弟にするプレイじゃないよね!?

卵丸

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弟を愛してるっておかしいよね!?

番外編 2 恥ずかしい王様ゲーム ※スパンキング有り

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「頼むよ、ユッキー合コンの人数合わせに入ってくれ!!」

ともやんが拝む様に俺の前で叫んでいた。ともやんは俺と同じ大学に入り、実はあっちゃんはピアノが弾けたみたいで音大に入って別々になってしまった。

「・・・・嫌だよ、彼女に悪いしさ。」

「本当、ユッキーに限って、もう彼女がいるなんて・・・・。」

「限ってって何だよ!!」

彼女は勿論、嘘?で兄さんの事だがややこしくなるので、ともやんの前では兄さん=彼女を言っているのだ。

「本当にお願いします!何でもしますから~!!」

流石に可哀想だと思い俺は仕方なく合コンに行く事にした。

「・・・仕方ないなぁ~・・・じゃあ、今回の俺の飲み代は全部ともやんが払う事を条件で行ってあげる。」

「ヤッターありがとうユッキー・・・・って俺が払うの!?」

「何でもするんでしょう?」

俺はニヤニヤしながら、ともやんに言うと悔しそうな顔で「持ってけドロボー!」と意味不明なことを言っていた。

「・・・あっちゃんのお金も払わないといけないのに・・・。」

「あっちゃん?」



俺達は居酒屋に行くとあっちゃんが面倒くさそうに看板の横に立っていた。

「・・・・よお、合コン前日に男性陣にドタキャンされた智也君!」

あっちゃんが嫌味たらしく言うと、ともやんは「ムキー」と叫んであっちゃんを攻めていた。

「今日、奢させる相手に何て言葉を吐くんだ!!」

「だって事実だろ?」

あっちゃんは鼻で笑った後、俺に気づいて少し微笑んで挨拶してきた。

「こんばんわ、久しぶりだね幸久」

「久しぶり、あっちゃん!あっちゃんもともやんに奢って貰うんだね。」

「そうそう、今日の財布」

「人を指さすなーってゆーか、財布じゃねーし!!」

ともやんがギャーギャーと一人で騒いでいると彼のスマホからピロンと着信音が聞こえてきた。

「あっ女性陣来てるって!さぁさぁ、中に入ろうぜ!!」

俺達が居酒屋の個室に入ると、ギャル系、お姉さん系、清楚系の女性陣が集まっていた。

「トモ、遅~い!!」

ギャルの女性がともやんを睨みつけてたが、本人はへらへら笑いながら「ごめん」と謝っていて、誠意を感じなかった。俺は耳元でともやんに囁いた。

「前に話してた軽音サークルの子?」

「そうそう、るーちゃん。」

「皆、そこに固まってないで座ったら?」

お姉さん系の女性に言われて俺とあっちゃんは戸惑いながら座った。

「先に私達から紹介するね、私は登坂 瑠奈とさか るなです。軽音サークルのドラム担当です。」

「あたしは田中 三葉たなか みつはって言います。皆より二個上だから気軽に三葉お姉さんって呼んでもいいよ!」

とお姉さん系である三葉さんが色気のある声で言った。

「私は仙道 愛子せんどう あいこです。瑠奈ちゃんとは幼なじみで軽音サークルでキーボードをしています。よろしくお願いします。」

慣れてないのか愛子さんは伏せ目がちで俺達に自己紹介をしていた。
そして、俺達も自己紹介を終わらすと、注文を頼んで出てきた食事や飲み物をつまみながら会話を弾ませた。

