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自作映画「復讐のキス」
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昔、ヨーロッパに女誑しの我儘王子、レオネ・ギルオルガが住んでいました。レオネは自分の思い通りにならないと直ぐに召使いやメイドをクビにするとんでもない王子でした。
例えば・・・・・
「おい、召使い、僕は花瓶の花は赤い薔薇が良いと言ったのに、これは黄色の薔薇ではないか!」
「大変申し訳ございませんが、庭には黄色の薔薇しか咲いていませんでした。」
「口答えをするなお前はクビだ!」
ある日は
「おい、メイド、紅茶を用意しろ!」
「少々、お待ちください。」
メイドの入れた紅茶はとても濃くてレオネは飲めずに吐き出してしまった。
「げほ、ごほ、とっても不味い!紅茶も作れない無能メイドはクビだ!」
と言う具合にくだらない事にクビにするせいで、残った人達の仕事の量が多くて嘆いていた。
とある日レオネはこっそり城を出てきて、街に出掛けました。
だけど、やっぱりするのは女性にナンパをする事でした。
「お姉さん、僕とティータイムを楽しまないかい?」
彼は我儘だけど、顔は誰よりも美しく女性は皆彼の虜だった。
「良いわよ!ここのお店で良いかしら?」
レオネは一日で十人の女性と遊んだ。夕方位になり、レオネは帰ろうとすると、男性と一緒に美しすぎる女性が仲良く歩いていた。レオネはその女性に一目惚れをしてしまった。
早速レオネは二人に近づくと女性の方を口説いた。
「やぁ、お嬢さんこんな男性より僕と楽しい時間を過ごそうよ!」
レオネはウインクをすると彼女は怪訝そうな顔をして、男性の腕を組んだ。
「ごめんなさい、私には彼が要るの!」
レオネは人生初の女性に振られてしまって、イライラしたがレオネは金貨が入っている袋を男性に持たせると大きな声で嘘をついた。
「助けてくれー金貨泥棒だ!!!」
レオネの大声に街の人達は一斉に振り向き、男性が持っている袋に注目した。
「金貨泥棒だと?」
「確かに持っているな!」
「よし、捕まえよう!!」
街の人達は男性を追いかけると男性も慌てて女性を置いて逃げ出してしまった。
「ロウドさーん!!」
女性は叫んだがロウドの耳には届いてなかった。するとレオネは彼女を路地裏まで無理矢理連れ出して嫌がっている彼女を完全無視をして顔に沢山のキスを落とした。
*
街の人に追いかけられない為に袋を捨てて、逃げたロウドは彼女の名前を口にして叫んだ。
「メイベルー!何処だーい!おーい!」
「ロウドさん・・・・・。」
赤いポストの後ろから彼女の声が聞こえた。
「メイベル、ごめんね大丈夫だった。」
その言葉にメイベルは泣いてロウドの目の前に現れた。彼女の顔は全体的にキスマークが付いていた。
「なんて事を!!あいつはどこだい!」
メイベルは泣きながらロウドに話した。
「・・・私、無理矢理に彼にキスをされたの、私は最初のキスの人はロウドさんに決めてたのに・・・・・ごめんなさい!!」
ロウドは泣いている彼女を強く抱きしめると頭を撫でて、ゆっくりした口調で彼女に聞いた。
「メイベル、彼は顔が美しかったよね?」
「えぇ・・・そうよ。」
「・・・・・多分、この国の王子かも知れないね・・・・・。」
するとロウドは真剣な表情になり、彼女の耳元で宣言を言った。
「僕、あの王子に君の仇をとるよ!」
「でも、どうやって?」
「あの王子は女が大好きだからな・・・だから、それを逆手に取るのさ!」
彼の瞳は復讐の瞳で燃えていた。その瞳を見てメイベルは惚れ直した。
*
この日はレオネ王子の誕生だった。なので国中の人達が大勢集まった。
レオネはこの状況を見て凄く満足しながら美しい女性を探した。
「う~ん、色んな女が要るが大体の奴らはイマイチだなぁ・・・・。」
レオネはため息を漏らすと、ある女性に釘付けになった。彼女はストレートの金髪に睫毛が長くて肌は白くて赤い唇が綺麗でオレンジ色のドレスだとても似合ってて誰よりも美しかった。
レオネは目をハートにして早速彼女に近づいた。
「やぁ、レディ一緒にダンスはどうかな?」
すると彼女は手を握ってレオネに可愛らしく微笑んだ。
「ふふ、一緒に踊りましょう。」
レオネは彼女は背が高くて声が低いと思ったが気にせず恋人繋ぎをしてダンスホールに向かった。
彼女のダンスは少し拙いがレオネがフォローをしてダンスを楽しく踊ると二人はこっそりバルコニーに抜け出した。
「君、名前は?」
「・・・・ロミナよ」
「君はどこの子だい?」
「残念ながら庶民よ。」
その言葉に舌打ちをしそうになったがレオネは爽やかな笑顔でロミナの手を握ると愛の言葉を囁いた。
「君に一目惚れをしてしまった。」
すると、レオネは彼女の唇にキスを落とした。
「私も一目惚れしちゃった。」
そしてロミナからも唇にキスを落とした。
「ふふふ、愛してる」
レオネは幸せになり、抱きつこうとしたら、避けられた。彼は怪訝そうな顔になり、ロミナを睨みつけた。
「どうして、避ける?」
するとロミナはふふふと不気味に笑い出し、遂に頭のウィッグを脱いで、レオネにぶん投げた。
「ぶっ!いきなり何するんだ!って・・・・男?」
レオネのキョトンとした表情にロミナ・・・ロウドは哀れに嘲笑っていた。
「クハハハハ!まんまと騙されたな!僕はあの時、金貨泥棒にされた庶民だよ!!」
「なっ・・・・なな・・・・・。」
レオネは絶望した表情で膝からがくりと項垂れた。それを見て満足したロウドは彼の目の前でニヤリと笑い囁いた。
「ざまぁみろ!!」
ロウドの笑い声が響き、レオネの悔し泣きが響いて、ロウドとメイベルが手を繋いで城を出て幕が閉じた。
そしてエンドロールが流れるとお客さんは部室を出ていった。
「ありがとうございました!」
「暗いので、足元に気をつけてお帰り下さいね。」
すると僕の目の前に由香里姉さんと和姉さんが早速感想を言ってきた。
「レオネ王子役の人かっこよかったね!」
由香里姉さんはイケメン好きでやっぱり、八雲先輩の虜になっていた。
「アキくんの女装可愛かったよ!」
「でも、ストーリーはイマイチだったかも。」
「由香里姉さんは厳しいなぁ~」
言い合っていると、廊下から黄色い悲鳴があがった。
「えっ何!?」
柚木さんが気になり見に行くと彼女も黄色い悲鳴をあげて人物の名を叫んだ。
「きゃあああ!兎菓子 真里亜がウチの大学にいるんだけど!!」
*
「復讐のキス」の人物
レオネ・ギルオルガ・・・八雲 恭弥
ロウド ・・・椎名 晃
メイベル・・・野々原 小百合
召使い・・・曽川 誠一郎
メイド・・・柚木 夏帆
例えば・・・・・
「おい、召使い、僕は花瓶の花は赤い薔薇が良いと言ったのに、これは黄色の薔薇ではないか!」
「大変申し訳ございませんが、庭には黄色の薔薇しか咲いていませんでした。」
「口答えをするなお前はクビだ!」
ある日は
「おい、メイド、紅茶を用意しろ!」
「少々、お待ちください。」
メイドの入れた紅茶はとても濃くてレオネは飲めずに吐き出してしまった。
「げほ、ごほ、とっても不味い!紅茶も作れない無能メイドはクビだ!」
と言う具合にくだらない事にクビにするせいで、残った人達の仕事の量が多くて嘆いていた。
とある日レオネはこっそり城を出てきて、街に出掛けました。
だけど、やっぱりするのは女性にナンパをする事でした。
「お姉さん、僕とティータイムを楽しまないかい?」
彼は我儘だけど、顔は誰よりも美しく女性は皆彼の虜だった。
「良いわよ!ここのお店で良いかしら?」
レオネは一日で十人の女性と遊んだ。夕方位になり、レオネは帰ろうとすると、男性と一緒に美しすぎる女性が仲良く歩いていた。レオネはその女性に一目惚れをしてしまった。
早速レオネは二人に近づくと女性の方を口説いた。
「やぁ、お嬢さんこんな男性より僕と楽しい時間を過ごそうよ!」
レオネはウインクをすると彼女は怪訝そうな顔をして、男性の腕を組んだ。
「ごめんなさい、私には彼が要るの!」
レオネは人生初の女性に振られてしまって、イライラしたがレオネは金貨が入っている袋を男性に持たせると大きな声で嘘をついた。
「助けてくれー金貨泥棒だ!!!」
レオネの大声に街の人達は一斉に振り向き、男性が持っている袋に注目した。
「金貨泥棒だと?」
「確かに持っているな!」
「よし、捕まえよう!!」
街の人達は男性を追いかけると男性も慌てて女性を置いて逃げ出してしまった。
「ロウドさーん!!」
女性は叫んだがロウドの耳には届いてなかった。するとレオネは彼女を路地裏まで無理矢理連れ出して嫌がっている彼女を完全無視をして顔に沢山のキスを落とした。
*
街の人に追いかけられない為に袋を捨てて、逃げたロウドは彼女の名前を口にして叫んだ。
「メイベルー!何処だーい!おーい!」
「ロウドさん・・・・・。」
赤いポストの後ろから彼女の声が聞こえた。
「メイベル、ごめんね大丈夫だった。」
その言葉にメイベルは泣いてロウドの目の前に現れた。彼女の顔は全体的にキスマークが付いていた。
「なんて事を!!あいつはどこだい!」
メイベルは泣きながらロウドに話した。
「・・・私、無理矢理に彼にキスをされたの、私は最初のキスの人はロウドさんに決めてたのに・・・・・ごめんなさい!!」
ロウドは泣いている彼女を強く抱きしめると頭を撫でて、ゆっくりした口調で彼女に聞いた。
「メイベル、彼は顔が美しかったよね?」
「えぇ・・・そうよ。」
「・・・・・多分、この国の王子かも知れないね・・・・・。」
するとロウドは真剣な表情になり、彼女の耳元で宣言を言った。
「僕、あの王子に君の仇をとるよ!」
「でも、どうやって?」
「あの王子は女が大好きだからな・・・だから、それを逆手に取るのさ!」
彼の瞳は復讐の瞳で燃えていた。その瞳を見てメイベルは惚れ直した。
*
この日はレオネ王子の誕生だった。なので国中の人達が大勢集まった。
レオネはこの状況を見て凄く満足しながら美しい女性を探した。
「う~ん、色んな女が要るが大体の奴らはイマイチだなぁ・・・・。」
レオネはため息を漏らすと、ある女性に釘付けになった。彼女はストレートの金髪に睫毛が長くて肌は白くて赤い唇が綺麗でオレンジ色のドレスだとても似合ってて誰よりも美しかった。
レオネは目をハートにして早速彼女に近づいた。
「やぁ、レディ一緒にダンスはどうかな?」
すると彼女は手を握ってレオネに可愛らしく微笑んだ。
「ふふ、一緒に踊りましょう。」
レオネは彼女は背が高くて声が低いと思ったが気にせず恋人繋ぎをしてダンスホールに向かった。
彼女のダンスは少し拙いがレオネがフォローをしてダンスを楽しく踊ると二人はこっそりバルコニーに抜け出した。
「君、名前は?」
「・・・・ロミナよ」
「君はどこの子だい?」
「残念ながら庶民よ。」
その言葉に舌打ちをしそうになったがレオネは爽やかな笑顔でロミナの手を握ると愛の言葉を囁いた。
「君に一目惚れをしてしまった。」
すると、レオネは彼女の唇にキスを落とした。
「私も一目惚れしちゃった。」
そしてロミナからも唇にキスを落とした。
「ふふふ、愛してる」
レオネは幸せになり、抱きつこうとしたら、避けられた。彼は怪訝そうな顔になり、ロミナを睨みつけた。
「どうして、避ける?」
するとロミナはふふふと不気味に笑い出し、遂に頭のウィッグを脱いで、レオネにぶん投げた。
「ぶっ!いきなり何するんだ!って・・・・男?」
レオネのキョトンとした表情にロミナ・・・ロウドは哀れに嘲笑っていた。
「クハハハハ!まんまと騙されたな!僕はあの時、金貨泥棒にされた庶民だよ!!」
「なっ・・・・なな・・・・・。」
レオネは絶望した表情で膝からがくりと項垂れた。それを見て満足したロウドは彼の目の前でニヤリと笑い囁いた。
「ざまぁみろ!!」
ロウドの笑い声が響き、レオネの悔し泣きが響いて、ロウドとメイベルが手を繋いで城を出て幕が閉じた。
そしてエンドロールが流れるとお客さんは部室を出ていった。
「ありがとうございました!」
「暗いので、足元に気をつけてお帰り下さいね。」
すると僕の目の前に由香里姉さんと和姉さんが早速感想を言ってきた。
「レオネ王子役の人かっこよかったね!」
由香里姉さんはイケメン好きでやっぱり、八雲先輩の虜になっていた。
「アキくんの女装可愛かったよ!」
「でも、ストーリーはイマイチだったかも。」
「由香里姉さんは厳しいなぁ~」
言い合っていると、廊下から黄色い悲鳴があがった。
「えっ何!?」
柚木さんが気になり見に行くと彼女も黄色い悲鳴をあげて人物の名を叫んだ。
「きゃあああ!兎菓子 真里亜がウチの大学にいるんだけど!!」
*
「復讐のキス」の人物
レオネ・ギルオルガ・・・八雲 恭弥
ロウド ・・・椎名 晃
メイベル・・・野々原 小百合
召使い・・・曽川 誠一郎
メイド・・・柚木 夏帆
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