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大切な関係
今、楽しい?
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「・・・・・意味がわからん」
俺は今、学校の最寄駅の噴水広場の近くで何故か同室の中村陸を待っていた。
「・・・・・・・・どう足掻いてもわからん!」
一応、考えたがどうしても意味不明だし、俺は昨日の事を呆れながら思い出していた。
***
「・・・・・デート?」
「うん、圭兎君は行きたくない?」
「・・・・・・あの時のようにさりげなくしてくれんの?」
「・・・・・・・・。」
「黙んなよ!」
「それは、お楽しみ。」
中村陸が微笑みながらはぐらかしやがって真面目にどうなるのか分からなかったが今のアイツなら何となく信用出来て俺は仕方なく頷いた。
「まぁ、付き合ってやんよ。」
「・・・・・・ありがとう」
中村陸が一瞬だけ、キョトンとした顔をしたが直ぐに目尻を下げて穏やかな顔でお礼を言ったので少しだけ動揺してそっぽを向くとアイツは気にせずに意味不明な約束を言ってきた。
「でも、待ち合わせはバラバラにしよう!」
「・・・・はあ?そんなめんどくさいことしなくてもいいだろ?」
「いつ来るか分からない楽しみがほしいじゃない。そして何処に行くかもお楽しみな。」
「それもか!?」
「うん、それも」
本気で自由すぎる中村陸に俺は呆れて口をあんぐり開けているとアイツは小さく「間抜け面」と言ったので睨むと更に笑いながら俺の頭をペシペシと優しく叩いた。
「なっなにすんだ!」
「・・・日曜日、楽しみだね。圭兎君」
***
『それに集合時間もとっくに過ぎてるし、何してんだよ!』
待ち合わせから10分経っていて、俺はイラつきながらスマホゲームをして時間を潰していると爽やかな笑顔の中村陸が走ってくるのが見えた。
俺はアイツが近づいた手前で思いっきり舌打ちをしてやったのに本人は気にせずに「おまたせ」と明るい声で言ってきたので拍子抜けてしまった。
「遅れてごめんね?・・・でも、待っててくれてたんだ。」
「るせぇ、遅れんなら一緒に行った方が良かっただろーがバーカ!!」
「・・・・・・遅れたのには理由があるんだよ。」
すると中村陸はベルトポーチのチャックを開けると白い紙袋を取り出して嬉しそうに俺に渡してきた。俺は怪訝に思いながらも恐る恐る貰い、中を探ると銀色のシンプルなバングルが出てきた。それに小さく青い石が嵌っていて太陽の光で反射して俺を見つめているようだった。
「・・・・これって・・・・・・。」
「新しいcollarだよ。」
中村陸は自分の右腕を俺に見せると一緒のやつを嵌めていたが水色の綺麗な石が嵌っていた。
「圭兎君のはラピスラズリで俺のはアクアマリンね。」
「・・・・・・・えっいくらしたんだよ?」
「・・・・・忘れた!」
「はぁ!?宝石だろ!?値段忘れんの可笑しいから!?」
「・・・・・そんな事は気にせずに出かけるよ圭兎君!」
完全に俺の話を無視をした中村陸に右腕を引っ張られて駅に向かい、電車に揺られて1時間後に有名なテーマパークに着いた。
「・・・・・ここって、ラビットドリームランドだ。」
「そう、圭兎君みたいだから来たかったんだよね!」
「・・・・バカにしてんのか!」
「してないよ。ねぇ、カチューシャ買お?」
「ぜってーヤダ!」
俺はそっぽ向むくと中村陸は不貞腐れた顔をして1人でショップ売り場に行くのをつまらなく眺めて約5分後に2つの小さいシルクハットに黒色の小さい兎の耳が着いているカチューシャを買ってきた。
「俺は黒にするから圭兎君は色違いの白の方あげるね?」
「要らんわ」
俺はすぐに断るとアイツは不機嫌な声で「やっぱり」と呟いた後に他の人が見ればときめく笑顔だが俺にとっては恐ろしい笑顔でニヤリと笑い命令をしやがった。
「"絶叫系以外はカチューシャを付けて行動しよう?"」
「なっ・・・てめぇ汚ぇぞ!」
俺はアイツの指示に悔しいが嬉しく感じながら従いカチューシャを頭に付けた。すると中村陸は優しく微笑みながらカチューシャを付けてアイツは自然と手を恋人繋ぎをして一緒に歩いた。
「なぁ、直ぐに外したいからジェットコースターに乗んぞ!」
「えー・・・・いいけど圭兎君ってジェットコースターに乗ったことないよね?」
