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トラウマ
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鈴矢side
俺は女性が大嫌いやった。理由はシンプルに貶されたからだ。
*
大阪に生まれて、親の都合で小学六年生の時に東京に引っ越した。
俺が中学生の時、地味なぱっつんの黒髪に丸眼鏡をかけていた。
そのせいでつけられたあだ名は「丸尾君」で明るい性格のお陰で虐めは無かったが、女子には不人気だった。
ある日、誰もいない下駄箱で同じクラスの女子に告白された。
「藤野君、付き合ってほしいの!」
「・・・・付き合うって何処に行けばいいん?」
すると彼女は頬を膨らませて、俺を睨んできた。
「んもう!、そう言う意味じゃなくて、告白してんの!」
その言葉に必死でポーカーフェイスをしていたが、心の中はドギマギしていた。
「・・・・・ほんまに?」
俺が恐る恐る聞くと、彼女は可愛らしく微笑んで言った。
「ほんまやで!」
関西弁のイントネーションが気になったが、初めて、女子が接してくれて嬉しかったので告白を受け取った。
その日から彼女と楽しい時間を過ごして、早速俺の家に連れてきて部屋に入った時に小さいうさぎやリス等が服を着ている小さいフィギュアと赤い屋根のお家が目に入ったのか、これを俺に聞いてきた。
「これってファミリーのやつだよね?」
「せやで、俺コーディネーターになりたくてな、この子らの服を作ってんねん。他にミカちゃん人形とかパーピー人形の服も作ってるんよ」
俺は自分で作った人形達を彼女に見せるとキラキラした表情をしながら人形を眺めていた。
「うわぁ~凄ーい!これ全部、鈴矢君が作ったの?」
「せやで、基本ドレスとかが多いかな?」
「どうして、ドレスを沢山作るの?」
その質問に少し恥ずかしさを感じながらゴニョゴニョ答えた。
「・・・小さい頃な従姉妹のお姉さんの結婚式に着とったドレスが可愛くてな、このドレスは俺は着れないのは分かっとるから、せめて、自分で考えて作ったドレスを好きな人に着てほしいねん!」
俺の言葉に彼女は微笑み頷いてくれた。
「そうなんだね。本当に服を作るの楽しいんだ!」
「なはは、そうなんよ!」
彼女に俺が作ってきた服を説明しながら見せていたが、目が光ってなくて気になったがなるべく分かりやすく話した。
*
彼女が俺の家で遊びにきてから三日が経ち、廊下の端っこで彼女を見つけて、名前を呼ぼうとすると、彼女以外にも二人の女子生徒がいて何かを話していた。
「藤野のが人形遊びしてるのってマジ!?」
「しかも、ミカちゃん人形とか普通に引くわ~」
女子生徒が俺の悪口を言うと彼女は含み笑いをして俺のことを話していた。
「あいつさ、ドレスの種類をめっちゃ言ってきて、話が止まんなくて、すっごく面倒くさかったんだよね。しかも、人形の服を作ってる時点で気持ち悪いし!」
その言葉に頭が真っ白になって彼女に声を掛けらるのを止めて、近くにあった男子トイレの個室に入り込んだ。
トイレの便座に腰をかけて俺は溢れる涙をトイレットペーパーで何回も拭いた。チャイムが鳴り、授業時間になったが、教室には戻らずトイレでボーッと静かに座った。
「・・・・・・・別れよう。」
俺の小さい一言は掃除をされてないトイレの中に虚しく響いた。
俺は一応、彼女を傷付けないように考えて誰も居ない帰り道にさり気なく別れ話に出した。
「あのさぁ・・・・そろそろ別れへん?」
「えっどうして?」
俺の言葉に彼女は驚いた顔をして今でも泣きそうになっていた。
『なんで、自分が泣きそうになってんねん!』
俺はイライラするのを我慢して理由を吐いた。
「・・・あー・・・・実はな羽美ちゃんと居るの疲れてしまってな、少し、一人になりたいってゆーか・・・えーと・・・・ほんまにごめんなぁ。」
