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新たな一面。そして兄との会話。
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におわす程度のR18
**********
匂いに吸い寄せられるように部屋に近付いてみた。
…すると物音が聞こえてきた。なんだろう、何かが軋む音。ギシッ、ギシッ、っていう音が聞こえてきた。
ケモミミを立たせてもっとよく音を拾い上げようと集中する。…すると
「んっ、んっ、んぁぁ!……あっ、ちょ、っと、は、激し、く、ァッ、しないでっ!」
「っは、何を言ってる、そうしなきゃイけないだろう?」
「ま、待って…!……あ、娘が…ん、いるの、に…んぅああっ!?」
「問題ない。あいつが部屋から出なければ聞こえる事はない。…ほら、俺だけに集中しろ」
「ああっ!…あっ、あっ、そ、そんな、奥、突かないでぇっ!いやぁ!」
「心配するな。誰であっても…俺達の邪魔はさせない。だから声を出せ幸恵。」
…聞いてはいけないものを聞いてしまった気がする。
そうだよ。お父さんも正真正銘オオカミ男なんだから私と同じく発情期に入ってもおかしくないよね。
…それにしてもお父さんってS?鬼畜ですか?もう夜中の2時なんですけど。いつ始めたのかわからないけど、は、話の内容からして私が籠ってからすぐ致してる気がするんだけど?
だってあのギシッって音はベッドの軋む音であって…その、先程聞こえた両親の話の他に卑猥な音がね?…ローションたっぷり使ったの?って位、卑猥な水音が聞こえたんですよ。あの部屋は明らか風呂場じゃないわけでして…ねぇ?
と、とりあえず早く自分の部屋に戻ろうと足を動かしたところ…
グルルルルル…
ヒッ!?
へ、部屋から唸り声が聞こえてきた!?あ、ヤバイ。お父さんは私が部屋から出たの気付いてたらしい。
無意識に前へ一歩踏み込んだところで威嚇されてしまった。「これ以上こっちに来るな」って副音声付きで。こ、怖っ!
お父さん…娘にまで威嚇するんじゃないよ。さっきのセリフ…私に向けてだったのね。どんだけ二人の世界にいたいのよ。溺愛に束縛っぷり…凄いです。
とりあえず後退りしながら急いで部屋に入っていった。音を立てずにね。扉の閉まる音が万が一聞こえたら後からお父さんに何て言われるか…う~ブルブルッ!
てか、多分あの甘い匂いはお父さんのフェロモンか…なんか身体が熱いし動悸が…。お父さんのフェロモンにあてられたみたい。ヤバイ薬飲まなきゃ…。
…あ、これ、お母さんに伝えるべき?…いや、これはお父さんに任せよう。
薬飲んで寝よう!そして…夜はもう二度と部屋から出ないようにしよっ。
───────
「起きたか」
「…おはよう、お父さん。」
朝、リビングに行くとお父さんがソファーに座って新聞を読みながらコーヒーを飲んでいた。うぅぅ………な、なんか、気まずい。
「………親の言う事は守れ。」
「う………はい。わかりました。」
チラッと目線だけこちらに向けて言われた。うん、もう夜は部屋から一切でないようにします。
ところでお母さんはというと…あ、はい。起き上がれないようです。お父さんいわく昼頃になれば起きてくるらしい。
左様で………お、お母さん、大丈夫かな?
