力:30→280]
 [筋力:30→220]
 [魔力:60→660]
 [瞬発力:30→240]

 [鑑定]
 [付与魔法]
 [生活魔法]
 [アイテムボックス]
 [異世界言語理解]

 大きくステータスが伸びている!ゆっくり歩いている筈が速度が早い!嬉しさを隠せずスキップしながら服屋を探した。

 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

✖️✖️の薬を作ったら牢に入れられました。ここで薬を作れ? それは嫌かなー。って事でさよならします

との
恋愛
「その薬は王子殿下からの依頼で私が調合致しました」 はい、確かに調合しました。 ですが・・その薬のせいで幽閉されるのは納得がいきません。 と言うわけで、逃げ出しちゃいます。 殿下は後で大恥をかくと思いますよ。 だってその薬は・・。 最初はちょっとシリアス 途中からは路線変更で、必ずぷちっと潰します。 ざまあ迄ちょっと長いです。のんびり楽しんで頂けたら嬉しいです。 精霊・妖精・女神?・悪魔・・てんこ盛りで、勿論定番のフェンリルも 「うーんとね、ぼーってしがでりゅ」 「まっまじか、もしかしてだけど火が出る?」 「うん。でもちょっとこあいの」 ーーーーーー ゆるふわの中世ヨーロッパ、幻の国の設定です。 長編に変更しました。 R15は念の為・・

大国に囲まれた小国の「魔素無し第四王子」戦記(最強部隊を率いて新王国樹立へ)

たぬころまんじゅう
ファンタジー
 小国の第四王子アルス。魔素による身体強化が当たり前の時代に、王族で唯一魔素が無い王子として生まれた彼は、蔑まれる毎日だった。  しかしある日、ひょんなことから無限に湧き出る魔素を身体に取り込んでしまった。その日を境に彼の人生は劇的に変わっていく。  士官学校に入り「戦略」「戦術」「武術」を学び、仲間を集めたアルスは隊を結成。アルス隊が功績を挙げ、軍の中で大きな存在になっていくと様々なことに巻き込まれていく。  領地経営、隣国との戦争、反乱、策略、ガーネット教や3大ギルドによる陰謀にちらつく大国の影。様々な経験を経て「最強部隊」と呼ばれたアルス隊は遂に新王国樹立へ。 異能バトル×神算鬼謀の戦略・戦術バトル! ☆史実に基づいた戦史、宗教史、過去から現代の政治や思想、経済を取り入れて書いた大河ドラマをお楽しみください☆

今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので

sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。 早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。 なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。 ※魔法と剣の世界です。 ※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。

〈完結〉妹に婚約者を獲られた私は実家に居ても何なので、帝都でドレスを作ります。

江戸川ばた散歩
ファンタジー
「私」テンダー・ウッドマンズ伯爵令嬢は両親から婚約者を妹に渡せ、と言われる。 了承した彼女は帝都でドレスメーカーの独立工房をやっている叔母のもとに行くことにする。 テンダーがあっさりと了承し、家を離れるのには理由があった。 それは三つ下の妹が生まれて以来の両親の扱いの差だった。 やがてテンダーは叔母のもとで服飾を学び、ついには? 100話まではヒロインのテンダー視点、幕間と101話以降は俯瞰視点となります。 200話で完結しました。 今回はあとがきは無しです。

ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活

天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――

彼女が望むなら

mios
恋愛
公爵令嬢と王太子殿下の婚約は円満に解消された。揉めるかと思っていた男爵令嬢リリスは、拍子抜けした。男爵令嬢という身分でも、王妃になれるなんて、予定とは違うが高位貴族は皆好意的だし、王太子殿下の元婚約者も応援してくれている。 リリスは王太子妃教育を受ける為、王妃と会い、そこで常に身につけるようにと、ある首飾りを渡される。

テンプレを無視する異世界生活

ss
ファンタジー
主人公の如月 翔(きさらぎ しょう)は1度見聞きしたものを完璧に覚えるIQ200を超える大天才。 そんな彼が勇者召喚により異世界へ。 だが、翔には何のスキルもなかった。 翔は異世界で過ごしていくうちに異世界の真実を解き明かしていく。 これは、そんなスキルなしの大天才が行く異世界生活である.......... hotランキング2位にランクイン 人気ランキング3位にランクイン ファンタジーで2位にランクイン ※しばらくは0時、6時、12時、6時の4本投稿にしようと思います。 ※コメントが多すぎて処理しきれなくなった時は一時的に閉鎖する場合があります。

転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。

ファンタジー
〈あらすじ〉 信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。 目が覚めると、そこは異世界!? あぁ、よくあるやつか。 食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに…… 面倒ごとは御免なんだが。 魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。 誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。 やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。

処理中です...