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【フラグ折りも楽じゃない】
【番外】無自覚な男とお気遣いの淑女【閑話】
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授業の終わりに、クレア・バートンは先生に手招きをされた。授業中に後で話があるからと呼び出されていいたのだ。
「じゃあ、私は行ってくるね」
「では私も参りましょう」
一人で歩いて行こうとするクレアに対して、彼女の補佐であるアウレウスはいつものように付き添うべく、立ち上がる。すると、クレアはすっと手をあげてアウレウスの行く手を遮ると首を振った。
「ううん、呼び出されているのは私だけだし。先に食堂に行ってて」
そう言ってクレアはくるっと背を向けて、先生の元へと走って行ってしまった。
「フラれてしまいましたわね」
一部始終を見ていたテレンシアが、クスクスと笑いながらアウレウスに話しかける。しかし、アウレウスは何も答えなかった。鬱陶しそうな顔をして、小さく息を吐く。
「クレア様もああおっしゃってますし、今日は先に食堂に参りましょうか」
テレンシアはアウレウスの顔をうかがって、す、と笑いを納めた。
彼女は少し前まで、クレアたちと食事を共にしていなかった。テレンシアが昼食に参加するようになったのは、アビゲイルと一緒に食べるようになってからである。それまではクレアに昼食に誘われても、用事があると言って断っていることが多かったのだ。
「……まだ、納得してらっしゃらないんですの?」
テレンシアが問いかけると、アウレウスは首を傾げた。
「何のことです?」
「お昼の時間をおふたりきりで過ごせないことですわ」
テレンシアとアウレウスは食堂に移動しながら話している。アビゲイルの教室は離れているので、普段は食堂で待ち合わせをしているので、食堂まではテレンシアとアウレウスのふたりきりだ。
「前のようにお昼時間を遠慮して差し上げてもいいんですが……今はアビゲイルさんもいらっしゃるので、おふたりきりにはなれませんものね」
「どういう意味です?」
言葉を重ねるテレンシアに、アウレウスは怪訝そうな顔をした。
「あら。気付いてらっしゃるものとばかり。今まではアウレウス様のために昼食は別にとっていたのですわ」
「私のために? なぜでしょう」
そう答えたアウレウスに、今度はテレンシアが眉根を寄せた。
「アウレウス様……本気でおっしゃってるの? 意味が判らない、と?」
テレンシアが言うと、アウレウスが目線だけで続きを促す。軽く息を吐いて、テレンシアは呆れ顔になるのを何とか堪える。
「アウレウス様は、男だろうが女だろうが、クレア様に近づく人が居ると威嚇なさるじゃありませんか」
「補佐として守る必要がありますからね」
当然です、という答えに、テレンシアの表情筋がぴくりと動く。
「それだけじゃございませんでしょう? 本夫を目指しているんだと聞きましたわ」
「ああ、ご存知なんですね」
頷いてアウレウスはテレンシアの言葉を肯定する。
「そんなこと聞かされていなくても、貴方がクレア様に本気なのは判りますわ」
「……? 勘違いなさっているようですが、私はクレア様を恋愛的な意味で好きな訳ではありませんよ」
覚めた調子のアウレウスに、今度こそテレンシアは呆れ顔になった。何と言っていいか判らずに言葉を探した結果、深く息を吐いてから、アウレウスを見やる。
「……もう一度聞きますけれど、本気でおっしゃってるの?」
「クレア様は面白い方ですし、補佐としても生涯の主にするのは悪くないと思っています。だからこそ本夫になりたいのですから。ですが、恋愛感情と言われますと……困りますね。これは政略結婚の申し出と同じなんですから。ああ、恋愛感情があると周囲にも誤解されていた方が周囲を牽制するのには良いのでしょうか」
半ば自分の考えを整理するかのように言うアウレウスに、テレンシアはそれ以上聞いてやるのを諦めた。
これまでのアウレウスの行動を、テレンシアは思い出して呆れる。バシレイオスがクレアにアプローチしようとするとき、ほぼ口出しをしないものの刺すように睨んでいた。
クレアが編入して初日の昼休憩に、クレアに話しかけようとした時、アウレウスは話しかけてくれるなと態度が物語っていたので、ふたりきりにしてやろうと二人を見送った。
クレアが男子生徒に告白されている時、クレアが断って素直に聞く場合は黙っているが、次の時にその男子生徒がクレアを見つめていると睨むし、話しかける機会をさりげなく奪っていた。
編入初日に、『一緒に居て欲しい』とアウレウスに対してクレアが頼んでいるところを目撃はしたが、それにしたってアウレウスはクレアと一緒にいすぎる。
大体にして、アウレウスは常にクレアと距離が近いのだ。今、テレンシアとアウレウスは並んで歩いているが、紳士的な距離を保たれている。しかし、相手がクレアの場合、肩が触れそうなほど近くに並んでいるし、話しかける時に耳打ちする回数がやたらと多かったりで、補佐ではなくまるで盲目的な恋人だ。
あんなに独占欲丸出しでクレアの傍に侍っていて結婚したいとまで自分で言っているのに、本人は恋愛感情ではない主張しているのだから恐ろしい。
アウレウスは魔法学園を既に卒業し、神官見習いの中でも将来有望とされている人物である。普段の振舞いは有能そのものだし、授業での態度も一度卒業しているとはいえ、優秀なものだ。貴族同士の腹芸に対しても、対応している所を見たことがあるから、勉強ができても地頭が悪いということもない筈だ。
それなのに恋愛事に関しては、馬鹿と言う他ないだろう。
テレンシア自身、初恋がバシレイオスで恋愛経験が豊富なのかと言われれば、そうではない。しかしそんなテレンシアでも一瞬で判るくらいの気持ちが漏れ出ている状態で、これだけ彼女が突っ込んで聞いてやってもアウレウスが自身の感情を認める様子がない。
無自覚とは恐ろしいものである。
「……まあ、こういうことはご自身で気付かれませんと、意味がありませんしね」
ふう、と溜め息をついて、テレンシアは小さくぼやく。
そうしてお気遣いの淑女たるテレンシアは、アウレウスの無自覚に関して見守ることに決めたのである。決して、呆れてさじを投げたのではない。
「じゃあ、私は行ってくるね」
「では私も参りましょう」
一人で歩いて行こうとするクレアに対して、彼女の補佐であるアウレウスはいつものように付き添うべく、立ち上がる。すると、クレアはすっと手をあげてアウレウスの行く手を遮ると首を振った。
「ううん、呼び出されているのは私だけだし。先に食堂に行ってて」
そう言ってクレアはくるっと背を向けて、先生の元へと走って行ってしまった。
「フラれてしまいましたわね」
一部始終を見ていたテレンシアが、クスクスと笑いながらアウレウスに話しかける。しかし、アウレウスは何も答えなかった。鬱陶しそうな顔をして、小さく息を吐く。
「クレア様もああおっしゃってますし、今日は先に食堂に参りましょうか」
テレンシアはアウレウスの顔をうかがって、す、と笑いを納めた。
彼女は少し前まで、クレアたちと食事を共にしていなかった。テレンシアが昼食に参加するようになったのは、アビゲイルと一緒に食べるようになってからである。それまではクレアに昼食に誘われても、用事があると言って断っていることが多かったのだ。
「……まだ、納得してらっしゃらないんですの?」
テレンシアが問いかけると、アウレウスは首を傾げた。
「何のことです?」
「お昼の時間をおふたりきりで過ごせないことですわ」
テレンシアとアウレウスは食堂に移動しながら話している。アビゲイルの教室は離れているので、普段は食堂で待ち合わせをしているので、食堂まではテレンシアとアウレウスのふたりきりだ。
「前のようにお昼時間を遠慮して差し上げてもいいんですが……今はアビゲイルさんもいらっしゃるので、おふたりきりにはなれませんものね」
「どういう意味です?」
言葉を重ねるテレンシアに、アウレウスは怪訝そうな顔をした。
「あら。気付いてらっしゃるものとばかり。今まではアウレウス様のために昼食は別にとっていたのですわ」
「私のために? なぜでしょう」
そう答えたアウレウスに、今度はテレンシアが眉根を寄せた。
「アウレウス様……本気でおっしゃってるの? 意味が判らない、と?」
テレンシアが言うと、アウレウスが目線だけで続きを促す。軽く息を吐いて、テレンシアは呆れ顔になるのを何とか堪える。
「アウレウス様は、男だろうが女だろうが、クレア様に近づく人が居ると威嚇なさるじゃありませんか」
「補佐として守る必要がありますからね」
当然です、という答えに、テレンシアの表情筋がぴくりと動く。
「それだけじゃございませんでしょう? 本夫を目指しているんだと聞きましたわ」
「ああ、ご存知なんですね」
頷いてアウレウスはテレンシアの言葉を肯定する。
「そんなこと聞かされていなくても、貴方がクレア様に本気なのは判りますわ」
「……? 勘違いなさっているようですが、私はクレア様を恋愛的な意味で好きな訳ではありませんよ」
覚めた調子のアウレウスに、今度こそテレンシアは呆れ顔になった。何と言っていいか判らずに言葉を探した結果、深く息を吐いてから、アウレウスを見やる。
「……もう一度聞きますけれど、本気でおっしゃってるの?」
「クレア様は面白い方ですし、補佐としても生涯の主にするのは悪くないと思っています。だからこそ本夫になりたいのですから。ですが、恋愛感情と言われますと……困りますね。これは政略結婚の申し出と同じなんですから。ああ、恋愛感情があると周囲にも誤解されていた方が周囲を牽制するのには良いのでしょうか」
半ば自分の考えを整理するかのように言うアウレウスに、テレンシアはそれ以上聞いてやるのを諦めた。
これまでのアウレウスの行動を、テレンシアは思い出して呆れる。バシレイオスがクレアにアプローチしようとするとき、ほぼ口出しをしないものの刺すように睨んでいた。
クレアが編入して初日の昼休憩に、クレアに話しかけようとした時、アウレウスは話しかけてくれるなと態度が物語っていたので、ふたりきりにしてやろうと二人を見送った。
クレアが男子生徒に告白されている時、クレアが断って素直に聞く場合は黙っているが、次の時にその男子生徒がクレアを見つめていると睨むし、話しかける機会をさりげなく奪っていた。
編入初日に、『一緒に居て欲しい』とアウレウスに対してクレアが頼んでいるところを目撃はしたが、それにしたってアウレウスはクレアと一緒にいすぎる。
大体にして、アウレウスは常にクレアと距離が近いのだ。今、テレンシアとアウレウスは並んで歩いているが、紳士的な距離を保たれている。しかし、相手がクレアの場合、肩が触れそうなほど近くに並んでいるし、話しかける時に耳打ちする回数がやたらと多かったりで、補佐ではなくまるで盲目的な恋人だ。
あんなに独占欲丸出しでクレアの傍に侍っていて結婚したいとまで自分で言っているのに、本人は恋愛感情ではない主張しているのだから恐ろしい。
アウレウスは魔法学園を既に卒業し、神官見習いの中でも将来有望とされている人物である。普段の振舞いは有能そのものだし、授業での態度も一度卒業しているとはいえ、優秀なものだ。貴族同士の腹芸に対しても、対応している所を見たことがあるから、勉強ができても地頭が悪いということもない筈だ。
それなのに恋愛事に関しては、馬鹿と言う他ないだろう。
テレンシア自身、初恋がバシレイオスで恋愛経験が豊富なのかと言われれば、そうではない。しかしそんなテレンシアでも一瞬で判るくらいの気持ちが漏れ出ている状態で、これだけ彼女が突っ込んで聞いてやってもアウレウスが自身の感情を認める様子がない。
無自覚とは恐ろしいものである。
「……まあ、こういうことはご自身で気付かれませんと、意味がありませんしね」
ふう、と溜め息をついて、テレンシアは小さくぼやく。
そうしてお気遣いの淑女たるテレンシアは、アウレウスの無自覚に関して見守ることに決めたのである。決して、呆れてさじを投げたのではない。
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