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26 戦利品
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昼前に川港を出た帰りの船は、来る時に比べ倍以上の速度が出ているのだが、流れに逆らわない所為か、滑るように川面を進んでいるので穏やかだった。
おかげで、皆席を離れ、思い思いに寛いでいられる。
「それでよ、骸骨がグワーって立ち上がって追っかけて来るんだぜ、もうびっくりよ」
「へー、待ち伏せか。何体くらい居たんだい」
「倒した後魔石を数えたら、六百三十七体だったよ」
「・・・・・そんなの無理だろ」
「勿論全部を相手にするのは絶対に無理だぜ、だけど部屋の入り口みてーな狭い所だと、後ろの奴は手が出せねーからさ、目の前の奴だけの相手をすれば大丈夫なんだよ」
「ゴーストと言うのは、どのような魔物ですの」
「ゴーストと言うのは、白い霧の化け物ですの」
「人の顔をしていて、触れることできませんのに纏わりついて命を吸い取りますのよ」
「切れないし、普通の魔法も効きませんの。でも聖なる力は偉大ですわー。聖なる力で触れますと、簡単に浄化されてしまいますのよ」
ウィルとタナスは男子生徒に、ルイーズ達は女子生徒に囲まれ、僕達の冒険談を語っている。
僕は少し離れた場所で、皆の話に耳を傾けながらウィルのアーマーを縫っている。
ちょっと情けないが、僕は平民だし、数日しか一緒に過ごしていないので面識が無く、輪に入り逸ってしまった。
「ユーリ、それってオークの革か」
僕に話し掛けて来た奴がいた。
集中していたので気が付かなかったが、僕の目の前に男子生徒が二人立っていた。
俺の手元をじっと見詰ている。
「ああそうだよ、良く判ったな」
「ああ、俺の家は革専門の魔技師だからな。俺はフロスだ、こいつはネフル、よろしくな。俺達取り合えずの男爵家だが、領地は地力のない荒野なんで、実質革職人として食い繋いでいる」
ウィルとタナスもそうだが、貴族と言っても色々な貴族があるらしい。
フロスは俺と同じくらいの背丈だが、身体は一回り大きく、がっしりしている。
ネフルはヒョロリと背が高い奴で、僕より頭一つ大きかった。
自称職人の家だけあって、なんだか二人共顔が厳つい。
「ああ、よろしく。俺は魔符屋の息子だ」
「魔符屋にしては、やけに縫物に慣れているな」
「ああ、師匠の趣味が衣装作りなんで仕込まれた。手を抜くとあの世を覗かせて貰えるんだ」
「俺達の親父と一緒だな。ところでなんでオークの革が縫えるんだ」
「俺もそれが聞きたい」
二人は、硬いオークの革をいとも簡単に縫い合わせている僕が、気になって仕方なかったらしい。
「これだよ、遺跡の宝箱から出て来たんだ。ここに物凄く小さい魔法陣が刻んであるんだ」
「・・・やっぱり魔針を使っていたのか、それで納得だ。嫌だったら良いが、良かったら金を出すから、その魔法陣を写させて貰えないか」
「正直に話すけどな、魔針の製法はケムル伯爵家が秘蔵してるんだ。だから伯爵家の関係者以外には魔針が回って来ない。たぶん王家や公爵家の依頼を独占したいんだろうな。まあ、それはそれで奴らの御先祖様が頑張った権利なんだから納得できるし、俺達にもその権利を寄越せなんて虫のよい話は考えてねえ。でもよ、奴ら魔針に頼り切って、全然修行しねーでふんぞり返っていやがる。魔針さえ有れば、毎日血の滲むような修行をしている俺達の家ならもっと良い品物を安く作れるんだ。あんな奴らに、革の魔技師の代表みたいな面されるのは、革の魔技師としてのプライドが汚されているようで情けないんだよ」
