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異世界転生
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いちいち腰を屈め[薬草]を引き千切って採取しなくとも、立ったままの姿勢から収納出来るのである。
しばらく採取作業するだけで、かなりの素材を集める事が出来た。
[雑草]✖️40
[薬草]✖️86
[毒消し草]✖️62
[ドングルの木]✖️6
[粘土]✖️58
[ガラス石]✖️60
[石灰石]✖️16
[砂]✖️28
大収穫だ!目に付いた物を片っ端から収納したのだ。
頑張ったので喉が渇いたな……生活魔法というスキルで水が出るかな?
「水よ出ろ!」
指の先からチョロチョロと水道の蛇口の様に水が出てきた!
少し口に含んでみる。
ぬるい!が……普通の水だ!
ゴクゴク!喉の渇きを癒す事が出来た。他にも魔法が使えるのかな?
「火よ出ろ!」
指先から、ライターの様な火が出ている!
「風よ出ろ!」
またも指先から、扇風機の様な風が吹いている。
なるほど!敵を倒すほどの威力はないが、生活に便利な魔法が生活魔法かな?と自分の中で理解した。他にも色々と出来そうだ。徐々に試していく必要がある。
残りのスキルは[付与魔法]と[異世界言語理解]か……
[付与魔法]は、言葉から察するに、道具に魔法を付与出来る能力であろう。現状まだ使い道は無さそうだ。
[異世界言語理解]は異世界での言語に困らない様に……と爺さんが言っていたな。この世界での言語が出来る能力であろう。
自分に与えられたスキルを、ある程度理解出来た僕は、今後の展開を考えた。
この【錬金術師】のスキルを利用して金を稼いでいきたい。そのためには、街に行く必要がある。製造した物を買取りしてくれる施設がある街がいいな。ぼんやりと自分がすべき事が見えてきた。
よし、街に行こう!
草原を抜けると、踏み固められた街道に出た。
街道の両方向に[鑑定]を行い、先に何があるのか見てみる。
はるか向こうに[ハクタの街]という表示が出ている。街だ!
僕は、表示された[ハクタの街]を目指して歩き出した。
木の柵に囲まれた街が見えてきた。
木の柵の横では、欠伸をしている兵士が座っている。
「街に入りたいのか?身分証明書を見せてみろ!」
身分証明書?
「初めてこの街に来たので、身分証明書を持ってないのですが……?」
「持ってない?どんな田舎に居たんだ?じゃこれに記入して!正直に書くんだぞ!」
[名前:中村啓太]
[年齢:15歳]
[この街に来た目的:旅の途中]
[犯罪歴:なし]
と記入していった。この世界の人と難なく会話でき、字を書けるのは[異世界言語理解]の恩恵であろう。
しばらく採取作業するだけで、かなりの素材を集める事が出来た。
[雑草]✖️40
[薬草]✖️86
[毒消し草]✖️62
[ドングルの木]✖️6
[粘土]✖️58
[ガラス石]✖️60
[石灰石]✖️16
[砂]✖️28
大収穫だ!目に付いた物を片っ端から収納したのだ。
頑張ったので喉が渇いたな……生活魔法というスキルで水が出るかな?
「水よ出ろ!」
指の先からチョロチョロと水道の蛇口の様に水が出てきた!
少し口に含んでみる。
ぬるい!が……普通の水だ!
ゴクゴク!喉の渇きを癒す事が出来た。他にも魔法が使えるのかな?
「火よ出ろ!」
指先から、ライターの様な火が出ている!
「風よ出ろ!」
またも指先から、扇風機の様な風が吹いている。
なるほど!敵を倒すほどの威力はないが、生活に便利な魔法が生活魔法かな?と自分の中で理解した。他にも色々と出来そうだ。徐々に試していく必要がある。
残りのスキルは[付与魔法]と[異世界言語理解]か……
[付与魔法]は、言葉から察するに、道具に魔法を付与出来る能力であろう。現状まだ使い道は無さそうだ。
[異世界言語理解]は異世界での言語に困らない様に……と爺さんが言っていたな。この世界での言語が出来る能力であろう。
自分に与えられたスキルを、ある程度理解出来た僕は、今後の展開を考えた。
この【錬金術師】のスキルを利用して金を稼いでいきたい。そのためには、街に行く必要がある。製造した物を買取りしてくれる施設がある街がいいな。ぼんやりと自分がすべき事が見えてきた。
よし、街に行こう!
草原を抜けると、踏み固められた街道に出た。
街道の両方向に[鑑定]を行い、先に何があるのか見てみる。
はるか向こうに[ハクタの街]という表示が出ている。街だ!
僕は、表示された[ハクタの街]を目指して歩き出した。
木の柵に囲まれた街が見えてきた。
木の柵の横では、欠伸をしている兵士が座っている。
「街に入りたいのか?身分証明書を見せてみろ!」
身分証明書?
「初めてこの街に来たので、身分証明書を持ってないのですが……?」
「持ってない?どんな田舎に居たんだ?じゃこれに記入して!正直に書くんだぞ!」
[名前:中村啓太]
[年齢:15歳]
[この街に来た目的:旅の途中]
[犯罪歴:なし]
と記入していった。この世界の人と難なく会話でき、字を書けるのは[異世界言語理解]の恩恵であろう。
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