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禁断の関係
どうして、こうなった! 恭弥side
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僕はユキル君と沢山の時間を過ごしたいと思った。そうするには二人の時間が必要だ。その時一つの考えに辿り着いた!その日から僕は大学に通いながらバイトをしてお金を貯め続けた。しんど過ぎて玄関先でぶっ倒れてお母さんを驚かせたり、幸久をユキル君と呼んでしまったり、苦労したがあれの為に頑張るしか無かった。先輩が好きな人が出来たら辛い事も頑張れると言っていたが本当みたいだった。
「僕ってどうしようもない奴だよな」
*
「恭ちゃん車の免許おめでとう!!」
お母さんが僕の免許記念としてすき焼きを作ってくれた。
「お母さん大袈裟だよ」
「何言ってんの!喜ばしい事じゃない、お母さんも雨の買い物が楽になるわ!」
多分これからはお母さんを乗せて運転尚且つ荷物持ちが確定された。
「ちなみに車は有るの?」
幸久がお肉だけを食べながら聞いてきた。
「中古車を買ったからまた取りに行く予定だ。」
「ふーん」
幸久がまたお肉を取ろうとしたので僕はお箸で幸久のお箸を挟んで止めた。
「野菜も食べろ!」
僕の注意に顔を膨らませたが「ほーい」と返事をして春菊や玉ねぎを自分の小鉢に入れた。
「ふふ、二人とも前より仲良くなってない?」
微笑みながら言うお母さんの問いに僕達は照れながら揃って言った。
「「まぁね」」
*
幸久が僕の部屋に入ってきた。
「兄さんお風呂空いたよ。」
その言葉に直ぐに行くんだけど話したい事があるので返事はせずに幸久の前に行って話をした。
「僕が車で運転するから・・・その・・潤君と行きたがてった。ラビットドリームランド今週の祝日に行かないか?」
お母さんに聞いた話だけど潤君が高熱を出す前に初めての遊園地、ラビランに行く予定だったがあの事故のせいで行けなくなった事があったらしいので二人で兄弟初めての遊園地に行かせてやろうと思った。 すると幸久は驚いた顔をした後ジト目になった。
『あれ?嬉しくなさそうだな?』
「・・・マジ?」
予想外の反応に慌てたが僕は笑顔で答えた。
「マジだよ!」
「・・・・・有り得なくない?」
「・・・・・え?」
少しの沈黙があった後幸久から口を開いたが大声で突っ込んできた。
「え?っじゃないでしょ!何が悲しくて家族やカップル率が多いラビランに男二人で行かなきゃならないんだよ!」
「ん?別に良くないか?」
「良くねーよ!普通に恥ずかしいわ!」
「じゃあユキル君になったらカップルになるからユキル君で行こうよ!」
「ユキルも男だっつーの!・・・せめて、ともやんかあっちゃん誘って良い?」
『流石に予想外だけど二人では行かないって言うし仕方ないか・・・。』
僕は渋々許可を取り、早速幸久は二人に電話をした。その結果は・・・
「二人共行けるって!あっ入場料は自分で払えって言っといたからね。」
「・・・そうか楽しみだな」
「うん!二人だと恥ずかしいから嫌だったけどともやん達が行けて本当に良かったよ」
僕は幸久が喜んでくれて嬉しかったが心は複雑だった。
『初めては幸久を車に乗せたかったのに・・・・・。』
「僕ってどうしようもない奴だよな」
*
「恭ちゃん車の免許おめでとう!!」
お母さんが僕の免許記念としてすき焼きを作ってくれた。
「お母さん大袈裟だよ」
「何言ってんの!喜ばしい事じゃない、お母さんも雨の買い物が楽になるわ!」
多分これからはお母さんを乗せて運転尚且つ荷物持ちが確定された。
「ちなみに車は有るの?」
幸久がお肉だけを食べながら聞いてきた。
「中古車を買ったからまた取りに行く予定だ。」
「ふーん」
幸久がまたお肉を取ろうとしたので僕はお箸で幸久のお箸を挟んで止めた。
「野菜も食べろ!」
僕の注意に顔を膨らませたが「ほーい」と返事をして春菊や玉ねぎを自分の小鉢に入れた。
「ふふ、二人とも前より仲良くなってない?」
微笑みながら言うお母さんの問いに僕達は照れながら揃って言った。
「「まぁね」」
*
幸久が僕の部屋に入ってきた。
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その言葉に直ぐに行くんだけど話したい事があるので返事はせずに幸久の前に行って話をした。
「僕が車で運転するから・・・その・・潤君と行きたがてった。ラビットドリームランド今週の祝日に行かないか?」
お母さんに聞いた話だけど潤君が高熱を出す前に初めての遊園地、ラビランに行く予定だったがあの事故のせいで行けなくなった事があったらしいので二人で兄弟初めての遊園地に行かせてやろうと思った。 すると幸久は驚いた顔をした後ジト目になった。
『あれ?嬉しくなさそうだな?』
「・・・マジ?」
予想外の反応に慌てたが僕は笑顔で答えた。
「マジだよ!」
「・・・・・有り得なくない?」
「・・・・・え?」
少しの沈黙があった後幸久から口を開いたが大声で突っ込んできた。
「え?っじゃないでしょ!何が悲しくて家族やカップル率が多いラビランに男二人で行かなきゃならないんだよ!」
「ん?別に良くないか?」
「良くねーよ!普通に恥ずかしいわ!」
「じゃあユキル君になったらカップルになるからユキル君で行こうよ!」
「ユキルも男だっつーの!・・・せめて、ともやんかあっちゃん誘って良い?」
『流石に予想外だけど二人では行かないって言うし仕方ないか・・・。』
僕は渋々許可を取り、早速幸久は二人に電話をした。その結果は・・・
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「・・・そうか楽しみだな」
「うん!二人だと恥ずかしいから嫌だったけどともやん達が行けて本当に良かったよ」
僕は幸久が喜んでくれて嬉しかったが心は複雑だった。
『初めては幸久を車に乗せたかったのに・・・・・。』
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