「え~トモはジェットコースターに乗れないのぉ~!」

「なっユッキー、高校の時の恥ずかし事を暴露するなよ!因みにるーちゃん、ユッキーは数学のテストで5点を採ってるからな!」

「そーゆう、智也は6点だけどね。」

「ユッキーに勝ってんだろ!」

「醜いわよ、トモ。」

高校の恥ずかしい事を暴露しながら会話をしていると酔っ払った三葉さんが鞄から割り箸を取り出した。

「じゃあ~ん!折角だしさ、王様ゲームやろうぜぇ!!」

三葉さんは酔うとキャラが変わるみたいで顔を真っ赤に染めて割り箸を俺達の方に向けた。

「おっ三葉先輩良いですね!早速、皆やろう!!」

瑠奈さんもノリノリで皆を誘って仕方なく俺は割り箸を握った。

「「「「「「せっのー王様だーれだ!!!」」」」」」

王様ゲームは結構カオスだった。あっちゃんがともやんにビンタをしたり、愛子さんが猫のモノマネをしたり、瑠奈さんと三葉さんのポッキーゲームは歓声があがった。

「次はあたしかぁ~・・・じゃあ、2番の子はフルネームで漢字で尻文字して」

その言葉に嫌な汗をかいてしまった。俺の割り箸には「2」の文字が書かれていた。

「・・・・・・。」

「おっユッキーか!じゃあ、ユッキーの尻文字どうぞ~!!」

俺は顔を真っ赤に染めて涙目になりながら皆の前で尻を向けた。俺は恥ずかしさで身体を震わせながら「八雲 幸久」の文字を尻で書いた。女性陣は「可愛い」と呟いていたが、馬鹿達は大爆笑でともやんなんて動画まで撮りやがっていた。

『絶対、ともやんを絞める!!』

次に引いたのはともやんみたいでこれも、俺を悲惨な目に遭わせた。

「5番が4番のお尻を思いっ切り10回叩く!!」

女性陣から最低の言葉が出てきたが運が良く、どっちも男性陣だった。俺が「4」であっちゃんが「5」だったけどね!

「また、ユッキーはお尻系かぁ~。」

「幸久、四つん這いにならないとケツ叩けないんだけど?」

あっちゃんは結構ノリノリでスタンバっていて、俺は悲しくなりながら四つん這いになった。しかも、ともやんはまた、スマホを構えていた。

「じゃ、いくぞ~いっーち!!」

パシィィン!

「ぎゃっ!」

あっちゃんは腕を降ろして思いっ切り俺の尻を叩いた。兄さん程では無いが思いっ切り叩かれて叫んでしまい恥ずかしかった。

「にーい!!」

ペチイィン!

「ひぐぅ!!」

叩かれる度に兄さんとのお仕置きを思い出し少し興奮してしまって人前で喘いでしまい何故か女性陣は顔を赤く染めていたし、あっちゃんとともやんが苦笑いをしていた。

「・・・じゅーう!!」

バチィィン!!

「あっ・・・あぁ!!」

俺は激しい運動をした状態になって床に倒れてしまい「はぁはぁ」荒い息を吐いていた。

「はぁはぁ・・・はぁ・・・・ああぁ・。」

叩かれた事により、身体が敏感に跳ねてピクピク痙攣してしまい、俺のせいで変な空気になってしまった。俺はそれに気付いて恥ずかしくなって早口で皆に言った。

「ごめんね、皆これは演技だから、いや~演技をすると喉が渇くなぁ~烏龍茶飲もう!!」

俺は身体中真っ赤になりながら烏龍茶をごくごく飲むと、三葉さんが慌てて俺に叫んだ。

「八雲君、それあたしが頼んだウーロンハイ!!」

なんかボーっとしてきて、ここから何も記憶が無かった。

~恭弥side~

幸久から電話があって飲みに行くのは知っていたので晩御飯はコンビニで済まそうとコンビニの近くまで行くと僕のスマホが鳴り響いたので確認すると巴君からだった。

「彼から珍しいな・・・。」

「もしもし、巴君どうしたの?」

『お兄さん、ごめんなさいユッキーが間違えてお酒を飲んで酔ってしま・・「ユッキーちゃんあ~ん♡」あっコラ、るーちゃんユッキーにフライドポテトを食べさせるな羨ましいだろ!?』

