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ドラゴンが飛び立って数分が経ち、やっと魔力が回復し動けるようになった。
「何・・・口付けされると魔力取られちゃうのか・・・?」
『我ら王は番の人から魔力を貰って生きてるのー!』
『我ら王はこの地でずっと番を待ってたのー!』
『何千もの時を経てやっと番を見つけたのー!我らの王様、そして我らの母様!』
僕が立ち上がるとまたキャッキャッと妖精たちがまとわり付いてくる。
「・・・我らの母とはどういう事?」
『何千年も前に母様亡くなったのー。それによって新しい子が生まれなくなるのー。』
『我らの母様は我らの王様の妃様なのー。』
『僕たちも、母様がいないと力が発揮できないし新しい命も誕生しないのー。』
「ちょっと・・・もっと詳しく・・・」
妖精たちはどうも端的な説明はしてくれるけど詳しくは説明してくれなかった。わかった事は・・・
ドラゴンの母が亡くなった事。
ドラゴンの母はドラゴンの王が探し求める事。
ドラゴンの母は純粋な魔力の持ち主である人間だという事。
ドラゴンの母がいないと新しい命が生まれない事。
・・・それくらいだった。
そして先程、僕と婚約?したのが龍王アルトゥン・タンル・ユエリャン。そして僕は将来、ドラゴン族の母?になるらしい。未だに実感がわかない。
「あっ妖精さんたちに聞きたいんだけど・・・今は何月何日?そして時間はわかる?」
『んー?人間のジカンというのはわからないよー』
『でもね、母様がここに来た時から時はそんなに経ってないよ!』
「えっ!?」
『ここの結界はねードラゴン王が作った結界は時が経つのはゆっくりなんだよー!』
『だからねー・・・はっきり言えないけどー・・・朝方なんじゃないかなぁ?』
「ほっ本当に!?」
朝方といえばウィンター祭り当日という事になる。・・・まだ間に合う。僕は気持ちだけが焦っていた。
「あっ妖精さん、僕は故郷であるアルタイル王国に戻りたいんだけど・・・」
『案内できるよー!でもねぇ・・・』
『案内できるよー!でも行かない方がいいと思うー・・・』
『案内できるよー!でも町は荒れてるよー!』
「えっ!?どういう事!?」
意味がわからない。ウィンター祭りは王国全土で今年の最後を祝う楽しいイベントのはず。なのに荒れているとはどういう事なんだろうか。
『うーんうーん・・・第二おーじが行方不明になって国中が慌ててるみたいー。』
『そうみたいだねー。だから町中荒れてるのー。』
『そうみたいだねー。その中に違う国の人達が紛れ込んでて・・・母様危ない目に会っちゃうよー!』
一斉に妖精たちが僕にしがみつく。だが妖精達の話を聞いてますます国へ行かないと行けないと思った。
「妖精さんたち、有難う!こんな・・・僕の事を心配してくれて・・・」
『母様は僕たちが守るのー!』
『母様はとても優しいのー!守るのー!』
『母様は私達の母様なのー!だから母様を危険な国へ連れていきたくないのー!』
「・・・有難う。有難うございます。でもね・・・僕を王国へ連れてってくれないかな。」
『『『むぅー‼』』』
みんな同じように頬を膨らませ不満を表していた。かっ可愛い・・・!でもこのままじゃアルタイル王国が滅びの道へ進んでしまう。それだけはなんとかしたい!
僕を最後の最後まで生け贄にするのを拒んだ父上。
僕を大切に大切に育ててくれた母上。
そしていつも心配してくれたヴェスナー兄さん、そして弟たち。
僕をいつも見守ってくれたウィンザとアイーリ先生。
僕のせいで国が滅ぶなんて絶対にさせない!
今すぐ戻って僕が光属性の事を晒そう。そして拉致られた事、密かに僕を手に入れようとした王国に報いを!
