聖女じゃないと追い出されたので、敵対国で錬金術師として生きていきます!

ぽっちゃりおっさん

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新たな船出

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 『これはますますルーミハイム軍に所属して貰わんといけないな。こんな胆力を持った豪傑は滅多に居まい。お嬢ちゃん、この国の住民を守りたいならば、なおさら軍に所属して我が軍の被害を少なくする為、活躍をしておくれ。君が活躍すればするほど、相手国には脅威となり、抑止力となるだろう。』

 その言葉には頷けた。私のスキルでルーミハイム軍を守る事が出来れば、確かに被害は少なくなるだろう。それに相手国を圧倒する事が出来れば、相手国の被害も少なくなるかもしれない。だが、私に対する暗殺等、脅威を取り除こうとする行動に警戒が出てくるかもしれない。

 『どうだい!お嬢ちゃん一緒に戦おうじゃないか!』

 私は決意した。この国の軍に所属して、軍を強くする。アルテニア皇国が攻めて来るならば、徹底的に叩いてやる。

 「決意しました。軍に入ります。よろしくお願いします。」





 私は、軍司令補佐という要職に就いた。

 まずは部隊の編成に取り掛かった。どの大隊からも100名を選抜して、私の元に集められた。

 「私は、軍司令補佐のユリナです。貴方達に特殊な装備を与える為に集合してもらいました。さぁ皆これを取りに来て。」

 私は1人1人にシールドを手渡した。

 「これはシールドという特殊な盾です。剣等の物理攻撃は通らず、魔法攻撃にも耐えます。耐久性も非常に高く、滅多な事では、壊れる事はないでしょう。貴方達には、守備に特化した戦い方をしてもらいます。どの隊からも100名が選抜されて、ここに集合しているはずです。100名が横並びとなり、敵の攻撃を全て耐えて、味方の損害を無くす事が目的です。シールドの裏には、ポーションを数本、保管出来る様に作製しています。貴方達が負傷すれば、ポーションを飲み、怪我を回復させて隊列を維持してもらいます。ポーションもカシワギ商会のポーションです。聞いた事や使った事がある人もいるでしょう?私が作製するカシワギのポーションは、どんな怪我もたちどころに治す品物です。どうですか?無敵に思えてきたでしょう?」

 隊員からは、地鳴りの様な歓声が起こっている。

 「それでは、皆さんシールド隊は、将軍からそれぞれ隊列を組み移動する訓練を受けて下さい。皆さんに御武運があります様に!」

 続けて剣士隊が集合してきた。

 「今のシールド隊とのやり取りが聞こえていたかもしれませんが、貴方達には、剣を授けます。1人1人受け取りに来て下さい。」

 1人1人の顔を見ながら、剣を授けていった。
 
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