確か、巴君だけと飲みに行くと聞いたのに何故か女性の声が聞こえた。

『「・・・ともやぁん誰と話してるのぉ~」今、君のお兄さ・・・「兄たん!?」ちょっユッキー俺のスマホ返せ~・・・「もしもし、兄たん、今ねぇ~ポテト食べたよぉ!」』

完全に酔っ払ってる幸久の声が聞こえたかと思うと巴君とスマホの取り合いになって巴君の声が聞こえた。

『えっと~大学の近くにある「イカ坊主」って言う居酒屋知ってます?』

「知ってるよ。」

『そこまでユッキーのお迎え大丈夫でしょうか?』

「分かった、今すぐ行くよ!ありがとう巴君。」

僕は電話を切るとボソッと呟いた。

「お仕置きが出来るチャンスを作ってくれて・・・。」

僕が「イカ坊主」に行って巴君から教わった個室番号のドアを開けるとそこには清楚系の女性に膝枕をして貰っている幸久がいた。

「・・・・・・。」

「あっお兄さん、わざわざありがとうございます。ユッキー、お兄さん迎えに来てくれたぞ!」

巴君が幸久の肩を揺さぶると目がパッチリ開いて僕と目が合った。

「・・・あっ兄たんだ~!!」

幸久が千鳥足で僕の方まで歩き人前で抱きしめてきた。その光景に皆がキャーと歓声をあげていた。僕はため息を吐いて幸久の荷物を持って一応、巴君に聞いてみた。

「どうして、幸久は酔ってるの?」

「・・・多分、ユッキー王様ゲームの命令で尻文字とお尻叩きがよっぽど恥ずかしかったのか飲み物の飲んだんですけど、それが大人の先輩が飲んでたお酒を間違えて飲んでしまって・・。」

「・・・分かった、迷惑代としてお金置いとくね。ありがとう巴君・・・後、王様ゲームの動画って有ったりする?」



僕は酔っ払っている幸久をお姫様抱っこして家に帰ってきた。顔が真っ赤で笑っている幸久をダイニングのソファに寝転がせると僕はコップに水を入れて水を飲ませた。

「幸久、飲んで。」

「んん~・・・兄たんが飲ませてぇ~。」

ユキル君より甘えた声でおねだりされて心臓がドキドキして今すぐ襲いたかったが何とか理性を抑えて僕は仕方なく水を口に含んで幸久の口に水を入れた。

「んっ・・・んく・・・んん・・・。」

幸久はゆっくり僕が含ませた水をごくごく飲み干すと僕の頭を鷲掴みして深いキスをしてきた。

「んっ・・・んちゅ・・・むちゅぅ・・・ちょ・・・ゆひひさ・・。」

「ん・・・くちゅ・・・んぅ・・・ちゅ・・・・ぷはぁ・・・えへへ、にいたんにちゅうしちゃった!」

ぽやぽやして微笑んでいる幸久に理性が持つか本当に心配になりながら頭を撫でるとスマホの着信音が聞こえた。

「巴君からか・・・。」

スマホを開くと動画で送ってくれたみたいで、尻文字をしている幸久と小野坂君とにお尻を叩かれて色っぽく喘いでいる幸久を見た時は少し怒りで頭が真っ白になった。

「・・・・・・あはは、沢山お仕置きをしなくちゃな・・・。」

「にいたん・・・。」

幸久の声に振り向くとソファの上で四つん這いになりお尻をフリフリ振っている幸久が期待した表情で僕の顔を見つめていた。

「にいたん・・・いっぱい、おれのおしりたたいてぇ~。」

まさかの言葉に僕は頭が混乱しながらピシャリと叩くと幸久は「ああん♡」と甘えた喘ぎを出していた。

「・・・・・。」

『何か、手応えが無いなぁ~・・・やっぱり、嫌がる幸久が見たい・・・。』

「・・・もっと、たたいていいよ?」

幸久が甘えた声を出してもっとお尻を振っていたが僕は完全無視して放置プレイを実行した。

「・・・酔ってたら反省出来ないからね・・・早く酔い覚ましてね・・・幸久。」



~幸久side~

「ん・・・んぅ・・・えっともやんは・・・・。」

目が覚めると何故か二人暮しの家にいて、起き上がろうとすると頭に痛みが走った。

「いたたた!!」

「おはよう、幸久」

兄たんががドアから出てきて爽やか笑顔で聞いてくれたが目が笑っていなかった。

「・・・・・兄さん・・・おはよう・・・頭が痛いから後で話してくれない・・・。」

俺は目を泳がせながら言うと兄さんは微笑んで頭痛薬とコップに水を入れてくれた。

「この頭痛薬は直ぐに治まるから飲んで元気になってね?」

すると兄さんは俺の目の前でスマホの画面を見せてきてドスを聞かせた声で囁いた。

「お仕置きもしたいからね。」

スマホ画面には尻を叩かれて喘いでいる俺が映し出されていた。
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