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禁断の関係
四人で遊園地2
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しばらくしてから、兄さんとともやんが来たが、あっちゃんが未だに大爆笑してたので二人ははてなマークを浮かべていた。
「あっちゃんどうしたの?」
「いっいや・・・あはは・・・聞いてくれよ智也・・・幸久がぎょえ・・・」
「もういいから、次行こう次!!」
俺はあっちゃんの言葉を遮って急かすように三人に言ったがさっきの言葉で兄さんは理解したらしく「ふふっ」と笑っていた。
『ぐぬぬ・・・笑いやがって・・・でも、笑ってられるのも今の内だ!!』
俺はさり気なく"アレ"に近づくように三人を進めた。
「次皆でアレに行こうぜ!!」
ともやんはおぉ~と目を輝かせていたが、案の定兄さんと意外にもあっちゃんの顔が青白くさせた。
その正体は・・・・・
「ゾンビラビットハウスに早く行こうぜ!」
俺の明るい声が園内に響いてともやんは目を輝かせて、二人は絶望した顔をしていたので更にイタズラで俺はある事を提案した。
「俺さ、ともやんと一緒に周りたいなぁ。」
俺の言葉に三人は驚いていて笑いを堪えるのに必死になった。
「えっ二人ペアって事?」
「そうそう、俺とともやんで兄さんとあっちゃんペアで行こうよ!」
するとあっちゃんは目を泳がせながら俺に言ってきた。
「でっでも幸久はお兄さんと一緒の方が安心するんじゃないか?」
「え?別にそんな事無いよ、二人で行ってきなよ。」
俺はともやんの腕を引っ張って入口に向かい怯える二人を無視して先に進んだ。
「おっ先にいってきまーす!」
俺は敢えて明るい声を出して手を振った。ともやんも「ファイト!」と言って俺達は進んで行った。 中は真っ暗で血塗れの十字架や骸骨になった兎があったり、緑色の顔をしたうさぎのゾンビが一斉に襲いかかってきたり、這いつくばってるうさぎのゾンビがいたりして結構怖くて楽しかった。 進んで行く途中「ぎゃああああああ」と聞いた事がある叫び声がして二人で笑ってしまった。
『やっぱ、兄さんは怖いのが苦手なんだ。後あっちゃんも俺の事言えないじゃん!』
俺達はゴール出来たが、まだ兄さんとあっちゃんはまだだった。
「ごめん、ユッキー俺トイレに行きたい。」
「あー 俺も行っとこうかな。」
俺は兄さんに連絡を入れて、俺達は地図を見ながらトイレに向かった。
~恭也side~
「・・・・・小野坂君、怖いなら止めとく?」
小野坂君は蒼白な顔で首を左右に振った。
「もし、行かなかったら、あの二人に笑われると思うんで、行きます!」
「・・・じゃあ、行こうか。でも、僕も怖がりだよ?」
小野坂君は震える手で僕の腕を掴んで上目づかいで僕に言ってきた。
「怖がり同士頑張りましょうよ・・・それに俺に兄は居ないのでなんか心強くて嬉しいです!」
そう言われると照れくさかったけど気持ちが明るくなった。
「うん、怖がり同士楽しもうか!」
「はい!」
僕達はわくわくしながら入口に向かうといきなりうさぎのゾンビに二人して叫んでしまった。
「「ぎゃあああああああああァ"ァ"ァ"ァ"ァ"」」
全力で逃げたが色んなうさぎのゾンビが姿を現す度に二人は悲鳴をあげてしまった。
僕達はやっとの思いで出口に出たが、小野坂君がフラフラして気分が悪そうだった。
「小野坂君大丈夫かい?」
「・・・・・・ダイショブデス・・・。」
「・・・大丈夫じゃなさそうだね」
僕は小野坂君の背中を擦りながらベンチを探して、二人でベンチに座った。
「無理をさせたね」
「いっいえ、俺が無理矢理言って自分で気持ち悪くなってるだけですので。」
僕がベンチ越しから幸久達をを探していると、シルクハットにうさ耳をつけた男性キャストが僕達に近づいてきた。
『なんだ!?』
するとキャストはマイクに向けて僕達に叫んでいた。
「おめでとうございます!ラブラブ ロップイヤー夫婦のときめきチャペルに入った二千人目のお客様でーす!」
『チャ・・・ペル?』
よく見ると上にはベルが付いていて、雰囲気が結婚式ぽかった。 その声に面白半分で来たお客さんに物珍しそうに見られて恥ずかしかった。
「しかも、珍しく男性カップル・・・ですよね?」
「えっ・・・ちがっ・・・・・え?」
僕が否定をしようとすると僕達を幸久が駆けつけて、僕の右腕を両腕で絡みつけてきた。幸久はまるでユキル君の様な顔をして小さい声で呟いた。
「カップルじゃねーし、俺の兄さんだし!」
その言葉にドキっとしていると小野坂君が左腕を絡みつけて多分ノリで言ってきた。
「俺のお兄さんでもあるけど?」
その言葉にキャストは困惑な顔をしていたが次に巴くんが僕の背中に抱きついてノリで叫んでいた。
「俺のお兄ちゃんだー!!!」
まさにこの光景はカオスしか言いようがなかった。
キャストは苦笑いをしてお客さんに向けて話しかけていた。
「えー・・・まさかの四角関係でした!お兄さん三人の弟たちとお幸せに!」
