IT学園○学部

主人公は就職が決まっていた平凡な青年。

だが突如ふってわいたとある学園への推薦入学の話により強引にそちらの道へと入らされてしまう。

妹とともに行った説明会には、生き別れの母や離れて暮らしていた姉、妹と遭遇する。

母は学園長であった。

そこで学園についての詳細を聞かされる。

この学園は、文武ともに優秀な人材を育成し、社会へと送り出して国の発展に貢献するという一般的な目的を掲げている。

実際に、入学生は優秀な学歴とともに卒業し、様々な分野で大活躍を遂げているものばかりである。

まだ新設ではあるが、非常に優秀な学生を輩出していることで有名になりつつある学園であった。

その学園には、もう一つの面がある。

それは、近親間での恋愛を通じて婚姻を果たし、子を為すことで優秀な遺伝子を純度高く保ったまま継承するというものだった。

遺伝子的、良識的に様々な問題を抱えつつも、素晴らしい人材を輩出しつづけているのは事実である。

そのため、政府筋の人間は一部においては黙認するという形であった。

遺伝子的な問題はバイオテクノロジーの発展により解決されている。

あとは実績をのこすのみだ。

主人公は、学園初の平凡な人材として、近親婚姻を一般化させるために学園生活を送ることを頼まれる。

姉と二人の妹、そして母親の四人と関係を結びつつ、学園を卒業し、万人に認められる人材として成功できるかを託されるのであった。
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