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異世界へ下宿屋と共に。後半
しおりを挟む異世界と知り混乱する。・・・どーやって異世界へ来た?しかも家も一緒に移動、つまりトリップしてきたのだろうか。
とりあえず夕食のお礼と称してこの世界の事を聞いてみた。
この世界は4つの大国があり、その一つがここ、アルマスカッド国。殆どが森で、そこに改築して村や町を作り生活しているらしい。まぁ、そこまでは誰だって想像できる。ただ次の言葉に硬直してしまった。
「この世界は男しかいない。」
「・・・は?」
「シズカの話では男性と女性が存在しているようですが、この世界には男性しかいません。」
「え、じゃあ子供は?」
「妊娠ができる特殊な薬がある。妻になる者がそれを飲み夫の種を貰い子を成す。」
「・・・俺的にはカルチャーショックです。男しかいない世界。そんな世界が存在するなんて。」
「シズカの恋愛対象はその女性って奴なのか?」
「まぁ、一般人ですので、そうですね。ああ、でも俺の世界でも同性愛は認めている国もあるので、なんというか、そんな偏見は持ってません。恋愛は自由ですので。この下宿屋にも来客はいましたから。」
「・・・そうか。」
ん?なんかランさん、さっきから険しい顔したり困惑したりホッとしたり・・・なんか百面相してるんですけど?
「いやぁ~それにしても飯は旨かったな!あれ、ニクジャカってやつ。野菜なんてあまり食べないがニクジャカなら何杯でも食べれるな!」
「ああ、初めて食べた味でした。これが異世界の食事なんですね。なんだか雰囲気が不思議な感じがしてたので異世界人と知って納得しました。」
「俺の他に異世界人がいたって事はありませんか?」
「確か何百年前にもこの世界の者ではない人間が突然現れたと聞いた事がありますが、詳しい事は言い伝えられてないので男性か女性かすらわかりません。」
「・・・そうですか。では戻る方法も・・・」
「ああ、気の毒だが誰も知らねぇだろうな。すまねぇなシズカなんの役にたてずに。」
「あ!いいえ!この世界の事を聞けただけで十分です。・・・まぁ今の所、食べるのには困らないので、戻れないと諦めて気軽にここで過ごそうかと思ってます。」
まぁ大抵トリップ系は何かしら役目を背負って異世界へ来るらしいが俺は何の取り柄もないからなぁ~・・・あ、この森に迷い混んだ人を助けるのが役目とか?
あれやこれや前向きに考えてると食卓に座ってた3人が何故か俺の前に立ち塞がっていた。ん?なんだろう?
「1人で寂しくはないのか?」
「ん~どうだろう。俺の家族はもう他界していませんので1人になってもやる事は沢山ありますので寂しいと思う暇がありませんね。」
「なんとお強い方なんだシズカは・・・」
「見た目はひょろっちぃのにな!まだ幼いだろうに。」
「・・・この世界の成人年齢が何歳なのか知りませんが俺はもう29歳だ。」
「「「はっ!?」」」
「え?」
え、何?俺なんか変な事言ったか?3人にハモられて驚きです。
「お前・・・29なのか?」
「?はい。あの、この世界の成人年齢はいくつですか?」
「18だ。俺たちはまだ成人して間もないのだが・・・」
「あ、やはり皆さん若いんですね。」
「いや・・・俺たちよりシズカの方が若く見えたんだが・・・」
「・・・ちなみにガイさん、俺は何歳に見えたんですか?」
「・・・15。いっても17とか。まさか俺より10歳近く離れてるとは・・・」
「はぁ?お世辞にも程がある!嬉しいがさすがに高校生には見えないだろう!」
「コーコーセイ?・・・だがガイの言う通り俺も15、6に見えたんだが。」
「すみません私もです。私がこのチームで一番年上なんですが私の4つも上とは思いませんでした。」
「へぇ、シューさんは25歳か。確かに一番大人びてる気がしたので納得です。」
「・・・お前はシューが好みか?」
「・・・は?」
「そ、そうだ!シズカはどんな男性が好みなんだ?シュー見たいな落ち着いた奴が好みなのか?」
「え、あ、ちょっと・・・」
な、なんだなんだ?ガイさんに両肩をガッチリ掴まれ気迫に押されそうなんですが・・・
と、何故か迫られてた所で「うっ」とミールさんが眠ってる部屋から声が漏れた。「ちょっと失礼」と言いガイさんの脇を通り部屋へと入る。ミールさんがうっすらと目を開けていた。
「気づきましたか。」
「う・・・あなたはー?」
「俺は静と言います。・・・ああ!傷はまだ塞がってないので横になっててください。お水は飲めますか?」
「う、ん・・・」
よし!なら水筒を飲ませよう。ストローを準備して口元へと運ぶ。・・・ミールさんはまだ意識が朦朧としているらしくされるがままだった。きっとランさんたちならツッコミがあっただろうが今はそんなの構ってやれない。
「・・・おいしー。有難うー。」
「まだ安静にしてて下さい。」
「ラン、たちは・・・?」
「・・・ここにいる。ミール大丈夫か?」
「あ、うん・・・ガイや、シューは?」
「ここにいるぞー。シズカに世話になった。」
「私もここにいます。大丈夫ですかミール。」
ミールさんはまず第一に仲間の所在を確認してきた。うん、仲間思いなんだね。
桶とタオルを用意して顔や首元、腕や足など拭ける範囲で拭いていく。気持ちいいみたいでリラックスした顔をしていた。
「傷が癒えたらお風呂に入りましょう。」
「お風呂!えっと・・・そーいえばここは?」
「俺が営んでる下宿屋です。お風呂も食事も寝床もあります。もし何か食べれそうなら持ってきますよ。」
なんか弟みたいな子だなミールさんは。このチームで最年少みたいだ。
ちなみに後に聞いた話、シューさん25歳、ランさんとガイさんは20歳、ミールさんは18歳だそうだ。うん、皆若かったね。
そして若さなのかミールくん(年下という事で)は10日で傷痕は残ってしまったが完治してしまった。凄まじい回復力。
だが違ったらしい。なんでも山菜が治癒促進に貢献したらしく七草粥を食べてからあっという間に元気になったようだ。山菜パワー凄い。
更に4人の食事は凄まじかった。そして異世界トリップの影響か米や調味料などは使っても減らなかった。なんという食材チート。でも山菜などは新鮮な物をいつもお客に出していた事もあり毎日採りに出掛けている。そこへ護衛と称して誰か1人が付き添うようになった。未だに魔物と遭遇した事がないのだが荷物持ちもするとの事で断れずお願いする形になってしまった。・・・俺としてはプライドが・・・まぁこの世の硬貨を渡されても使い道がないとの事で体で返すと言われ1人は護衛兼荷物持ちとして同行、待機3人は掃除などをして留守番する事になった。
・・・今更ながらミールくんが治った今、元の場所に戻らなくていいのだろうかと疑問に思ったが、以前一緒に山菜採りに同行してきたランさんに聞いてみた所・・・
「大丈夫だ。1ヶ月危険区域の偵察に行くと伝えてあるから。」
とのこと。・・・それでいいの?俺の感覚で「1ヶ月研修に行ってきまーす」的な感じなんだろうか。でもここ危険区域なんだよね?何もなさそうだし帰って報告?しなくていいのだろうか。
ある日、シューさんと山菜採りから帰ってくると玄関の前に数人の影があり何か言い合っていた。
「はぁ~やはり来てしまいましたか。」
「やはり?」
シューさんの呟きに疑問を持ちながらも歩く事を止めず、玄関に近付くにつれ話し声が聞こえてくる。
「いい加減お戻りください!こんな怪しい建物に一体何の様なんですか!貴方たちが居なければ困る方たちもいるんですよ!」
「だーから、もう少ししたら戻ると言ってるだろーが!こんな危険区域にまで探しに来やがって・・・」
「何をそんな・・・あ!シュヴァルイアツ様!」
「・・・はぁ。」
「・・・しゅばるいあつ・・・さま?」
長い名前・・・ああ、これが本名か?シューはあだ名のようだな。
「イーア・・・一体、」
「!・・・ほあぁぁぁぁ!誰ですかこの美人さんは!」
「は?」
な、なにか言ったか?美人?誰が?・・・って!?何故か留守番の3人がメチャ殺気だってるんですが!そして何故かシューさんが前にでて俺を背中に隠すよう立ち塞いできたのですが・・・え、何事?
「イーアさん、この方は怪我を負ったミールを無償で手当てして尚且つ世話をしてくれた方です。さらに私たちの食事や寝床を提供してくれた方です。無体な事をせぬように。」
「はっ!・・・それにしても美人ですね・・・お名前をお教え下さい!」
「あ、静です。あの、こちらこそ皆様には世話になってまして・・・お客人なのに手伝いを・・・」
「何を言ってるのですかシズカさん。世話になってるのは私たちです。こんなの散歩の様なものですよ。」
「散歩って・・・俺からしてみれば大変なんだけど。すみません体力なくて手伝わせてしまって・・・」
「!すみません失言でした。好きで護衛してますのでお気になさらずに。」
「・・・あ!えっとイーアさんですね。遠路遥々お疲れでしょう。中へどうぞ。お茶をお出し致します。」
「・・・」
「はい!・・・うわぁシズカさんって礼儀正しく優しいですね!」
「いえ・・・これが当たり前ですので。すみません待たせてしまいましたね。皆さんもお茶を出します。話し合いがあるのでしょう?居間へご案内します。」
「は~い~!」
シューさんを横切り玄関へと行く。・・・ん?シューさんが来ない。なんか俯いてるし、何かあったか?
「シューさん?」
「・・・あ、今行きます。」
「?・・・早く行きましょう。あ、疲れましたか?皆さんを待たせてしまいます。」
にっこり笑いシューさんの手を取り引っ張って中へと入っていく。・・・ん?なんかシューさんの手が熱い?熱でもあるのかな?でもしっかり握り返してくれるから大丈夫かな?意識ははっきりしてるしね。
居間に行くと一斉に視線を浴び何故か俺を通り越してシューさんに「抜け駆け狡い!」だの「優しさに突け込んだな」など意味の分からない事を言われ責められていた・・・なんなんだ?
まぁとりあえず茶を準備、茶を準備っと・・・
やはりイーアさんも初めの3人と同じ反応をしていた。が、4人とも普通に緑茶を飲みお菓子を口にしていたので恐る恐る緑茶に口をつけていた。・・・うん、緑茶はこの世界からしてみたら未知の飲み物らしい。魔物の血とか言ってたな。魔物の血って緑なんだな。魔物すら見たことのない俺としてはいまいちピンとこないんだけどなぁ。
それから5人で積もる話もあるだろうと遠慮し出ていくと、ふいに腕を掴まれた。・・・ん?誰だ?
「シズカさん!惚れました!生涯の伴侶としてお付き合いしていただけませんか!」
「・・・は?」
「「「「はぁ⁉」」」」
突然の告白をイーアくんから頂きました。・・・生涯の伴侶?男の俺を?何の冗談・・・
「お前ぇ・・・何を言い出すんだ!」
「冗談も程々にしとけ。」
「何を急に言い出すんだよーイーア?」
「全く・・・あなたがシズカさんと釣り合うとお思いですか?夢は夢の中で発言しなさい。」
「えぇぇぇ~!?なんでそんなにダメ出しされるんですかぁ~?」
「え、あの・・・冗談、ですよねイーアくん?」
「本気ですシズカさん!10歳も年離れてるとは思いませんでしたが絶対に幸せにします!前向きに考えてもらえませんか!!」
おう熱烈!うーん・・・イーアくん19歳なんだって。そして狼の獣人らしく銀色の耳と髪にフサフサの尻尾があるんだよね。あ、ちなみにミールくんとシューさんも同じく獣人だった。
イーアくん、好青年でもちろんイケメンなんだよね。そして狼ならぬワンコキャラって感じ。
・・・あ~尻尾がピンと上に向いてる所、緊張してるイコール本気って事がわかるんだよね~・・・ワンコ、嫌いじゃないよ。
「うーん・・イーアくん、ひとつ聞くけど俺はこの家から出る事はできないんです。多少出歩くのは構わないけど基本、俺の家はここなんですね。つまり、もし承諾したらイーアくんは強制的にここに引っ越す事になるんだけど、良いのですか?」
「もちろんです!狼族は家族を大切にし慈しみ生涯を誓ったら絶対裏切らない種族です!シズカさんが俺を選んでくれるなら俺はここから絶対に離れません!シズカさんを守ります!約束します!」
「そっか。うん、素直に嬉しいな。」
ニコッと微笑むとイーアくんは花が咲いたように満面の笑みを浮かべた。・・・だが何故かここにいる他の人は青ざめてしまった。ん?どうしたんだ?
