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中年期
寮の仕組み
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寮は3階建ての豪邸だった。
2人部屋と1人部屋があり、大抵は貴族が1人部屋優先、平民は2人部屋と決まっていた。
「ここは食堂です。朝は6時からご飯を食べれます。夜は、10時までです。」
「かなり遅くまでやってくれるんですね?」
「この学校は野外実習とかが多いので、課題とかで遅くなった生徒達の為に遅くまでやってくれるんです。」
「それは・・・とても生徒にとても良い環境ですね。親切で・・・集中して勉強ができますね。」
食堂は、キッチンダイニングがあり、その近くに2人用と4人用の椅子とテーブルがあり、カフェテリア方式だった。
ここ、一応貴族もいるんだよね・・・?
「・・・では、次は浴室ですね。基本、各部屋にはバスルームはあるけどシャワーのみでして、1Fの奥に大浴場があるんです。」
「それは凄いですね!大浴場・・・入ってみたいですね。疲れた時とか湯船に浸かりたいですね・・・」
「入れる時間は夜8時~朝7時までです。昼間にいつも掃除をしていつも清潔にしてます。そして大浴場使う人にはルールを守ってもらってます。」
ルールと言っても当たり前の事だ。
・湯船に入る前に体を洗う。
・物を使った後は元の場所に戻す。
・ふざけて風呂場で遊ばない。
・性行為をしない。
一番下・・・そんなこともルールに付け加えられるの?
うん、確かに当たり前の事が書かれてるね。
「・・・よく、浴場てHしてる人がいてね・・・事後処理とかちゃんとしてくれれば良かったのに、悲惨な事になってたみたいでね・・・清掃の人が激怒しちゃって、あんなルールができたんですよ・・・」
「あー・・・左様ですか・・・なんというか・・・はい、仕方ない事ですね。周りにも迷惑かかるわけですからね。」
あー生々しい事を聞いちゃったよ・・・
さすがR18乙女ゲー・・・
同性愛OKだからねぇ・・・ありえる・・・
「次は八乙女さんの部屋ですね。八乙女さんは2階です。」
そう言って階段を上り一つの扉の前に立つ。ネームプレートには「八乙女」と書かれている。
「貴族は基本一人部屋です。・・・ではこちらは鍵です。3つありますが2つは八乙女さんに、1つは俺が持ってます。鍵を無くしたりした時は俺に言ってください。」
「わかりました。」
「では中へ荷物を運んでください。」
鍵を渡され中へ入る。
・・・中は1LDK。1人部屋にしては広い・・・
早速執事がせっせと荷物を入れている。
・・・どうやって持ってきたのかベットやソファなど僕の部屋にあった物を入れていく。
凄いなー・・・有能ですわ・・・我が執事・・・
「一応キッチンは付いてますので・・・あまり使わないと思いますが火の取り扱いには気をつけてください。・・・では、だいたいの説明は終わりましたが何か質問はありますか?」
「そうですね・・・今のところはありません。大丈夫です。」
「そうですか。・・・俺の部屋は1Fの食堂の近くにあるので何かあったら気軽に訪ねてきてください。」
「ありがとうございます。鳥羽先輩。」
そうお礼をのべると何故か赤くなる鳥羽先輩・・・
照れてるのかな?
そういえば鳥羽先輩は平民なのかな?貴族なのかな?
「あの、鳥羽先輩に質問があります。」
「はい。なんでしょうか?」
「失礼ですが・・・鳥羽先輩は貴族ですか?」
「あぁ、一応貴族ですよ。男爵ですので八乙女さんより身分は下ですよ。」
「そ、そうですか・・・鳥羽先輩は何故この学校へ?」
「俺は幼い頃から花を育てるのが好きでね。もっと勉強がしたくてこの学校に入ったんですよ。」
おっガーデニング仲間か!
仲間!これは友達にならねば!寮長だし何かあれば頼れそう!
「あの、僕もガーデニングが趣味でこの学校に入ったんです!もし良ければ親しくさせてもらっても良いですか!!」
「・・・」
をい!!だからキョトンとしないでくれって!
・・・ダメなの?
「あの・・・ダメでしょうか?」
「っ!!・・・すみません考え事をしてしまって・・・。もちろん、こちらこそ宜しくお願いします。」
「あっ!よ、良かったです・・・宜しくお願いします。」
「はい。宜しくお願いします。」
そういって互いに握手して部屋に戻った。
男爵ねぇ・・・
まさかねぇ・・・?
