79 / 89
Ⅲ 西部
4 クスク山地帯
しおりを挟む
翔・・・主人公、十六歳
彩音・・主人公の妹、十四歳
ニコル・・・黒竜将軍
マイラ・・・黒竜騎士団会計騎士隊騎士長
フェアナ・・・黒竜騎士団会計騎士隊上級騎士
マーニャ・・・スノートの貴族の娘、黒竜騎士団会計騎士隊騎士
ジレノミラ王国・・・翔達が飛ばされた国の名前
ジリウス国・・・ジレノミラ王国の西側の隣国
ナルス・・・ジリウス国の宰相
ジトロノス大河・・・ジレノミラ王国西部を流れる大河
クスク山地帯・・・・ジレノミラ王国西部とジリウス国との間の国境山地
ケクル・・・クスク山地帯の南端ににある港町
グラシオ・・・小型のギター
ーーーーー
(カケル)
しばらくの間、ケクルの町の人々は谷を堰止めた魔法の話題で盛り上がっていた。
爆音と土煙の凄まじさには相当驚いた様で、日に日に話が盛られて行った。
吟遊詩人達も歌にしようとがんばったらしく、グラシオの弦を相当消耗したらしい。
そんな町の人達の興奮とは関係無しに、ジレノミラ王国は短い雨期の季節に入った。
雨期と言ってもジレノミラ王国のマナ原全体に雨が降るわけではなく、大断層沿いの限られた区域に雨が降るだけだ。
この季節特有の東からの風が、海の湿った空気を運んで来て、大断層付近に大雨を降らせるのだ。
だから大断層から離れた区域で有れば、雨期に入っても通常通りの生活は続けられる。
水が順調に溜まり、カヌーでならば谷の上流まで遡れる様になった。
なので、さらにもう一カ所、上流を堰止めることにした。
最初に堰止めた場所に比べれば規模は小さいが、これで全ての国境の砦が船で行ける様になる。
会計係としてマーニャを同道し、今回も協力して貰った。
呪われた砦の解呪も行った。
これも資材の在庫確認の名目でマーニャを連れて行こうと思ったのだが、彩音が国境の砦の往診をすると言い出したのでマーニャに頭を下げて我慢して貰った。
国境の砦には、正確な意味での呪いは施されておらず、替わりに極微弱な写魔法が仕掛けられていた。
砦の四隅の見張り台の床に大きな魔法陣が描かれたており、この魔法陣には、上を通過した者の骨の上に五ミリ程度の大きさの魔法陣を描く機能があった。
三カ所の砦で描かれる魔法陣が重ね書きるされることにより呪いが完成し、身体の内側から蝕んでゆくタイプだっなのだろう。
一回の通過に付き数個、一晩の見張りに立てば千個程度の魔法陣が描かれる、そんな弱い魔法だった。
彩音に説明したら、治療方法に悩んでいたようで物凄く感心していた。
「お兄ちゃん、この魔法陣が消せる魔法陣なんて有るの」
「有ると思うが、俺の知識は遺物関係で覚えたから呪いに関係する物に偏ってるうだ。メルやファラが詳しいんじゃないかな。でも消すだけだったらおれにも出来るから手伝うぞ」
まず最初に、俺達の骨に刻まれた魔法陣を消した。
そして駐屯所の治療所に戻り、入院していた患者の骨に刻まれた呪いの魔法陣を俺が丁寧に消してやった。
大断層沿いの大雨が降る場所は風向の違いで毎年変化する。
昨年が中央上マナ原上流で降って、おかげ死にそうな川下りをやらされた。
そして今年はクスク山地帯の上流で雨が集中的に降った。
ケクルの港町の人々は、港に流れ込む谷の増水を心配して早々に駐屯所への避難を始めた。
駐屯所での受け入れも手慣れており、町の人々の荷物の纏め方や行動に落ち着きが有ったので、慣れている事なのだろう。
だが、結局俺の作ったダムが降った雨を全て溜め込んでしまい、谷の水位は全然上がらなかった。
俺からすれば当たり前の現象なのだが、町の人には理解できる現象では無かった様だ。
それでも町の人々はしばらくするとポロポロと不思議そうな顔をして町に戻り普段通りの生活を始めた。
事情を知らない船員達は、幾ら経っても港が封鎖されないので、物凄く不思議だったらしい。
