94 / 137
第一章 希望と欲望の街、シャングリラ 前編
第12話07 意気揚々
しおりを挟む
ビッグケットが出れば彼女が死ぬ。
ビッグケットが逃げれば赤の他人が死ぬ。
赤の他人ごと逃げれば、さらに他の人間が犠牲になる。
そんな悪魔のような仕組みを考えたのは一体誰だ。
目の前の黒服男じゃない。
そのはずなのに、
男はなんとも愉快そうに笑みを浮かべていた。
外道。
そう罵られても、
男の眉はピクリとも動かない。
「いいえ。
私達は楽しいショーを用意しているだけです。
何せ客は万単位。
その皆様から入場料を頂いているのです。
不興を買うわけには参りません」
歌うように高らかに告げてくる男に対し、
サイモンの眉間のシワが深くなる。
不愉快だ。
深く深く息を吸い込む。
「あっそ!!
わーったよ、腹くくってやる!」
勢いよく啖呵を切ったが、
打つ手なし!なんてことはない。
ここで逃げるのを諦めるだけだ。
むしろ相手は良い情報をくれた。
中にもう一人。
なら、中に入ってそこからその人も
一緒に逃げ出すだけだ。
(俺に力仕事は出来ない。
けど、幸いアルミラージはメチャクチャ小柄だ。
ヒョロガリの俺にも抱えられるだろう。
こうなりゃ中の人をビッグケットに担いでもらって、
そこからなんとかしよう。
となればやることは一つ……)
とにかく黒猫に状況説明。
そして作戦会議だ。
サイモンはビッグケットを振り返る。
『悪ィ、説明遅クナッタ。
今日ハさいくろぷすト戦ウ。辞退出来ル。
ケド、オ前ガ辞退シタラ
ソコノアルミラージガ犠牲ニナル。
コノ人ヲ連レテ逃ゲタトシテモ、
代ワリノ対戦相手ハ中ニモウ一人用意サレテル。
ダカラ…』
いざ二人の人間をどう助けるか。
その話を続けようとして、
サイモンはぎょっとした顔でビッグケットを見た。
熱い。
彼女の肌から微かに熱気が昇っている。
ビッグケットは、怒りの表情を浮かべている。
『サイクロプス。
私が出て、勝てばいいんだな』
『チョ、待テ!
今マデノ相手トハ違ウ、
トロルヤリザードマンミタイニ
千切ッテ投ゲラレル相手ジャナイゾ!
一ツ目デ、角ガアッテ、』
ビッグケットより遥かに怪力で。
しかしビッグケットはずいと前に出た。
190近くありそうな長身の案内係を睨みつける。
ビッグケットは本気だ。
『おい、お前。
その糞みたいなルール、乗ってやるよ。
私が出る。
誰も代わりに傷つけさせない』
さらに意気揚々と
自分を親指で指し示すもんだから、
ケットシー語がわからない案内係でも
秒でビッグケットの意図を汲み取ってしまった。
あっ、あー!!待ってー!!
サイモンの手が虚しく宙をかくその前で。
「わかりました。出場、ですね。
ではこちらへどうぞ。
もう検査も要りません。
貴女の誠実さはわかっております」
『待テッ、』
『何、もう行っていいのか?
そーだな、他に誰もいないもんな。
そんじゃ今日は本気でやらせてもらおうか!』
『待テ、ビッグケット待テ!!話ヲ聞ケ!!』
案内係が差し出した手を見て、
話が終わったことを理解したビッグケットは、
サイモンを無視してすたすた歩き出してしまった。
案内係がそれに続く。
サイモンは思わずビッグケットの腕を掴んで引っ張った。
『オイ、マトモニ戦ッテ勝テル相手ダト思ッテンノカ?!
相手ハ3めーとる超エノ化ケ物ダゾ!
イクラオ前デモ無理ダッテ!
上手ク逃ゲル方法ヲ考エタカッタノニ……
アノアルミラージモ連レテイキタカッタノニっ……』
何も対策せず、ただ試合中逃げ出したら
代わりの対戦相手のどちらか、
もしくは両方が犠牲になる。
そうならないよう、なんとか口八丁で
アルミラージの身柄を確保しておきたかったのに。
ビッグケットが威勢よく出場する!と
話を進めてしまったばかりに、
交渉の時間を失った。
ここから案内係を引き止めてその話をしても
不自然なだけだ。
なんてことをしてくれたんだ!!
『は?勝てるよ。
さすがに「マトモにやったら」勝てない。
けど、やり方はある。
手足の1、2本は逝くかもしんないけど命は守れる、
そんな方法が』
『ハァ!?手足ガ…………ッテ……ソンナ、馬鹿ナ!
ドウヤッテ勝ツンダアンナ化ケ物!?』
腕をブンと振り、
拘束をほどいて歩き出す黒猫。
それを追いかけたサイモンが詰め寄ると、
ビッグケットは冷めた視線を彼に寄越した。
『バーカ、これだから喧嘩シロートは。
例えどんだけ強くても、
サイクロプスとやるなら
お誂え向きの作戦があるじゃんか。
私にしか出来ない、唯一無二のオリジナルだぞ』
『……ハァ?』
『信じろよ相棒、
さすがに今日は無傷は無理だけど、
絶対生き残ってみせる』
『ナッ……』
えらい自信だ。
ここまで言うなら勝てる……のか……?
少なくとも彼女の中では勝算があるらしい。
信じたい。けど、あまりに怖い。
(作戦、サイクロプスとやる、お誂え向きの?
ビッグケットにしか出来ない唯一無二……??)
彼なりに一生懸命考えてみたが、
勝ち筋は見えてこない。
何せサイモンは冗談じゃなく、
誰かを殴ったことが一度もない。
強いて言えば、
今朝ビッグケットに平手を張ったのが
本当に初めてかもしれないほどに。
そんな彼に、
喧嘩や殴り合いで格上に勝つ作戦の案など
思いつくわけがなかった。
『任せろ、今日も観客をあっと言わせてやる』
ビッグケットの目はぎらぎらと自信たっぷりに光っている。
……仕方ない、信じよう。
出来ると言ったんなら多分出来るんだ。
『……ワカッタ。信ジルゾ。
デモ……無理スンナヨ』
『わーったわーった』
最後に念押しで声をかければ、
黒猫がひらひらと片手を振る。
会話が一段落したところで、
先を行く案内係が口を挟んできた。
「じゃ、オルコットさん。
今日はこの子に賭ける?どうする?
その辺は今受付けるぞ」
「…今そんな気分じゃない。
賭けとかどーでもいいよ」
「そうだろうな!」
ははは、と高笑いする案内係。
ふざけやがって……むかっ腹が立つ。
こいつ、心底クズかよ。
舌打ちをしたい気分だ。
やがて二股の道が見えてくる。
ここで別れたらもうサイモンには手出し出来ない。
……信じる、信じろ。
手足は逝っても命は残ると言ったんだ。
大丈夫。
サイモンは立ち止まり、ビッグケットを見た。
緊張で高鳴る胸を深呼吸で落ち着かせ、
静かに拳を上げる。
強い瞳で黒猫を見つめ、唇を引き結び。
『ビッグケット、任セタゾ。マタ後デナ』
『ああ。またな』
暗い通路にぴかぴかの黒猫の笑顔が弾け、
こつんと拳がぶつけられた。
闇闘技場、4回戦が始まる!
ビッグケットが逃げれば赤の他人が死ぬ。
赤の他人ごと逃げれば、さらに他の人間が犠牲になる。
そんな悪魔のような仕組みを考えたのは一体誰だ。
目の前の黒服男じゃない。
そのはずなのに、
男はなんとも愉快そうに笑みを浮かべていた。
外道。
そう罵られても、
男の眉はピクリとも動かない。
「いいえ。
私達は楽しいショーを用意しているだけです。
何せ客は万単位。
その皆様から入場料を頂いているのです。
不興を買うわけには参りません」
歌うように高らかに告げてくる男に対し、
サイモンの眉間のシワが深くなる。
不愉快だ。
深く深く息を吸い込む。
「あっそ!!
わーったよ、腹くくってやる!」
勢いよく啖呵を切ったが、
打つ手なし!なんてことはない。
ここで逃げるのを諦めるだけだ。
むしろ相手は良い情報をくれた。
中にもう一人。
なら、中に入ってそこからその人も
一緒に逃げ出すだけだ。
(俺に力仕事は出来ない。
けど、幸いアルミラージはメチャクチャ小柄だ。
ヒョロガリの俺にも抱えられるだろう。
こうなりゃ中の人をビッグケットに担いでもらって、
そこからなんとかしよう。
となればやることは一つ……)
とにかく黒猫に状況説明。
そして作戦会議だ。
サイモンはビッグケットを振り返る。
『悪ィ、説明遅クナッタ。
今日ハさいくろぷすト戦ウ。辞退出来ル。
ケド、オ前ガ辞退シタラ
ソコノアルミラージガ犠牲ニナル。
コノ人ヲ連レテ逃ゲタトシテモ、
代ワリノ対戦相手ハ中ニモウ一人用意サレテル。
ダカラ…』
いざ二人の人間をどう助けるか。
その話を続けようとして、
サイモンはぎょっとした顔でビッグケットを見た。
熱い。
彼女の肌から微かに熱気が昇っている。
ビッグケットは、怒りの表情を浮かべている。
『サイクロプス。
私が出て、勝てばいいんだな』
『チョ、待テ!
今マデノ相手トハ違ウ、
トロルヤリザードマンミタイニ
千切ッテ投ゲラレル相手ジャナイゾ!
一ツ目デ、角ガアッテ、』
ビッグケットより遥かに怪力で。
しかしビッグケットはずいと前に出た。
190近くありそうな長身の案内係を睨みつける。
ビッグケットは本気だ。
『おい、お前。
その糞みたいなルール、乗ってやるよ。
私が出る。
誰も代わりに傷つけさせない』
さらに意気揚々と
自分を親指で指し示すもんだから、
ケットシー語がわからない案内係でも
秒でビッグケットの意図を汲み取ってしまった。
あっ、あー!!待ってー!!
サイモンの手が虚しく宙をかくその前で。
「わかりました。出場、ですね。
ではこちらへどうぞ。
もう検査も要りません。
貴女の誠実さはわかっております」
『待テッ、』
『何、もう行っていいのか?
そーだな、他に誰もいないもんな。
そんじゃ今日は本気でやらせてもらおうか!』
『待テ、ビッグケット待テ!!話ヲ聞ケ!!』
案内係が差し出した手を見て、
話が終わったことを理解したビッグケットは、
サイモンを無視してすたすた歩き出してしまった。
案内係がそれに続く。
サイモンは思わずビッグケットの腕を掴んで引っ張った。
『オイ、マトモニ戦ッテ勝テル相手ダト思ッテンノカ?!
相手ハ3めーとる超エノ化ケ物ダゾ!
イクラオ前デモ無理ダッテ!
上手ク逃ゲル方法ヲ考エタカッタノニ……
アノアルミラージモ連レテイキタカッタノニっ……』
何も対策せず、ただ試合中逃げ出したら
代わりの対戦相手のどちらか、
もしくは両方が犠牲になる。
そうならないよう、なんとか口八丁で
アルミラージの身柄を確保しておきたかったのに。
ビッグケットが威勢よく出場する!と
話を進めてしまったばかりに、
交渉の時間を失った。
ここから案内係を引き止めてその話をしても
不自然なだけだ。
なんてことをしてくれたんだ!!
『は?勝てるよ。
さすがに「マトモにやったら」勝てない。
けど、やり方はある。
手足の1、2本は逝くかもしんないけど命は守れる、
そんな方法が』
『ハァ!?手足ガ…………ッテ……ソンナ、馬鹿ナ!
ドウヤッテ勝ツンダアンナ化ケ物!?』
腕をブンと振り、
拘束をほどいて歩き出す黒猫。
それを追いかけたサイモンが詰め寄ると、
ビッグケットは冷めた視線を彼に寄越した。
『バーカ、これだから喧嘩シロートは。
例えどんだけ強くても、
サイクロプスとやるなら
お誂え向きの作戦があるじゃんか。
私にしか出来ない、唯一無二のオリジナルだぞ』
『……ハァ?』
『信じろよ相棒、
さすがに今日は無傷は無理だけど、
絶対生き残ってみせる』
『ナッ……』
えらい自信だ。
ここまで言うなら勝てる……のか……?
少なくとも彼女の中では勝算があるらしい。
信じたい。けど、あまりに怖い。
(作戦、サイクロプスとやる、お誂え向きの?
ビッグケットにしか出来ない唯一無二……??)
彼なりに一生懸命考えてみたが、
勝ち筋は見えてこない。
何せサイモンは冗談じゃなく、
誰かを殴ったことが一度もない。
強いて言えば、
今朝ビッグケットに平手を張ったのが
本当に初めてかもしれないほどに。
そんな彼に、
喧嘩や殴り合いで格上に勝つ作戦の案など
思いつくわけがなかった。
『任せろ、今日も観客をあっと言わせてやる』
ビッグケットの目はぎらぎらと自信たっぷりに光っている。
……仕方ない、信じよう。
出来ると言ったんなら多分出来るんだ。
『……ワカッタ。信ジルゾ。
デモ……無理スンナヨ』
『わーったわーった』
最後に念押しで声をかければ、
黒猫がひらひらと片手を振る。
会話が一段落したところで、
先を行く案内係が口を挟んできた。
「じゃ、オルコットさん。
今日はこの子に賭ける?どうする?
その辺は今受付けるぞ」
「…今そんな気分じゃない。
賭けとかどーでもいいよ」
「そうだろうな!」
ははは、と高笑いする案内係。
ふざけやがって……むかっ腹が立つ。
こいつ、心底クズかよ。
舌打ちをしたい気分だ。
やがて二股の道が見えてくる。
ここで別れたらもうサイモンには手出し出来ない。
……信じる、信じろ。
手足は逝っても命は残ると言ったんだ。
大丈夫。
サイモンは立ち止まり、ビッグケットを見た。
緊張で高鳴る胸を深呼吸で落ち着かせ、
静かに拳を上げる。
強い瞳で黒猫を見つめ、唇を引き結び。
『ビッグケット、任セタゾ。マタ後デナ』
『ああ。またな』
暗い通路にぴかぴかの黒猫の笑顔が弾け、
こつんと拳がぶつけられた。
闇闘技場、4回戦が始まる!
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる