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16 スラムの子
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「まずは脚力に成長付与値を三振って、迷宮の角兎から逃げるときに必要ってガイドブックに書いてあるから」
三人は、僕が書き写して渡したガイドブックを広げて頷いている。
そう、最初の三人がレベルアップしたのだ。
成長付与値の振り方について相談されたのでアドバイスしている。
得た成長付与値は一人が十八、残りの二人は十七だった。
「その次は・・・教導って技能は有ったの」
「有りました」
「あたいも」
「私も」
「それじゃ魔力感知は」
「それも有りました」
「あたいも」
「私も」
「弓術は勿論あったよね」
「ええ」
「うん」
「はい」
「それじゃ教導に一振って貰えると有りがたいな。弓の先生を頼んでるからさ。その次は弓術かな、射が正しくなって攻撃力が増すんだ。だから今僕は野犬を土弾で倒せてるよ。思い切って三振ってみると、見えている世界が変わってきっとびっくりすると思うよ。次は視力かな、矢の命中確率が全然変わるよ。それと魔力感知、これは絶対役に立つよ。それぞれ二づつ位かな。後は自由で良いよ。ガイドブックだと魔力に振る事を進めているけど急いで次の階層へ行く必要も無いと思うんだ。自分の成りたい将来を見据えて、関係する技能に少しづつ割り振るのも有りだと思うよ」
「それじゃあたいは裁縫の技能に少し振る。お針子に成りたかったんだ」
「うーん、それじゃ私は調理かな、女将さんを手伝いたいし」
「それじゃ私は耕作と栽培かな。実は農作業が好きだったんだ」
偉そうに説明しているが、僕には成りたい将来像が見えていない。
町民権票を手に入れ自由を手にした後は、惰性で同じ日々を生きて安心している。
脇で歓楽街の女性達が目を輝かせて弓の訓練をしている。
九百人近い人々が並んで真剣に訓練しているのは壮観だ。
魔力感知の能力を上げたので、彼女達の魔力の動きがよく判る。
特に上達してるのが元漁師達、合格点を出すのも間近だろう。
彼女達に比べ、僕は進歩してるのだろうか。
ーーーーー
今日もマリアと迷宮に潜ったら、迷宮を出る時に夕食に誘われた。
多分保留にしている返事をくれるのだろう。
「クルト、改めて後輩達を救ってくれてありがとう。あの中にスラムの出身者が十二人居たの。今まで黙っていたけれど、実は私もスラム出身者なの」
マリアは真剣な顔で話し始めた。
何だか重たそうな話から始まってしまった。
「教会の中には滅んだ村の出身者の神官やスラムの出身者神官が結構いて、その人達がお金を出し合ってスラムの子供達に羽化式を受けさせているの。私もその恩恵を受けた一人。でもね、毎年二十人が限界で、毎年羽化式を受けられない子供がどんどん増えてるのよ。だって必要なお金って、短期滞在許可証だけじゃないでしょ。服なんかの最小限の身の回りの品や食事や宿泊費、宿に比べれば安いけど教会の寮に入っても寮費は必要だし、筆記用具費も必要だし、見習い神官服もただじゃないのよ。村で羽化式を受けた子は領の名簿に登録して配属された町から支度金が貰えるから大丈夫だけど、私達スラムの子は教会の好意で羽化式は受けさせて貰えているだけで、領の名簿に掲載されないし、支度金も貰えないの。村の消滅は記録されるけど、生き残りを調べるのが面倒だし、土属性の人間の記録なんて価値が無いから、村の住民記録は抹消されちゃうそうよ。だから私達って存在しない人間だから幽霊と一緒なのよ。迷宮で死んでも人としての記録は何も残らないわ。だから私は自分の存在を残すために、レベルが上がって神官になれたら、このスラムの子供達に羽化式を受けさせる取り組みに参加しようと思ってるの。寄付名簿は教会の永年記録として残されるから。最初に始めた人も同じ気持ちだったかも知れないわね。それ位怖いのよ、自分の存在が無いってことは。だから約束して欲しいの、四層で私の力が通用しなかったら、私の名前で毎年寄付を続けて寄付名簿に私の名前を残すって。私が死んだ時もね」
