78 / 150
槇島城の戦い~高屋城の戦い
こいつら何なんだワン
しおりを挟む
「確かに、プニ長様が六助殿と柴田殿の話を真面目に聞いていたとは限らぬ。なれば『お前ら何なんだワン、そろそろ黙れワン』と仰っていた可能性もある」
「いや、プニ長様は真に尊き御仁なれば、そのようなことを仰るはずはなかろう」
「お主にプニ長様の何がわかるというのだ?」
「は?」
「何だお主?」
「キュキュンキュン(お前ら喧嘩すんな)」
家臣団のおっさん二人の言い争いを止めるつもりでそう言うと、どういうわけか全員が一瞬、完全に固まってしまった。そして動き出すや否や、こちらを見ながら互いに顔を近付けて何やら談議を始める。
「今のは何と仰ったのだ?」
「時機で考えれば、喧嘩を仲裁しようとしてくださったものかと」
「いと尊し」
「もしや、プニ長様は元来、あまり戦を好まれない方なのでは?」
「そんなことわかりきっておるわ」「いや、本当にそうなのか?」
「ちょっと待て」
六助は挙手をして場を制し、皆の視線を集めてから口を開いた。
「場合にもよるが、今いずれかの者が申した通り、プニ長様は戦を忌避される一面もお持ちだ。だとすると、先日の一幕においてプニ長様は『戦は止めるワン。小谷城を攻めること自体が良くないワン』と仰られた可能性も出て来るぞ」
「なるほど……!」「いと尊し」
「しかし、そうなると話は難しくなるでござる。裏切者の浅井家を攻めないという選択肢は、織田家の体裁にもかかわってくる問題なれば」
柴田の言葉をきっかけにして、家臣団は眉根を寄せてうなる者と、抗議の声をあげる者に二分された。
「むむ、柴田殿の仰る通り。とはいえ、プニ長様の命令は絶対。逆らって小谷城を攻めるわけにはいかぬ」
「待て待てい。まだそうと決まったわけではなかろう。もしかしたら『そんなことどうでもいいけど、お腹減ったから寝るワン』かもしれないではないか!」
「それもまたいと尊し!」
と、こんな感じで騒がしくも特に意味のないやり取りが幾度も繰り返され、議論は平行線を辿っていく。しばらくして、肩で息をする六助が全員の意思を代弁するかのごとくつぶやいた。
「結局のところ、我々ではプニ長様の真意を推し測ることは出来ぬ。ソフィア様かせめて切れ者の秀吉殿でもいれば……」
引き続き秀吉は横山城の守備に当たってもらっているので、ここにはいない。
誰もが口を閉ざし、先刻とは打って変わってお通夜のようになってしまった空気を噛みしめながら、よしこれで眠れるな……と思いつつ寝転んだその時、賑やかな黄色い声が鮮やかに空気を裂いた。
「はぁ~い! 呼ばれて飛び出た、皆のアイドルソフィアでぇ~す!」
いつの間に現れたのか、ソフィアは俺の背後から家臣団の最後尾へと、軽やかに飛び回って空を駆けていく。
最初は突然の登場で呆気に取られていた家臣団も頭が追いつくと、徐々に歓声が沸き上がっていった。
「おお、ソフィア様じゃあ!」
「ソフィア様が降臨なさったぞぉ!」
「正に救世主!」「これで我らも安泰じゃあ!」
「して、あいどる、とは何だ?」
「文脈から考えて人気者、という意味ではないのか?」
「端的に言って尊い存在ということか」「それは端的に言い過ぎでは」
「とにかくプニ長様の次に尊いことは間違いない」
「異議なし!」「異議なし!」
まるで戦に勝ったかのように浮かれているおっさん共に、俺はドン引きしつつがっかりもした。決断を皆の手に委ねようと思っていたのに、結局俺が下さねばならない流れが出来てしまったからだ。
まあ、当主として当然の務めと言えば務めなんだけど、各人の気持ちを考えれば俺が一人で決めるのはとても難しいことのように感じる。
ソフィアは俺の横にまで戻って来ると、ぱたぱたと羽根をはばたかせて滞空しながら仕切り始めた。
「はい、それでは早速ですが皆さんお困りのようですので! プニ長様に聞きたいことがある方はどうぞ!」
さっとソフィアが手のひらを上に向けて差し出すと、家臣団の方からはものすごい勢いで手が上がった。
「プニプニを! プニプニを賜ってもよろしいでしょうか!」
「おいずるいぞ貴様! 我が先じゃあ!」
「いやそれどころではないだろう! せっかくプニ長様とお話が出来るのだ! 一緒にお散歩に行くのが先に決まっている!」
