弟にするプレイじゃないよね!?

卵丸

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兄とマッチング!?

俺の兄さん

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俺が小さい頃、双子の兄 寺島 潤てらしま じゅんがいた。潤は俺に優しくてケーキを先に選ばせてくれたり、俺が縄跳びの二重跳びが跳べなくて泣きべそかいてた時に潤がずっと俺が二重跳び出来るまで、見守ってくれたりしていた。
そんな潤が夜中に39度の熱を出してしまい、お父さんが車を出して、潤と一緒に病院に向かったがその日に限って、飲酒運転していたおっさんの車にぶつかってしまい2人とも、事故で亡くなってしまった、俺は飲酒運転のおっさんを怨んだけど、おっさんも亡くなったと噂で聞いて、不謹慎だが、これに関しては『ざまぁみろ』と思った、それでも一番悲しんでたのは母さんだと思う、2人が事故死してから、明るい笑顔が取り柄の母さんがあまり笑わなくなってしまい、夜になると直ぐに泣くようになってしまった。俺も潤との思い出が8年しかなくて、悲しいし、もっと潤に甘えたかった。
そして、俺が中学2年生の時に母さんの同級生である、八雲さんと付き合って、俺が高校1年生の時に母さんと八雲さんは結婚した。
その時に八雲さんには大学1年目の息子 八雲 恭弥やぐも きょうやがいた。八雲さんの場合、母親が浮気をして浮気男と駆け落ちをしてしまい、息子と2人で暮らすしかなかったみたいだった、そんな時に同窓会で母さんと八雲さんが久しぶりに出会い、2人は意気投合して、結婚に繋がったと・・・別にそれはいいんだけど、どうしても俺は八雲恭弥が無理だった 。

俺が正一お兄ちゃんと遊んで帰ってくると、夜中の11時を少し回ったぐらいだった、俺はこっそり家の鍵を開けて、閉めた後、忍び足で自分の部屋に向かってドアを開けようとした途端、苛苛してる様な低い声が飛びかかった。

「今何時だと思ってるんだ」

びっくりして振り向くと、声の正体は兄である恭弥だった。
「兄さん・・・ただいま 兄さんこそ、こんな所で何してんだよ」

俺が小声で睨みつけると、兄も小さく舌打ちをして、睨みついてきた。
兄の睨みはまるで、ハシビロコウの様で俺は一瞬怯えてしまって情けなく「ひっ」と叫んでしまった。すると兄はため息をついて「トイレに行ってた」と言い自分の部屋に戻って行った。
「・・・なんだよアイツ!」

俺は兄の部屋の方にべーと舌を出し、そのまま自分の部屋に戻った。
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