その言葉にお客さんは笑いながら拍手を送ってくれた。 そして僕達は限定シールを貰った。 その後、僕達は色んなアトラクションを乗り、ラストにパレードを観ることにした。
「あっちゃんどうしたの?」
「いっいや・・・あはは・・・聞いてくれよ智也・・・幸久がぎょえ・・・」
「もういいから、次行こう次!!」
俺はあっちゃんの言葉を遮って急かすように三人に言ったがさっきの言葉で兄さんは理解したらしく「ふふっ」と笑っていた。
『ぐぬぬ・・・笑いやがって・・・でも、笑ってられるのも今の内だ!!』
俺はさり気なく"アレ"に近づくように三人を進めた。
「次皆でアレに行こうぜ!!」
ともやんはおぉ~と目を輝かせていたが、案の定兄さんと意外にもあっちゃんの顔が青白くさせた。
その正体は・・・・・
「ゾンビラビットハウスに早く行こうぜ!」
俺の明るい声が園内に響いてともやんは目を輝かせて、二人は絶望した顔をしていたので更にイタズラで俺はある事を提案した。
「俺さ、ともやんと一緒に周りたいなぁ。」
俺の言葉に三人は驚いていて笑いを堪えるのに必死になった。
「えっ二人ペアって事?」
「そうそう、俺とともやんで兄さんとあっちゃんペアで行こうよ!」
するとあっちゃんは目を泳がせながら俺に言ってきた。
「でっでも幸久はお兄さんと一緒の方が安心するんじゃないか?」
「え?別にそんな事無いよ、二人で行ってきなよ。」
俺はともやんの腕を引っ張って入口に向かい怯える二人を無視して先に進んだ。
「おっ先にいってきまーす!」
俺は敢えて明るい声を出して手を振った。ともやんも「ファイト!」と言って俺達は進んで行った。 中は真っ暗で血塗れの十字架や骸骨になった兎があったり、緑色の顔をしたうさぎのゾンビが一斉に襲いかかってきたり、這いつくばってるうさぎのゾンビがいたりして結構怖くて楽しかった。 進んで行く途中「ぎゃああああああ」と聞いた事がある叫び声がして二人で笑ってしまった。
『やっぱ、兄さんは怖いのが苦手なんだ。後あっちゃんも俺の事言えないじゃん!』
俺達はゴール出来たが、まだ兄さんとあっちゃんはまだだった。
「ごめん、ユッキー俺トイレに行きたい。」
「あー 俺も行っとこうかな。」
俺は兄さんに連絡を入れて、俺達は地図を見ながらトイレに向かった。
~恭也side~
「・・・・・小野坂君、怖いなら止めとく?」
小野坂君は蒼白な顔で首を左右に振った。
「もし、行かなかったら、あの二人に笑われると思うんで、行きます!」
「・・・じゃあ、行こうか。でも、僕も怖がりだよ?」
小野坂君は震える手で僕の腕を掴んで上目づかいで僕に言ってきた。
「怖がり同士頑張りましょうよ・・・それに俺に兄は居ないのでなんか心強くて嬉しいです!」
そう言われると照れくさかったけど気持ちが明るくなった。
「うん、怖がり同士楽しもうか!」
「はい!」
僕達はわくわくしながら入口に向かうといきなりうさぎのゾンビに二人して叫んでしまった。
「「ぎゃあああああああああァ"ァ"ァ"ァ"ァ"」」
全力で逃げたが色んなうさぎのゾンビが姿を現す度に二人は悲鳴をあげてしまった。
僕達はやっとの思いで出口に出たが、小野坂君がフラフラして気分が悪そうだった。
「小野坂君大丈夫かい?」
「・・・・・・ダイショブデス・・・。」
「・・・大丈夫じゃなさそうだね」
僕は小野坂君の背中を擦りながらベンチを探して、二人でベンチに座った。
「無理をさせたね」
「いっいえ、俺が無理矢理言って自分で気持ち悪くなってるだけですので。」
僕がベンチ越しから幸久達をを探していると、シルクハットにうさ耳をつけた男性キャストが僕達に近づいてきた。
『なんだ!?』
するとキャストはマイクに向けて僕達に叫んでいた。
「おめでとうございます!ラブラブ ロップイヤー夫婦のときめきチャペルに入った二千人目のお客様でーす!」
『チャ・・・ペル?』
よく見ると上にはベルが付いていて、雰囲気が結婚式ぽかった。 その声に面白半分で来たお客さんに物珍しそうに見られて恥ずかしかった。
「しかも、珍しく男性カップル・・・ですよね?」
「えっ・・・ちがっ・・・・・え?」
僕が否定をしようとすると僕達を幸久が駆けつけて、僕の右腕を両腕で絡みつけてきた。幸久はまるでユキル君の様な顔をして小さい声で呟いた。
「カップルじゃねーし、俺の兄さんだし!」
その言葉にドキっとしていると小野坂君が左腕を絡みつけて多分ノリで言ってきた。
「俺のお兄さんでもあるけど?」
その言葉にキャストは困惑な顔をしていたが次に巴くんが僕の背中に抱きついてノリで叫んでいた。
「俺のお兄ちゃんだー!!!」
まさにこの光景はカオスしか言いようがなかった。
キャストは苦笑いをしてお客さんに向けて話しかけていた。
「えー・・・まさかの四角関係でした!お兄さん三人の弟たちとお幸せに!」
その言葉にお客さんは笑いながら拍手を送ってくれた。 そして僕達は限定シールを貰った。 その後、僕達は色んなアトラクションを乗り、ラストにパレードを観ることにした。
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