確かにあの悪口から羽美ちゃんと居るのが正直嫌だった。また自分の趣味を話したら気持ち悪がられるし、彼女の話は可愛い物の話で嫌いではないが、前に映えるソフトクリームを写真で撮ったら、捨てようとしてたので注意をすると平然とした顔で「食べると太るもん!」とほざいて俺に押し付けてきたので、丁度冷めていたのだ。
その言葉に羽美ちゃんは悲しい笑顔で頷いてくれて一件落着と思われたが次の日、怒りを隠しきれていない女子グループから、放課後の教室に囲まれた。
「あのさぁ、羽美可哀想じゃん!」
「居るのが疲れるってどうゆう意味?」
「羽美がアンタに何したってゆうのよ!」
羽美ちゃんを含めた四人が後ろのロッカーの場所で俺をグイグイ攻めてきてパニックになった。
「え・・・あの・・・」
俺に対してギャーギャー叫んでくる女子達に嫌気が差して、俺は正直にソフトクリームの事を話した。
「この前、羽美ちゃんとソフトクリーム食べに行ったんやけど、ソフトクリームの自分の写真を撮ったら捨てようとしてたから注意をしたら「太るもん!」って言ってきて俺に押し付けてきたから少し嫌やなぁ~と思て、別れようって言ったんや。」
俺は理由を話すと、女子達は羽美ちゃんの方に振り返り、確認しようとすると彼女は腕で顔を隠して呻き声をあげた。
「う・・・ひっく・・・・すずや・・くん・・・ひどいよ・・・」
彼女は泣き出したのだ。女子達は羽美ちゃんを囲んで話していた。
「羽美、大丈夫?」
「・・・・だって、鈴矢君が言ってること、私じゃなくて鈴矢君がソフトクリームを捨てようとしたんだもん!」
「・・・・え??」
『こいつ・・・何て言ったん?』
俺が動揺していると1人の女子が俺の近くまで来て、睨み付けて怒鳴ってきた。
「じゃあ、あんたが嘘ついてんじゃねーか!!」
「えっちょ・・・・・」
「鈴矢君、ソフトクリームの事を指摘したから、私をを悪者にするんだァ」
彼女は俺が唖然とするぐらいわーんと泣き出して、正々堂々嘘をついた。
「本当にサイテー自分の事しか考えてないじゃん!」
「くたばれ!地味眼鏡!」
「・・・・・・・・・・。」
俺は女子達の言葉を完全無視をして、羽美ちゃんをみると彼女の顔は涙一滴所がよく見たら、少しニヤついていた。
『・・・・この野郎!!』
「ちょっと聞いてんの・・・きゃあ!!」
俺は一人で女子の肩を押して転がせると、俺は真顔で羽美ちゃんを見つめて小さく彼女に呟いた。
「・・・・俺さぁ聞いたんやけど、人形のドレスを作ってんの馬鹿にしてたよなぁ?」
「・・・えっ何で知って・・・・」
「知って」まで言って彼女はしまった!と言わんばかりに掌を口に宛てたが、もう遅かったし、今いる女子グループの二人が俺の悪口に参加してたので冷や汗をかいてそっぽを向いていた。
「俺、あの時から別れたかったけど我慢したんよ?せやけど羽美ちゃんは気持ち悪いってほざくし、嘘は吐くし、・・・・・はぁー・・・羽美ちゃんって見た目はめっちゃ可愛いけど、中身ドブスやなぁ・・・・・。」
彼女は本当に静かに泣き出した所で俺は鞄を持って、彼女達を一睨みしてから、教室を出ていった。俺はため息をついて彼女と撮ったプリクラの写真をゴミ箱に捨てた。
それ以来、羽美ちゃん達は話しかけなくなったし、自分が正しくて当たり前な女が嫌いになった。それ以来、俺は自分好みの女性になりきって、SNSにアップして遊んでいたが、ドレスの写真の鎖骨と喉仏を消すのを忘れて男性だとバレて炎上してから、コスプレしか挙げないようにした。それが大人気になって活躍したがなにか足りなかった。
『やっぱ、俺可愛い女になりたいなぁ・・・・・。』
そう思いながら大学生になったある日、女装して泣きそうな子を見つけたのだ・・・・。
*
「それがアキちゃんなんよ。」
俺は頭を撫でると、アキちゃんは悲しそうな表情をして俺を見つめていた。
「真里亜姉さんは藤野先輩の意見を否定したから怒ちゃったんですか?」
「・・・・まあ、そうなるわなぁ。ホンマに堪忍な!」
俺はなるべく、笑うとアキちゃんは考える素振りをして、顔を赤くして俺の手を握って、提案を叫んだ。
「先輩、僕・・・・先輩にはお世話になってるので、先輩を女性にしても良いですか?」