そんな時の町の人達の説明は、指揮者が砦に居るから大丈夫と言うような、非常に無責任な説明だった。
勿論町の人達には感謝された、特に商船ギルドからは港の閉鎖が起こらなかったことに対し、深く感謝された。
そして雨期が終わると長さ二百キロと百キロのダム湖、合わせれば谷の上流区域三百キロに及ぶ巨大なダム湖が出現した。
久々に堰止めた場所を見に行ったら驚いた、町が出現していたのだ。
会計騎士隊から問い合わせが有って、ここの土地を騎士団として貸し出す事に同意していたので、使いたい人が居ることは知っていた。
だが、宿屋はあるわ、飲み屋はあるわ、立派な船着き場まで整備されているのだ。
最初、流木目当てに人が集まったらしいのだが、枝打ちやら製材やらの職人も集まり始め、しだいに手付かずの山地帯の木材の重要性に目を付けた商人が集まり始めたらしいのだ。
既に山奥に樵の集落が作られが、せき止めた場所から木材を下に降ろす施設まで整備されていたから驚きだ。
ダム湖の運航船も就航していた、当初観光船の積もりで商売を始めたそうなのだが、高地へ向かう者や高地から戻る者が噂を聞いて押し寄せるので、増便を重ねているそうだ。
元々高地からクスク山地帯を抜けて西部マナ原に抜けるルートは大断層を下る距離が短く、崖下りのリスクの少ないルートとして存在していた。
ただ、替わりに山地帯で山蟻に襲われるリスクが高く、殆ど使う者が居なかったので荒れたルートとなっていたのだ。
ところが、大断層直下までダム湖が延び、観光船が就航しているとなると話は違ってくる。
まず新しい物好きの吟遊詩人達が利用し始め、その噂を酒場で聞いた行商人達が次に利用を始めた。
行商人達にとって、大断層で雇う荷持人足への支払いが大きな負担になっていた。
通常ルートでは直登りで四日、直降りで二日、必要な人足を雇わねばならない。
それが下り半日、上り一日に短縮されるのだ、そしてその先に極めて安全な大量輸送手段が待って居る。
勿論大断層に刻まれた荷車道を使うことも可能なのだが、上りに最低でも二ヶ月、下りにも最低で一月見込まなければならない上に、交互通行による渋滞や崩落による通行止めが常に発生しするため、売り物限られ、コスト的に良い経路とは評価されていないのだ。
だから商品の搬送ルートとして使い始める商人が出始めて、堰止めた場所の上の町は市場としても活況を呈しているらしいのだ。
町中を歩いていたら、何人もの都の両替商の番頭達にも挨拶され。
俺が絡んでいる案件には最低利率を適用するという不文律も出来上がっているらしく、これもこの町が突然出現した理由になっているらしい。
黒竜騎士団にはこの土地からの賃料がどんどん入る、上流のせき止めた場所と併せて二カ所分だ。
この収入額は結構大きく、騎士団の維持経費も大幅減少していたこともあり、俺が当初頼まれた黒竜騎士団の財政建て直しは、予定より大幅に早く終わってしまった。
ダム湖の使用料なんていうものを、自発的に納めてくれる者からの収入なども有って、借金は簡単に完済し、今は金庫に金がどんどん溜まっている状況になっている。
彩音・・主人公の妹、十四歳
ニコル・・・黒竜将軍
マイラ・・・黒竜騎士団会計騎士隊騎士長
フェアナ・・・黒竜騎士団会計騎士隊上級騎士
マーニャ・・・スノートの貴族の娘、黒竜騎士団会計騎士隊騎士
ジレノミラ王国・・・翔達が飛ばされた国の名前
ジリウス国・・・ジレノミラ王国の西側の隣国
ナルス・・・ジリウス国の宰相
ジトロノス大河・・・ジレノミラ王国西部を流れる大河
クスク山地帯・・・・ジレノミラ王国西部とジリウス国との間の国境山地
ケクル・・・クスク山地帯の南端ににある港町
グラシオ・・・小型のギター
ーーーーー
(カケル)
しばらくの間、ケクルの町の人々は谷を堰止めた魔法の話題で盛り上がっていた。
爆音と土煙の凄まじさには相当驚いた様で、日に日に話が盛られて行った。
