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プロローグ
プロローグ
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「お兄ちゃん、私のタオルまた持ってったでしょ」
二階に上がろうとしたら、階段の上で眼を三角にした妹の彩音が仁王立ちして俺を睨み付けている。
茶色のタンクトップの裾から臍が覗き、青のジーンズの短パンから白い足がすらりと伸びている。
下から見上げると、パンツが見えそうだ。
ツインテールに結った髪が背中で小さく揺れている。
つるぺたで小生意気な餓鬼なのだが、兄の俺から見ても可愛い。
同級生の男子にはもてるらしいのだが、家に男子が遊びに来たことは無い。
今春、中学生になってからは、些細なことで矢鱈と俺に因縁を付けて来るようになった。
背中を丸めて溜息を吐く、家に帰ったばかりなのに、この小姑が居ると我が家でも気の休まる暇が無い。
背中に背負った竹刀袋の中で竹刀がミシリと小さく鳴って、結い付けた木刀が少し落ちた気がする。
肩に掛けたスポーツバックが重みを増す。
「あっ、すまん」
寝惚け眼で支度を急いでいると、タオルの端に書かれた小さな”彩”の字を時々見落としてしまうのだ。
特にこの数日、新しく買った小説を深夜まで読み耽っていたので、朝の支度する時間に余裕が無かった。
「止めてよね。お兄ちゃんの臭い匂いが着いちゃうでしょ。何度言ったら判るのよ、まったく。一回で覚えてよね。それにトイレの便座、座ったらちゃんと拭いといてよね、汚いから。それとお風呂入る時、お兄ちゃんの下着は脇に除けといてって言ったよね、私の下着の上に乗せないでって、妊娠しちゃうでしょ」
遠くで蝉が鳴いている。
このクソ暑い時に鬱陶しい虫だと思うのだが、一発やらせろと全力で叫んでいるのかと思えば、その姿は寧ろ尊敬に価する気がして来る。
「妊娠する訳ないだろ、馬鹿野郎。俺の座ったトイレが嫌だったら二階のトイレを使うなよ」
「馬鹿じゃないもん、まぐれで鷹葉高校に入れたからって偉ばらないでよ。お兄ちゃんこそ二階は使わないで頂戴、うんちが臭くて二階に臭いが籠っちゃうんだから」
「お前のだって臭いだろ」
「お兄ちゃん、それセクハラ発言よ。その程度の事にも気が回らないから彼女も出来ないのよ。私がトイレに入った時、外で耳澄ましていないでしょうね」
「んな訳無いだろ、俺がなんでお前の小便の音聞かなきゃなんないだよ」
「お兄ちゃんのゲーム、私知ってるんだよ。お母さんに言い付けちゃおうかな。お兄ちゃんは変態だって」
「あれは、たまたま、ん?彩、俺のパソコン見たな。この野郎」
「べーだ。ラインだって知ってるよ。スケべ、エッチ」
「この野郎、待て、逃げるな」
「きゃー、止めてよ、お兄ちゃんのエッチ。エッチな事考えてるってお母さんに言い付けてやる」
俺の名前は青空翔、なんか全力で熱く青春を主張している様な名前だと中学の時は良く言われた。
だが今春、第一希望の鷹葉高校に合格してからは、開き直って名前通りの熱さを周囲にアピールして自分の雰囲気を作っている。
青春真只中の十五歳の剣道二段、容姿は中の上と自己判定しており、恋人は目下募集中。
クラスと部活に気になる女の子が数人おり、日々の努力の甲斐有って、ラインはすでに全員と繋がっている。
目下の最大の目標は、夏休み中の恋人作りと童貞からの卒業だ。
今日、稽古が終わった後、駅前のマックに同じ部活の一年生全員で寄り道をした。
躊躇する女子共を懸命に説き伏せて、来週の日曜に全員で海水浴へ行く話が纏った。
彼女達の制服の短いスカートから覗いていた白い腿が少し眩しかった。
この数日、アプローチする相手をラインで調整しているし、万が一に備えて浜辺に面したホテルを予約して、エッチの仕方をシュミレートしている。
ターゲットは絞ってあるし、コンドウさんも買ってある。
スリムで少し気が強くて可愛い子だ。
向こうも俺に気が有る様な気がして手応え十分だ。
だが、母さんに今知られたら打ち壊しだ。
逃げ回る彩音をなんとか押え付けた。
だが、ノープランの悲しさでそこで固まってしまった。
殴る訳には行かないし、だが手を離せば折角捕まえた意味が無い。
ダウンロードしたエッチなゲームならまっぱにして××択一なのだが、現実で実行する訳には行かない。
タンクトップが捲れて乳首が見えそうだ。ジーンズの短パンからパンツが覗いている。
「ただいまー」
母さんが帰って来てしまった、不味い。思わず階段を振り向いた。
“ドン”
俺の意識が彩音から逸れた瞬間、彩音に蹴離された。
「お母さん、お兄ちゃんがエッチな事する」
彩音が叫びながら階段を駆け下りて玄関に向かおうとする。
俺は必死に抑えようと彩音に手を伸ばす。
全てがスローモーションになった様だった。
彩音の左足が空しく宙を踏む、そして身体を支えようと踏み出した右足もまた宙を泳ぎ、彩音が空中に身体を投げ出した。
「きゃー、お兄ちゃん」
俺は、手を伸ばしたままの姿勢で落ちて行く彩音の手を引き、庇うように反射的に抱き寄せて身体を入れ替えた。
そしてそのまま一緒に背後から階段を落ちて行き、落ちながらあまり痛くないことを願った。
どこか遠くで、蝉の鳴き声と硬い物が弾みながら落ちて行く規則的な音を聞いた気がした。
中央大陸南部ケトラ山岳地帯、白く深く切り立った峰々が天空高く聳えて人々を見下ろしている。
神々の座とも呼ばれるこの峰々にも、初夏が訪れて夏の陽光が裾の雪を溶かし始めていた。
雪の底から岩の間を滴り落ちる水滴は、やがて雪渓の下で水流へと姿を変え、深い谷へと集まり太く激しい流へと変って行く。
そしてその激流は、突然空へと飛び出し、神の鉄槌と呼ばれる大クレーターの絶壁を流れ落ちる滝となって奈落へと吸い込まれて行く。
その神の鉄槌の底、絶壁に囲まれた湖の中心には神域への扉と呼ばれる島があった。
神域と呼ばれながらも、どの神派もここを聖地として崇め、挙って神殿を乱立し、入り組んだ路地の奥に神殿と怪しげな酒宿が並び立っているその光景は、神域と呼ぶよりも混沌と呼ぶ方が似つかわしかった。
そして今、この混沌の島に一ヶ月に渡る五十年に一度の大祭が始まろうとしていた。
絶壁に掘られた山脈の下を横切る隧道から参詣客が次々に吐き出され、無数の渡し船が湖上を行き交っている。
船着き場には人が溢れ、宿の客引きが声を枯らしている。
島の中心、この島で唯一神域の雰囲気を纏っている聖堂では最初のセレモニーが始まろうとしていた。
八角形の聖堂を囲む扉が五十年に一度全て取り払われ、中心に祭られている神の鏡が人々の前に公開される。
聖堂を囲む広場は、立錐の余地も無いほど跪く参詣客で埋まっていた。
そんな中、白地に金色の旗が棚引く図柄の衣を纏った光の神殿の巫女と大神官が誇らしげに聖堂に昇ってきた。
八十八予の神殿が参加したくじ引きで大祭の開始を知らせる大役を引き当てたのだ。
籤を引き当てた日は、光の神殿の関係者一同で神殿に籠り、夜通し泣きながら光の女神に感謝の祈りを捧げた。
この数年続いた疫病の猛威の影響で、今回の当り籤を引く神殿、最も加護が高そうな神殿は何処かと言う庶民の関心が、自派の存亡に係わるくらい異常に高かったのだ。
鏡の前で、巫女が捧げ持っていた錫杖を大神官が受け取り、祈りを捧げるために厳かに杖の先端を聖堂の石床に打ち付けて錫杖を鳴らす。
“シャン、シャン”
『あっ!』
その時、人々から短い悲鳴が漏れた、錫杖の先端輪形に嵌められていた拳大の金色に輝く水晶玉が、弾かれた様に鏡に向かって飛んで行ったのだ。
巫女も大神官も、聖堂下に控えていた他派の大神官達も、そして勿論見守っていた参詣客の全ても、砕け散る鏡の姿と音を想像した。
だが、水晶玉は水面へ落ちた石の様に波紋を残して鏡に吸い込まれて消えて行った。
“えっ”
声に成らない喉元で消える驚きの声。