「・・・・・・・・・・・・はい??」
俺の間抜けな声が図書室に情けなく響いた。
俺は女性が大嫌いやった。理由はシンプルに貶されたからだ。
*
大阪に生まれて、親の都合で小学六年生の時に東京に引っ越した。
俺が中学生の時、地味なぱっつんの黒髪に丸眼鏡をかけていた。
そのせいでつけられたあだ名は「丸尾君」で明るい性格のお陰で虐めは無かったが、女子には不人気だった。
ある日、誰もいない下駄箱で同じクラスの女子に告白された。
「藤野君、付き合ってほしいの!」
「・・・・付き合うって何処に行けばいいん?」
すると彼女は頬を膨らませて、俺を睨んできた。
「んもう!、そう言う意味じゃなくて、告白してんの!」
その言葉に必死でポーカーフェイスをしていたが、心の中はドギマギしていた。
「・・・・・ほんまに?」
俺が恐る恐る聞くと、彼女は可愛らしく微笑んで言った。
「ほんまやで!」
関西弁のイントネーションが気になったが、初めて、女子が接してくれて嬉しかったので告白を受け取った。
その日から彼女と楽しい時間を過ごして、早速俺の家に連れてきて部屋に入った時に小さいうさぎやリス等が服を着ている小さいフィギュアと赤い屋根のお家が目に入ったのか、これを俺に聞いてきた。
「これってファミリーのやつだよね?」
「せやで、俺コーディネーターになりたくてな、この子らの服を作ってんねん。他にミカちゃん人形とかパーピー人形の服も作ってるんよ」
俺は自分で作った人形達を彼女に見せるとキラキラした表情をしながら人形を眺めていた。
「うわぁ~凄ーい!これ全部、鈴矢君が作ったの?」
「せやで、基本ドレスとかが多いかな?」
「どうして、ドレスを沢山作るの?」
その質問に少し恥ずかしさを感じながらゴニョゴニョ答えた。
「・・・小さい頃な従姉妹のお姉さんの結婚式に着とったドレスが可愛くてな、このドレスは俺は着れないのは分かっとるから、せめて、自分で考えて作ったドレスを好きな人に着てほしいねん!」
俺の言葉に彼女は微笑み頷いてくれた。
「そうなんだね。本当に服を作るの楽しいんだ!」
「なはは、そうなんよ!」
彼女に俺が作ってきた服を説明しながら見せていたが、目が光ってなくて気になったがなるべく分かりやすく話した。
*
彼女が俺の家で遊びにきてから三日が経ち、廊下の端っこで彼女を見つけて、名前を呼ぼうとすると、彼女以外にも二人の女子生徒がいて何かを話していた。
「藤野のが人形遊びしてるのってマジ!?」
「しかも、ミカちゃん人形とか普通に引くわ~」
女子生徒が俺の悪口を言うと彼女は含み笑いをして俺のことを話していた。
「あいつさ、ドレスの種類をめっちゃ言ってきて、話が止まんなくて、すっごく面倒くさかったんだよね。しかも、人形の服を作ってる時点で気持ち悪いし!」
その言葉に頭が真っ白になって彼女に声を掛けらるのを止めて、近くにあった男子トイレの個室に入り込んだ。
トイレの便座に腰をかけて俺は溢れる涙をトイレットペーパーで何回も拭いた。チャイムが鳴り、授業時間になったが、教室には戻らずトイレでボーッと静かに座った。
「・・・・・・・別れよう。」
俺の小さい一言は掃除をされてないトイレの中に虚しく響いた。
俺は一応、彼女を傷付けないように考えて誰も居ない帰り道にさり気なく別れ話に出した。
「あのさぁ・・・・そろそろ別れへん?」
「えっどうして?」
俺の言葉に彼女は驚いた顔をして今でも泣きそうになっていた。
『なんで、自分が泣きそうになってんねん!』
俺はイライラするのを我慢して理由を吐いた。
「・・・あー・・・・実はな羽美ちゃんと居るの疲れてしまってな、少し、一人になりたいってゆーか・・・えーと・・・・ほんまにごめんなぁ。」
確かにあの悪口から羽美ちゃんと居るのが正直嫌だった。また自分の趣味を話したら気持ち悪がられるし、彼女の話は可愛い物の話で嫌いではないが、前に映えるソフトクリームを写真で撮ったら、捨てようとしてたので注意をすると平然とした顔で「食べると太るもん!」とほざいて俺に押し付けてきたので、丁度冷めていたのだ。
その言葉に羽美ちゃんは悲しい笑顔で頷いてくれて一件落着と思われたが次の日、怒りを隠しきれていない女子グループから、放課後の教室に囲まれた。
「あのさぁ、羽美可哀想じゃん!」
「居るのが疲れるってどうゆう意味?」
「羽美がアンタに何したってゆうのよ!」
羽美ちゃんを含めた四人が後ろのロッカーの場所で俺をグイグイ攻めてきてパニックになった。
「え・・・あの・・・」
俺に対してギャーギャー叫んでくる女子達に嫌気が差して、俺は正直にソフトクリームの事を話した。
「この前、羽美ちゃんとソフトクリーム食べに行ったんやけど、ソフトクリームの自分の写真を撮ったら捨てようとしてたから注意をしたら「太るもん!」って言ってきて俺に押し付けてきたから少し嫌やなぁ~と思て、別れようって言ったんや。」
俺は理由を話すと、女子達は羽美ちゃんの方に振り返り、確認しようとすると彼女は腕で顔を隠して呻き声をあげた。
「う・・・ひっく・・・・すずや・・くん・・・ひどいよ・・・」
彼女は泣き出したのだ。女子達は羽美ちゃんを囲んで話していた。
「羽美、大丈夫?」
「・・・・だって、鈴矢君が言ってること、私じゃなくて鈴矢君がソフトクリームを捨てようとしたんだもん!」
「・・・・え??」
『こいつ・・・何て言ったん?』
俺が動揺していると1人の女子が俺の近くまで来て、睨み付けて怒鳴ってきた。
「じゃあ、あんたが嘘ついてんじゃねーか!!」
「えっちょ・・・・・」
「鈴矢君、ソフトクリームの事を指摘したから、私をを悪者にするんだァ」
彼女は俺が唖然とするぐらいわーんと泣き出して、正々堂々嘘をついた。
「本当にサイテー自分の事しか考えてないじゃん!」
「くたばれ!地味眼鏡!」
「・・・・・・・・・・。」
俺は女子達の言葉を完全無視をして、羽美ちゃんをみると彼女の顔は涙一滴所がよく見たら、少しニヤついていた。
『・・・・この野郎!!』
「ちょっと聞いてんの・・・きゃあ!!」
俺は一人で女子の肩を押して転がせると、俺は真顔で羽美ちゃんを見つめて小さく彼女に呟いた。
「・・・・俺さぁ聞いたんやけど、人形のドレスを作ってんの馬鹿にしてたよなぁ?」
「・・・えっ何で知って・・・・」
「知って」まで言って彼女はしまった!と言わんばかりに掌を口に宛てたが、もう遅かったし、今いる女子グループの二人が俺の悪口に参加してたので冷や汗をかいてそっぽを向いていた。
「俺、あの時から別れたかったけど我慢したんよ?せやけど羽美ちゃんは気持ち悪いってほざくし、嘘は吐くし、・・・・・はぁー・・・羽美ちゃんって見た目はめっちゃ可愛いけど、中身ドブスやなぁ・・・・・。」
彼女は本当に静かに泣き出した所で俺は鞄を持って、彼女達を一睨みしてから、教室を出ていった。俺はため息をついて彼女と撮ったプリクラの写真をゴミ箱に捨てた。
それ以来、羽美ちゃん達は話しかけなくなったし、自分が正しくて当たり前な女が嫌いになった。それ以来、俺は自分好みの女性になりきって、SNSにアップして遊んでいたが、ドレスの写真の鎖骨と喉仏を消すのを忘れて男性だとバレて炎上してから、コスプレしか挙げないようにした。それが大人気になって活躍したがなにか足りなかった。
『やっぱ、俺可愛い女になりたいなぁ・・・・・。』
そう思いながら大学生になったある日、女装して泣きそうな子を見つけたのだ・・・・。
*
「それがアキちゃんなんよ。」
俺は頭を撫でると、アキちゃんは悲しそうな表情をして俺を見つめていた。
「真里亜姉さんは藤野先輩の意見を否定したから怒ちゃったんですか?」
「・・・・まあ、そうなるわなぁ。ホンマに堪忍な!」
俺はなるべく、笑うとアキちゃんは考える素振りをして、顔を赤くして俺の手を握って、提案を叫んだ。
「先輩、僕・・・・先輩にはお世話になってるので、先輩を女性にしても良いですか?」
「・・・・・・・・・・・・はい??」
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