「───で、俺のフェロモンに充てられた、というわけか。」
「うん………でも薬飲んだら落ち着いたよ。」
「今はどうだ?」
「平気。…でも、周りが煩く感じる。あと臭いも…」
「ああ、それは仕方ないな。臭いや音は敏感になるんだ。…これは発情期の時だけだ。我慢して慣れるしかない。まぁ、お前たちに与えたマンションなら防音対策はしっかりしていると思うが…やはり敏感になってると外の騒音が聞こえてしまうな。」
「昨日、多分ベランダが少し開いてたから外の騒音が凄く大きく聞こえて驚いたよ。目覚ましも酷かった…」
はぁ…こんな不自由な生活を強いられるなんて思いもよらなかったよ…。ってか、この家は防音対策しっかりしてるのかな?凄く静かだなぁ~匂いも、生活臭というか、いつも嗅ぎなれた匂いがして落ち着くなぁ…やっぱりお父さんが住みやすいよう色々と手を加えたんだろうなぁ。新発見だよ。
──────
『あぁ、父さんから連絡があったよ。まったく…父さんは母さんの執着が凄くて少しドン引いた記憶があるよ。』
「あーうん…私も両親は何年経っても仲睦まじいとは思ってたけど、お父さんがあんなに執着、溺愛してるとは思わなかったよ。」
朝食を終えて雪夜兄さんにメールしたらすぐに電話がかかってきた。兄さんは昨日お父さんに一言「美桜が覚醒した」とメールが来たらしい。一瞬「何の覚醒?」と思ったが私の誕生日だと気付いて察してくれたらしい。…お父さん…短文過ぎるよ。そして兄さん、よくその怪奇文で意味を汲み取れたね。前々から兄さんは頭が良くて世渡り上手だとは思ってたけど、ここまでいくとチートだなぁと思っちゃうよ。
『今は実家にいるんだってな。悪いが俺も今、半獣化してるから外出はできない。助けてやれなくて悪いな。』
「ううん、大丈夫だよ。でも引きこもってる状態で暇だから話し相手になってくれると有り難いなぁ~」
『ああ、それなら俺もだから。…最近はどうだ?まぁ正月からまだ経ってないから近況は変わらず、かな?』
「そうだね~…でも今後どうなるか心配だなぁ~」
兄さんも初めて半獣化した時は流石に冷静になれずパニクったらしい。やはり18の誕生日のその月の満月の時期に耳と尻尾が生えたらしい。…私は丁度誕生日と満月の時期が被ったことで誕生日を迎えたと同時に半獣化したらしい。
で、即お父さんが察知したらしく即マンション購入して引っ越しの準備を整えて強制的に兄さんを住まわせてしまったらしい。そこでお父さんに説明を受けたらしい。そして薬を貰って今の私の様な軟禁状態になったらしい。
『俺は仕事上、長く休む事ができなかったからね…父さんのスパルタを受けて発情期になっても耳と尻尾を隠せるよう訓練をしたよ。…1年以上かかったな。…流石にアノやり方は美桜には過酷すぎて進めたくはないな。』
…どうやら耳と尻尾を隠すのはかなり至難の技らしい。うーん、私もお父さんに教わろうと思ったんだけど…兄さんが一年も掛かったんなら私は何年かかるのやら…
「兄さんは…その、彼女とかいないの?」
『…なかなか、ね。惹き付けられるような匂いのする女性に出会えてないんだ。…父さん曰く「同性の可能性もある」って言われたよ。偏見はないが…流石に願い下げかな。』
「えー!って事は私の相手も女性の可能性があるって事!?」
『美桜は俺達と勝手が違うだろう?…言い方は悪いがオオカミ女は「誰でも番になれる」らしいじゃないか』
「うっ………で、でも、可能性は、あるって事だよね?」
『否定はできないね。でも、そうなると厳しいんじゃないの?父さんからオオカミ女の話も聞いたけど…精を受けないと収まらないんだろ?女性同士だと無理じゃないのか?』
兄さん…あまり兄さんとは下ネタ話をしたくないんですけど…。
でも、確かにそうだね。女性同士だったら…番になっても発情期を収める事ができないんじゃないかな?
う、うーん…
それから兄さんと長々話をした。
まず兄さんはまだ高校生の時に半獣化したらしく、「重い病にかかり、毎月県外の病院に通院している為、月に一週間休む時期がある」という事にして学校はそう誤魔化していたらしい。…その為、体育の授業とか先生や同級生に滅茶苦茶気を使われたらしい(笑)兄さん、その時、罪悪感で一杯だったらしい。うわぁ悲惨(笑)お疲れ様でした。
それから生活はガラリと変わったらしい。まずマスクは必須になった。お父さんの言葉を借りて、覚醒するといままで何も感じなかった事が敏感に感じとってしまうようになったらしく、一番苦労したのが「周りの臭い」らしい。車の排気ガス、下水道の匂い、そして人の体臭。マスクをしても完璧に臭いを抑える事が出来ず、電車なんて以て の他。改札口付近で、もう人混みに酔った不快感に襲われたらしい。
だから急いで車の免許を取って学校の近くに駐車して通ったらしい。
もうこの話聞いて私の未来に絶望した。…私、生きていけるのかな?
『まぁ、一番の解決は「番」を見つける事だな。環境はもう慣れるしかないとして発情期はどんなに我慢しても無理だ。…父さんに試しに一週間、薬無しで耐えてみろと言われて体験したが…地獄のようだった。こんなのが毎月経験しなきゃならないのかと思った瞬間、目の前が真っ暗になったよ。』
「そ、それほどなの…?」
『ああ。今は薬でなんとかなってるが、もし薬がなかったらと思うと…恐ろしいな。いつか堪えきれず誰かを襲いかねん。』
マジか…兄さんがそんな事言うとは思わなかった。
きっとお父さんも若い頃経験したんだろうなぁ~。だから今、私たちに不自由しないよう色々と手を尽くしてくれてるんだろうなぁ。
それから兄さんと電話を終えると、丁度昼食時になったらしくリビングから私を呼ぶお母さんの声が聞こえた。あ、お母さん起きて大丈夫なのかな?
…リビングに行ったらすっごくお母さんに心配された。お父さんから私がお父さんのフェロモンに充てられた事を聞いたらしく「薬は効いたか」とか「吐き気とか体調はどう」とか色々と質問された。
どうやら私が親の情事に聞き耳を立ててしまった事は話してないようだ。うん、そんな事話したら多分、お父さんが大変な目に合いそうだよね。例えば発情期なのにお預けをくらったり、ね?
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匂いに吸い寄せられるように部屋に近付いてみた。
…すると物音が聞こえてきた。なんだろう、何かが軋む音。ギシッ、ギシッ、っていう音が聞こえてきた。
ケモミミを立たせてもっとよく音を拾い上げようと集中する。…すると
「んっ、んっ、んぁぁ!……あっ、ちょ、っと、は、激し、く、ァッ、しないでっ!」
「っは、何を言ってる、そうしなきゃイけないだろう?」
「ま、待って…!……あ、娘が…ん、いるの、に…んぅああっ!?」
「問題ない。あいつが部屋から出なければ聞こえる事はない。…ほら、俺だけに集中しろ」
「ああっ!…あっ、あっ、そ、そんな、奥、突かないでぇっ!いやぁ!」
「心配するな。誰であっても…俺達の邪魔はさせない。だから声を出せ幸恵。」
…聞いてはいけないものを聞いてしまった気がする。
そうだよ。お父さんも正真正銘オオカミ男なんだから私と同じく発情期に入ってもおかしくないよね。
…それにしてもお父さんってS?鬼畜ですか?もう夜中の2時なんですけど。いつ始めたのかわからないけど、は、話の内容からして私が籠ってからすぐ致してる気がするんだけど?
だってあのギシッって音はベッドの軋む音であって…その、先程聞こえた両親の話の他に卑猥な音がね?…ローションたっぷり使ったの?って位、卑猥な水音が聞こえたんですよ。あの部屋は明らか風呂場じゃないわけでして…ねぇ?
と、とりあえず早く自分の部屋に戻ろうと足を動かしたところ…
グルルルルル…
ヒッ!?
へ、部屋から唸り声が聞こえてきた!?あ、ヤバイ。お父さんは私が部屋から出たの気付いてたらしい。
無意識に前へ一歩踏み込んだところで威嚇されてしまった。「これ以上こっちに来るな」って副音声付きで。こ、怖っ!
