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第一章 希望と欲望の街、シャングリラ 前編
第18話01 勝者の言葉
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我が名はテオドール。
この度は大変失礼した。
これ以降つまらん人間の依頼は
一切受けないと誓おう。
では、さらばだ。
銀髪赤目の魔導師は
そう言って一瞬で消えた。
残された主催者、貴族、そしてペルルは
騒然となっていたが……
まぁ、サイモンと猫にとっては
関係のない出来事。
〈……えーーー、
皆様大変お待たせいたしました。
そして、この度は
大変お騒がせいたしました。
色々ございましたが、
本日の勝者はビッグケット選手!
そして殿堂入りを果たした
勇敢な彼女に今!
記念の王冠と賞金金貨50枚が
贈られます!!〉
わぁあ……!!
円形のすり鉢状になった地下闘技場、
最下層のステージにて。
さっきブチ撒かれた
ビッグケットの血は、
運営職員によって
慌てて掃除され粗方なくなった。
オーガの死体もせっせと運ばれて、
大穴だけが残っている。
これ、明日までに修復されるんだろうか。
ご苦労なことだ。
まぁ、そんなことは
彼らの預かり知るところではない。
人魚の実況ペルルがステージに降り、
楽しそうに
拡声器を振り回している。
ビッグケットには王冠、
傍らに立つサイモンには
金貨50枚が職員の黒服男から渡され、
その様子が
壁に掲げられた大鏡に映っている。
嬉しそうに
王冠を頭に乗せるビッグケット。
猫耳が邪魔で実用性皆無だが、
所詮記念品だし、
被る機会など特に来ないだろう。
そんな部分も含めて、
観客は彼女たちを
微笑ましく祝福した。
割れんばかりの拍手が
会場に響く。
〈では、
今回特例ずくめの闘技場!
勝ち残ってどんな気分ですか!?
ビッグケット選手!〉
ノリノリのペルルに
マイクを向けられるものの、
まずビッグケットは
共通語がわからない。
代わりにサイモンが
極力小声で
ビッグケットに囁いた。
『勝チ残ッテ
ドンナ気分デスカ?ッテ』
『うーーん、まぁ、
本音を言えば
マジで生きてて良かったなって!
作戦色々考えてたけど、
思った以上にオーガ強かったな~!
こりゃ逝っちゃうかも!って
本気で思っちゃったよな~』
〈……本当に生きてて良かった。
思った以上にオーガが強くて、
これは死ぬかも!と
本気で思ってしまった〉
〈なるほど~、
さすがのビッグケット選手でも
死を覚悟しましたか!〉
全力で恥ずかしいが仕方ない。
サイモンがビッグケットの代わりに
インタビューに答える。
こんな大勢の前で
自分の声が拡散されるなんて
生き地獄だ……!と思ったが、
ビッグケットは
共通語を話せないから……
仕方ない、なぁ!!!
〈これまで5戦、戦いましたけれど。
一番印象的だった戦いは
どれですか?〉
『5回戦ッタ中デ
一番記憶ニ残ッテルノハ何?』
『うーーーん、2回戦かなぁ?
コボルトの人を守りながら
戦うのは
やっぱ大変だったかな~』
〈2回戦。
コボルトの女性を守りながら
戦うのは
やっぱり大変だった〉
〈なるほど!
私は当日担当ではありませんが、
記録映像を見る限り
楽勝!って感じに見えていました。
あれで大変だったんですねぇ、
意外です!〉
大闘技場の中央、
観客多数のど真ん中で
ペルルとサイモンが会話する。
ビッグケットは王冠を外し、
指でくるくる回している。
嬉々として笑顔で拡声器を持つペルルが
大鏡に映し出される。
〈では、名残惜しいのは山々ですが、
これで最後になります!
ビッグケット選手は本日殿堂入りのため、
もう闘技場に出場することが出来ません。
そこで、今日詰めかけてくれた
6万の観衆の皆様に
何か一言!〉
サッと拡声器を向けられ、
サイモンがビッグケットに向き直る。
『モウ闘技場ニハ出ラレナイ、
今日来テクレタ客ニ
何カ一言クレッテ』
するとそれまで
他人事のようにへらへらしていたビッグケットは、
ふっとサイモンを見た。
「?」
サイモンが心臓をドキリと鳴らす。
ビッグケットは、
至極真剣な眼差しで口を開いた。
『…………長々話すのもあれだから、
手短にするけど。
ここに来てる客には
亜人、獣人もたくさんいるだろ。
だから、そのみんなに。
負けるな。
って伝えてくれ。
私達は人間の奴隷でも
玩具でもない。
それぞれの誇りを忘れないでくれ。
たった一人でも、
その血を受け継いだ事を忘れないでくれって……
伝えてくれ』
「…………」
複雑な生まれの彼女だからこそ
思うこと。
言えること。
サイモンはその言葉を噛み締めた。
ペルルに視線を戻す。
〈ここに来ている亜人、獣人の皆さん。
負けるな。
私達は人間の奴隷でも
玩具でもない。
えっと……それぞれの、
誇りを忘れないでほしい。
たった一人でも、
その血を受け継いだ事を忘れないでほしい……
だそうです〉
〈はぁそれは……〉
ビッグケットの切なる願い。
それを聞いたペルルが
感想なりまとめなりの言葉を
言おうとしたところで、
ビッグケットが
サイモンの肩を掴む。
まだ言いたいことがあるようだ。
『あと、高みの見物をしてる人間共!
うじゃうじゃいるからって
あんま偉そーにしてっと、
私達がお前らを滅ぼすぞ!
お前らは神でも王でもない、
人種の一つでしかないってことを
忘れるな!』
〈えと、あの。
あとこの闘技場で
高みの見物をしてる
人間の皆さん。
たくさんいるからって偉そうにしてると、
私達がお前らを滅ぼすぞ。
人間は神でも王でもない、
人種の一つでしかないってことを
忘れるな、と〉
そこまで言うと、
観衆がドッと沸いた。
ウケた、ようだ。
それは嘲笑だろうか、
亜人たちによる賛同の意思だろうか。
サイモンには一瞬測りかねたが、
直後にわぁ……!という歓声と
大きな拍手が降ってきたので、
恐らく亜人獣人を中心に
賛同の意を示してくれたようだ。
見れば、ペルルも
噛みしめるような表情をしている。
……人間は神でも王でもない。
この言葉、ここに来ている人間たちには
どう届いただろう。
〈……そう、ですか。
その、ビッグケット選手にしか言えない
お言葉、ありがとうございました!
人間の皆さんには申し訳ないですが…………
私ちょっと、感激しました!〉
てへへ、と笑うペルル。
そういえば彼女の脚は二本。
普通に人間と遜色ないものが
ついていた。
魔法か呪いか。
彼女はどこから来てどこを目指すのか。
彼女の胸にもきっと、
たくさんの想いが詰まっているのだろう。
ビッグケットの言葉は、
恐らくこの場にいる
全員の胸に何かを残した。
そして今日でここを去る。
〈では、本日の勝者!
5戦連続勝ち抜いた、
殿堂入りチャンピオンのビッグケット選手に
盛大な拍手を!!!
本日のプログラムはこれにて終了です!!〉
高々と王冠を掲げるビッグケット。
それは、ケットシーの女である私でも
人間たちに勝ったぞという
アピールだろうか。
ペルルのアナウンスが響き渡り、
観客がいつまでも拍手を贈る。
闇闘技場5日目。
サイモンとビッグケットの挑戦は
無事成功という形で
幕を下ろした。
…………表向きは。
この度は大変失礼した。
これ以降つまらん人間の依頼は
一切受けないと誓おう。
では、さらばだ。
銀髪赤目の魔導師は
そう言って一瞬で消えた。
残された主催者、貴族、そしてペルルは
騒然となっていたが……
まぁ、サイモンと猫にとっては
関係のない出来事。
〈……えーーー、
皆様大変お待たせいたしました。
そして、この度は
大変お騒がせいたしました。
色々ございましたが、
本日の勝者はビッグケット選手!
そして殿堂入りを果たした
勇敢な彼女に今!
記念の王冠と賞金金貨50枚が
贈られます!!〉
わぁあ……!!
円形のすり鉢状になった地下闘技場、
最下層のステージにて。
さっきブチ撒かれた
ビッグケットの血は、
運営職員によって
慌てて掃除され粗方なくなった。
オーガの死体もせっせと運ばれて、
大穴だけが残っている。
これ、明日までに修復されるんだろうか。
ご苦労なことだ。
まぁ、そんなことは
彼らの預かり知るところではない。
人魚の実況ペルルがステージに降り、
楽しそうに
拡声器を振り回している。
ビッグケットには王冠、
傍らに立つサイモンには
金貨50枚が職員の黒服男から渡され、
その様子が
壁に掲げられた大鏡に映っている。
嬉しそうに
王冠を頭に乗せるビッグケット。
猫耳が邪魔で実用性皆無だが、
所詮記念品だし、
被る機会など特に来ないだろう。
そんな部分も含めて、
観客は彼女たちを
微笑ましく祝福した。
割れんばかりの拍手が
会場に響く。
〈では、
今回特例ずくめの闘技場!
勝ち残ってどんな気分ですか!?
ビッグケット選手!〉
ノリノリのペルルに
マイクを向けられるものの、
まずビッグケットは
共通語がわからない。
代わりにサイモンが
極力小声で
ビッグケットに囁いた。
『勝チ残ッテ
ドンナ気分デスカ?ッテ』
『うーーん、まぁ、
本音を言えば
マジで生きてて良かったなって!
作戦色々考えてたけど、
思った以上にオーガ強かったな~!
こりゃ逝っちゃうかも!って
本気で思っちゃったよな~』
〈……本当に生きてて良かった。
思った以上にオーガが強くて、
これは死ぬかも!と
本気で思ってしまった〉
〈なるほど~、
さすがのビッグケット選手でも
死を覚悟しましたか!〉
全力で恥ずかしいが仕方ない。
サイモンがビッグケットの代わりに
インタビューに答える。
こんな大勢の前で
自分の声が拡散されるなんて
生き地獄だ……!と思ったが、
ビッグケットは
共通語を話せないから……
仕方ない、なぁ!!!
〈これまで5戦、戦いましたけれど。
一番印象的だった戦いは
どれですか?〉
『5回戦ッタ中デ
一番記憶ニ残ッテルノハ何?』
『うーーーん、2回戦かなぁ?
コボルトの人を守りながら
戦うのは
やっぱ大変だったかな~』
〈2回戦。
コボルトの女性を守りながら
戦うのは
やっぱり大変だった〉
〈なるほど!
私は当日担当ではありませんが、
記録映像を見る限り
楽勝!って感じに見えていました。
あれで大変だったんですねぇ、
意外です!〉
大闘技場の中央、
観客多数のど真ん中で
ペルルとサイモンが会話する。
ビッグケットは王冠を外し、
指でくるくる回している。
嬉々として笑顔で拡声器を持つペルルが
大鏡に映し出される。
〈では、名残惜しいのは山々ですが、
これで最後になります!
ビッグケット選手は本日殿堂入りのため、
もう闘技場に出場することが出来ません。
そこで、今日詰めかけてくれた
6万の観衆の皆様に
何か一言!〉
サッと拡声器を向けられ、
サイモンがビッグケットに向き直る。
『モウ闘技場ニハ出ラレナイ、
今日来テクレタ客ニ
何カ一言クレッテ』
するとそれまで
他人事のようにへらへらしていたビッグケットは、
ふっとサイモンを見た。
「?」
サイモンが心臓をドキリと鳴らす。
ビッグケットは、
至極真剣な眼差しで口を開いた。
『…………長々話すのもあれだから、
手短にするけど。
ここに来てる客には
亜人、獣人もたくさんいるだろ。
だから、そのみんなに。
負けるな。
って伝えてくれ。
私達は人間の奴隷でも
玩具でもない。
それぞれの誇りを忘れないでくれ。
たった一人でも、
その血を受け継いだ事を忘れないでくれって……
伝えてくれ』
「…………」
複雑な生まれの彼女だからこそ
思うこと。
言えること。
サイモンはその言葉を噛み締めた。
ペルルに視線を戻す。
〈ここに来ている亜人、獣人の皆さん。
負けるな。
私達は人間の奴隷でも
玩具でもない。
えっと……それぞれの、
誇りを忘れないでほしい。
たった一人でも、
その血を受け継いだ事を忘れないでほしい……
だそうです〉
〈はぁそれは……〉
ビッグケットの切なる願い。
それを聞いたペルルが
感想なりまとめなりの言葉を
言おうとしたところで、
ビッグケットが
サイモンの肩を掴む。
まだ言いたいことがあるようだ。
『あと、高みの見物をしてる人間共!
うじゃうじゃいるからって
あんま偉そーにしてっと、
私達がお前らを滅ぼすぞ!
お前らは神でも王でもない、
人種の一つでしかないってことを
忘れるな!』
〈えと、あの。
あとこの闘技場で
高みの見物をしてる
人間の皆さん。
たくさんいるからって偉そうにしてると、
私達がお前らを滅ぼすぞ。
人間は神でも王でもない、
人種の一つでしかないってことを
忘れるな、と〉
そこまで言うと、
観衆がドッと沸いた。
ウケた、ようだ。
それは嘲笑だろうか、
亜人たちによる賛同の意思だろうか。
サイモンには一瞬測りかねたが、
直後にわぁ……!という歓声と
大きな拍手が降ってきたので、
恐らく亜人獣人を中心に
賛同の意を示してくれたようだ。
見れば、ペルルも
噛みしめるような表情をしている。
……人間は神でも王でもない。
この言葉、ここに来ている人間たちには
どう届いただろう。
〈……そう、ですか。
その、ビッグケット選手にしか言えない
お言葉、ありがとうございました!
人間の皆さんには申し訳ないですが…………
私ちょっと、感激しました!〉
てへへ、と笑うペルル。
そういえば彼女の脚は二本。
普通に人間と遜色ないものが
ついていた。
魔法か呪いか。
彼女はどこから来てどこを目指すのか。
彼女の胸にもきっと、
たくさんの想いが詰まっているのだろう。
ビッグケットの言葉は、
恐らくこの場にいる
全員の胸に何かを残した。
そして今日でここを去る。
〈では、本日の勝者!
5戦連続勝ち抜いた、
殿堂入りチャンピオンのビッグケット選手に
盛大な拍手を!!!
本日のプログラムはこれにて終了です!!〉
高々と王冠を掲げるビッグケット。
それは、ケットシーの女である私でも
人間たちに勝ったぞという
アピールだろうか。
ペルルのアナウンスが響き渡り、
観客がいつまでも拍手を贈る。
闇闘技場5日目。
サイモンとビッグケットの挑戦は
無事成功という形で
幕を下ろした。
…………表向きは。
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