「シズカ・・・その、イーアを受け入れるのか?」
「うん?・・・あーそうだね。俺は男性と付き合った事がないからちょっと不安はあるけど、こうも積極的に言われたら、ね・・・」
「シ、シズカさん!」
「わっと!・・・ん?」
すぐそばにいたイーアくんに飛び付かれるかと思ったら、どうやら違う人に腕を引かれ空振りに終わり、変わりに誰かの胸元に寄り添った形になった。あ、この感覚は・・・
「・・・お前、ああやって積極的に迫られたら誰でもはいと言うのか?」
「・・・うん?いや、そーゆうわけではありませんが、イーアくんはランさん達の知り合いでしょう?それに悪い奴でない事も直感が訴えてるので大丈夫かなと。」
「・・・じゃあ俺がシズカが好きだ、生涯の伴侶になってくれと言ったら頷いてくれたのか?」
「・・・は?」
何をいいだすんだランさん!?・・・いや、確かにスキンシップが多いなぁとは思ってたけど・・・好意を寄せられてるとは思わなかった。
「うわっ!?」
「どいつもこいつも抜け駆けしやがって・・・なぁシズカ、俺は財も力もある。お前を一生大事にする自信もあるし夜の営みも満足させる事だってできるぞ。・・・なぁ、あんな奴らより俺を選べよ。シズカ愛してるぞ。」
「っ!!」
ランさんに腕を引かれ後ろから抱き締められ告白された後、今度はまた腕を引かれガイさんの腕の中に引っ張られ抱き締められ熱烈に口説かれてしまった・・・
ちょ・・・この流れってまさか・・・っ!
「うおぉっ!?」
「大丈夫ですかシズカさん?」
「あ、シューさん。はい、助かりまし」
今度はシューさんに腕を引かれそのままシューさんの腕の中に収まった。ふんわりと支えられ優しさが伝わってきた。・・・あ、シューさんは僕に求婚なんてしないよね・・・?
「全く皆さん順序を守ってください。シズカさんが混乱してるじゃないですか。」
「だってー!イーアがー!」
「えっ⁉もしかして皆さんも・・・」
「当たり前だ。シズカがいなければ偵察してすぐ報告している。」
「少しは空気読めよなぁー上の奴はよぉ!」
「仕方ないですね。もうすぐ1ヶ月立ちますから。それよりシズカさん。」
「は、はい!?」
「私も貴方の事を好ましく思ってます。この世界は一妻多夫も認められてます。できれば私だけのシズカさんになってもらいたいですが、決められないようなら皆さんと結婚してもいいと思いますよ。」
「・・・は?一妻多夫?・・・え、俺はもし誰かを選ぶとして、妻と夫どちら側になるんですか?」
「「「「妻」」」」
「・・・」
へぇー俺はつまり受け入れる側なわけね。だから一妻多夫を進めてくるんだシューさん・・・なんと残酷な
「みんな狡いー!ねぇシズカ、僕もシズカの事が好きなんだ。もうずっと一緒に居たいほどに。・・・だから僕の生涯の伴侶として結婚してください!」
「・・・」
・・・もうキャパオーバーです。シューさんの腕の中で意識を手放した。
________
それから時が立ち未だに俺は異世界で下宿屋をしている。中には永久に滞在している人が5人いる。
シューさん、ランさん、ガイさん、ミールくん、イーアくん。
たまに外出して仕事へと行ってるようだ。そうそう、皆さんはやはり冒険者で、イーアくんだけはギルドの受付兼冒険者として活躍しているらしい。なんでも「疲れる事はしたくない」との事で戦闘の腕はピカ一なのに働くのが嫌らしく妥協点でギルドの受付をしているようだ。
そのためイーアくんはよく外出している。
そしてシューさんとランさん2人は元騎士団の団長、副団長だったらしい。自由に動きたいとの事で冒険者になり、そこでガイさんとミールくんと手を組み有名なチームとなったらしい。4人揃って討伐に行けばドラゴン1頭狩れるんじゃないかと言われる程強いらしい。
・・・うん、ドラゴンという実物も皆の戦闘姿を見たことがないので何とも言えないのがもどかしいです。
そして全員に求愛されて以来、皆のスキンシップが過激になりスキあらば尻を撫でられたり胸を触られたりセクハラ紛いの事をされるようになり、いつ貞操を奪われるのかヒヤヒヤする毎日が続き、結果、皆を受け入れる事になった。
その時は一人一人に濃厚なキスをされ二度目のキャパオーバーを体験しプツンと意識を手放してしまったのは仕方がないと思う。
それからは・・・うん、ご想像にお任せします。将来はきっと子沢山になるだろうと思う。毛色の違う子供達が、ね。
なんだかんだ、今は幸せである。きっと俺は祖父母が他界して心の中では寂しかったのかもしれない。だから今は楽しくて愛しい人たちにか困れて幸せである。
・・・END
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