お父さん…娘にまで威嚇するんじゃないよ。さっきのセリフ…私に向けてだったのね。どんだけ二人の世界にいたいのよ。溺愛に束縛っぷり…凄いです。
とりあえず後退りしながら急いで部屋に入っていった。音を立てずにね。扉の閉まる音が万が一聞こえたら後からお父さんに何て言われるか…う~ブルブルッ!
てか、多分あの甘い匂いはお父さんのフェロモンか…なんか身体が熱いし動悸が…。お父さんのフェロモンにあてられたみたい。ヤバイ薬飲まなきゃ…。
…あ、これ、お母さんに伝えるべき?…いや、これはお父さんに任せよう。
薬飲んで寝よう!そして…夜はもう二度と部屋から出ないようにしよっ。
───────
「起きたか」
「…おはよう、お父さん。」
朝、リビングに行くとお父さんがソファーに座って新聞を読みながらコーヒーを飲んでいた。うぅぅ………な、なんか、気まずい。
「………親の言う事は守れ。」
「う………はい。わかりました。」
チラッと目線だけこちらに向けて言われた。うん、もう夜は部屋から一切でないようにします。
ところでお母さんはというと…あ、はい。起き上がれないようです。お父さんいわく昼頃になれば起きてくるらしい。
左様で………お、お母さん、大丈夫かな?
「───で、俺のフェロモンに充てられた、というわけか。」
「うん………でも薬飲んだら落ち着いたよ。」
「今はどうだ?」
「平気。…でも、周りが煩く感じる。あと臭いも…」
「ああ、それは仕方ないな。臭いや音は敏感になるんだ。…これは発情期の時だけだ。我慢して慣れるしかない。まぁ、お前たちに与えたマンションなら防音対策はしっかりしていると思うが…やはり敏感になってると外の騒音が聞こえてしまうな。」
「昨日、多分ベランダが少し開いてたから外の騒音が凄く大きく聞こえて驚いたよ。目覚ましも酷かった…」
はぁ…こんな不自由な生活を強いられるなんて思いもよらなかったよ…。ってか、この家は防音対策しっかりしてるのかな?凄く静かだなぁ~匂いも、生活臭というか、いつも嗅ぎなれた匂いがして落ち着くなぁ…やっぱりお父さんが住みやすいよう色々と手を加えたんだろうなぁ。新発見だよ。
──────
『あぁ、父さんから連絡があったよ。まったく…父さんは母さんの執着が凄くて少しドン引いた記憶があるよ。』
「あーうん…私も両親は何年経っても仲睦まじいとは思ってたけど、お父さんがあんなに執着、溺愛してるとは思わなかったよ。」
朝食を終えて雪夜兄さんにメールしたらすぐに電話がかかってきた。兄さんは昨日お父さんに一言「美桜が覚醒した」とメールが来たらしい。一瞬「何の覚醒?」と思ったが私の誕生日だと気付いて察してくれたらしい。…お父さん…短文過ぎるよ。そして兄さん、よくその怪奇文で意味を汲み取れたね。前々から兄さんは頭が良くて世渡り上手だとは思ってたけど、ここまでいくとチートだなぁと思っちゃうよ。
『今は実家にいるんだってな。悪いが俺も今、半獣化してるから外出はできない。助けてやれなくて悪いな。』
「ううん、大丈夫だよ。でも引きこもってる状態で暇だから話し相手になってくれると有り難いなぁ~」
『ああ、それなら俺もだから。…最近はどうだ?まぁ正月からまだ経ってないから近況は変わらず、かな?』
「そうだね~…でも今後どうなるか心配だなぁ~」
兄さんも初めて半獣化した時は流石に冷静になれずパニクったらしい。やはり18の誕生日のその月の満月の時期に耳と尻尾が生えたらしい。…私は丁度誕生日と満月の時期が被ったことで誕生日を迎えたと同時に半獣化したらしい。
で、即お父さんが察知したらしく即マンション購入して引っ越しの準備を整えて強制的に兄さんを住まわせてしまったらしい。そこでお父さんに説明を受けたらしい。そして薬を貰って今の私の様な軟禁状態になったらしい。
『俺は仕事上、長く休む事ができなかったからね…父さんのスパルタを受けて発情期になっても耳と尻尾を隠せるよう訓練をしたよ。…1年以上かかったな。…流石にアノやり方は美桜には過酷すぎて進めたくはないな。』
…どうやら耳と尻尾を隠すのはかなり至難の技らしい。うーん、私もお父さんに教わろうと思ったんだけど…兄さんが一年も掛かったんなら私は何年かかるのやら…
「兄さんは…その、彼女とかいないの?」
『…なかなか、ね。惹き付けられるような匂いのする女性に出会えてないんだ。…父さん曰く「同性の可能性もある」って言われたよ。偏見はないが…流石に願い下げかな。』
「えー!って事は私の相手も女性の可能性があるって事!?」
『美桜は俺達と勝手が違うだろう?…言い方は悪いがオオカミ女は「誰でも番になれる」らしいじゃないか』
「うっ………で、でも、可能性は、あるって事だよね?」
『否定はできないね。でも、そうなると厳しいんじゃないの?父さんからオオカミ女の話も聞いたけど…精を受けないと収まらないんだろ?女性同士だと無理じゃないのか?』
兄さん…あまり兄さんとは下ネタ話をしたくないんですけど…。
でも、確かにそうだね。女性同士だったら…番になっても発情期を収める事ができないんじゃないかな?
う、うーん…
それから兄さんと長々話をした。
まず兄さんはまだ高校生の時に半獣化したらしく、「重い病にかかり、毎月県外の病院に通院している為、月に一週間休む時期がある」という事にして学校はそう誤魔化していたらしい。…その為、体育の授業とか先生や同級生に滅茶苦茶気を使われたらしい(笑)兄さん、その時、罪悪感で一杯だったらしい。うわぁ悲惨(笑)お疲れ様でした。
それから生活はガラリと変わったらしい。まずマスクは必須になった。お父さんの言葉を借りて、覚醒するといままで何も感じなかった事が敏感に感じとってしまうようになったらしく、一番苦労したのが「周りの臭い」らしい。車の排気ガス、下水道の匂い、そして人の体臭。マスクをしても完璧に臭いを抑える事が出来ず、電車なんて以て の他。改札口付近で、もう人混みに酔った不快感に襲われたらしい。
だから急いで車の免許を取って学校の近くに駐車して通ったらしい。
もうこの話聞いて私の未来に絶望した。…私、生きていけるのかな?
『まぁ、一番の解決は「番」を見つける事だな。環境はもう慣れるしかないとして発情期はどんなに我慢しても無理だ。…父さんに試しに一週間、薬無しで耐えてみろと言われて体験したが…地獄のようだった。こんなのが毎月経験しなきゃならないのかと思った瞬間、目の前が真っ暗になったよ。』
「そ、それほどなの…?」
『ああ。今は薬でなんとかなってるが、もし薬がなかったらと思うと…恐ろしいな。いつか堪えきれず誰かを襲いかねん。』
マジか…兄さんがそんな事言うとは思わなかった。
きっとお父さんも若い頃経験したんだろうなぁ~。だから今、私たちに不自由しないよう色々と手を尽くしてくれてるんだろうなぁ。
それから兄さんと電話を終えると、丁度昼食時になったらしくリビングから私を呼ぶお母さんの声が聞こえた。あ、お母さん起きて大丈夫なのかな?
…リビングに行ったらすっごくお母さんに心配された。お父さんから私がお父さんのフェロモンに充てられた事を聞いたらしく「薬は効いたか」とか「吐き気とか体調はどう」とか色々と質問された。
どうやら私が親の情事に聞き耳を立ててしまった事は話してないようだ。うん、そんな事話したら多分、お父さんが大変な目に合いそうだよね。例えば発情期なのにお預けをくらったり、ね?
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