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高年期[二学期・前編]
☆恋人らしく②
しおりを挟む「ふあっ!あっ、あっ、んんっ!・・・もう、ツラい~・・・ひぅ!」
「はぁ・・・まだ足りない。薫風、こっち向いて。」
「はムッ!・・・んぁ」
苦しいです。はい。・・・もう何度達したのかわからない。もう出すものを出し切ったんじゃないかと思う。射精感はある。けど出てないと思う。でも身体が揺さぶられる度に自分の下のモノも揺れて腹に打ち付けられてる感じがするから立ちっぱなんだと思われる。
もう足が痙攣しっぱなしで、多分もう明日は足腰が立たず学校お休み確定ですわ。
仰向け、うつ伏せ、抱っこと色々な体勢で攻められ何度中に出されたのか動く度にグチュグチュと卑猥な音が響き、感覚的に下から溢れ出てる気がするんだ。内股に滴ってる感じがするし。
「あっ!アアーッ!」
「くっ・・・!」
ふぅ~・・・はぁ、終わっ、た・・・
もうこれで最後って言ってた。というか外がもう白いんです。多分日が登り始めてるんだと思う。カーテン超しで感じる。少しでも光が漏れてるし。
「抜くよ、薫風。」
「っ。んん・・・はぁ。」
「はぁ・・・もっとしたいんだけど」
「・・・僕を、殺す気、ですか・・・?」
「ふふ。そう言うと思ったから我慢したんだよ。・・・さぁ、お風呂入ろうか。」
「ん・・・」
もう全身に力が入りません。恋人に全てお任せします。・・・まぁ風間くんは僕が言わずとも後始末やってくれるから任せてます。
「っ、はぁ~・・・」
「クスクス・・・薫風はお風呂好き?」
「はい~・・・気持ちいいです。」
「それは良かった。今度薔薇の花弁浮かべる?」
「ははっ。贅沢ですね。」
「贅沢じゃないさ。庭に沢山咲いてるからね。今度庭師に頼んでおこうか。」
「有難うございます。」
風間くん宅の風呂は多分、4人は余裕で足を伸ばしながら入れる程かなり大きな浴槽がございます。・・・だから足を伸ばしてノビノビと脱力して湯船に浸かってます。もちろん、僕の後ろには風間くんがいてガッチリとホールドしています。うん、だから溺れる心配はありません。
あ、ちなみに今は泡風呂です。前にボソッと呟いたのを執事さんが聞きとったらしく試行錯誤して泡風呂を作ったらしい。・・・流石です。
グッタリしていたがこの泡風呂見た瞬間、風間くんの腕の中にいるのもお構い無しにはしゃいじゃいました。火事場のバカ力を発揮し風間くんの首元に腕を絡め抱きつきました。あーその時もクスクス笑われました。
『うわっ!泡風呂!なにこれ!え?どうしたんですか?泡風呂ぉー!うわぁー!』
『クスクス』
『ほんと!どーしたんですか?泡風呂なんて家でも入った事がないのに!』
『足利が試行錯誤して作ったみたいなんだ。・・・うん、良い匂いだね。私も初めてだから入るの楽しみだよ。』
『うわあー!うわあー!風間家の執事さんは優秀ですね!・・・僕の呟きを聞き入れてくれるなんて・・・』
『後でお礼を言うといいよ。』
『はい!』
はい、こんな感じにはしゃいじゃいました。・・・いやあ、あの風間くんの生暖かい目が今でも忘れられません。はい恥ずかしかったです。
「ふんふんふふ~ん♪」
「ふふ、ご機嫌だね。逆上せないようにね。」
「はい~。・・・・・・ん?・・・っ、んあっ!・・・あ?」
「薫風、可愛い。」
「う、うそっ・・・やだっ、お湯、入るっ!っ、ああっ!」
「っは・・・」
あれー?・・・あれで最後じゃ?
「ああっ!」
「はぁ・・・薫風、お湯から上がろうか。」
「うくっ・・・あ、やだっ動かなっ!っアア!・・・は、ぁ・・・」
「ん?ああ、薫風トンじゃったか。」
いや・・・これ以上無理だって。もう勘弁し・・・
「駄目だよ・・・ほら、戻ってきて。」
「ん・・・んあぁぁ・・・」
「はぁ可愛いな薫風は。・・・俺をこんなにした薫風には責任をとってもらわないとね。」
「・・・っ!・・・あ、ん・・・ひっ!あ・・・?」
「起きたか薫風。ほら、ちゃんと付き合え。」
「あっ、あっ、~~~鬼畜っ!」
「あぁ、それ褒め言葉。」
「っ!」
・・・あれ?いつスイッチ入ったのこの人?そして思わず本音がポロッと。ポロッと言ってしまった。絶倫様、もう許してください。
「はぁ、はぁ、・・・うぅぅぁあああ!」
「はぁー・・・もう薫風が傍にいるだけで何回でもできる。・・・気持ちいいよ薫風。愛してる・・・このままずっと傍にいてくれ。」
「ぅぅ・・・和彦さん、これが最後、ほんと最後にして、ください。」
「!・・・あぁ、薫風はいつも俺に優しい。だから離せない。いとおしい・・・」
「ん・・・」
甘んじてキスを受け入れますよ。でももう気持ちいいを通り越して辛いんです。
「あ、あぅ、・・・はっ、和彦、さん・・・」
「薫風・・・薫風」
「ふぅ・・・あ、ん、んんっ!」
あーうん、逆上せそう。
・・・結果。
「ごめん薫風・・・調子に乗ってしまったようだね。」
「・・・水。」
「あ、はい。」
逆上せて今日1日ベッドの住人確定になりました。・・・熱が出てるんじゃないかという程熱い・・・あ、みずーーー
「失礼します。和彦様、お時間です。」
「あ、え、足利?」
「?」
おっとー?ノック無しに執事さんが突入してきた。あ、手には僕の欲しかった水が!
「薫風様の分も学校へお行き下さい。」
「わ、私も眠りた」
「1日2日不眠でも大丈夫でしょう。お車はご用意しておりますのでさっさと行って下さい。」
「あ、足利・・・なんだか最近辛辣・・・」
「けほっ・・・和彦さん、行って下さい。すみませんが今日1日ここに居させて、コンッコンッ!」
「あぁ薫風!・・・わかった!早く仕事終わらせてすぐ帰ってくるからね!足利、薫風を頼む。」
「承知いたしました。ほら、早く行って下さいませ。」
「足利・・・もう少し」
「早くお行きなさい!」
「ぅぅ・・・」
おうっ、執事さん強い・・・確か風間くんと年が近いんだっけ?まだ30にもならないとか・・・うん、若いよね。我が家の執事さんはみんなダンディーだもんね。なんか若い執事さん、なんか新鮮・・・
「さぁ薫風様、お水を。飲みやすいよう準備してきました。」
「う、うん・・・ありがとう。あ、あと・・・ケホン!」
「お話は後でも大丈夫ですので、まずは水分を。そして睡眠をとり身体を休めてください。」
「はい・・・」
あ、うん。僕も執事さんに逆らえないわ。無言の圧力?いや無言ではないから単なる圧力が凄いです。・・・まぁ今は僕の身体を気遣ってくれての事だから有難いんだけどね。
「ん・・・有難うございます。・・・少し、眠りますね。」
「はい。では何かございましたらベルを。お水は傍に置いときますので。」
「何から何まですみません。」
「いいえ・・・元は我が主のせいですから。無体を・・・申し訳ございません。」
「あ!い、いいえ・・・その、僕も止めなかったのも悪いですか、ら・・・」
あ、思い出して恥ずかしくなってきた・・・そして僕の気持ちを汲み取った執事さんが「お優しいですね」と一言呟き部屋を出ていった。
・・・うん、疲れたし眠いのは確かだし・・・寝よう。風間家の布団、もふもふしてて気持ちいいんだよね。
おやすみ~・・・
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