底辺おっさん異世界通販生活始めます!〜ついでに傾国を建て直す〜

ぽっちゃりおっさん

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異世界初心者

村の発展

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 弟を母親だと思っているかのように、ピヨピヨと可愛らしい鳴き声の合唱だ。

 「あっ!アキラ様やりました!僕達やりました!」

 「ああ!2人ともよく頑張ったね。これからドンドン鶏が増えると思うよ。軌道に乗れば鶏肉や卵が安定して食べられるようになると思う。全部君達兄弟の功績だ!よくやった!!」

 孵化するまでの21日間、幼い兄弟は睡眠もしっかり取れずに頑張ったのだろう。2人とも涙を流して喜んでいる。

 餌はクズ野菜で良さそうだ。オスとメスの区別を調べて、確かめてみたが区別の鑑別は難しくオスかメスかはよく分からなかった……20匹も孵化しているのでオスもメスもいるだろう。

 ヒヨコをちゃんと鶏まで育てる事が出来れば、次の世代の有精卵が産まれて、親鳥が孵すだろう。

 「君達兄弟を鶏の担当にしたいのだけど、大丈夫かなぁ?もちろん僕が色々教えるつもりだけど。」

 「もちろん僕達に任せて下さい!僕達も村の役に立てて嬉しいです!」

 小さな兄弟はやる気に満ちた目をしていた。

 【通販】で道具を購入してはいるが、やはり便利さでいうと電化製品である。孵化させるのも孵化機があればそんなに苦労もなく卵を孵せただろう。

 発電機といえば、音がうるさくガソリンが必要な物と決め付けていたが、[通販カタログ]を見ているとポータブル電源という品物を発見した。

 ソーラーパネルで充電する蓄電池のようだ。値段も5万バルしない安さだ。これだ!

 【通販】で早速取り寄せた。

 電気が使えるようになった事で村の開拓スピードは加速した。チェーンソーも8000バルで2台購入して木工作業を任せているシエル達に使い方を教える。

 大きな木の切断から、加工まで今までと比べ物にならないほど効率的に行える。

 さらに電動タイプの耕運機も購入する。これで一気に畑を拡張するのだ。大規模農業が可能となるため稲や種も購入して作付けを実行した。

 これらが上手く収穫できれば、食料事情の心配はなくなり、税として食料を取られても村人達が食べていける。

 村人達は、働けば働くほど村が発展していき生活が豊かになるのを実感していた。

 今までのように明日に食べる物を心配しなくても良くなっているのだ。

 廃墟のようになっていた村人の住居も順次新築させていき、村中に活気が溢れている。

 川から川魚を獲ってきた者もおり、小さなため池を作り魚も飼う事になった。

 ◇ ◇ ◇ ◇

 「領主様、以上がザルト村での報告となります。」

 「ふむぅ……にわかには信じ難いが、その男とは何者なのだ?」
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