「キュキュンキュン? (浅井家の話はどうなったの?)」
「浅井家の話はどうなったのかワン! と仰っています!」
そこで皆の動きがぴた、と止まった。今日はこの光景を良く見かける。
「浅井家、ですか?」
「それはまあ、後でも……なあ?」
「キュキュン(何でだよ)」
「せっかくお話が出来るのに軍議など、プニ長様は真にいと尊しですなあ!」
「全くだ、はっはっは!」「はっはっは!」
「そうですねえ、わっはっは~!」
ソフィアまで悪ノリし出したし、もうどうでもよくなってきた。
そして……。
「織田家の皆様だ!」「御出陣か?」
「また勝利して国を豊かにしてくださるに違いない!」
本当に皆で散歩にいくことになった。
馬に乗り、ぞろぞろと行列を成して街を闊歩する家臣団に、美濃の住民たちは戦にいくものだと勘違いしている。そりゃあ、おっさんたちがこぞって犬連れて散歩にいくなんて思いもしないだろうよ。
それから数時間後。
散歩はのんびりじっくりと夕刻まで続いてしまう。城に戻る頃には、空に茜色をにじませる夕日が、山の向こうへと隠れようとしているところだった。
「しかし、プニ長様が現在お気に召されている食べ物が野菜だと知れたことは僥倖であったな」
「ああ、真にな」
ソフィアがこちらに来るのは、俺にとってはそう珍しいことじゃない。でも夜が中心だから家臣たちと喋ることの出来る機会はそう多くなかった。
前回好きな食べ物を聞かれた時には、面倒くさいので適当に「肉」と答えたら献上品には肉がよく出るようになったので、今回は「野菜」と答えておいた。全然回答になっていないのに満足する辺りはこいつららしい。
現在俺は行列の中央で、六助の馬に同乗させてもらっている。ソフィアはその横をふよふよと飛んだり、たまに俺の背中に乗ったりしていた。
「それにしても、すっかり遅くなってしまいましたな」
「うむ。楽しい時間が過ぎるのは残酷なまでに早いでござるな……」
おっさん二人が真剣な表情で何か言っている。
六助は会話をしていた柴田から視線を外すと、今は俺の背中で休息しているソフィアに話しかけた。
「ソフィア様は、また明日もお見えになるのですか?」
「はい、また昼に来る予定です!」
「では軍議はまた明日にしましょう」
一日散歩に付き合わされ、もうツッコむ気力もない。俺もぼちぼち帰蝶の屋敷に帰って休みたいという点では同意見だし。
「それでは、今日はこれにて解散!」
六助の号令にて城の前で解散し、家臣団はそれぞれの帰路についた。俺もソフィアと共に徒歩で帰る。六助が送りますと言ってくれたけど、疲れていて一人で帰りたいので断っておいた。
屋敷に帰ると、すぐに帰蝶とお市、モフ政が出迎えてくれた。基本的に帰蝶は俺に付き添って、お市は気が向けば軍議に参加するんだけど、今日はお市が沈み込んでいたので、帰蝶も付き添いで屋敷に残っていた。
顔を合わせるなり、お市が不機嫌そうな、でもどこか怯えているような表情で尋ねてくる。
「……結局どうなったのよ」
「キュキュン(明日に延期)」
「明日に延期になりましたよ!」
「は? 何よそれ」
「キュキュン(俺にもわからん)」
散歩のし過ぎで軍議が延期になったとか意味がわからないし、下手をすればお市に殴られる可能性もある。ここはあまり語らない方がいいだろう。
その辺りを察したソフィアが颯爽とお市の前に出ていく。
「まあまあそれはいいじゃないですか! お腹ぺこぺこですし、早くご飯が食べたいです!」
「いいわけないでしょ」
「ご飯を食べてからでもいいじゃない。プニ長様にソフィア様、今日の夕飯は私とお市ちゃんで作ったんですよ」
「おお、美少女二人の作ったご飯、楽しみです!」
そうして楽しくご飯を食べ、夜は更けていくのであった。
「いや、プニ長様は真に尊き御仁なれば、そのようなことを仰るはずはなかろう」
「お主にプニ長様の何がわかるというのだ?」
「は?」
「何だお主?」
「キュキュンキュン(お前ら喧嘩すんな)」
家臣団のおっさん二人の言い争いを止めるつもりでそう言うと、どういうわけか全員が一瞬、完全に固まってしまった。そして動き出すや否や、こちらを見ながら互いに顔を近付けて何やら談議を始める。
「今のは何と仰ったのだ?」