吟遊詩人達も歌にしようとがんばったらしく、グラシオの弦を相当消耗したらしい。
そんな町の人達の興奮とは関係無しに、ジレノミラ王国は短い雨期の季節に入った。
雨期と言ってもジレノミラ王国のマナ原全体に雨が降るわけではなく、大断層沿いの限られた区域に雨が降るだけだ。
この季節特有の東からの風が、海の湿った空気を運んで来て、大断層付近に大雨を降らせるのだ。
だから大断層から離れた区域で有れば、雨期に入っても通常通りの生活は続けられる。
水が順調に溜まり、カヌーでならば谷の上流まで遡れる様になった。
なので、さらにもう一カ所、上流を堰止めることにした。
最初に堰止めた場所に比べれば規模は小さいが、これで全ての国境の砦が船で行ける様になる。
会計係としてマーニャを同道し、今回も協力して貰った。
呪われた砦の解呪も行った。
これも資材の在庫確認の名目でマーニャを連れて行こうと思ったのだが、彩音が国境の砦の往診をすると言い出したのでマーニャに頭を下げて我慢して貰った。
国境の砦には、正確な意味での呪いは施されておらず、替わりに極微弱な写魔法が仕掛けられていた。
砦の四隅の見張り台の床に大きな魔法陣が描かれたており、この魔法陣には、上を通過した者の骨の上に五ミリ程度の大きさの魔法陣を描く機能があった。
三カ所の砦で描かれる魔法陣が重ね書きるされることにより呪いが完成し、身体の内側から蝕んでゆくタイプだっなのだろう。
一回の通過に付き数個、一晩の見張りに立てば千個程度の魔法陣が描かれる、そんな弱い魔法だった。
彩音に説明したら、治療方法に悩んでいたようで物凄く感心していた。
「お兄ちゃん、この魔法陣が消せる魔法陣なんて有るの」
「有ると思うが、俺の知識は遺物関係で覚えたから呪いに関係する物に偏ってるうだ。メルやファラが詳しいんじゃないかな。でも消すだけだったらおれにも出来るから手伝うぞ」
まず最初に、俺達の骨に刻まれた魔法陣を消した。
そして駐屯所の治療所に戻り、入院していた患者の骨に刻まれた呪いの魔法陣を俺が丁寧に消してやった。
大断層沿いの大雨が降る場所は風向の違いで毎年変化する。
昨年が中央上マナ原上流で降って、おかげ死にそうな川下りをやらされた。
そして今年はクスク山地帯の上流で雨が集中的に降った。
ケクルの港町の人々は、港に流れ込む谷の増水を心配して早々に駐屯所への避難を始めた。
駐屯所での受け入れも手慣れており、町の人々の荷物の纏め方や行動に落ち着きが有ったので、慣れている事なのだろう。
だが、結局俺の作ったダムが降った雨を全て溜め込んでしまい、谷の水位は全然上がらなかった。
俺からすれば当たり前の現象なのだが、町の人には理解できる現象では無かった様だ。
それでも町の人々はしばらくするとポロポロと不思議そうな顔をして町に戻り普段通りの生活を始めた。
事情を知らない船員達は、幾ら経っても港が封鎖されないので、物凄く不思議だったらしい。
そんな時の町の人達の説明は、指揮者が砦に居るから大丈夫と言うような、非常に無責任な説明だった。
勿論町の人達には感謝された、特に商船ギルドからは港の閉鎖が起こらなかったことに対し、深く感謝された。
そして雨期が終わると長さ二百キロと百キロのダム湖、合わせれば谷の上流区域三百キロに及ぶ巨大なダム湖が出現した。
久々に堰止めた場所を見に行ったら驚いた、町が出現していたのだ。
会計騎士隊から問い合わせが有って、ここの土地を騎士団として貸し出す事に同意していたので、使いたい人が居ることは知っていた。
だが、宿屋はあるわ、飲み屋はあるわ、立派な船着き場まで整備されているのだ。
最初、流木目当てに人が集まったらしいのだが、枝打ちやら製材やらの職人も集まり始め、しだいに手付かずの山地帯の木材の重要性に目を付けた商人が集まり始めたらしいのだ。
既に山奥に樵の集落が作られが、せき止めた場所から木材を下に降ろす施設まで整備されていたから驚きだ。
