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弟を愛してるっておかしいよね!?
嘘ついちゃった!
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次の日、教室に向かうと、ともやんが皆に先生には内緒で遊園地のお土産である、クッキーを渡していた。
「あっユッキー!おはよー、ユッキーの分も有るぜ!」
ともやんがうさぎ型のクッキーを渡してくれた。
「ありがとう、ともやん!・・・あれ?あっちゃんは?」
「あっちゃんは今自分の席でボーっとしてるぜ」
確かにあっちゃんは椅子に座って頬杖をして完全に上の空だった。
「あっちゃんおはよう」
俺が声をかけると肩をビクリと震えて、こちらを向き、目がキョロキョロ泳いでいるあっちゃんがいた。
「あっ・・・幸久おはよう」
「あっちゃんどうしたの?具合悪いのか?」
俺が心配して話しかけると彼は両手をブンブン振って慌てて言い訳を口にした。
「べっ別に具合が悪いんじゃないんだ!・・・・少し戸惑っててさ・・・・・」
「戸惑いって?」
俺の言葉に右手で手招きして近づいていくとあっちゃんが耳元でともやんに聞こえないように囁いた。
「昼休み、二階の奥の空き教室で話したい事があるんだ。」
『・・・・・話したい事?何だろう?』
*
昼休みになり、俺とあっちゃんは空き教室に入ったのは良いが、言い出しっぺのあっちゃんが全然俺の事を見ず喋らなかった。
「ちょっと、あっちゃんが言い出したのに何も言わないのは可笑しくない?」
俺の言葉に「あー」「ぅー」と言っていたが、咳払いをして、あっちゃんはまた俺の耳元で爆弾発言を囁いた。
「帰りにさ、幸久がお兄さんにキスをしてたの見ちゃたんだけど、もしかしてアレな関係なの?」
「・・・・・・・・・・ドゥエ!?」
「その叫びは何だよ!」
「だっだっだっだっだって、俺が兄さんにきっきっキッキスしててててたのののの」
「・・・・・俺が悪かったから一旦落ち着けよ」
俺が深呼吸をして落ち着かせるとあっちゃんは申し訳なさそうに話してきた。
「あの時、目が覚めたらお前とお兄さんがキスをしてたから、寝たフリを必死にしてたんだけど、どうしても二人の関係が気になってさ」
「あ・・・・あれは・・・・・イタズラでしたんだよ。」
俺はあっちゃんにバラしたくなくて、咄嗟に嘘をついた。少し心が痛かった。
「えっイタズラなの?」
あっちゃんが間抜けな声で聞いてきたので俺は無理矢理笑ってあっちゃんに嘘を吐いた。
「当たり前じゃん!兄さんがいきなりキスをされたらどうなるか?って言う検証をしてたんだよ!」
「なんだよ!気になって損したよ!でも、幸久冗談でも口は可哀想だよ。口は彼女の為に取っといてやりなよ!」
その言葉に少し間が空いたが俺達は笑い続けた。頭と心がぐちゃぐちゃになりそうだった。
『彼女・・・か・・・・・ねぇ兄さん、俺は恋人だけど嫁にはなれないよね・・・。』
「あっユッキー!おはよー、ユッキーの分も有るぜ!」
ともやんがうさぎ型のクッキーを渡してくれた。
「ありがとう、ともやん!・・・あれ?あっちゃんは?」
「あっちゃんは今自分の席でボーっとしてるぜ」
確かにあっちゃんは椅子に座って頬杖をして完全に上の空だった。
「あっちゃんおはよう」
俺が声をかけると肩をビクリと震えて、こちらを向き、目がキョロキョロ泳いでいるあっちゃんがいた。
「あっ・・・幸久おはよう」
「あっちゃんどうしたの?具合悪いのか?」
俺が心配して話しかけると彼は両手をブンブン振って慌てて言い訳を口にした。
「べっ別に具合が悪いんじゃないんだ!・・・・少し戸惑っててさ・・・・・」
「戸惑いって?」
俺の言葉に右手で手招きして近づいていくとあっちゃんが耳元でともやんに聞こえないように囁いた。
「昼休み、二階の奥の空き教室で話したい事があるんだ。」
『・・・・・話したい事?何だろう?』
*
昼休みになり、俺とあっちゃんは空き教室に入ったのは良いが、言い出しっぺのあっちゃんが全然俺の事を見ず喋らなかった。
「ちょっと、あっちゃんが言い出したのに何も言わないのは可笑しくない?」
俺の言葉に「あー」「ぅー」と言っていたが、咳払いをして、あっちゃんはまた俺の耳元で爆弾発言を囁いた。
「帰りにさ、幸久がお兄さんにキスをしてたの見ちゃたんだけど、もしかしてアレな関係なの?」
「・・・・・・・・・・ドゥエ!?」
「その叫びは何だよ!」
「だっだっだっだっだって、俺が兄さんにきっきっキッキスしててててたのののの」
「・・・・・俺が悪かったから一旦落ち着けよ」
俺が深呼吸をして落ち着かせるとあっちゃんは申し訳なさそうに話してきた。
「あの時、目が覚めたらお前とお兄さんがキスをしてたから、寝たフリを必死にしてたんだけど、どうしても二人の関係が気になってさ」
「あ・・・・あれは・・・・・イタズラでしたんだよ。」
俺はあっちゃんにバラしたくなくて、咄嗟に嘘をついた。少し心が痛かった。
「えっイタズラなの?」
あっちゃんが間抜けな声で聞いてきたので俺は無理矢理笑ってあっちゃんに嘘を吐いた。
「当たり前じゃん!兄さんがいきなりキスをされたらどうなるか?って言う検証をしてたんだよ!」
「なんだよ!気になって損したよ!でも、幸久冗談でも口は可哀想だよ。口は彼女の為に取っといてやりなよ!」
その言葉に少し間が空いたが俺達は笑い続けた。頭と心がぐちゃぐちゃになりそうだった。
『彼女・・・か・・・・・ねぇ兄さん、俺は恋人だけど嫁にはなれないよね・・・。』
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