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高年期[夏休み編]
☆こんな状態じゃ寝れない
しおりを挟む居心地悪くなり早々温泉から上がった。何故3人で寝ることになった!?そんな事するなら皆別々に寝れば良くね?とりあえず自室へ・・・
鞍馬が湯冷ましにお茶を用意してくれた。有り難く思いながらソファに座り寛ぐ。・・・あー眠くなってきた・・・コックリ・・・ぐう。
夢うつつの中、浮遊感を感じ重たいまぶたを少し開けると僕と同じく前髪に金のメッシュを入れた見知った顔が目の前にあった。
「にい、さん・・・」
「眠いんだろう。僕がベッドまで連れてってあげるよ。そして側にいるから安心して眠りなよ。」
「うん・・・」
ごめんね、多分この浮遊感って兄さんが僕を横抱きして運んでるんだよね。お手数おかけします。
背中に柔らかい感触を感じたからベッドに寝かせてもらえたらしい。・・・うん、有難う兄さん。起きたらお礼を言うね。
_________
パチュン…パチュン…グチュ、グチュ…
「あ・・・はっ・・・あ、ぐぅ・・・っ。」
あっつい・・・なんだこれ。熱でも出したか?風呂入ったのに体が軽く汗ばみ、寝間着ははだけて、なんだか水音?のようなものが聞こえ、甘ったるい苦しそうな声が聞こえる。
・・・聞こえる?
「は・・・あぁ・・・ん、んぅ・・・」
「薫風、いい加減起きたら?さすがに淋しいなぁー?」
「は、あ・・・この、声・・・んぅ!」
頭がまだ夢から覚めてない寝ぼけ眼の状態で必死に意識を覚醒するよう頭を動かす。声を発した時に口に柔らかいものが塞ぎ口の中にねっとりとした肉質なものが入ってきて舌を絡めてきた。無抵抗な状態でされるがままになり鼻で呼吸がままならなくなり息苦しくなる。
「んふっ・・・ん、ん、んぁ・・・」
「んー寝ぼけてる薫風もそそられるねぇー・・・一回出していい?」
「っ・・・ああっ!はうっ!や、激し、い・・・んああっ!」
「う、くっ!・・・はぁ。」
え、な、何っ!?下半身に肌が打ち付けら激しく揺さぶられ、熱に促され全身が痙攣した感覚を味わう。・・・なんかお腹に生暖かい何かが掛かってお腹の中に何かが弾けたような生暖かい何かと圧迫感を感じた。・・・え、これってまさか?
「あ、う・・・」
「はぁ~・・・やっぱ薫風の身体は格別だなぁ。出したばかりなのにまだ俺のはすぐ元気になったぞ。もう薫風の身体は僕に慣れたみたいだな。」
「ひゃうぅ!・・・あ、かつの、り・・・んんっ!」
「んーやっと目が覚めた?薫風って本当に眠りが深いねぇ。そして無防備。まぁそれは俺にとっては好都合かな?」
「なに、してんの?・・・あ、んっ・・・ここは・・・」
「八乙女家が俺に用意してくれた部屋だよ。昨日も一緒に寝ただろ?」
「え、あ、何で・・・?っ、ああっ!は、あ、ちょっと・・・抜け、よっ!そして、うぅ、動くなっ!」
いつの間に克典の部屋に?確か僕は温泉から上がって、浴衣でなくいつもの寝間着に着替えて、ソファーで寛いでたら居眠りして、そしたら・・・流依兄さんが居眠りしてる僕に気付いてベッドに寝かせてくれて・・・?
それで何でこうなる?流依兄さんは?僕は確かに自分の部屋に居たよね?まさか・・・勝手に僕をこっちの部屋に連れてきて襲ったの?こいつ・・・やりたい放題だなっ!
「あぅ・・・っ、っ、はぁ・・・あんた、自分勝手すぎ・・・普通、好きなら、無理矢理、しなくね?」
「んー?まぁ、そうかも、ね。でも薫風は別。・・・はぁ、薫風とはずっと側にいたいし、一日中グズグズに甘やかしたいし、ずっと・・・薫風の中に居たい。・・・うぅ、薫風、もっと激しくしていい?」
「は?え、いい、嫌だっ!・・・っああ!」
話してる間はユルユルと動かしてたが急に腰付きを変えパチュン!パチュン!という水音と肌を打つ音が合わさった卑猥な音を立て激しく打ち付けてきた。僕の感じる箇所を的確に擦られ僕のものも反り立ち始め、前屈みになった克典の腹部に擦られ、直ぐに絶頂まで達する・・・
僕も、この行為に慣れすぎじゃね?ビッチ化してる気がする・・・な、何故?
僕が絶頂を達すると腹筋に力が入り、僕の中に動いてるものをキュウゥっと締め付けてしまい、克典が声を殺しながらも低い声で唸り最奥まで押し込み熱い液を注ぎ込まれた。・・・もう勘弁して。
「あ、は・・・うぅ~・・・克典、もういい加減にして・・・」
「ん~・・・あと1回・・・いや2回?」
「ひぅ!・・・あ、この・・・絶倫野郎っ!」
「ふははっ!それ、褒め言葉?」
「ああっ!・・・はっ、も、もう・・・寝かせてー!」
こいつ本当に怪物じゃないのか!?何故イッた筈のモノが萎えないの?ヤバくない?いや絶倫様はこれが普通なんだろうが僕は絶倫ですらなく、寧ろ淡白の方!襲われて勝手に身体が反応してるだけ!え、まじでビッチじゃないからね!?男の体めんどくせー!いや女性の方もそうかもしれないけど・・・つくづく面倒・・・
ガチャ、バンッ!
・・・ん?
「克典・・・義兄弟だからといって、やって良い事と良くない事があるの、わからない?」
「あー流依義兄さん・・・今いい所なんだから水をささないでくれる?」
「何が・・・いい所なんだい?勝手に薫風の部屋に入って自分の部屋に拉致し薫風の身体を弄ぶなんて・・・薫風は僕の大切な弟で僕のものだよ。勝手に触らないで。」
乱入者・・・?てか兄さん、さっき・・・何て言った?
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