上 下
8 / 127
駆け出し冒険者

目指せレベルアップ

しおりを挟む
 初心者講習は有意義であった。

 魔法、スキルが増えた事で、冒険者として自信を持つ事が出来た。

 今後の課題も分かった。どのスキルもレベル1であり、レベルアップさせていかなければならない。レベルアップに最も効率的な方法は、魔法もスキルもどんどん使い、経験値を上げていく事だと教わっていた。

 経験値を稼ぎながらも、お金も稼ぎたい。ギルドで依頼を受注して街の外に出る。移動中も【身体強化】を自分に掛けていく。常に【探索】を行い、目に付いた物は【鑑定】していく。どんどん経験値を稼ぐのだ。

【探索】を発動すると、[薬草]の発見が早い。発見した[薬草]や[毒消し草]は片っ端から採取していった。

 ピコピコリン♪

 『【探索】がレベルアップしました。』

 頭の中で音声が聞こえる。[薬草]を発見して、その都度【鑑定】していたので【鑑定】もレベルアップしていった。

 [薬草][毒消し草][魔力草]をそれぞれかなりの数量、採取する事が出来た。

 経験値を稼ぎながらも、薬草類も満足出来る収獲量を採取でき、気分良くナホリの街に帰ってきた。

 帰り道も忘れずに【身体強化】【探索】をかけ経験値を稼いでいた。

 街に到着しても、街の建物や、石道路など目に付く物全てに【鑑定】を行なっていった。

 ギルドに到着した。受付に並び、依頼の報告と薬草類の提出を行う。

 「依頼を達成しました。採取した薬草類はこの上に提出すれば、良いですか?」

 昨日、大量の薬草類提出した事を覚えていた受付嬢に、カウンターの奥に提出するよう促された。

 今日は[薬草][毒消し草][魔力草]をそれぞれ✖️200本、つまり各々20セットを納品して、報酬として銀貨60枚を受け取った。

 稼げた事に安心して昨日泊まった宿屋に向かう。

 カランコロンカラン♪

 「あら!いらっしゃい」

 「女将さん!今日も泊まる事出来ますか?」

 「気に入ってくれたの!?もちろん良いわよ!昨日と同じ部屋で良い?掃除片付けは済んでるわよ。」

 夜食の時間まで、【身体強化】をかけ、パンチ、キックなど体術の練習に励んだ。

 夜食の時には、出てくる食事や飲み物に【鑑定】をかけている。

 常時【探索】もかけている。

 1日だけ頑張っただけでは、急激にはレベルアップ出来ない。継続していく事にしようと心構えをした。

 夜食を堪能してベッドに横になって休憩していると眠りに落ちてしまった。

 朝早く目が覚めると、顔を洗い【身体強化】【探索】をかけ、宿の裏庭で、体術の練習をした。

 ひと汗かいたトコロで朝食を取り、ギルドに向かう。

 今日は薬草採取を行う他に、違う依頼を受けてみようと考えていた。

 ギルドの依頼掲示板の前で、依頼を吟味すると、

 [角ウサギの肉採取  1㌔✖️銀貨3枚]を見つけた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

僕の従魔は恐ろしく強いようです。

緋沙下
ファンタジー
僕は生まれつき体が弱かった。物心ついた頃から僕の世界は病院の中の一室だった。 僕は治ることなく亡くなってしまった。 心配だったのは、いつも明るく無理をして笑うお母さん達の事だった。 そんな僕に、弟と妹を授ける代わりに別の世界に行って見ないか?という提案がもたらされた。 そこで勇者になるわけでもなく、強いステータスも持たない僕が出会った従魔の女の子 処女作なのでご迷惑かける場面が多数存在するかもしれません。気になる点はご報告いただければ幸いです。 --------------------------------------------------------------------------------------- プロローグと小説の内容を一部変更いたしました。

異世界に来ちゃったよ!?

いがむり
ファンタジー
235番……それが彼女の名前。記憶喪失の17歳で沢山の子どもたちと共にファクトリーと呼ばれるところで楽しく暮らしていた。 しかし、現在森の中。 「とにきゃく、こころこぉ?」 から始まる異世界ストーリー 。 主人公は可愛いです! もふもふだってあります!! 語彙力は………………無いかもしれない…。 とにかく、異世界ファンタジー開幕です! ※不定期投稿です…本当に。 ※誤字・脱字があればお知らせ下さい (※印は鬱表現ありです)

転生幼女は幸せを得る。

泡沫 ウィルベル
ファンタジー
私は死んだはずだった。だけど何故か赤ちゃんに!? 今度こそ、幸せになろうと誓ったはずなのに、求められてたのは魔法の素質がある跡取りの男の子だった。私は4歳で家を出され、森に捨てられた!?幸せなんてきっと無いんだ。そんな私に幸せをくれたのは王太子だった−−

便利過ぎるドラ〇エ仕様は、俺だけだったみたいです~森の精霊さんに転生した元オッサンは、異世界パフパフ道を極める

飼猫タマ
ファンタジー
ある日気付いたら、森の精霊さんに転生していた。 そして、何故か、俺だけドラ〇エ仕様。 ドラ〇エ仕様って、メッチャ便利。 転職しまくって、俺TUEEEしちゃうのだ。精霊なのに格闘家。精霊なのに鍛冶師。精霊なのに侍。精霊なのに魔王に転職。ハチャメチャな森の精霊さん。見た目は女の子なのに心はオッサン。しかもオッパイ星人。ドラ〇エ名物オッパイパフパフが三度の飯より大好物。体は精霊体の性感帯。そんな森の精霊さんのハートフルパフパフモフモフスローライフファンタジー。 ん?パフパフだけじゃなくて、モフモフも? 精霊さんには、四天王の蜘蛛(アラクネ)とか、犬(フェンリル)とか、ネコ(ベビモス)とか、青い鳥(鳳凰)とかのモフモフのお友達もいるんです!

ボロ雑巾な伯爵夫人、やっと『家族』を手に入れました。~旦那様から棄てられて、ギブ&テイクでハートフルな共同生活を始めます2~

野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
 第二夫人に最愛の旦那様も息子も奪われ、挙句の果てに家から追い出された伯爵夫人・フィーリアは、なけなしの餞別だけを持って大雨の中を歩き続けていたところ、とある男の子たちに出会う。  言葉汚く直情的で、だけど決してフィーリアを無視したりはしない、ディーダ。  喋り方こそ柔らかいが、その実どこか冷めた毒舌家である、ノイン。    12、3歳ほどに見える彼らとひょんな事から共同生活を始めた彼女は、人々の優しさに触れて少しずつ自身の居場所を確立していく。 ==== ●本作は「ボロ雑巾な伯爵夫人、旦那様から棄てられて、ギブ&テイクでハートフルな共同生活を始めます。」からの続き作品です。  前作では、二人との出会い~同居を描いています。  順番に読んでくださる方は、目次下にリンクを張っておりますので、そちらからお入りください。  ※アプリで閲覧くださっている方は、タイトルで検索いただけますと表示されます。

プラス的 異世界の過ごし方

seo
ファンタジー
 日本で普通に働いていたわたしは、気がつくと異世界のもうすぐ5歳の幼女だった。田舎の山小屋みたいなところに引っ越してきた。そこがおさめる領地らしい。伯爵令嬢らしいのだが、わたしの多少の知識で知る貴族とはかなり違う。あれ、ひょっとして、うちって貧乏なの? まあ、家族が仲良しみたいだし、楽しければいっか。  呑気で細かいことは気にしない、めんどくさがりズボラ女子が、神様から授けられるギフト「+」に助けられながら、楽しんで生活していきます。  乙女ゲーの脇役家族ということには気づかずに……。 #不定期更新 #物語の進み具合のんびり #カクヨムさんでも掲載しています

収納持ちのコレクターは、仲間と幸せに暮らしたい。~スキルがなくて追放された自称「か弱い女の子」の元辺境伯令嬢。実は無自覚チートで世界最強⁉~

SHEILA
ファンタジー
生まれた時から、両親に嫌われていた。 物心ついた時には、毎日両親から暴力を受けていた。 4年後に生まれた妹は、生まれた時から、両親に可愛がられた。 そして、物心ついた妹からも、虐めや暴力を受けるようになった。 現代日本では考えられないような環境で育った私は、ある日妹に殺され、<選択の間>に呼ばれた。 異世界の創造神に、地球の輪廻の輪に戻るか異世界に転生するかを選べると言われ、迷わず転生することを選んだ。 けれど、転生先でも両親に愛されることはなくて…… お読みいただきありがとうございます。 のんびり不定期更新です。

異世界に転生!堪能させて頂きます

葵沙良
ファンタジー
遠宮 鈴霞(とおみやりんか)28歳。 大手企業の庶務課に勤める普通のOL。 今日は何時もの残業が無く、定時で帰宅途中の交差点そばのバス停で事件は起きた━━━━。 ハンドルを切り損なった車が、高校生3人と鈴霞のいるバス停に突っ込んできたのだ! 死んだと思ったのに、目を覚ました場所は白い空間。 女神様から、地球の輪廻に戻るか異世界アークスライドへ転生するか聞かれたのだった。 「せっかくの異世界、チャンスが有るなら行きますとも!堪能させて頂きます♪」 笑いあり涙あり?シリアスあり。トラブルに巻き込まれたり⁉ 鈴霞にとって楽しい異世界ライフになるのか⁉ 趣味の域で書いておりますので、雑な部分があるかも知れませんが、楽しく読んで頂けたら嬉しいです。戦闘シーンも出来るだけ頑張って書いていきたいと思います。 こちらは《改訂版》です。現在、加筆・修正を大幅に行っています。なので、不定期投稿です。 何の予告もなく修正等行う場合が有りますので、ご容赦下さいm(__)m

処理中です...