「時機で考えれば、喧嘩を仲裁しようとしてくださったものかと」
「いと尊し」
「もしや、プニ長様は元来、あまり戦を好まれない方なのでは?」
「そんなことわかりきっておるわ」「いや、本当にそうなのか?」
「ちょっと待て」
六助は挙手をして場を制し、皆の視線を集めてから口を開いた。
「場合にもよるが、今いずれかの者が申した通り、プニ長様は戦を忌避される一面もお持ちだ。だとすると、先日の一幕においてプニ長様は『戦は止めるワン。小谷城を攻めること自体が良くないワン』と仰られた可能性も出て来るぞ」
「なるほど……!」「いと尊し」
「しかし、そうなると話は難しくなるでござる。裏切者の浅井家を攻めないという選択肢は、織田家の体裁にもかかわってくる問題なれば」
柴田の言葉をきっかけにして、家臣団は眉根を寄せてうなる者と、抗議の声をあげる者に二分された。
「むむ、柴田殿の仰る通り。とはいえ、プニ長様の命令は絶対。逆らって小谷城を攻めるわけにはいかぬ」
「待て待てい。まだそうと決まったわけではなかろう。もしかしたら『そんなことどうでもいいけど、お腹減ったから寝るワン』かもしれないではないか!」
「それもまたいと尊し!」
と、こんな感じで騒がしくも特に意味のないやり取りが幾度も繰り返され、議論は平行線を辿っていく。しばらくして、肩で息をする六助が全員の意思を代弁するかのごとくつぶやいた。
「結局のところ、我々ではプニ長様の真意を推し測ることは出来ぬ。ソフィア様かせめて切れ者の秀吉殿でもいれば……」
引き続き秀吉は横山城の守備に当たってもらっているので、ここにはいない。
誰もが口を閉ざし、先刻とは打って変わってお通夜のようになってしまった空気を噛みしめながら、よしこれで眠れるな……と思いつつ寝転んだその時、賑やかな黄色い声が鮮やかに空気を裂いた。
「はぁ~い! 呼ばれて飛び出た、皆のアイドルソフィアでぇ~す!」
いつの間に現れたのか、ソフィアは俺の背後から家臣団の最後尾へと、軽やかに飛び回って空を駆けていく。
最初は突然の登場で呆気に取られていた家臣団も頭が追いつくと、徐々に歓声が沸き上がっていった。
「おお、ソフィア様じゃあ!」
「ソフィア様が降臨なさったぞぉ!」
「正に救世主!」「これで我らも安泰じゃあ!」
「して、あいどる、とは何だ?」
「文脈から考えて人気者、という意味ではないのか?」
「端的に言って尊い存在ということか」「それは端的に言い過ぎでは」
「とにかくプニ長様の次に尊いことは間違いない」
「異議なし!」「異議なし!」
まるで戦に勝ったかのように浮かれているおっさん共に、俺はドン引きしつつがっかりもした。決断を皆の手に委ねようと思っていたのに、結局俺が下さねばならない流れが出来てしまったからだ。
まあ、当主として当然の務めと言えば務めなんだけど、各人の気持ちを考えれば俺が一人で決めるのはとても難しいことのように感じる。
ソフィアは俺の横にまで戻って来ると、ぱたぱたと羽根をはばたかせて滞空しながら仕切り始めた。
「はい、それでは早速ですが皆さんお困りのようですので! プニ長様に聞きたいことがある方はどうぞ!」
さっとソフィアが手のひらを上に向けて差し出すと、家臣団の方からはものすごい勢いで手が上がった。
「プニプニを! プニプニを賜ってもよろしいでしょうか!」
「おいずるいぞ貴様! 我が先じゃあ!」
「いやそれどころではないだろう! せっかくプニ長様とお話が出来るのだ! 一緒にお散歩に行くのが先に決まっている!」
「キュキュンキュン? (浅井家の話はどうなったの?)」
「浅井家の話はどうなったのかワン! と仰っています!」
そこで皆の動きがぴた、と止まった。今日はこの光景を良く見かける。
「浅井家、ですか?」
「それはまあ、後でも……なあ?」
「キュキュン(何でだよ)」
「せっかくお話が出来るのに軍議など、プニ長様は真にいと尊しですなあ!」
「全くだ、はっはっは!」「はっはっは!」
「そうですねえ、わっはっは~!」
ソフィアまで悪ノリし出したし、もうどうでもよくなってきた。
そして……。
「織田家の皆様だ!」「御出陣か?」
「また勝利して国を豊かにしてくださるに違いない!」
本当に皆で散歩にいくことになった。