中村陸の言ってることは正しくて遊園地なんて5歳の頃に1回行ったきりで小さかった俺はジェットコースターなんて無縁だったので初めてだし乗車しているお客さんの甲高い悲鳴が聞こえる度に緊張したがアイツの目の前でダサいことはしたくなかったので無理に口角を上げて中村陸に挑発した。
「別に余裕だし、高い所なんて怖くねーし、お前が怯えてんじゃねーの?」
「・・・・・・・じゃあ、勝負しよ?」
「勝負?」
「ダッサイ悲鳴を上げたら絶対に言うことを聞くゲーム。」
「なんだよそれ!!」
「圭兎君、余裕なんでしょ?」
「・・・おっおう、やってやんよ!勝ったら絶対に言うことを聞けよ!」
「わかった、わかった。」
中村陸のからかっている笑顔にムカつきながら勝負に挑んだが結果は・・・
「ギャアアアアアアアアア!!」
「わぁー」
無様に悲鳴をあげて負けた。・・・・・俺はジェットコースターから降りた後、気分が悪くなり力無く、フラフラとベンチで横になってぶっ倒れた。中村陸は心配そうに頭を優しく撫でてくれたが気分が良くなるまで約20分経ってしまった。
「・・・・・だいぶ・・・・マシになった・・・・。」
「そう、良かった。・・・次からは絶叫系以外に乗ろっか。」
ゆっくり立ち上がった俺にアイツはカチューシャを付けて微笑むと、また恋人繋ぎをして馬では無く兎がモチーフのメリーゴーラウンドに向かった。
初めてのメリーゴーラウンドは穏やかなBGMに合わせて上下にゆっくり動いて、結構楽しかったが歳的に恥ずかしくて中村陸に「楽しかった?」と言われた時に「普通かな」と実にくだらない嘘をついた。
他にもミラーハウスやコーヒーカップ等を乗った後にチュロスを食べながら昼のパレードを見て結構、楽しかった。
「ねぇ、圭兎君、最後に観覧車に乗ろう?」
「はぁ?男同士で?」
「言うことは聞くんでしょ?」
「・・・・・・・・・。」
俺はジェットコースターの件をすっかり忘れてて、深いため息を吐きながらアイツの手を握って観覧車に向かう途中で中村陸は俺の方を振り向いて小さい子に言うように優しく聞いてきた。
「今、楽しい?」
何となく素直になるのが恥ずかしくて命令やコマンドを放ってない事を良いことに俺はまた嘘をついた。
「普通かな。」
ピンク色のゴンドラに乗って俺たちは高い所からの景色を楽しみたかったが俺は家族で1回だけ行った遊園地のことを思い出していた。
父さんが高所恐怖症でガタガタ震えながら呆れて笑う母さんにしがみつき、俺と咲真がゲラゲラ笑っていた・・・・・・。
(あの時にはマジで戻れないのか。)
「・・・・・圭兎君」
「何だよ?」
中村陸に呼ばれてアイツの方を向くと俺の唇に柔らかいものが優しく触れた。アイツは油断した俺にキスをして愛おしそうに俺を見つめていた。
「びっくりしたんだ。・・・可愛い」
「・・・・・てってめぇ!!」
「ちょっと、狭い場所で暴れないでよ。」
俺達はギャーギャー言い合いしていたがゴンドラがてっぺんに着いた時夕日が眩しくてお互いに見とれてしまった。
「綺麗だな。」
「そうだね・・・・・少し意味を変えるね。圭兎君、楽しかった?・・・Say(教えて)」
遂にコマンドを放たれて俺は嬉しさで体温が熱くなるのを感じながらアイツに伝わる様に懸命に口を開いた。
「凄く楽しかった!」
「・・・・・・・そっか、良かった・・・・。」
中村陸は一瞬だけ驚いた顔をした後にそっぽを向いて外の景色に集中した。俺は思っていた反応が貰えずに心配になるとアイツは俺の頭をいつも通りに優しく撫でて褒めてくれた。
「Good(良い子)」
「・・・・・・・あんがと」
(キスしたのは許し難いが頭を撫でてくれたから帳消しにしてやるか。)
観覧車から降りると中村陸はまたベルトポーチから何かを取りだした。それには見覚えがあった。
「・・・・これって」
「うん、もう一度、貰ってくれる?」
「・・・・・・・しょうがねーな。」
俺は赤色のリストバンドをバングルとは違う左腕に嵌めるとアイツは嬉しそうに見つめて「学校ではそっちね?」と明るく言った。
「それは命令?」
俺の言葉に一瞬困った顔をしたが直ぐに爽やかな笑顔で口を開いた。
「お願いだよ。・・・でも次は命令かな?・・・圭兎君、"手を握って"」
中村陸の右手が差し出されて俺は戸惑いながら手を繋ぐと直ぐにアイツが恋人繋ぎをして俺達は傍から見たら男性同士のカップル見たいに見えて俺は顔を真っ赤に染めながら寮に帰宅した。
俺は今、学校の最寄駅の噴水広場の近くで何故か同室の中村陸を待っていた。
「・・・・・・・・どう足掻いてもわからん!」
一応、考えたがどうしても意味不明だし、俺は昨日の事を呆れながら思い出していた。
***
「・・・・・デート?」
「うん、圭兎君は行きたくない?」
「・・・・・・あの時のようにさりげなくしてくれんの?」
「・・・・・・・・。」
「黙んなよ!」
「それは、お楽しみ。」
中村陸が微笑みながらはぐらかしやがって真面目にどうなるのか分からなかったが今のアイツなら何となく信用出来て俺は仕方なく頷いた。
「まぁ、付き合ってやんよ。」
「・・・・・・ありがとう」
中村陸が一瞬だけ、キョトンとした顔をしたが直ぐに目尻を下げて穏やかな顔でお礼を言ったので少しだけ動揺してそっぽを向くとアイツは気にせずに意味不明な約束を言ってきた。
「でも、待ち合わせはバラバラにしよう!」
「・・・・はあ?そんなめんどくさいことしなくてもいいだろ?」
「いつ来るか分からない楽しみがほしいじゃない。そして何処に行くかもお楽しみな。」
「それもか!?」
「うん、それも」
本気で自由すぎる中村陸に俺は呆れて口をあんぐり開けているとアイツは小さく「間抜け面」と言ったので睨むと更に笑いながら俺の頭をペシペシと優しく叩いた。
「なっなにすんだ!」
「・・・日曜日、楽しみだね。圭兎君」
***
『それに集合時間もとっくに過ぎてるし、何してんだよ!』
待ち合わせから10分経っていて、俺はイラつきながらスマホゲームをして時間を潰していると爽やかな笑顔の中村陸が走ってくるのが見えた。
俺はアイツが近づいた手前で思いっきり舌打ちをしてやったのに本人は気にせずに「おまたせ」と明るい声で言ってきたので拍子抜けてしまった。
「遅れてごめんね?・・・でも、待っててくれてたんだ。」
「るせぇ、遅れんなら一緒に行った方が良かっただろーがバーカ!!」
「・・・・・・遅れたのには理由があるんだよ。」
すると中村陸はベルトポーチのチャックを開けると白い紙袋を取り出して嬉しそうに俺に渡してきた。俺は怪訝に思いながらも恐る恐る貰い、中を探ると銀色のシンプルなバングルが出てきた。それに小さく青い石が嵌っていて太陽の光で反射して俺を見つめているようだった。
「・・・・これって・・・・・・。」
「新しいcollarだよ。」
中村陸は自分の右腕を俺に見せると一緒のやつを嵌めていたが水色の綺麗な石が嵌っていた。
「圭兎君のはラピスラズリで俺のはアクアマリンね。」
「・・・・・・・えっいくらしたんだよ?」
「・・・・・忘れた!」
「はぁ!?宝石だろ!?値段忘れんの可笑しいから!?」
「・・・・・そんな事は気にせずに出かけるよ圭兎君!」
完全に俺の話を無視をした中村陸に右腕を引っ張られて駅に向かい、電車に揺られて1時間後に有名なテーマパークに着いた。
「・・・・・ここって、ラビットドリームランドだ。」
「そう、圭兎君みたいだから来たかったんだよね!」
「・・・・バカにしてんのか!」
「してないよ。ねぇ、カチューシャ買お?」
「ぜってーヤダ!」
俺はそっぽ向むくと中村陸は不貞腐れた顔をして1人でショップ売り場に行くのをつまらなく眺めて約5分後に2つの小さいシルクハットに黒色の小さい兎の耳が着いているカチューシャを買ってきた。
「俺は黒にするから圭兎君は色違いの白の方あげるね?」
「要らんわ」
俺はすぐに断るとアイツは不機嫌な声で「やっぱり」と呟いた後に他の人が見ればときめく笑顔だが俺にとっては恐ろしい笑顔でニヤリと笑い命令をしやがった。
「"絶叫系以外はカチューシャを付けて行動しよう?"」
「なっ・・・てめぇ汚ぇぞ!」
俺はアイツの指示に悔しいが嬉しく感じながら従いカチューシャを頭に付けた。すると中村陸は優しく微笑みながらカチューシャを付けてアイツは自然と手を恋人繋ぎをして一緒に歩いた。
「なぁ、直ぐに外したいからジェットコースターに乗んぞ!」
「えー・・・・いいけど圭兎君ってジェットコースターに乗ったことないよね?」
中村陸の言ってることは正しくて遊園地なんて5歳の頃に1回行ったきりで小さかった俺はジェットコースターなんて無縁だったので初めてだし乗車しているお客さんの甲高い悲鳴が聞こえる度に緊張したがアイツの目の前でダサいことはしたくなかったので無理に口角を上げて中村陸に挑発した。
「別に余裕だし、高い所なんて怖くねーし、お前が怯えてんじゃねーの?」
「・・・・・・・じゃあ、勝負しよ?」
「勝負?」
「ダッサイ悲鳴を上げたら絶対に言うことを聞くゲーム。」
「なんだよそれ!!」
「圭兎君、余裕なんでしょ?」
「・・・おっおう、やってやんよ!勝ったら絶対に言うことを聞けよ!」
「わかった、わかった。」
中村陸のからかっている笑顔にムカつきながら勝負に挑んだが結果は・・・
「ギャアアアアアアアアア!!」
「わぁー」
無様に悲鳴をあげて負けた。・・・・・俺はジェットコースターから降りた後、気分が悪くなり力無く、フラフラとベンチで横になってぶっ倒れた。中村陸は心配そうに頭を優しく撫でてくれたが気分が良くなるまで約20分経ってしまった。
「・・・・・だいぶ・・・・マシになった・・・・。」
「そう、良かった。・・・次からは絶叫系以外に乗ろっか。」
ゆっくり立ち上がった俺にアイツはカチューシャを付けて微笑むと、また恋人繋ぎをして馬では無く兎がモチーフのメリーゴーラウンドに向かった。
初めてのメリーゴーラウンドは穏やかなBGMに合わせて上下にゆっくり動いて、結構楽しかったが歳的に恥ずかしくて中村陸に「楽しかった?」と言われた時に「普通かな」と実にくだらない嘘をついた。
他にもミラーハウスやコーヒーカップ等を乗った後にチュロスを食べながら昼のパレードを見て結構、楽しかった。
「ねぇ、圭兎君、最後に観覧車に乗ろう?」
「はぁ?男同士で?」
「言うことは聞くんでしょ?」
「・・・・・・・・・。」
俺はジェットコースターの件をすっかり忘れてて、深いため息を吐きながらアイツの手を握って観覧車に向かう途中で中村陸は俺の方を振り向いて小さい子に言うように優しく聞いてきた。
「今、楽しい?」
何となく素直になるのが恥ずかしくて命令やコマンドを放ってない事を良いことに俺はまた嘘をついた。
「普通かな。」
ピンク色のゴンドラに乗って俺たちは高い所からの景色を楽しみたかったが俺は家族で1回だけ行った遊園地のことを思い出していた。
父さんが高所恐怖症でガタガタ震えながら呆れて笑う母さんにしがみつき、俺と咲真がゲラゲラ笑っていた・・・・・・。
(あの時にはマジで戻れないのか。)
「・・・・・圭兎君」
「何だよ?」
中村陸に呼ばれてアイツの方を向くと俺の唇に柔らかいものが優しく触れた。アイツは油断した俺にキスをして愛おしそうに俺を見つめていた。
「びっくりしたんだ。・・・可愛い」
「・・・・・てってめぇ!!」
「ちょっと、狭い場所で暴れないでよ。」
俺達はギャーギャー言い合いしていたがゴンドラがてっぺんに着いた時夕日が眩しくてお互いに見とれてしまった。
「綺麗だな。」
「そうだね・・・・・少し意味を変えるね。圭兎君、楽しかった?・・・Say(教えて)」
遂にコマンドを放たれて俺は嬉しさで体温が熱くなるのを感じながらアイツに伝わる様に懸命に口を開いた。
「凄く楽しかった!」
「・・・・・・・そっか、良かった・・・・。」
中村陸は一瞬だけ驚いた顔をした後にそっぽを向いて外の景色に集中した。俺は思っていた反応が貰えずに心配になるとアイツは俺の頭をいつも通りに優しく撫でて褒めてくれた。
「Good(良い子)」
「・・・・・・・あんがと」
(キスしたのは許し難いが頭を撫でてくれたから帳消しにしてやるか。)
観覧車から降りると中村陸はまたベルトポーチから何かを取りだした。それには見覚えがあった。
「・・・・これって」
「うん、もう一度、貰ってくれる?」
「・・・・・・・しょうがねーな。」
俺は赤色のリストバンドをバングルとは違う左腕に嵌めるとアイツは嬉しそうに見つめて「学校ではそっちね?」と明るく言った。
「それは命令?」
俺の言葉に一瞬困った顔をしたが直ぐに爽やかな笑顔で口を開いた。
「お願いだよ。・・・でも次は命令かな?・・・圭兎君、"手を握って"」
中村陸の右手が差し出されて俺は戸惑いながら手を繋ぐと直ぐにアイツが恋人繋ぎをして俺達は傍から見たら男性同士のカップル見たいに見えて俺は顔を真っ赤に染めながら寮に帰宅した。
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