哀しい兎に笑ってほしくて

卵丸

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大切な関係

どうしてほしい?※性描写有り

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分かりきった事だけど、やっぱり人前で脱ぐのは恥ずかしい行為だし、相手はもう一度パートナーになった相手に見せるのは少し抵抗があった。

「・・・・・・・・。」

「自分では難しいかな・・・ねぇ圭兎君、俺にどうしてほしい?」

中村陸がさりげなく助け舟を出してくれたがそれでも羞恥が勝ってしまい俯いて沈黙しているとアイツは俺のズボンのチャックに手を伸ばしてニヤつきながらもう一度呟いた。

「俺にどうしてほしい?」

(本当にムカつく男だな!)

「・・・・・・。」

「黙ったままじゃあ分からないよ?圭兎君には口があるでしょ?俺は命令やコマンドじゃなくて圭兎君の意思で言ってほしいなぁ。」

聞いたことないほどの甘えた口調にたじろいて期待した俺の身体が熱くなるのが分かり、せめての抵抗でアイツから真っ赤な顔が見えないように俯きながら完全に無音じゃなきゃ聞こえないぐらい小さく呟いた。

「脱がしてほしい・・・。」

「言えて偉いね、いい子」

中村陸は満足そうに俺の頭を優しく撫でた後、俺のズボンのチャックに手を掛けた。俺は今から起こる行為に心臓が高鳴りながらも硬直するしかなかった。

「腰、上げて?」

「・・・・・・。」

俺は顔を真っ赤にして目を強く瞑りながら腰を浮かすとアイツは鼻歌を歌いながらチャックを開けてズボンをゆっくり丁寧に下ろした。そして中心が湿っている下着を眺めて嬉しそうに笑ったので俺は苦虫を噛み潰したような顔をしたが案の定、アイツには気にせずに下着もゆっくり脱がすと勢いよく"ぶるん!"と効果音が付きそうな感じで先が濡れている性器が元気よく勃っていた。

「ふ・・・ふふ・・・元気がいいね~。」

「なっ笑ってんじゃねーぞ!そんで、突くなー!!」

先端を楽しそうに突く中村陸に怒ったがアイツの顔が俺の性器に近づき口を大きく開くとゆっくり咥え舌を絡めながら慰めてきた。

「んっ・・・いきなっり・・・咥えんな・・・。」

「ふぅ・・・ん・・・・ふふ・・・きもひよさそう。」

「しゃ・・・しゃべんな!」

アイツの優しそうに見つめる瞳と目が合って心臓が早まるのを感じながら俺は続きをさせる為に腰を動かすとアイツは満足そうな顔をして上下にゆっくり動かしながら俺の性器を慰めた。

「ふ・・・やぁ・・・あっ・・・あっ!?」

悔しいがアイツは結構、上手くて舐められる度に俺の身体は快楽で痙攣し、喘ぎ声を隠さずに出してしまい羞恥で顔が熱くなるのが嫌でもわかってしまった。

「・・・ン・・・・ふぅ・・・んぐ・・・やぁっ!?」

(駄目・・・早く・・・・イキたい!!)

俺は早く気持ちよくなりたくてプライドを捨てて腰を素早く上下に動かすと中村陸はイキそうになった瞬間に咥えるのを止めて更に俺の性器を手加減はしてくれているが右手で握り、出す事が出来なくて俺はもどかしい快感に溺れた荒い息が静かな部屋に響いていた。

「はぁ・・・はぁ・・・ど・・・して・・・。」

俺は中途半端に放り出されて苛立ちと困惑が混ざり合いながらアイツを睨みつけたが熱を含んだ潤んでいる瞳では効果なんてある訳なくて中村陸は楽しそうに優しい声でとんでもない事を言ってきやがった。

「どうしてほしいかは圭兎君の可愛い声から聞きたいなぁ」

「・・・・ほ・・んと・・・ざけ・・・んな・・・・。」

「別に俺はいいけど、圭兎君はもどかしいでしょ?・・・・どーしてほしい?」

中村陸はせせら笑いながら俺の中途半端にほっとかれて苦しそうに勃っている性器を左の人差し指で上下にゆっくり伝いながら「苦しそうだね~。」と楽しそうに呟いた。

「・・・・・・・どうしてほしい?」

アイツにもう一度聞かれて俺は下唇を強く噛み締めた後、中村陸の満足気な顔を見たくなくて目を瞑りながらどうしてほしいか小さい声で呟いた。

「・・・俺を・・・その・・・・・あーもう、早く気持ちよくさせろバカ!!」

やっぱり悔しくて最後は叫ぶように言うとアイツはキョトンとした顔をした後にクスクス笑い「よく言えました。」と子供を褒めるように頭を優しく撫でた後、アイツは俺の性器をもう一度、咥えて上下に顔を動かしながら再開した。

「あ・・・あぁ!・・・・うぅ・・・・・やぁ!?」

(悔しいけど・・・・やっぱり気持ちいい・・・。)

俺は完全にプライドを忘れて大きく喘ぎながら達そうとしたが今イッてしまうとアイツの口にぶっかけてしまうからアイツの頭をぺちぺち叩いて気づかせようとしたが中村陸は離すどころか奥に進み出して俺は情けない声をあげながら達してしまった。

「なっ・・・なんっでぇ・・・うやぁ・・・やあぁぁぁ!?」

俺の身体が電流が流れるようにビクビク痙攣しながら精液を出してしまった後に俺は目を見開いて中村陸を見るとアイツはやっと離れたが口元から白い液が垂れ流れていてソレをゆっくり飲み込んだ。

「・・・・・・・はぁ?」

「・・・・・うぇ・・・・まず・・・・。」

俺は中村陸の予想外過ぎる行動にあんぐりと口を開けていたがアイツは眉間に深い皺を作り強く目を瞑りながら気持ち悪そうに嘔吐いた。

「・・・・バカじゃねーの?」

「・・・・・好奇心でつい・・・・おぅえぇ・・・。」

「・・・・うがいしてきたら?」

「・・・・・・そーする。」

中村陸はフラフラと頼りなく洗面所に向かう後ろ姿をいい気味だと思いながら見ているとドアに近づいた直後に思いっきり振り向き、青白い顔をしながらアイツは穏やかな笑顔で俺に楽しそうに言った。

「また、しようね?」

「なっ!?・・・はよ行けボケ!!」

俺は羞恥で顔を真っ赤に染めながら怒鳴るとアイツはクスクス笑いながらドアを開けて口を濯ぎに行った。
アイツのうがいが微かに聞こえてきた時にさっきしていたフェラを思い出して横に置いてあった枕に顔を填めて、もがいている所を中村陸に見られてしまい墓穴を掘ってしまったのはまた別の話。




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