「お願いします。僕をアルタイル王国への道筋を教えて下さい。」
『『『我ら母様の言うとおりに!!!』』』
_______
「おい、まだ見つからないのか?」
「あんな小さなガキ1人、どこにそんな体力があるんだよ・・・」
「ガキだからと油断した。・・・はは、本当に温室育ちの坊っちゃんと思ったら・・・面白い・・・絶対に捕まえてやる!」
ベテルギウス国の兵は未だにインヴェルノを探していた。まさか自分が7歳のお坊っちゃまに鳩尾を一撃くらって気を失うとは思わず、大失態をした事で急いでインヴェルノを探し回った。足を怪我してるのか血痕や足跡がはっきりわかるのでそれを見付けながら辺りを探し回る。
・・・だが暗い深い森の中、血痕を探すのも苦労し、3時間4時間探し回っても見付からなかった。
「くそっ!何故見付からない!あんな薄着で逃げ回っても寒さで身体が動かないはずなのに。」
「・・・団長、ここは一旦引き上げた方が・・・」
「馬鹿をいうな!そんな事してみろ!俺たちは打ち首だ。さらに王子を俺達が連れ去ったと他国にバレてみろ!俺たちの家族や親族までも打ち首だ!」
「・・・!!! 」
「わかったか・・・さっさと見付けるぞ!」
わかってる・・・皆もう体力の限界なのだと。だが家族の為、親族の為に探さなければならない!
・・・するとそこへ1羽のハヤブサが飛んできた。ハヤブサは足に手紙がくくりつけられていた。団長と呼ばれた男は急いでハヤブサから手紙を受け取り読み始める。
「・・・!なっなんだと・・・?」
「どうしたのですか?」
「・・・ちっ、俺達が捕まえた坊っちゃんは1人で王室へ戻って行ったらしい・・・俺達は任務失敗したんだ・・・」
「そっそんな・・・」
「そして殿下からの言伝てだ。今すぐ国に帰国せよ・・・と。」
「・・・」
その場にいる誰もが言葉を失う。
どうするべきか、このまま素直に国に帰るか、このまま逃走して姿を眩ますか・・・だがどちらも地獄が待ってるのは間違いない。
「・・・お前らは帰れ。」
「なっ!?団長!!」
「お前たちはまだ帰りを待ってる者がいる。俺はまだ独り身。そして親族とは絶縁という・・・罪を被せるにもってこいの奴がいるだろう?」
「そっそんな・・・」
「大丈夫だ・・・俺はまだ自国の情報をまだたくさん持ってる。その情報をアルタイル王国に売り付けて命乞いをする。」
「そ、それでは団長の身が危うくなります!」
「大丈夫だと言ってる!団長命令だ!今すぐ自国へ帰宅せよ!『帰省』!」
「だっ団長ぉーーー!!!!」
この場にいた団長と呼ばれてる男以外、光に包まれ一瞬で姿を消す。
「お前のたちだけでも生き残れ・・・俺は孤児出身だ。そんな俺によく付き合ってくれた。有り難う。どうか生き残ってくれ」
________
「ヴェル!!!」
「兄さん!?」
血相を変えてヴェスナー兄さんが僕の顔をみて駆け寄ってきた。そして思いっきり抱き着いてきた。
結界からでて獣道を歩いて行くと、何故か見慣れた王室の裏庭に出た。そこで妖精たちに手を振って別れ歩き出す。するとそこに見慣れた人影が見えた。それがヴェスナー兄さんだった。そしてヴェスナー兄さんの付き人ガールアも一緒にいた。
「心配させて申し訳ございません・・・」
「いい・・・無事に帰って来てくれただけで・・・」
「失礼しますインヴェルノ様、すぐにウィンザに知らせてきてもよろしいですか?・・・ウィンザは昨日からずっと走り回ってましたので・・・」
「昨日から!?・・・うん、お願いします。」
ガールアはキチッとお辞儀して走り去る。それを見送りヴェスナー兄さんと一緒に王室へ入る。
・・・すると目の前に父上と母上がいた。
「インヴェルノ!」
「ヴェル!」
父上は目が充血した酷い顔をして僕を抱き締め母上は大粒の涙を流して抱き締めてきた。兄も僕たちを後ろで優しく眺めていた。
ああ・・・僕はやはり家族みんなに愛されているんだな。そう実感できる一時だった。
・・・一応、話がややこしくならないように夜勝手に家を飛び出し森で迷子になったと話をした。すると父上は更に顔に皺を作り涙を流して抱き締めてきた。
「何・・・口付けされると魔力取られちゃうのか・・・?」
『我ら王は番の人から魔力を貰って生きてるのー!』
『我ら王はこの地でずっと番を待ってたのー!』
『何千もの時を経てやっと番を見つけたのー!我らの王様、そして我らの母様!』
僕が立ち上がるとまたキャッキャッと妖精たちがまとわり付いてくる。
「・・・我らの母とはどういう事?」
『何千年も前に母様亡くなったのー。それによって新しい子が生まれなくなるのー。』
『我らの母様は我らの王様の妃様なのー。』
『僕たちも、母様がいないと力が発揮できないし新しい命も誕生しないのー。』
「ちょっと・・・もっと詳しく・・・」
妖精たちはどうも端的な説明はしてくれるけど詳しくは説明してくれなかった。わかった事は・・・
ドラゴンの母が亡くなった事。
ドラゴンの母はドラゴンの王が探し求める事。
ドラゴンの母は純粋な魔力の持ち主である人間だという事。
ドラゴンの母がいないと新しい命が生まれない事。
・・・それくらいだった。
そして先程、僕と婚約?したのが龍王アルトゥン・タンル・ユエリャン。そして僕は将来、ドラゴン族の母?になるらしい。未だに実感がわかない。
「あっ妖精さんたちに聞きたいんだけど・・・今は何月何日?そして時間はわかる?」
『んー?人間のジカンというのはわからないよー』
『でもね、母様がここに来た時から時はそんなに経ってないよ!』
「えっ!?」
『ここの結界はねードラゴン王が作った結界は時が経つのはゆっくりなんだよー!』
『だからねー・・・はっきり言えないけどー・・・朝方なんじゃないかなぁ?』
「ほっ本当に!?」
朝方といえばウィンター祭り当日という事になる。・・・まだ間に合う。僕は気持ちだけが焦っていた。
「あっ妖精さん、僕は故郷であるアルタイル王国に戻りたいんだけど・・・」
『案内できるよー!でもねぇ・・・』
『案内できるよー!でも行かない方がいいと思うー・・・』
『案内できるよー!でも町は荒れてるよー!』
「えっ!?どういう事!?」
意味がわからない。ウィンター祭りは王国全土で今年の最後を祝う楽しいイベントのはず。なのに荒れているとはどういう事なんだろうか。
『うーんうーん・・・第二おーじが行方不明になって国中が慌ててるみたいー。』
『そうみたいだねー。だから町中荒れてるのー。』
『そうみたいだねー。その中に違う国の人達が紛れ込んでて・・・母様危ない目に会っちゃうよー!』
一斉に妖精たちが僕にしがみつく。だが妖精達の話を聞いてますます国へ行かないと行けないと思った。
「妖精さんたち、有難う!こんな・・・僕の事を心配してくれて・・・」
『母様は僕たちが守るのー!』
『母様はとても優しいのー!守るのー!』
『母様は私達の母様なのー!だから母様を危険な国へ連れていきたくないのー!』
「・・・有難う。有難うございます。でもね・・・僕を王国へ連れてってくれないかな。」
『『『むぅー‼』』』
みんな同じように頬を膨らませ不満を表していた。かっ可愛い・・・!でもこのままじゃアルタイル王国が滅びの道へ進んでしまう。それだけはなんとかしたい!
僕を最後の最後まで生け贄にするのを拒んだ父上。
僕を大切に大切に育ててくれた母上。
そしていつも心配してくれたヴェスナー兄さん、そして弟たち。
僕をいつも見守ってくれたウィンザとアイーリ先生。
僕のせいで国が滅ぶなんて絶対にさせない!
今すぐ戻って僕が光属性の事を晒そう。そして拉致られた事、密かに僕を手に入れようとした王国に報いを!
「お願いします。僕をアルタイル王国への道筋を教えて下さい。」
『『『我ら母様の言うとおりに!!!』』』
_______
「おい、まだ見つからないのか?」
「あんな小さなガキ1人、どこにそんな体力があるんだよ・・・」
「ガキだからと油断した。・・・はは、本当に温室育ちの坊っちゃんと思ったら・・・面白い・・・絶対に捕まえてやる!」
ベテルギウス国の兵は未だにインヴェルノを探していた。まさか自分が7歳のお坊っちゃまに鳩尾を一撃くらって気を失うとは思わず、大失態をした事で急いでインヴェルノを探し回った。足を怪我してるのか血痕や足跡がはっきりわかるのでそれを見付けながら辺りを探し回る。
・・・だが暗い深い森の中、血痕を探すのも苦労し、3時間4時間探し回っても見付からなかった。
「くそっ!何故見付からない!あんな薄着で逃げ回っても寒さで身体が動かないはずなのに。」
「・・・団長、ここは一旦引き上げた方が・・・」
「馬鹿をいうな!そんな事してみろ!俺たちは打ち首だ。さらに王子を俺達が連れ去ったと他国にバレてみろ!俺たちの家族や親族までも打ち首だ!」
「・・・!!! 」
「わかったか・・・さっさと見付けるぞ!」
わかってる・・・皆もう体力の限界なのだと。だが家族の為、親族の為に探さなければならない!
・・・するとそこへ1羽のハヤブサが飛んできた。ハヤブサは足に手紙がくくりつけられていた。団長と呼ばれた男は急いでハヤブサから手紙を受け取り読み始める。
「・・・!なっなんだと・・・?」
「どうしたのですか?」
「・・・ちっ、俺達が捕まえた坊っちゃんは1人で王室へ戻って行ったらしい・・・俺達は任務失敗したんだ・・・」
「そっそんな・・・」
「そして殿下からの言伝てだ。今すぐ国に帰国せよ・・・と。」
「・・・」
その場にいる誰もが言葉を失う。
どうするべきか、このまま素直に国に帰るか、このまま逃走して姿を眩ますか・・・だがどちらも地獄が待ってるのは間違いない。
「・・・お前らは帰れ。」
「なっ!?団長!!」
「お前たちはまだ帰りを待ってる者がいる。俺はまだ独り身。そして親族とは絶縁という・・・罪を被せるにもってこいの奴がいるだろう?」
「そっそんな・・・」
「大丈夫だ・・・俺はまだ自国の情報をまだたくさん持ってる。その情報をアルタイル王国に売り付けて命乞いをする。」
「そ、それでは団長の身が危うくなります!」
「大丈夫だと言ってる!団長命令だ!今すぐ自国へ帰宅せよ!『帰省』!」
「だっ団長ぉーーー!!!!」
この場にいた団長と呼ばれてる男以外、光に包まれ一瞬で姿を消す。
「お前のたちだけでも生き残れ・・・俺は孤児出身だ。そんな俺によく付き合ってくれた。有り難う。どうか生き残ってくれ」
________
「ヴェル!!!」
「兄さん!?」
血相を変えてヴェスナー兄さんが僕の顔をみて駆け寄ってきた。そして思いっきり抱き着いてきた。
結界からでて獣道を歩いて行くと、何故か見慣れた王室の裏庭に出た。そこで妖精たちに手を振って別れ歩き出す。するとそこに見慣れた人影が見えた。それがヴェスナー兄さんだった。そしてヴェスナー兄さんの付き人ガールアも一緒にいた。
「心配させて申し訳ございません・・・」
「いい・・・無事に帰って来てくれただけで・・・」
「失礼しますインヴェルノ様、すぐにウィンザに知らせてきてもよろしいですか?・・・ウィンザは昨日からずっと走り回ってましたので・・・」
「昨日から!?・・・うん、お願いします。」
ガールアはキチッとお辞儀して走り去る。それを見送りヴェスナー兄さんと一緒に王室へ入る。
・・・すると目の前に父上と母上がいた。
「インヴェルノ!」
「ヴェル!」
父上は目が充血した酷い顔をして僕を抱き締め母上は大粒の涙を流して抱き締めてきた。兄も僕たちを後ろで優しく眺めていた。
ああ・・・僕はやはり家族みんなに愛されているんだな。そう実感できる一時だった。
・・・一応、話がややこしくならないように夜勝手に家を飛び出し森で迷子になったと話をした。すると父上は更に顔に皺を作り涙を流して抱き締めてきた。
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