2人部屋と1人部屋があり、大抵は貴族が1人部屋優先、平民は2人部屋と決まっていた。
「ここは食堂です。朝は6時からご飯を食べれます。夜は、10時までです。」
「かなり遅くまでやってくれるんですね?」
「この学校は野外実習とかが多いので、課題とかで遅くなった生徒達の為に遅くまでやってくれるんです。」
「それは・・・とても生徒にとても良い環境ですね。親切で・・・集中して勉強ができますね。」
食堂は、キッチンダイニングがあり、その近くに2人用と4人用の椅子とテーブルがあり、カフェテリア方式だった。
ここ、一応貴族もいるんだよね・・・?
「・・・では、次は浴室ですね。基本、各部屋にはバスルームはあるけどシャワーのみでして、1Fの奥に大浴場があるんです。」
「それは凄いですね!大浴場・・・入ってみたいですね。疲れた時とか湯船に浸かりたいですね・・・」
「入れる時間は夜8時~朝7時までです。昼間にいつも掃除をしていつも清潔にしてます。そして大浴場使う人にはルールを守ってもらってます。」
ルールと言っても当たり前の事だ。
・湯船に入る前に体を洗う。
・物を使った後は元の場所に戻す。
・ふざけて風呂場で遊ばない。
・性行為をしない。
一番下・・・そんなこともルールに付け加えられるの?
うん、確かに当たり前の事が書かれてるね。
「・・・よく、浴場てHしてる人がいてね・・・事後処理とかちゃんとしてくれれば良かったのに、悲惨な事になってたみたいでね・・・清掃の人が激怒しちゃって、あんなルールができたんですよ・・・」
「あー・・・左様ですか・・・なんというか・・・はい、仕方ない事ですね。周りにも迷惑かかるわけですからね。」
あー生々しい事を聞いちゃったよ・・・
さすがR18乙女ゲー・・・
同性愛OKだからねぇ・・・ありえる・・・
「次は八乙女さんの部屋ですね。八乙女さんは2階です。」
そう言って階段を上り一つの扉の前に立つ。ネームプレートには「八乙女」と書かれている。
「貴族は基本一人部屋です。・・・ではこちらは鍵です。3つありますが2つは八乙女さんに、1つは俺が持ってます。鍵を無くしたりした時は俺に言ってください。」
「わかりました。」
「では中へ荷物を運んでください。」
鍵を渡され中へ入る。
・・・中は1LDK。1人部屋にしては広い・・・
早速執事がせっせと荷物を入れている。
・・・どうやって持ってきたのかベットやソファなど僕の部屋にあった物を入れていく。
凄いなー・・・有能ですわ・・・我が執事・・・
「一応キッチンは付いてますので・・・あまり使わないと思いますが火の取り扱いには気をつけてください。・・・では、だいたいの説明は終わりましたが何か質問はありますか?」
「そうですね・・・今のところはありません。大丈夫です。」
「そうですか。・・・俺の部屋は1Fの食堂の近くにあるので何かあったら気軽に訪ねてきてください。」
「ありがとうございます。鳥羽先輩。」
そうお礼をのべると何故か赤くなる鳥羽先輩・・・
照れてるのかな?
そういえば鳥羽先輩は平民なのかな?貴族なのかな?
「あの、鳥羽先輩に質問があります。」
「はい。なんでしょうか?」
「失礼ですが・・・鳥羽先輩は貴族ですか?」
「あぁ、一応貴族ですよ。男爵ですので八乙女さんより身分は下ですよ。」
「そ、そうですか・・・鳥羽先輩は何故この学校へ?」
「俺は幼い頃から花を育てるのが好きでね。もっと勉強がしたくてこの学校に入ったんですよ。」
おっガーデニング仲間か!
仲間!これは友達にならねば!寮長だし何かあれば頼れそう!
「あの、僕もガーデニングが趣味でこの学校に入ったんです!もし良ければ親しくさせてもらっても良いですか!!」
「・・・」
をい!!だからキョトンとしないでくれって!
・・・ダメなの?
「あの・・・ダメでしょうか?」
「っ!!・・・すみません考え事をしてしまって・・・。もちろん、こちらこそ宜しくお願いします。」
「あっ!よ、良かったです・・・宜しくお願いします。」
「はい。宜しくお願いします。」
そういって互いに握手して部屋に戻った。
男爵ねぇ・・・
まさかねぇ・・・?
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