一気に喋り終わったマリアは、僕の反応をじっと見ている。
明るく振る舞っていたが、スラム出身の負い目を常に感じていたのだろう、この国のシステムからはみ出している存在として。
「了解した。それじゃ俺と一緒に四層に潜るってことで良いんだな」
「うん」
「それじゃ俺も白状しとく。四層で一緒に行動すれば直ぐにばれるしな。おれ土属性なんだ」
「・・・・・だから野犬のボスを倒した魔法が氷矢じゃなかったんだ」
僕は今までの経緯、土属性でも魔獣を倒せる方法を話し、歓楽街の女性達も訓練していること、既に歓楽街の女性で町民権票を貰っている者が居ることも説明した。
「それであんなに広い訓練場でみんな頑張ってるんだ。常識をひっくり返したんだね。土属性の人達が迷宮で増えたら国も驚くだろうね、あんなに酷い扱いをして来たんだから。土属性の魔法で魔獣を倒す方法か・・・だから光矢を弓で打つことを思いついたんだね」
「ああ、それに土属性は氷属性よりも攻撃力がある思っている。矢を魔器として使ってるのと一緒だしね。光属性も光矢で飛ばせる物が何かあれば同じ様な事が出来るんと思うんだけどね」
「それなら有るわよ、玩具だけど。光石て言うの、昼間陽に干しとけば夜薄く光って綺麗な石よ。光属性なら光の矢で飛ばせるから、相手の石に当てて遊ぶの。見習いの子なんかが、おやつを賭けて遊んでるわ」
急いで光石を買いに行った。
親指の先位の丸い小石で、露店の店先に一つ銅貨二枚で売っていた。
陽が傾き闇の時間に差し掛かっていたので、青い光を薄く放っている。
飛ばし易い石と飛ばし難い石があるらしく、マリアが一つ一つ丹念に調べている。
二十個を買い取り、部屋に持ち帰って調べる。
強度がそれなりに有るので、鏃として使用可能だ。
光属性の未来が大きく変わる、また常識が一つ覆った。
常識の通用しない世界、海図の無い大海原へ、マリアと一緒に出発しよう。
三人は、僕が書き写して渡したガイドブックを広げて頷いている。
そう、最初の三人がレベルアップしたのだ。
成長付与値の振り方について相談されたのでアドバイスしている。
得た成長付与値は一人が十八、残りの二人は十七だった。
「その次は・・・教導って技能は有ったの」
「有りました」
「あたいも」
「私も」
「それじゃ魔力感知は」
「それも有りました」
「あたいも」
「私も」
「弓術は勿論あったよね」
「ええ」
「うん」
「はい」
「それじゃ教導に一振って貰えると有りがたいな。弓の先生を頼んでるからさ。その次は弓術かな、射が正しくなって攻撃力が増すんだ。だから今僕は野犬を土弾で倒せてるよ。思い切って三振ってみると、見えている世界が変わってきっとびっくりすると思うよ。次は視力かな、矢の命中確率が全然変わるよ。それと魔力感知、これは絶対役に立つよ。それぞれ二づつ位かな。後は自由で良いよ。ガイドブックだと魔力に振る事を進めているけど急いで次の階層へ行く必要も無いと思うんだ。自分の成りたい将来を見据えて、関係する技能に少しづつ割り振るのも有りだと思うよ」
「それじゃあたいは裁縫の技能に少し振る。お針子に成りたかったんだ」
「うーん、それじゃ私は調理かな、女将さんを手伝いたいし」
「それじゃ私は耕作と栽培かな。実は農作業が好きだったんだ」
偉そうに説明しているが、僕には成りたい将来像が見えていない。
町民権票を手に入れ自由を手にした後は、惰性で同じ日々を生きて安心している。
脇で歓楽街の女性達が目を輝かせて弓の訓練をしている。
九百人近い人々が並んで真剣に訓練しているのは壮観だ。
魔力感知の能力を上げたので、彼女達の魔力の動きがよく判る。
特に上達してるのが元漁師達、合格点を出すのも間近だろう。
彼女達に比べ、僕は進歩してるのだろうか。
ーーーーー
今日もマリアと迷宮に潜ったら、迷宮を出る時に夕食に誘われた。
多分保留にしている返事をくれるのだろう。
「クルト、改めて後輩達を救ってくれてありがとう。あの中にスラムの出身者が十二人居たの。今まで黙っていたけれど、実は私もスラム出身者なの」
マリアは真剣な顔で話し始めた。
何だか重たそうな話から始まってしまった。
「教会の中には滅んだ村の出身者の神官やスラムの出身者神官が結構いて、その人達がお金を出し合ってスラムの子供達に羽化式を受けさせているの。私もその恩恵を受けた一人。でもね、毎年二十人が限界で、毎年羽化式を受けられない子供がどんどん増えてるのよ。だって必要なお金って、短期滞在許可証だけじゃないでしょ。服なんかの最小限の身の回りの品や食事や宿泊費、宿に比べれば安いけど教会の寮に入っても寮費は必要だし、筆記用具費も必要だし、見習い神官服もただじゃないのよ。村で羽化式を受けた子は領の名簿に登録して配属された町から支度金が貰えるから大丈夫だけど、私達スラムの子は教会の好意で羽化式は受けさせて貰えているだけで、領の名簿に掲載されないし、支度金も貰えないの。村の消滅は記録されるけど、生き残りを調べるのが面倒だし、土属性の人間の記録なんて価値が無いから、村の住民記録は抹消されちゃうそうよ。だから私達って存在しない人間だから幽霊と一緒なのよ。迷宮で死んでも人としての記録は何も残らないわ。だから私は自分の存在を残すために、レベルが上がって神官になれたら、このスラムの子供達に羽化式を受けさせる取り組みに参加しようと思ってるの。寄付名簿は教会の永年記録として残されるから。最初に始めた人も同じ気持ちだったかも知れないわね。それ位怖いのよ、自分の存在が無いってことは。だから約束して欲しいの、四層で私の力が通用しなかったら、私の名前で毎年寄付を続けて寄付名簿に私の名前を残すって。私が死んだ時もね」
一気に喋り終わったマリアは、僕の反応をじっと見ている。
明るく振る舞っていたが、スラム出身の負い目を常に感じていたのだろう、この国のシステムからはみ出している存在として。
「了解した。それじゃ俺と一緒に四層に潜るってことで良いんだな」
「うん」
「それじゃ俺も白状しとく。四層で一緒に行動すれば直ぐにばれるしな。おれ土属性なんだ」
「・・・・・だから野犬のボスを倒した魔法が氷矢じゃなかったんだ」
僕は今までの経緯、土属性でも魔獣を倒せる方法を話し、歓楽街の女性達も訓練していること、既に歓楽街の女性で町民権票を貰っている者が居ることも説明した。
「それであんなに広い訓練場でみんな頑張ってるんだ。常識をひっくり返したんだね。土属性の人達が迷宮で増えたら国も驚くだろうね、あんなに酷い扱いをして来たんだから。土属性の魔法で魔獣を倒す方法か・・・だから光矢を弓で打つことを思いついたんだね」
「ああ、それに土属性は氷属性よりも攻撃力がある思っている。矢を魔器として使ってるのと一緒だしね。光属性も光矢で飛ばせる物が何かあれば同じ様な事が出来るんと思うんだけどね」
「それなら有るわよ、玩具だけど。光石て言うの、昼間陽に干しとけば夜薄く光って綺麗な石よ。光属性なら光の矢で飛ばせるから、相手の石に当てて遊ぶの。見習いの子なんかが、おやつを賭けて遊んでるわ」
急いで光石を買いに行った。
親指の先位の丸い小石で、露店の店先に一つ銅貨二枚で売っていた。
陽が傾き闇の時間に差し掛かっていたので、青い光を薄く放っている。
飛ばし易い石と飛ばし難い石があるらしく、マリアが一つ一つ丹念に調べている。
二十個を買い取り、部屋に持ち帰って調べる。
強度がそれなりに有るので、鏃として使用可能だ。
光属性の未来が大きく変わる、また常識が一つ覆った。
常識の通用しない世界、海図の無い大海原へ、マリアと一緒に出発しよう。
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