馬に乗り、ぞろぞろと行列を成して街を闊歩する家臣団に、美濃の住民たちは戦にいくものだと勘違いしている。そりゃあ、おっさんたちがこぞって犬連れて散歩にいくなんて思いもしないだろうよ。
それから数時間後。
散歩はのんびりじっくりと夕刻まで続いてしまう。城に戻る頃には、空に茜色をにじませる夕日が、山の向こうへと隠れようとしているところだった。
「しかし、プニ長様が現在お気に召されている食べ物が野菜だと知れたことは僥倖であったな」
「ああ、真にな」
ソフィアがこちらに来るのは、俺にとってはそう珍しいことじゃない。でも夜が中心だから家臣たちと喋ることの出来る機会はそう多くなかった。
前回好きな食べ物を聞かれた時には、面倒くさいので適当に「肉」と答えたら献上品には肉がよく出るようになったので、今回は「野菜」と答えておいた。全然回答になっていないのに満足する辺りはこいつららしい。
現在俺は行列の中央で、六助の馬に同乗させてもらっている。ソフィアはその横をふよふよと飛んだり、たまに俺の背中に乗ったりしていた。
「それにしても、すっかり遅くなってしまいましたな」
「うむ。楽しい時間が過ぎるのは残酷なまでに早いでござるな……」
おっさん二人が真剣な表情で何か言っている。
六助は会話をしていた柴田から視線を外すと、今は俺の背中で休息しているソフィアに話しかけた。
「ソフィア様は、また明日もお見えになるのですか?」
「はい、また昼に来る予定です!」
「では軍議はまた明日にしましょう」
一日散歩に付き合わされ、もうツッコむ気力もない。俺もぼちぼち帰蝶の屋敷に帰って休みたいという点では同意見だし。
「それでは、今日はこれにて解散!」
六助の号令にて城の前で解散し、家臣団はそれぞれの帰路についた。俺もソフィアと共に徒歩で帰る。六助が送りますと言ってくれたけど、疲れていて一人で帰りたいので断っておいた。
屋敷に帰ると、すぐに帰蝶とお市、モフ政が出迎えてくれた。基本的に帰蝶は俺に付き添って、お市は気が向けば軍議に参加するんだけど、今日はお市が沈み込んでいたので、帰蝶も付き添いで屋敷に残っていた。
顔を合わせるなり、お市が不機嫌そうな、でもどこか怯えているような表情で尋ねてくる。
「……結局どうなったのよ」
「キュキュン(明日に延期)」
「明日に延期になりましたよ!」
「は? 何よそれ」
「キュキュン(俺にもわからん)」
散歩のし過ぎで軍議が延期になったとか意味がわからないし、下手をすればお市に殴られる可能性もある。ここはあまり語らない方がいいだろう。
その辺りを察したソフィアが颯爽とお市の前に出ていく。
「まあまあそれはいいじゃないですか! お腹ぺこぺこですし、早くご飯が食べたいです!」
「いいわけないでしょ」
「ご飯を食べてからでもいいじゃない。プニ長様にソフィア様、今日の夕飯は私とお市ちゃんで作ったんですよ」
「おお、美少女二人の作ったご飯、楽しみです!」
そうして楽しくご飯を食べ、夜は更けていくのであった。
0
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

主人公は高みの見物していたい
ポリ 外丸
ファンタジー
高等魔術学園に入学した主人公の新田伸。彼は大人しく高校生活を送りたいのに、友人たちが問題を持ち込んでくる。嫌々ながら巻き込まれつつ、彼は徹底的に目立たないようにやり過ごそうとする。例え相手が高校最強と呼ばれる人間だろうと、やり過ごす自信が彼にはあった。何故なら、彼こそが世界最強の魔術使いなのだから……。最強の魔術使いの高校生が、平穏な学園生活のために実力を隠しながら、迫り来る問題を解決していく物語。
※主人公はできる限り本気を出さず、ずっと実力を誤魔化し続けます
※小説家になろう、ノベルアップ+、ノベルバ、カクヨムにも投稿しています。

召喚鬼 異世界冒険噺
悠遊
ファンタジー
時は現代。
かつての仲間を探し求めながら日本中を東奔西走として永い時代を生きてきた《鬼》の紅。
長旅に疲れ果てた彼女は、突如現れた光に吸い込まれ、見知らぬ世界へとやって来てしまった。
そこで出会った召喚士を志す少年、アベル。
ひょんな事から『繋がり』を持ってしまった二人は、果たしてお互いの“願い”を見事成す事が出来るのか──!?
出会いは、最悪。でも、相性は良い?
『旅は道連れ』だけど無謀だらけの珍道中。
全く異なる価値観の二人の明日はどうなることやら──。

婚約破棄ですね。これでざまぁが出来るのね
いくみ
ファンタジー
パトリシアは卒業パーティーで婚約者の王子から婚約破棄を言い渡される。
しかし、これは、本人が待ちに待った結果である。さぁこれからどうやって私の13年を返して貰いましょうか。
覚悟して下さいませ王子様!
転生者嘗めないで下さいね。
追記
すみません短編予定でしたが、長くなりそうなので長編に変更させて頂きます。
モフモフも、追加させて頂きます。
よろしくお願いいたします。
カクヨム様でも連載を始めました。

異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。
異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。
せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。
そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。
これは天啓か。
俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。

大国に囲まれた小国の「魔素無し第四王子」戦記(最強部隊を率いて新王国樹立へ)
たぬころまんじゅう
ファンタジー
小国の第四王子アルス。魔素による身体強化が当たり前の時代に、王族で唯一魔素が無い王子として生まれた彼は、蔑まれる毎日だった。
しかしある日、ひょんなことから無限に湧き出る魔素を身体に取り込んでしまった。その日を境に彼の人生は劇的に変わっていく。
士官学校に入り「戦略」「戦術」「武術」を学び、仲間を集めたアルスは隊を結成。アルス隊が功績を挙げ、軍の中で大きな存在になっていくと様々なことに巻き込まれていく。
領地経営、隣国との戦争、反乱、策略、ガーネット教や3大ギルドによる陰謀にちらつく大国の影。様々な経験を経て「最強部隊」と呼ばれたアルス隊は遂に新王国樹立へ。
異能バトル×神算鬼謀の戦略・戦術バトル!
☆史実に基づいた戦史、宗教史、過去から現代の政治や思想、経済を取り入れて書いた大河ドラマをお楽しみください☆

転生者、有名な辺境貴族の元に転生。筋肉こそ、力こそ正義な一家に生まれた良い意味な異端児……三世代ぶりに学園に放り込まれる。
Gai
ファンタジー
不慮の事故で亡くなった後、異世界に転生した高校生、鬼島迅。
そんな彼が生まれ落ちた家は、貴族。
しかし、その家の住人たちは国内でも随一、乱暴者というイメージが染みついている家。
世間のその様なイメージは……あながち間違ってはいない。
そんな一家でも、迅……イシュドはある意味で狂った存在。
そしてイシュドは先々代当主、イシュドにとってひい爺ちゃんにあたる人物に目を付けられ、立派な暴君戦士への道を歩み始める。
「イシュド、学園に通ってくれねぇか」
「へ?」
そんなある日、父親であるアルバから予想外の頼み事をされた。
※主人公は一先ず五十後半の話で暴れます。
転生?いいえ。天声です!
Ryoha
ファンタジー
天野セイは気がつくと雲の上にいた。
あー、死んだのかな?
そう心の中で呟くと、ケイと名乗る少年のような何かが、セイの呟きを肯定するように死んだことを告げる。
ケイいわく、わたしは異世界に転生する事になり、同行者と一緒に旅をすることになるようだ。セイは「なんでも一つ願いを叶える」という報酬に期待をしながら転生する。
ケイが最後に残した
「向こうに行ったら身体はなくなっちゃうけど心配しないでね」
という言葉に不穏を感じながら……。
カクヨム様にて先行掲載しています。続きが気になる方はそちらもどうぞ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる