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22.お披露目の夜会
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「アルヤが必要だというなら、しよう」
そう言って、催されたのは小規模な夜会だった。
エーギルとアルヤの婚約の許可が出て、婚約が整ったのは社交シーズンも終わりにさしかかった頃である。シーズンが終われば、親しい家門同士でのお茶会などでの行き来はあるものの、なかなか夜会は開かれない。通常、婚約が結ばれれば近隣の貴族や親族を招いてお披露目の夜会をするものである。でなければ結婚した後に他家との交流ができずに困るのは、夫婦となった二人だ。
社交シーズンならばまだお披露目もしやすいが、この時期を逃せば繋がりの浅い貴族を招いての婚約発表は難しいだろう。できれば早めに結婚したいとなると、次の社交シーズンまで待ってなどいられない。そんなわけでアルヤは唐突ではあったが夜会を提案したのである。
手狭ではあるものの、エドフェルト邸にはパーティー用のホールもあるので、開催は問題ない。本来ならば時間をかけて開催するところだろうが、その準備をアルヤはあっと言う間に済ませてしまった。
「貴女は魔法使いのようだな……」
夜会の当日、パーティーホールの入り口に立ったエーギルは感嘆の声をあげた。それまで放置されていたパーティーホールが、客を迎えるに相応しい様子になっている。広くはないものの、磨かれたシャンデリアが華やかにホールを彩り、テーブルに用意された食器や、並んだ食事の数々も目に楽しい。埃を被っていた姿を知っているからこそ、短期間での屋敷の変貌にエーギルは驚いている。
こんな準備ができたのは、アルヤが新たに使用人を雇い手を入れさせたからである。エーギルは裕福ではないとは言っていたものの、実情はそうではない。
エドフェルト男爵として叙せられたとき、彼は領地を与えられていなかった。しかしエドフェルト邸はセタ公爵家の領地内にあり、エーギルはセタ公爵家の護衛騎士団団長に任ぜられている。その給金は申し分ない。だから、使用人を複数人雇っても余裕があるのだ。
今まではエーギルが人を雇うことに積極的でなかったこともあり、他の使用人がいなかった。けれど小さな屋敷とはいえ、ドリスとポールの二人で屋敷を維持するのには限界があるので、アルヤが提案したのだった。
とは言っても、使用人が増えたからといって夜会の準備は容易ではない。屋敷にもともとあった銀食器の類を選別して夜会に用いるものを選ぶなど、短期間でパーティーホールを蘇らせるための指示をしたのはアルヤだ。それら全ての彼女の手腕を評してのエーギルの言葉である。
「まあ。魔法使いだなんて」
「この広間に客を入れる日がくるとは思わなかった」
「……おいやでしたか?」
「いや」
そう短く答えたエーギルは難しい顔だった。
「では、緊張してらっしゃいます?」
腕を絡めてアルヤが小さい声で問えば、彼はため息を吐いた。どうやら当たったらしい。
「大丈夫ですわ」
「だが……客がくるとは思えない。それに……」
客が来たとして、以前の王城での夜会のように、終始陰口を叩かれるだけで終わるかもしれない。あるいはまた絡んでくる輩がいたら。そう不安に思うのだろう。
アルヤはきゅっと絡めた腕に力を込める。
「わたくしがおりますわ。大丈夫です」
「……貴女には頼ってばかりだな。俺も何か貴女を支えられればいいんだが」
穏やかに答えたアルヤに、彼は眉尻を下げた。
(わたくしをお傍に置いてくださるだけで、嬉しいのに)
自身をふがいなく思うエーギルに対し、続けての言葉をかけようとした、ちょうどそのときだった。
「お客様がお見えです」
「ね、大丈夫でしたでしょう?」
来客を告げるメイドの声に微笑んだアルヤは、エーギルを促して夜会を開始した。
招いた数組の客を出迎え、夜会は和やかに進んでいく。会場内の客から、エーギルに対する陰口は聞こえてこなかった。エーギルのことを品定めするような視線は投げかけられているものの、王城での夜会に比べたらずいぶんと柔らかい雰囲気だろう。
規模の大きな夜会ならば、楽団を呼ぶこともあるだろうが、今回は弦楽器の奏者を一人呼んでいるだけだ。これもアルヤが手配した。慎ましい会なのでこれで問題あるまい。夜会の始まりに主催のダンスを披露する段になり、エーギルは緊張の面持ちでアルヤと一緒に踊り始めた。多少ぎこちなくはあるものの、主催としての面目を保てる程度には踊れている。
「エーギル様、踊るのがお上手になられましたわ」
「先生がうまいからな」
「それはよかったです」
彼は今までダンスとは無縁だったから今回の夜会に合わせ、付け焼刃ではあるもののアルヤにダンスを習っていたのだ。短期間でも踊れるようになっているのは、エーギルの運動センスの良さのおかげだろう。
そんな二人の踊る姿を見守る客人たちは、やはり陰口を叩く様子はない。これが以前ならば、ケダモノのお遊戯だなどと揶揄されていたところだろう。ちらりとそんな客人たちの様子を盗み見したエーギルがまたも小さくため息を吐いた。
「……貴女は本当に魔法使いではないだろうか。夜会がこんな空気になるとは思っていなかった」
腰を引き寄せながら言うエーギルの小さな声は、いかにも不思議そうだ。それが可愛らしくてアルヤは目元が緩む。
「大丈夫だと申し上げましたでしょう?」
「疑っていたわけではないんだがな……」
「わかっておりますわ」
ふふ、と笑いながらアルヤは最後のステップを踏む。一曲終わって、二人は礼を取った。
「今夜は招待に応じてくれて、感謝する。こちらは婚約者のアルヤ・ライロだ」
「アルヤ・ライロでございます」
紹介を受けてアルヤが改めてカーテシーをとる。これで今日の夜会で果たすべき最低限の課題はクリアした。あとはエーギルが歓談を促す言葉を告げて終わり、なのだが。
「…………よろしくたのむ」
(忘れられてしまったのね)
緊張のあまり、あらかじめ用意しておいた台詞が頭から飛んだのだろう。ぶっきらぼうな言葉で締めて、エーギルは礼をとって話を終わらせてしまう。そんな彼にアルヤは目元を緩ませた。この主催の挨拶が終えると小さな拍手が沸いて、あとは歓談と客人たちのダンスタイムである。皆思い思いに音楽と食事と会話を楽しみ始める。
「お疲れ様です」
小声でねぎらえば、エーギルは眉尻を下げた。
「……怒っていないか」
「何をです?」
きょとんとしたアルヤに、エーギルが眉間に皺を寄せて険しい顔つきになる。
「せっかくアルヤが考えてくれた挨拶を……省略したから」
「まあ」
(エーギル様ったら心配性だわ)
くすくすと笑いながら、アルヤは彼の腕に絡めて食事の並ぶテーブルへと歩き出す。腕を引いているのはアルヤだが、周囲からはエーギルがエスコートしているように自然に見えただろう。
「エーギル様があんなに頑張られていたのに、わたくしが怒るなんてありえませんわ。少しお食事をなさって緊張を解いてくださいませ」
「だが……」
皿に食べ物をいくつか乗せて、アルヤは差し出してやる。それを受け取るかどうか悩んでいるようだった。まだ先ほどの挨拶のふがいなさを悔いている様子の顔は険しい。
「食べさせてさしあげましょうか?」
「ア、アルヤ……!」
肉を一切れフォークに刺して持ち上げて見せれば、照れたらしいエーギルはそこでやっと眉間の皺が消えた。
「エドフェルト卿はなかなかに婚約者殿と仲がいいようだね」
穏やかに、けれど唐突に会話に割って入ってきたのは、招待客の男性だった。
そう言って、催されたのは小規模な夜会だった。
エーギルとアルヤの婚約の許可が出て、婚約が整ったのは社交シーズンも終わりにさしかかった頃である。シーズンが終われば、親しい家門同士でのお茶会などでの行き来はあるものの、なかなか夜会は開かれない。通常、婚約が結ばれれば近隣の貴族や親族を招いてお披露目の夜会をするものである。でなければ結婚した後に他家との交流ができずに困るのは、夫婦となった二人だ。
社交シーズンならばまだお披露目もしやすいが、この時期を逃せば繋がりの浅い貴族を招いての婚約発表は難しいだろう。できれば早めに結婚したいとなると、次の社交シーズンまで待ってなどいられない。そんなわけでアルヤは唐突ではあったが夜会を提案したのである。
手狭ではあるものの、エドフェルト邸にはパーティー用のホールもあるので、開催は問題ない。本来ならば時間をかけて開催するところだろうが、その準備をアルヤはあっと言う間に済ませてしまった。
「貴女は魔法使いのようだな……」
夜会の当日、パーティーホールの入り口に立ったエーギルは感嘆の声をあげた。それまで放置されていたパーティーホールが、客を迎えるに相応しい様子になっている。広くはないものの、磨かれたシャンデリアが華やかにホールを彩り、テーブルに用意された食器や、並んだ食事の数々も目に楽しい。埃を被っていた姿を知っているからこそ、短期間での屋敷の変貌にエーギルは驚いている。
こんな準備ができたのは、アルヤが新たに使用人を雇い手を入れさせたからである。エーギルは裕福ではないとは言っていたものの、実情はそうではない。
エドフェルト男爵として叙せられたとき、彼は領地を与えられていなかった。しかしエドフェルト邸はセタ公爵家の領地内にあり、エーギルはセタ公爵家の護衛騎士団団長に任ぜられている。その給金は申し分ない。だから、使用人を複数人雇っても余裕があるのだ。
今まではエーギルが人を雇うことに積極的でなかったこともあり、他の使用人がいなかった。けれど小さな屋敷とはいえ、ドリスとポールの二人で屋敷を維持するのには限界があるので、アルヤが提案したのだった。
とは言っても、使用人が増えたからといって夜会の準備は容易ではない。屋敷にもともとあった銀食器の類を選別して夜会に用いるものを選ぶなど、短期間でパーティーホールを蘇らせるための指示をしたのはアルヤだ。それら全ての彼女の手腕を評してのエーギルの言葉である。
「まあ。魔法使いだなんて」
「この広間に客を入れる日がくるとは思わなかった」
「……おいやでしたか?」
「いや」
そう短く答えたエーギルは難しい顔だった。
「では、緊張してらっしゃいます?」
腕を絡めてアルヤが小さい声で問えば、彼はため息を吐いた。どうやら当たったらしい。
「大丈夫ですわ」
「だが……客がくるとは思えない。それに……」
客が来たとして、以前の王城での夜会のように、終始陰口を叩かれるだけで終わるかもしれない。あるいはまた絡んでくる輩がいたら。そう不安に思うのだろう。
アルヤはきゅっと絡めた腕に力を込める。
「わたくしがおりますわ。大丈夫です」
「……貴女には頼ってばかりだな。俺も何か貴女を支えられればいいんだが」
穏やかに答えたアルヤに、彼は眉尻を下げた。
(わたくしをお傍に置いてくださるだけで、嬉しいのに)
自身をふがいなく思うエーギルに対し、続けての言葉をかけようとした、ちょうどそのときだった。
「お客様がお見えです」
「ね、大丈夫でしたでしょう?」
来客を告げるメイドの声に微笑んだアルヤは、エーギルを促して夜会を開始した。
招いた数組の客を出迎え、夜会は和やかに進んでいく。会場内の客から、エーギルに対する陰口は聞こえてこなかった。エーギルのことを品定めするような視線は投げかけられているものの、王城での夜会に比べたらずいぶんと柔らかい雰囲気だろう。
規模の大きな夜会ならば、楽団を呼ぶこともあるだろうが、今回は弦楽器の奏者を一人呼んでいるだけだ。これもアルヤが手配した。慎ましい会なのでこれで問題あるまい。夜会の始まりに主催のダンスを披露する段になり、エーギルは緊張の面持ちでアルヤと一緒に踊り始めた。多少ぎこちなくはあるものの、主催としての面目を保てる程度には踊れている。
「エーギル様、踊るのがお上手になられましたわ」
「先生がうまいからな」
「それはよかったです」
彼は今までダンスとは無縁だったから今回の夜会に合わせ、付け焼刃ではあるもののアルヤにダンスを習っていたのだ。短期間でも踊れるようになっているのは、エーギルの運動センスの良さのおかげだろう。
そんな二人の踊る姿を見守る客人たちは、やはり陰口を叩く様子はない。これが以前ならば、ケダモノのお遊戯だなどと揶揄されていたところだろう。ちらりとそんな客人たちの様子を盗み見したエーギルがまたも小さくため息を吐いた。
「……貴女は本当に魔法使いではないだろうか。夜会がこんな空気になるとは思っていなかった」
腰を引き寄せながら言うエーギルの小さな声は、いかにも不思議そうだ。それが可愛らしくてアルヤは目元が緩む。
「大丈夫だと申し上げましたでしょう?」
「疑っていたわけではないんだがな……」
「わかっておりますわ」
ふふ、と笑いながらアルヤは最後のステップを踏む。一曲終わって、二人は礼を取った。
「今夜は招待に応じてくれて、感謝する。こちらは婚約者のアルヤ・ライロだ」
「アルヤ・ライロでございます」
紹介を受けてアルヤが改めてカーテシーをとる。これで今日の夜会で果たすべき最低限の課題はクリアした。あとはエーギルが歓談を促す言葉を告げて終わり、なのだが。
「…………よろしくたのむ」
(忘れられてしまったのね)
緊張のあまり、あらかじめ用意しておいた台詞が頭から飛んだのだろう。ぶっきらぼうな言葉で締めて、エーギルは礼をとって話を終わらせてしまう。そんな彼にアルヤは目元を緩ませた。この主催の挨拶が終えると小さな拍手が沸いて、あとは歓談と客人たちのダンスタイムである。皆思い思いに音楽と食事と会話を楽しみ始める。
「お疲れ様です」
小声でねぎらえば、エーギルは眉尻を下げた。
「……怒っていないか」
「何をです?」
きょとんとしたアルヤに、エーギルが眉間に皺を寄せて険しい顔つきになる。
「せっかくアルヤが考えてくれた挨拶を……省略したから」
「まあ」
(エーギル様ったら心配性だわ)
くすくすと笑いながら、アルヤは彼の腕に絡めて食事の並ぶテーブルへと歩き出す。腕を引いているのはアルヤだが、周囲からはエーギルがエスコートしているように自然に見えただろう。
「エーギル様があんなに頑張られていたのに、わたくしが怒るなんてありえませんわ。少しお食事をなさって緊張を解いてくださいませ」
「だが……」
皿に食べ物をいくつか乗せて、アルヤは差し出してやる。それを受け取るかどうか悩んでいるようだった。まだ先ほどの挨拶のふがいなさを悔いている様子の顔は険しい。
「食べさせてさしあげましょうか?」
「ア、アルヤ……!」
肉を一切れフォークに刺して持ち上げて見せれば、照れたらしいエーギルはそこでやっと眉間の皺が消えた。
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