熱い、何だか熱い。
たまたまオーラで上級描陣師になった僕が、怒られているような気分になる。
「ふーん、この針は珍しい物なんだ。金は要らないよ。今、けっこう懐が暖かいからさ。俺もその魔法陣に興味が有って写し取ってみたんだ。ええと・・・、これだ、これ。一枚やるよ」
針の魔法陣を写し取ってみて驚いた。
こんな複雑な魔法陣を針に刻むなんて、絶対無理だと思った。
だが、多分こいつら諦めそうな雰囲気が無いので、魔法陣だけでも教えてやることにした。
勿論、無理と判っていることで金を貰ったらたぶん詐欺だ。
こいつらも俺と同じ結論に至り、直ぐに諦めると思う。
だが、渡した紙の魔法陣をフロスが食い入るように見ている。
「ネフル、バルス爺さんなら大丈夫と思うがどうだ」
「親父に送って、爺さんに判断して貰おう」
向こうの世界なら別だが、こちらの世界にもこれを針に刻める人が居るらしい。
「ユーリ、これは物凄い価値の有るものなんだ。ただじゃ絶対駄目だ、おれが親父に殴られる。対価を払わせてくれ」
義理堅い奴だが、万が一、無理だったら心苦しい。
「それじゃ、この革で背負い袋を作ってくれ。今回の騒動で俺の背負い袋がボロボロなんだ」
木登り猪の毛皮を渡す。
逃げ場のない枝の上で突進してくる、けっこう厄介な奴だった。
解体ついでにウィルが鞣してくれた。
雨は弾くが風は通す、この革で袋を作ると、中の物が腐り難い優れ物だとウィルが言っていた。
「判った、親父に頼んでやるよ」
魔針を使わせてやると言って、ウィルのアーマー作りを手伝わせた。
喜んで手伝ってくれたが、やはり本職は細部の丁寧さや手順が違う、大いにアーマー作りの参考になった。
ーーーーー
船が聖都の川港に入り、運河を登って行く。
まだ帰宅の時間帯じゃないので、運河は比較的空いている。
帰宅の時間帯にこの軍船を運河に乗り入れたら、たぶん大迷惑だろう。
見上げると、運河を覆う木々の蕾が膨らみ始めている。
たぶん、来週には花が咲き始めるだろう。
離宮の裏門の船着き場が見えて来た。
何か警備の兵士が多いような気がする。
「お父様、お母様」
「パパ、ママ」
「父上、母上」
ルイーズ達三人が、飛び跳ねながら手を振っている。
どうやら、心配した両親が迎えに来た様だ。
「あっ、兄ちゃんだ」
「あれっ、お姉ちゃんだ」
ウィルの兄さんとタナスの姉さんも、心配して迎えに来たようだ。
ウィルの兄は冒険者姿で、タナスの姉は事務員の制服を着ている。
たぶん、行方不明の知らせの後に、死亡の通知と生存の通知が相次いで出されたのだろう。
放たれた伝書隼の到着順によっては、情報が入れ替わることがある。
本人たちを確認するまでは不安だったのだろう。
抱き合って喜ぶ彼らの脇を、そっと通り抜ける。
・・・聖都に住んでるくせに、僕の両親はいない。
後で確認したら、僕の推薦人である大地の神殿へ通知を送ったらしい。
どこで止まっているんだろうか。
ーーーーー
大地の神殿 情報調査部
「ケレス、誤報だったか」
「はい、ミューレ様。昨日、ラナスの神殿から訂正の通報がありました」
「糠喜びか、残念だな」
「はい」
「まあ、聖印の三家の令嬢が無事だったのだから、良しとするか」
「はい」
「しかし、骨の遺跡に落ちて生き延びるとは、あの餓鬼しぶといな」
「はい、しかも自力で生還したそうです」
「おそらく、令嬢達の力だろう。運が良いな」
「・・・はい」
ーーーーー
今日も明日も授業が無いので、僕は学院を抜け出した。
そう、向こうの世界へ行くためだ。
ミロの店の手伝いをして時間を潰そうと思ったら、グラさんに捕まって、踊り子として駆り出されてしまった。
十件酒場を回ってからやっと解放され、化粧を落としてから夜の参道を下った。
「これはね、収納具の裏地よ」
宝箱から出て来た本、ぼろ布、銀の裁縫セットを見せたら、ぼろ布を一目見て、ファラ師匠はそう言った。
空間拡張の魔法陣が描かれていて、普通のバックや鞄の内側に張り付けると、中の空間を拡張してくれるそうだ。
「時間停止の付与は無いから、汎用品だけどね」
この世界でも空間拡張の収納具は、一桁違う良いお値段がする。
どうやら拾い物だったようだ。
「師匠、どの位広がるんですか」
「そうね、この道場の半分くらいかしら」
「えっ!そんなにですか」
「あら、それくらいなら普通よ。それとこの裁縫セットは、この町からの流出品ね。お針子街で売ってるわよ。量産品だから五千ギルくらいかしら」
どうやら、値打ち物じゃ無かったらしい、ちょっとがっかりだ。
大量に買ってきて、フロスやネフルに高く売り付けることも考えたが、出所を問われると困るので止めた。
「それとこの本は、造形術の教本ね。造形術は、魔法で魔法陣を描く魔術のことよ。影や光や風、難しいけど音や熱を使って魔法陣を描くのよ。普通の魔法に比べてひと手間掛かるけど、魔力量が少し節約できるの。今読めるようにしてあげるわ」
ファラ師匠が呪文を唱えると、本から文字が這い出て来て、本を囲んで踊り始めた。
僕が読める文字に変わると、本の中へ戻って行った。
「それじゃ稽古を始めましょうか、今日は自信が有るんでしょ」
「ええ、レベルアップしてますからね」
「なら楽しみだわ」
結果、何時も通り叩きのめされ、お祖父ちゃんには一回会った。
「まあ、ちょっとは増しになったわね」
おかげで、皆席を離れ、思い思いに寛いでいられる。
「それでよ、骸骨がグワーって立ち上がって追っかけて来るんだぜ、もうびっくりよ」
「へー、待ち伏せか。何体くらい居たんだい」
「倒した後魔石を数えたら、六百三十七体だったよ」
「・・・・・そんなの無理だろ」
「勿論全部を相手にするのは絶対に無理だぜ、だけど部屋の入り口みてーな狭い所だと、後ろの奴は手が出せねーからさ、目の前の奴だけの相手をすれば大丈夫なんだよ」
「ゴーストと言うのは、どのような魔物ですの」
「ゴーストと言うのは、白い霧の化け物ですの」
「人の顔をしていて、触れることできませんのに纏わりついて命を吸い取りますのよ」
「切れないし、普通の魔法も効きませんの。でも聖なる力は偉大ですわー。聖なる力で触れますと、簡単に浄化されてしまいますのよ」
ウィルとタナスは男子生徒に、ルイーズ達は女子生徒に囲まれ、僕達の冒険談を語っている。
僕は少し離れた場所で、皆の話に耳を傾けながらウィルのアーマーを縫っている。
ちょっと情けないが、僕は平民だし、数日しか一緒に過ごしていないので面識が無く、輪に入り逸ってしまった。
「ユーリ、それってオークの革か」
僕に話し掛けて来た奴がいた。
集中していたので気が付かなかったが、僕の目の前に男子生徒が二人立っていた。
俺の手元をじっと見詰ている。
「ああそうだよ、良く判ったな」
「ああ、俺の家は革専門の魔技師だからな。俺はフロスだ、こいつはネフル、よろしくな。俺達取り合えずの男爵家だが、領地は地力のない荒野なんで、実質革職人として食い繋いでいる」
ウィルとタナスもそうだが、貴族と言っても色々な貴族があるらしい。
フロスは俺と同じくらいの背丈だが、身体は一回り大きく、がっしりしている。
ネフルはヒョロリと背が高い奴で、僕より頭一つ大きかった。
自称職人の家だけあって、なんだか二人共顔が厳つい。
「ああ、よろしく。俺は魔符屋の息子だ」
「魔符屋にしては、やけに縫物に慣れているな」
「ああ、師匠の趣味が衣装作りなんで仕込まれた。手を抜くとあの世を覗かせて貰えるんだ」
「俺達の親父と一緒だな。ところでなんでオークの革が縫えるんだ」
「俺もそれが聞きたい」
二人は、硬いオークの革をいとも簡単に縫い合わせている僕が、気になって仕方なかったらしい。
「これだよ、遺跡の宝箱から出て来たんだ。ここに物凄く小さい魔法陣が刻んであるんだ」
「・・・やっぱり魔針を使っていたのか、それで納得だ。嫌だったら良いが、良かったら金を出すから、その魔法陣を写させて貰えないか」
「正直に話すけどな、魔針の製法はケムル伯爵家が秘蔵してるんだ。だから伯爵家の関係者以外には魔針が回って来ない。たぶん王家や公爵家の依頼を独占したいんだろうな。まあ、それはそれで奴らの御先祖様が頑張った権利なんだから納得できるし、俺達にもその権利を寄越せなんて虫のよい話は考えてねえ。でもよ、奴ら魔針に頼り切って、全然修行しねーでふんぞり返っていやがる。魔針さえ有れば、毎日血の滲むような修行をしている俺達の家ならもっと良い品物を安く作れるんだ。あんな奴らに、革の魔技師の代表みたいな面されるのは、革の魔技師としてのプライドが汚されているようで情けないんだよ」
熱い、何だか熱い。
たまたまオーラで上級描陣師になった僕が、怒られているような気分になる。
「ふーん、この針は珍しい物なんだ。金は要らないよ。今、けっこう懐が暖かいからさ。俺もその魔法陣に興味が有って写し取ってみたんだ。ええと・・・、これだ、これ。一枚やるよ」
針の魔法陣を写し取ってみて驚いた。
こんな複雑な魔法陣を針に刻むなんて、絶対無理だと思った。
だが、多分こいつら諦めそうな雰囲気が無いので、魔法陣だけでも教えてやることにした。
勿論、無理と判っていることで金を貰ったらたぶん詐欺だ。
こいつらも俺と同じ結論に至り、直ぐに諦めると思う。
だが、渡した紙の魔法陣をフロスが食い入るように見ている。
「ネフル、バルス爺さんなら大丈夫と思うがどうだ」
「親父に送って、爺さんに判断して貰おう」
向こうの世界なら別だが、こちらの世界にもこれを針に刻める人が居るらしい。
「ユーリ、これは物凄い価値の有るものなんだ。ただじゃ絶対駄目だ、おれが親父に殴られる。対価を払わせてくれ」
義理堅い奴だが、万が一、無理だったら心苦しい。
「それじゃ、この革で背負い袋を作ってくれ。今回の騒動で俺の背負い袋がボロボロなんだ」
木登り猪の毛皮を渡す。
逃げ場のない枝の上で突進してくる、けっこう厄介な奴だった。
解体ついでにウィルが鞣してくれた。
雨は弾くが風は通す、この革で袋を作ると、中の物が腐り難い優れ物だとウィルが言っていた。
「判った、親父に頼んでやるよ」
魔針を使わせてやると言って、ウィルのアーマー作りを手伝わせた。
喜んで手伝ってくれたが、やはり本職は細部の丁寧さや手順が違う、大いにアーマー作りの参考になった。
ーーーーー
船が聖都の川港に入り、運河を登って行く。
まだ帰宅の時間帯じゃないので、運河は比較的空いている。
帰宅の時間帯にこの軍船を運河に乗り入れたら、たぶん大迷惑だろう。
見上げると、運河を覆う木々の蕾が膨らみ始めている。
たぶん、来週には花が咲き始めるだろう。
離宮の裏門の船着き場が見えて来た。
何か警備の兵士が多いような気がする。
「お父様、お母様」
「パパ、ママ」
「父上、母上」
ルイーズ達三人が、飛び跳ねながら手を振っている。
どうやら、心配した両親が迎えに来た様だ。
「あっ、兄ちゃんだ」
「あれっ、お姉ちゃんだ」
ウィルの兄さんとタナスの姉さんも、心配して迎えに来たようだ。
ウィルの兄は冒険者姿で、タナスの姉は事務員の制服を着ている。
たぶん、行方不明の知らせの後に、死亡の通知と生存の通知が相次いで出されたのだろう。
放たれた伝書隼の到着順によっては、情報が入れ替わることがある。
本人たちを確認するまでは不安だったのだろう。
抱き合って喜ぶ彼らの脇を、そっと通り抜ける。
・・・聖都に住んでるくせに、僕の両親はいない。
後で確認したら、僕の推薦人である大地の神殿へ通知を送ったらしい。
どこで止まっているんだろうか。
ーーーーー
大地の神殿 情報調査部
「ケレス、誤報だったか」
「はい、ミューレ様。昨日、ラナスの神殿から訂正の通報がありました」
「糠喜びか、残念だな」
「はい」
「まあ、聖印の三家の令嬢が無事だったのだから、良しとするか」
「はい」
「しかし、骨の遺跡に落ちて生き延びるとは、あの餓鬼しぶといな」
「はい、しかも自力で生還したそうです」
「おそらく、令嬢達の力だろう。運が良いな」
「・・・はい」
ーーーーー
今日も明日も授業が無いので、僕は学院を抜け出した。
そう、向こうの世界へ行くためだ。
ミロの店の手伝いをして時間を潰そうと思ったら、グラさんに捕まって、踊り子として駆り出されてしまった。
十件酒場を回ってからやっと解放され、化粧を落としてから夜の参道を下った。
「これはね、収納具の裏地よ」
宝箱から出て来た本、ぼろ布、銀の裁縫セットを見せたら、ぼろ布を一目見て、ファラ師匠はそう言った。
空間拡張の魔法陣が描かれていて、普通のバックや鞄の内側に張り付けると、中の空間を拡張してくれるそうだ。
「時間停止の付与は無いから、汎用品だけどね」
この世界でも空間拡張の収納具は、一桁違う良いお値段がする。
どうやら拾い物だったようだ。
「師匠、どの位広がるんですか」
「そうね、この道場の半分くらいかしら」
「えっ!そんなにですか」
「あら、それくらいなら普通よ。それとこの裁縫セットは、この町からの流出品ね。お針子街で売ってるわよ。量産品だから五千ギルくらいかしら」
どうやら、値打ち物じゃ無かったらしい、ちょっとがっかりだ。
大量に買ってきて、フロスやネフルに高く売り付けることも考えたが、出所を問われると困るので止めた。
「それとこの本は、造形術の教本ね。造形術は、魔法で魔法陣を描く魔術のことよ。影や光や風、難しいけど音や熱を使って魔法陣を描くのよ。普通の魔法に比べてひと手間掛かるけど、魔力量が少し節約できるの。今読めるようにしてあげるわ」
ファラ師匠が呪文を唱えると、本から文字が這い出て来て、本を囲んで踊り始めた。
僕が読める文字に変わると、本の中へ戻って行った。
「それじゃ稽古を始めましょうか、今日は自信が有るんでしょ」
「ええ、レベルアップしてますからね」
「なら楽しみだわ」
結果、何時も通り叩きのめされ、お祖父ちゃんには一回会った。
「まあ、ちょっとは増しになったわね」
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