奇妙な沈黙がその場を支配した。
そして人々は鏡から異国の声を聴いた。
「きゃー、お兄ちゃん」
二階に上がろうとしたら、階段の上で眼を三角にした妹の彩音が仁王立ちして俺を睨み付けている。
茶色のタンクトップの裾から臍が覗き、青のジーンズの短パンから白い足がすらりと伸びている。
下から見上げると、パンツが見えそうだ。
ツインテールに結った髪が背中で小さく揺れている。
つるぺたで小生意気な餓鬼なのだが、兄の俺から見ても可愛い。
同級生の男子にはもてるらしいのだが、家に男子が遊びに来たことは無い。
今春、中学生になってからは、些細なことで矢鱈と俺に因縁を付けて来るようになった。
背中を丸めて溜息を吐く、家に帰ったばかりなのに、この小姑が居ると我が家でも気の休まる暇が無い。
背中に背負った竹刀袋の中で竹刀がミシリと小さく鳴って、結い付けた木刀が少し落ちた気がする。
肩に掛けたスポーツバックが重みを増す。
「あっ、すまん」
寝惚け眼で支度を急いでいると、タオルの端に書かれた小さな”彩”の字を時々見落としてしまうのだ。
特にこの数日、新しく買った小説を深夜まで読み耽っていたので、朝の支度する時間に余裕が無かった。
「止めてよね。お兄ちゃんの臭い匂いが着いちゃうでしょ。何度言ったら判るのよ、まったく。一回で覚えてよね。それにトイレの便座、座ったらちゃんと拭いといてよね、汚いから。それとお風呂入る時、お兄ちゃんの下着は脇に除けといてって言ったよね、私の下着の上に乗せないでって、妊娠しちゃうでしょ」
遠くで蝉が鳴いている。
このクソ暑い時に鬱陶しい虫だと思うのだが、一発やらせろと全力で叫んでいるのかと思えば、その姿は寧ろ尊敬に価する気がして来る。
「妊娠する訳ないだろ、馬鹿野郎。俺の座ったトイレが嫌だったら二階のトイレを使うなよ」
「馬鹿じゃないもん、まぐれで鷹葉高校に入れたからって偉ばらないでよ。お兄ちゃんこそ二階は使わないで頂戴、うんちが臭くて二階に臭いが籠っちゃうんだから」
「お前のだって臭いだろ」
「お兄ちゃん、それセクハラ発言よ。その程度の事にも気が回らないから彼女も出来ないのよ。私がトイレに入った時、外で耳澄ましていないでしょうね」
「んな訳無いだろ、俺がなんでお前の小便の音聞かなきゃなんないだよ」
「お兄ちゃんのゲーム、私知ってるんだよ。お母さんに言い付けちゃおうかな。お兄ちゃんは変態だって」
「あれは、たまたま、ん?彩、俺のパソコン見たな。この野郎」
「べーだ。ラインだって知ってるよ。スケべ、エッチ」
「この野郎、待て、逃げるな」
「きゃー、止めてよ、お兄ちゃんのエッチ。エッチな事考えてるってお母さんに言い付けてやる」
俺の名前は青空翔、なんか全力で熱く青春を主張している様な名前だと中学の時は良く言われた。
だが今春、第一希望の鷹葉高校に合格してからは、開き直って名前通りの熱さを周囲にアピールして自分の雰囲気を作っている。
青春真只中の十五歳の剣道二段、容姿は中の上と自己判定しており、恋人は目下募集中。
クラスと部活に気になる女の子が数人おり、日々の努力の甲斐有って、ラインはすでに全員と繋がっている。
目下の最大の目標は、夏休み中の恋人作りと童貞からの卒業だ。
今日、稽古が終わった後、駅前のマックに同じ部活の一年生全員で寄り道をした。
躊躇する女子共を懸命に説き伏せて、来週の日曜に全員で海水浴へ行く話が纏った。
彼女達の制服の短いスカートから覗いていた白い腿が少し眩しかった。
この数日、アプローチする相手をラインで調整しているし、万が一に備えて浜辺に面したホテルを予約して、エッチの仕方をシュミレートしている。
ターゲットは絞ってあるし、コンドウさんも買ってある。
スリムで少し気が強くて可愛い子だ。
向こうも俺に気が有る様な気がして手応え十分だ。
だが、母さんに今知られたら打ち壊しだ。
逃げ回る彩音をなんとか押え付けた。
だが、ノープランの悲しさでそこで固まってしまった。
殴る訳には行かないし、だが手を離せば折角捕まえた意味が無い。
ダウンロードしたエッチなゲームならまっぱにして××択一なのだが、現実で実行する訳には行かない。
タンクトップが捲れて乳首が見えそうだ。ジーンズの短パンからパンツが覗いている。
「ただいまー」
母さんが帰って来てしまった、不味い。思わず階段を振り向いた。
“ドン”
俺の意識が彩音から逸れた瞬間、彩音に蹴離された。
「お母さん、お兄ちゃんがエッチな事する」
彩音が叫びながら階段を駆け下りて玄関に向かおうとする。
俺は必死に抑えようと彩音に手を伸ばす。
全てがスローモーションになった様だった。
彩音の左足が空しく宙を踏む、そして身体を支えようと踏み出した右足もまた宙を泳ぎ、彩音が空中に身体を投げ出した。
「きゃー、お兄ちゃん」
俺は、手を伸ばしたままの姿勢で落ちて行く彩音の手を引き、庇うように反射的に抱き寄せて身体を入れ替えた。
そしてそのまま一緒に背後から階段を落ちて行き、落ちながらあまり痛くないことを願った。
どこか遠くで、蝉の鳴き声と硬い物が弾みながら落ちて行く規則的な音を聞いた気がした。
中央大陸南部ケトラ山岳地帯、白く深く切り立った峰々が天空高く聳えて人々を見下ろしている。
神々の座とも呼ばれるこの峰々にも、初夏が訪れて夏の陽光が裾の雪を溶かし始めていた。
雪の底から岩の間を滴り落ちる水滴は、やがて雪渓の下で水流へと姿を変え、深い谷へと集まり太く激しい流へと変って行く。
そしてその激流は、突然空へと飛び出し、神の鉄槌と呼ばれる大クレーターの絶壁を流れ落ちる滝となって奈落へと吸い込まれて行く。
その神の鉄槌の底、絶壁に囲まれた湖の中心には神域への扉と呼ばれる島があった。
神域と呼ばれながらも、どの神派もここを聖地として崇め、挙って神殿を乱立し、入り組んだ路地の奥に神殿と怪しげな酒宿が並び立っているその光景は、神域と呼ぶよりも混沌と呼ぶ方が似つかわしかった。
そして今、この混沌の島に一ヶ月に渡る五十年に一度の大祭が始まろうとしていた。
絶壁に掘られた山脈の下を横切る隧道から参詣客が次々に吐き出され、無数の渡し船が湖上を行き交っている。
船着き場には人が溢れ、宿の客引きが声を枯らしている。
島の中心、この島で唯一神域の雰囲気を纏っている聖堂では最初のセレモニーが始まろうとしていた。
八角形の聖堂を囲む扉が五十年に一度全て取り払われ、中心に祭られている神の鏡が人々の前に公開される。
聖堂を囲む広場は、立錐の余地も無いほど跪く参詣客で埋まっていた。
そんな中、白地に金色の旗が棚引く図柄の衣を纏った光の神殿の巫女と大神官が誇らしげに聖堂に昇ってきた。
八十八予の神殿が参加したくじ引きで大祭の開始を知らせる大役を引き当てたのだ。
籤を引き当てた日は、光の神殿の関係者一同で神殿に籠り、夜通し泣きながら光の女神に感謝の祈りを捧げた。
この数年続いた疫病の猛威の影響で、今回の当り籤を引く神殿、最も加護が高そうな神殿は何処かと言う庶民の関心が、自派の存亡に係わるくらい異常に高かったのだ。
鏡の前で、巫女が捧げ持っていた錫杖を大神官が受け取り、祈りを捧げるために厳かに杖の先端を聖堂の石床に打ち付けて錫杖を鳴らす。
“シャン、シャン”
『あっ!』
その時、人々から短い悲鳴が漏れた、錫杖の先端輪形に嵌められていた拳大の金色に輝く水晶玉が、弾かれた様に鏡に向かって飛んで行ったのだ。
巫女も大神官も、聖堂下に控えていた他派の大神官達も、そして勿論見守っていた参詣客の全ても、砕け散る鏡の姿と音を想像した。
だが、水晶玉は水面へ落ちた石の様に波紋を残して鏡に吸い込まれて消えて行った。
“えっ”
声に成らない喉元で消える驚きの声。
奇妙な沈黙がその場を支配した。
そして人々は鏡から異国の声を聴いた。
「きゃー、お兄ちゃん」
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