ダム湖の運航船も就航していた、当初観光船の積もりで商売を始めたそうなのだが、高地へ向かう者や高地から戻る者が噂を聞いて押し寄せるので、増便を重ねているそうだ。
元々高地からクスク山地帯を抜けて西部マナ原に抜けるルートは大断層を下る距離が短く、崖下りのリスクの少ないルートとして存在していた。
ただ、替わりに山地帯で山蟻に襲われるリスクが高く、殆ど使う者が居なかったので荒れたルートとなっていたのだ。
ところが、大断層直下までダム湖が延び、観光船が就航しているとなると話は違ってくる。
まず新しい物好きの吟遊詩人達が利用し始め、その噂を酒場で聞いた行商人達が次に利用を始めた。
行商人達にとって、大断層で雇う荷持人足への支払いが大きな負担になっていた。
通常ルートでは直登りで四日、直降りで二日、必要な人足を雇わねばならない。
それが下り半日、上り一日に短縮されるのだ、そしてその先に極めて安全な大量輸送手段が待って居る。
勿論大断層に刻まれた荷車道を使うことも可能なのだが、上りに最低でも二ヶ月、下りにも最低で一月見込まなければならない上に、交互通行による渋滞や崩落による通行止めが常に発生しするため、売り物限られ、コスト的に良い経路とは評価されていないのだ。
だから商品の搬送ルートとして使い始める商人が出始めて、堰止めた場所の上の町は市場としても活況を呈しているらしいのだ。
町中を歩いていたら、何人もの都の両替商の番頭達にも挨拶され。
俺が絡んでいる案件には最低利率を適用するという不文律も出来上がっているらしく、これもこの町が突然出現した理由になっているらしい。
黒竜騎士団にはこの土地からの賃料がどんどん入る、上流のせき止めた場所と併せて二カ所分だ。
この収入額は結構大きく、騎士団の維持経費も大幅減少していたこともあり、俺が当初頼まれた黒竜騎士団の財政建て直しは、予定より大幅に早く終わってしまった。
ダム湖の使用料なんていうものを、自発的に納めてくれる者からの収入なども有って、借金は簡単に完済し、今は金庫に金がどんどん溜まっている状況になっている。
1
お気に入りに追加
825
あなたにおすすめの小説
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
美女エルフの異世界道具屋で宝石職人してます
網野ホウ
ファンタジー
小説家になろうで先行投稿してます。
異世界から飛ばされてきた美しいエルフのセレナ=ミッフィール。彼女がその先で出会った人物は、石の力を見分けることが出来る宝石職人。
宝石職人でありながら法具店の店主の役職に就いている彼の力を借りて、一緒に故郷へ帰還できた彼女は彼と一緒に自分の店を思いつく。
セレナや冒険者である客達に振り回されながらも、その力を大いに発揮して宝石職人として活躍していく物語。
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
異世界ハズレモノ英雄譚〜無能ステータスと言われた俺が、ざまぁ見せつけながらのし上がっていくってよ!〜
mitsuzoエンターテインメンツ
ファンタジー
【週三日(月・水・金)投稿 基本12:00〜14:00】
異世界にクラスメートと共に召喚された瑛二。
『ハズレモノ』という聞いたこともない称号を得るが、その低スペックなステータスを見て、皆からハズレ称号とバカにされ、それどころか邪魔者扱いされ殺されそうに⋯⋯。
しかし、実は『超チートな称号』であることがわかった瑛二は、そこから自分をバカにした者や殺そうとした者に対して、圧倒的な力を隠しつつ、ざまぁを展開していく。
そして、そのざまぁは図らずも人類の命運を握るまでのものへと発展していくことに⋯⋯。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる