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第14話 招かれざる客
しおりを挟む「これはこれは。市議会議員様とお茶会とは実に優雅ですね」
もっさりとした黒髪に薄く髭を生やした刑事が、開口一番に皮肉を浴びせる。金澤氏は訪問者の横柄な態度など気にする様子もなく、
「いやはや、自宅に三人もの刑事さんをお招きするのは初めてです。なかなかできない貴重な経験ですな」
場違いに喜びの声を上げながら、ドア付近に立ったままの男二人にソファを勧める。
「いえ、話はすぐ済みますのでこのままで結構」
髭の刑事は断りを入れると、後ろに控えた若手刑事へ視線を送る。部下らしい男は慌てて手帳とペンを構え、髭の男に小さく頷いてみせた。
「金澤さん。トクミツ建設株式会社の社長が殺された事件はご存知ですか」
「ええ。先ほど、こちらの刑事さんとその話をしていたところですよ。昨日の昼のニュース番組で知りました。非常にショックを受けています」
「あなたは、生前の徳光社長とよく会っていましたよね」
「立浜市に新設予定のテーマパークについて度々打ち合わせをしていました。彼の会社に建設を依頼していたのです」
「徳光社長と最後に会ったのはいつですか」
「二週間ほど前ですね。彼の会社を訪問して、いつも通り打ち合わせをしました。社長と直接会ったのはそれが最後ですが、三日前に電話で声を聞きましたよ」
「その電話も仕事の話ですか」
「そうです。ついでに言っておきますと、その電話で社長に変わった様子はなかったと思いますよ。普段通りの声でした」
先の時也との会話がそのまま繰り返されるが、金澤氏は嫌な顔ひとつせずに澱みなく証言する。髭男は瞬時言葉を切ると、
「昨日の夕方から今朝にかけてのあなたの行動をお聞かせ願えますか」
「おっと、アリバイ確認ですね。しかし、アリバイを訊かれたからってイコール犯人ではないのですよね」
「関係者全員に同じ質問をしています」
髭の刑事はぶっきらぼうに答える。無駄な会話に時間を割きたくないのだろう。
「昨日は、夜の八時頃まで事務所で仕事をしていました。途中まで事務スタッフと一緒でしたが、七時前には全員帰っています。八時過ぎに、佐伯という運転手に自宅まで送迎してもらいました。それからはずっと自宅に。私は独り身ですので、帰宅以降のアリバイを証明してくれる人はいません。今朝は彼が家を訪ねるまでは、やはり一人でした」
彼、のところで時也を手で示す。髭の男は一瞬だけ胡散臭そうな視線を向けたものの、すぐに興味を失ったように目を逸らした。
「では、最後にひとつ質問させてください。徳光社長が仕事上で抱えていたトラブルについて心当たりはありますか。あなたとの間でもほかの取引先との揉め事でもいい」
「立浜ネクストワールドの建設に関しては順調に話が進んでいました。彼の会社とトラブルだなんてとんでもない」
氏は力強い口調で言い切ってから、「ただ」と顔を曇らせる。
「ほかの会社との厄介事については、心当たりがないこともない」
「と、言いますと」
「徳光社長が、同業者らしい男と言い争っている場面を見ました。徳光さんの事務所で打ち合わせをしていたとき、作業着姿の男が突然『裏切り者!』と怒鳴り込んできたのです。二人の間でどんな会話が交わされていたのか、そこまでは関知していませんが」
「それは興味深い証言ですね。捜査の参考にさせてもらいましょう」
手帳を閉じる乾いた音が、部屋にこだました。
「今日はこの辺で失礼します。もし事件について何か思い出したら、こちらまでご連絡ください」
髭の刑事から名刺を受け取ると、氏は切実な声で客人に訴えた。
「徳光社長を殺した犯人を、早く捕まえてください。彼を失ったお陰で立浜ネクストワールドの計画は頓挫したも同然です。彼もさぞ無念に違いない。一刻も早い犯人逮捕を願っています」
髭男と若い刑事は軽く一礼し、足早に玄関口へ向かう。やがて扉が閉まる音とともに屋敷を静寂が包み込んだ。金澤氏は大きく肩を上下させると、
「いやはや、刑事さんにも色々なタイプがいるものだな」
名刺を大理石のテーブルに置き、苦笑する。〈K県警察刑事部捜査一課強行犯三係 警部補 青柳樹〉の名前に時也は見覚えがない。淡々とした話し方がどうにも掴みどころのない印象だった。青柳が本庁の刑事なら、もう一人の若い男は所轄の刑事部所属でコンビを組んでいるのだろう。警部補ならば捜査チームを牽引するポジションだ。今後の作業で厄介な存在にならなければよいのだが。
「新宮さん。先ほどの刑事さんだが、どう思うかね」
「どう、とは」
市議会議員は困惑したような顔で「つまりだね」と口籠もる。
「私は、やはり徳光社長の事件で疑われているのだろうか」
「あの手の質問は関係者全員に行っていますし、アリバイがないだけで犯人扱いするなんて杜撰な捜査はしません。彼らもプロの刑事ですから」
第一、金澤氏には時也たち公安一課が二十四時間体制で張り付いている。仮に彼が徳光社長を殺害したのだとすれば、実行役が別に存在しているか遠隔操作でもしない限り犯行は不可能だ。
「そうか。それを聞いて安心したよ……さて、招かれざる客との会話でコーヒーが冷めてしまったな」
気を取り直したように明るい口調で言うと、コーヒーカップを手にキッチンへ駆け込む。時也も微笑みながら、
「時の止まったお茶会なら、コーヒーも冷めない魔法がかかっていそうなものですが」
刑事の冗談に、金澤氏はけらけらと笑い返した。
時也が金澤邸でお茶会に興じている頃、落合巡査部長は立浜市内の旅館を訪れていた。
都会の喧騒から隔離されたような裏寂しい通りに軒を構え、お世辞にも繁盛しているとは言い難い外観だ。インターネットの旅行サイトで検索してもヒットせず、知らない人であればまず営業しているとは思わないだろう。〈風雷館〉の厳つい名前に反して、台風が直撃すれば呆気なく崩落しそうな二階建ての木造建築物。落合はその玄関口に立つと、挨拶もなしに靴を脱いでそのまま目の前の階段を堂々と上った。
一段踏む度にギシギシと危なげな音が響き、いつ踏み外してもおかしくない。それでも何とか二階まで辿り着くと、黴臭い廊下の突き当たりまで迷いなく進んで襖を開ける。意外にも、部屋には客が逗留していた。麻の甚兵衛を着込んだ中年の男が煙管を燻らしている。男はのんびりとした仕草で落合に顔を向けると、鼻から盛大に煙を吹き出した。
「人様の部屋を訪ねるときはノックするのが礼儀だろうが」
眼鏡のカラーレンズ越しに鋭い視線を飛ばす。あらゆる修羅場を潜り抜けたスジ者らしい、ただならぬ雰囲気を身に纏っていた。
「あんたに会うと、親しき仲にも礼儀ありって言葉を何故か忘れちまうんだよな」
「なら仕方がないな。俺とお前は大して親しくもないんだからよ」
濁声で笑う男に、パーマ頭は「そりゃそうだ」と事も無げに言い返す。そのまま部屋へ足を踏み入れると、勧められていもいないのに手近にあった座布団を引き寄せて胡座をかいた。
「今日はあんたに訊きたいことがあって来た。でかいヤマになるかもしれねえんだ、ちょいと協力してほしい」
「どこの世界に、サツの手柄に力を貸すヤクザがいるものか」
「現役ならそうだろうが、あんたはもうカタギじゃねえか」
「それが人にものを頼むときの態度かね。俺とあんたの間にはルールがあるだろうが」
落合はこれみよがしに舌打ちすると、スーツのポケットから手のひらサイズのある物を取り出した。繊細な椿模様をあしらった包み紙が手の中から姿を現した途端、男の顔が綻ぶ。
「〈椿製菓堂〉のフルーツ大福じゃねえか。しかも、その包み紙のデザインは季節限定のものだ」
「流石は大林の爺さん、お目が高いな。夏季限定のマンゴー大福だ」
大福に手を伸ばそうとする男だが、落合はさっと腕を持ち上げる。
「情報が先だぜ、爺さん。マンゴー大福に見合う質のものを頂かねえとな」
「わかった、わかった。椿製菓堂はここから遠くてそう気軽に行ける店じゃねえからな」
男は「よいしょ」と立ち上がると、コンセントを繋ぎっぱなしのポットに指を伸ばす。電源を入れたら今度は戸棚から湯呑みと小皿を取り出して、畳にセッティングを始めた。
「大福ならやっぱり日本茶だな。京都にいる子分からこの前良い茶葉を送ってもらったんだよ」
ポットの湯が沸き、二人分のお茶と茶請けが畳に並ぶ。椿製菓堂のマンゴー大福、二個で税込み千百円成り。
「で、今回はどんなヤマを掘り起こそうってんだ」
「昨日起きたトクミツ建設会社の社長殺し。当然あんたも知っているよな」
「ああ。昼のニュースで何やら騒いでいたな。大して興味も無かったらすぐチャンネルを切り替えたよ」
オンボロ旅館には不釣り合いに立派な液晶テレビが、落合の背後に鎮座している。真っ黒な画面は埃一つ被ってない。
「殺された徳光社長が、野嶋組の元構成員だったことは知っているか」
徳光殺しが起きてすぐ、落合は組対部のデータベースを引っ張って徳光仁と暴力団との繋がりを探っていた。徳光は二十代の頃ヤクザの世界に身を投じ、傷害や器物損壊などの前科が付いている。だが、二十九歳で起こした知人との喧嘩騒ぎを機に犯罪歴はパッタリと途絶えていた。トクミツ建設のホームページで社長経歴を略読すると、会社を興したのは三十五歳の時。暴力団からきっぱり身を引いて一念発起したようだ。
興味深いのは、徳光が過去に所属していた暴力団だ。野嶋組——葵組の元組長がやがて袂を分かつ組織に、徳光は数年の間籍を置いていたのである。
「どうやらそうらしいな。別に珍しくもないだろう」
頬を掻きながら、気のない口調で返す。その視線は目の前のマンゴー大福にちらちらと送られていた。
「野嶋組と言えば、二次団体の葵組と四年前に大規模抗争を繰り広げた組織だ。この騒ぎも、勿論あんたなら関知しているだろ」
「ああ、野嶋組と派手な喧嘩をやらかしたところか。あそこの組はとっくに解体しているだろ」
「そこなんだが、葵組は本当に組織解体したのか?」
大林と呼ばれた男は、ほぼ消えかけた眉を器用に持ち上げる。大福から逸れた視線がパーマ頭に向けられた。
「どういう意味だよ」
「実は、葵組がある商売で一儲けしているかもしれないって話を小耳に挟んでいる。その噂を調べようとしていた矢先の徳光殺しだ。もしかすると、両者がどこかで繋がっているんじゃないかと思ってな」
「今時、ヤクザの商売なんて大して儲からねえだろ。その噂も眉唾物だな」
「噂も掘り起こしてみりゃ案外宝の山って可能性もあるぜ。それとも、隠居者の情報網はその程度の噂も調べられねえのか」
「随分とでかい口を叩くじゃねえか。万年巡査部長止まりのパーマ刑事さんよ」
互いに一歩も引かぬ睨み合いは一分以上続いたが、大林が先に折れた。灰色がかった息を吐くと、日本茶をゆっくりと一口啜る。
「葵組ねえ……あそこの組長さんも、野嶋の親父と随分揉めていたっけな」
「抗争の引き金が情婦絡みってのは本当か」
「ありゃ、おまけみたいなものだよ」
「おまけ?」
男はいつの間にか包み紙を開き、マンゴー大福を一口頬張っていた。カラーレンズ越しの両目が三日月形に笑っている。
「葵組の組長さんが野嶋組の客を横から掻っ攫ったのさ。ついでに野嶋の親父が気に入っていた情婦も。それに激怒した野嶋組が、葵組を粛清したってわけだ」
「当時の葵組の組長といえば、時任忍だったか」
「ああ。正直、時任ならやりかねないなとは思っていたさ。あいつは暴力団界きってのプレイボーイだったから。まあ俺にゃ負けるがな」
男は豪快に笑った。落合は相手の禿げた額を見ながら「左様ですか」と短く返す。
「たしかに時任忍は二枚目だったな。しかも、あの優面に似合わず狡猾なところがあった」
「狡猾ってよりも、あいつは天然の人たらしだよ。知らずのうちに敵を味方にしちまうんだ。だからこそ想定外のところで恨みを買うし、意外なところで裏切られる」
「時任が築いた人脈が今も生きていて、葵組が密かに商売をしている線はあり得ないか」
「葵組の最盛期を支えていたのは間違いなく時任のカリスマ性だ。それを失った今、まともに機能しているとも思えねえが」
「そこも含めて調べてくれ。葵組は書類上だと解散した体になっちゃいるが、どうにも裏でこそこそ動いている気がしてならない。特に、トクミツ建設と葵組の関係について可能な限り洗ってほしい」
蛇の道は蛇、ヤクザのことはヤクザに訊ねるのが手っ取り早い。かつては関東地域随一の暴力団として東凰会と肩を並べていた〈白虎隊〉の元組長。現在は、関東圏の暴力団事情を誰よりも知る情報通——それが大林廉という男である。
「じゃ、よろしく頼むわ」と礼もそこそこに立ち上がった落合を、男はしかめ面で見上げる。
「おいおい、俺はまだ引き受けるなんて一言も」
「あんたは引き受けるさ。そのためにクソ高い大福をわざわざ二つも買ったんだからな。貢物の分は働いてもらわなくちゃ困るぜ」
小皿の上で寄り添う二個の大福とパーマ男を交互に見やる大林。客人のために淹れたであろう湯呑みの日本茶からは、まだ微かに湯気が立ち昇っていた。
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