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実際には数十秒の揺れであったが、体感的には、かなりの時間揺れていた気がする。
私の周りにいた従業員や兵士は無事のようだ。
指揮官は放心状態だ。
「兵士達も被害がないか、急いで調べて!何してるの?早く仲間の兵士達の安否を調べなさい!」
私の檄により、ようやく兵士達は動き出した。
倒木の下敷きになった者数名、いきり立った魔物の襲撃を受けた者数名の負傷者が出ていた。
「歩ける怪我人はすぐにここへ!動けない者には、私が参ります!」
倒木に挟まれて骨折している者、魔物に食い千切られていた者など負傷した兵士達を、私は全て治療した。
「貴方を捕らえに来た兵士に救いの手を……これが聖女様……」
兵士を治療する私を眺めていた指揮官は思い詰めた様に立ち上がった!
「諸君!聞いてくれ!今や我がフェリカ王国は、アルフォンス公爵の思いのままに牛耳られている。民を案じる筈の国王陛下は自分の愉しみに興じるだけである。今ここに無実の罪で聖女様はアルフォンス公爵の慰みものとされようとしている。我々国家のために働く軍隊も、公爵の意に反すれば、無実の罪を着せられる罪人とされてしまう。聖女様は、独立国家を建設されようとしているのだ。私は心を固めた。聖女様に付き従い、国家建設のお役に立ちたい。どうだ諸君!一緒に希望の国家を建設に協力してくれないか?」
指揮官が動き出した!指揮官には統率力◎の才能が視えていたのだ。
「決して無理強いはしない。公爵の命令に従う者は、私を罪人として引き連れて帰国してくれ!私が聖女様に内通して逃したと!しかし君達も今までよく見ていただろう。私達の仲間が謂れもない事で処分されていたのを!次は我々がその目に遭うのだ!我々も協力して一緒に希望の国家を建設しようではないか!」
1万人を超える兵士のうち、数千人は私達と共に行動する事となった。思いの外、聖女側についた人数が多かったのを見て、残りの兵士達は一合も交わさないまま、フェリカ王国に逃げ帰って行った。
「皆さん、人生が変わる大事な決断をよくしてくれました。このままフェリカ王国とリビルド王国の国境の境の拓けた大地で王国を建設したいと思います。皆さん力を貸して下さい。」
私は、共に行動する兵士達を次々に視た。思っていた通り、商才○や開墾○など欲しかった人材が発見されていった。
私は、付き従う兵士、従業員達に役割を分担していった。
私の周りにいた従業員や兵士は無事のようだ。
指揮官は放心状態だ。
「兵士達も被害がないか、急いで調べて!何してるの?早く仲間の兵士達の安否を調べなさい!」
私の檄により、ようやく兵士達は動き出した。
倒木の下敷きになった者数名、いきり立った魔物の襲撃を受けた者数名の負傷者が出ていた。
「歩ける怪我人はすぐにここへ!動けない者には、私が参ります!」
倒木に挟まれて骨折している者、魔物に食い千切られていた者など負傷した兵士達を、私は全て治療した。
「貴方を捕らえに来た兵士に救いの手を……これが聖女様……」
兵士を治療する私を眺めていた指揮官は思い詰めた様に立ち上がった!
「諸君!聞いてくれ!今や我がフェリカ王国は、アルフォンス公爵の思いのままに牛耳られている。民を案じる筈の国王陛下は自分の愉しみに興じるだけである。今ここに無実の罪で聖女様はアルフォンス公爵の慰みものとされようとしている。我々国家のために働く軍隊も、公爵の意に反すれば、無実の罪を着せられる罪人とされてしまう。聖女様は、独立国家を建設されようとしているのだ。私は心を固めた。聖女様に付き従い、国家建設のお役に立ちたい。どうだ諸君!一緒に希望の国家を建設に協力してくれないか?」
指揮官が動き出した!指揮官には統率力◎の才能が視えていたのだ。
「決して無理強いはしない。公爵の命令に従う者は、私を罪人として引き連れて帰国してくれ!私が聖女様に内通して逃したと!しかし君達も今までよく見ていただろう。私達の仲間が謂れもない事で処分されていたのを!次は我々がその目に遭うのだ!我々も協力して一緒に希望の国家を建設しようではないか!」
1万人を超える兵士のうち、数千人は私達と共に行動する事となった。思いの外、聖女側についた人数が多かったのを見て、残りの兵士達は一合も交わさないまま、フェリカ王国に逃げ帰って行った。
「皆さん、人生が変わる大事な決断をよくしてくれました。このままフェリカ王国とリビルド王国の国境の境の拓けた大地で王国を建設したいと思います。皆さん力を貸して下さい。」
私は、共に行動する兵士達を次々に視た。思っていた通り、商才○や開墾○など欲しかった人材が発見されていった。
私は、付き従う兵士、従業員達に役割を分担していった。
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