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槇島城の戦い~高屋城の戦い
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「プニ長様と帰蝶殿、お市殿をくれぐれも頼むでござる」
「任せてください!」
雲一つない晴天の寒空の下、岐阜城前にて男同士の誓いの握手が交わされた。
城の前を行き交う人々の息は白い。口では寒さにぶつくさと文句を言いながらもどこか嬉しそうに手をすり合わせている。
今回の温泉旅行に帯同するのは、俺と帰蝶、お市とモフ政、六助に加えて、司寿隊の面々に馬廻衆たちだ。見送りには家臣団とその護衛たちが来てくれている。俺たちが出発した後に軍議を行う手筈になっているらしい。
ちなみに、諸将には既に書状にて義昭を討伐する旨は伝えているとのこと。
「そういえば」
握手を終え、馬に向かった六助が突然に振り返る。
「聞くのを忘れていましたが、私がいない間にどの勢力を討伐する気なのですか?お任せするとはいえ、やはり気になるので」
「それは内緒でござる」
「何故?」
「帰ってからのお楽しみというやつでござるよ」
「『鬼柴田』殿も随分とお茶目になられましたね?」
相変わらず柴田の誤魔化し方が下手過ぎて、六助は首を傾げっぱなしだ。まだ決まってない、とか適当なことを言っておけばいいのに。
「柴田様がそうまで仰るなんて、私も楽しみです」
「帰蝶殿!?」
おかげで帰蝶も無理のある便乗の仕方しか出来ていない。
「もう、そんなことどうでもいいから早く行きましょうよ」
「そうだね、行こっか」
「そ、そんなこと……」
お市のぶっきらぼうな言い方に愕然とする六助を置いて、それぞれ俺とモフ政を抱っこした帰蝶とお市は駕籠に入った。六助は馬に乗って俺たちの近辺を護衛してくれる予定になっている。
駕籠の中に入ってしばらくすると、準備が整ったのか、六助の威勢のいい声が窓の外から響いて来た。
「それではいざっ、はいやぁー!」
あまりにも謎過ぎる掛け声と共に、俺たちは温泉へと出発した。
どこからか聞こえて来る、清流のせせらぎ。梢を憩いの場としていた小鳥たちが人の気配に飛び立っていく。
足軽の足音や馬の蹄が地を蹴る音を除けば、喧騒はそのほとんどが美濃の雄大な自然の中から生み出されている。ゆさゆさと程よく揺れる駕籠も、心地よい夢の世界へと誘っているように思えた。
これで帰蝶の膝の上にいたら向こう側から帰って来れる自信がない。ちなみに、駕籠の中は狭く帰蝶が動きにくくなるので、今は床に寝そべっている。
「温泉、楽しみでございますね」
「キュン(うむ)」
帰蝶は今回の温泉旅行を楽しみにしている。基本的にこの世界の人は湯船に浸かることがなく、身体を洗うのは蒸し風呂というサウナのようなものだからだ。
俺が戦に行っている間は一人でも行く事があるみたいだけど、それでもそこまで頻度は高くない。温泉と聞いて心が弾むのも無理はないだろう。
やがて陽も高くなって来た頃に駕籠が止まって扉が叩かれる。開いたその先からは六助が顔を出して来た。
「プニ長様に帰蝶殿。この辺りで少し休憩を取ろうかと思います」
「キュン(おうよ)」
「わかりました」
駕籠から出ると草むらの適当なところに御座が敷かれていて、そこには既にお市とモフ政が座っていた。
俺が適当に御座の上に侵入して歩くと、お市がいつもの調子で文句を垂れる。
「あっ、そのまま乗ったらだめでしょ。足汚いんだから。ほら」
「キュン(おかんか)」
立ち上がってこちらに歩み寄り、座って俺の右前足を取ると、何やらぼろい布で拭き始めた。モフ政にも同じようにしてやっているのだろう。妹というよりはおかんとか世話焼きの姉貴的な感じだ。
「ふふっ、仲良しだね」
「別に」
俺の後からやって来た帰蝶に微笑みかけられ、お市は頬を朱に染めて反論する。本来なら「うっさい!」とか「は?」とか言いたいんだろうけど、帰蝶に対してはそういった態度は取れないらしい。
本当の姉貴的な感じとは帰蝶のような人のことを言うのである。あくまで個人的な主観だし自分でも何を言っているのかよくわからないので気にしないで欲しい。
そんなやり取りをしながら帰蝶が俺たちの側に腰かけると同時に、背後からは妖しい「ふっふっふ」という笑い声が聞こえて来る。
「正にこれぞ兄妹愛。素晴らしいですな」
「あんたいたの?」
見れば、腕を組んで瞑目し、したり顔でうなずく六助の姿が。
お市の何気に辛辣な言葉にもめげず、六助は御座の上にやって来て、帰蝶とお市と三角形になるような位置取りで座り込んでから笑顔で言った。
「いやしかし、今回の温泉は私も楽しみです」
「六助様はどれくらいの頻度で温泉に参られるのですか?」
「あまり高くはありません。最後に行ったのも大分前になりますね」
六助は立場的に偉いのと、いつも織田家の為に尽くしてくれていることもあって家臣団の中では一、二を争う程に忙しい。流れでそうなったとはいえ、ゆっくり休んで欲しいというのは誰もが心から思っていたことだ。
お市が隣にいるモフ政の頬を突きながら口を開く。
「で、どの温泉に行くんだっけ?」
「下呂温泉だよ」
下呂温泉、あまり興味のない俺でも名前くらいは聞いたことがある。美濃国内にあったのか。
六助が頭の後ろに手をやりながら苦笑する。
「手配しようにも温泉と言えばあそこくらいしか知らないもので。申し訳ありません」
「いえ、あの辺りの温泉は何度行ってもいいものなので。ありがとうございます」
帰蝶は行ったことがあるらしい。美濃の出身で斎藤家の娘だから当然と言えば当然なのかもしれない。
湯を沸かす技術が満足に発達していないこの世界において、お湯を大量かつ手軽に作るのは難しい。故に風呂というのは基本は蒸し風呂であり、温泉というのは贅沢なものみたいだ。
さらりと言っていたけれど、大名の娘でもなければ、「何度行ってもいい」なんて言葉は出て来ないだろう。
「へえ、そんなにいいとこなんだ?」
「うん。疲れがとっても良くとれるし、お湯の肌触りもびっくりするぐらい滑らかなの」
「室町時代の末期に京都五山の僧、万里集九が草津や有馬の温泉と共に名湯として紹介して以来、その評判が各地に広がっているのですよ」
お市の問いに、帰蝶と六助が立て続けに実体験と持前の知識を披露する。
「ふ~ん」
興味があるのかないのか、よくわからない不機嫌そうな表情でモフ政の頬をプニプニし続けているお市。
その光景を微笑みと共に見守った後、帰蝶がぽんっと両の手のひらを合わせた。
「そろそろお昼にしませんか? 私、作って来たんです」
「え」
「何と、帰蝶殿のお手製ですか!」
「義姉上って料理出来たの?」
現在の帰蝶の腕前を知らないお市が、怪訝そうな表情を浮かべる。一方でいそいそと駕籠からご飯を運んで来る帰蝶。
「プニ長様に召し上がっていただく為に練習したの。最初はうまくいかなかったけど……今は少しずつ慣れて来たところ」
「へえ。ほんっとあんたってつくづく幸せ者よね」
と言いながら、お市が俺の口の両端をつまみ、ぐいぐいと引っ張って来る。本当に仰る通りだと思います。
並べられた重箱にはおにぎりと焼き魚、旬の野菜を味噌で和えたものなど、色とりどりのおかずが詰め込まれていた。
それらを覗き込んだ六助が嬉しそうに眼を見開く。
「おお、これは美味しそうですな」
「キュキュン(当たり前だろがコラ)」
「義姉上頑張ってるんだね。私も練習しなきゃ……」
「じゃあ食べよっか」
帰蝶が俺の分を小皿にとってからそう言うと、俺とモフ政以外の三人は行儀よくいただきますをしてから箸を取った。
「任せてください!」
雲一つない晴天の寒空の下、岐阜城前にて男同士の誓いの握手が交わされた。
城の前を行き交う人々の息は白い。口では寒さにぶつくさと文句を言いながらもどこか嬉しそうに手をすり合わせている。
今回の温泉旅行に帯同するのは、俺と帰蝶、お市とモフ政、六助に加えて、司寿隊の面々に馬廻衆たちだ。見送りには家臣団とその護衛たちが来てくれている。俺たちが出発した後に軍議を行う手筈になっているらしい。
ちなみに、諸将には既に書状にて義昭を討伐する旨は伝えているとのこと。
「そういえば」
握手を終え、馬に向かった六助が突然に振り返る。
「聞くのを忘れていましたが、私がいない間にどの勢力を討伐する気なのですか?お任せするとはいえ、やはり気になるので」
「それは内緒でござる」
「何故?」
「帰ってからのお楽しみというやつでござるよ」
「『鬼柴田』殿も随分とお茶目になられましたね?」
相変わらず柴田の誤魔化し方が下手過ぎて、六助は首を傾げっぱなしだ。まだ決まってない、とか適当なことを言っておけばいいのに。
「柴田様がそうまで仰るなんて、私も楽しみです」
「帰蝶殿!?」
おかげで帰蝶も無理のある便乗の仕方しか出来ていない。
「もう、そんなことどうでもいいから早く行きましょうよ」
「そうだね、行こっか」
「そ、そんなこと……」
お市のぶっきらぼうな言い方に愕然とする六助を置いて、それぞれ俺とモフ政を抱っこした帰蝶とお市は駕籠に入った。六助は馬に乗って俺たちの近辺を護衛してくれる予定になっている。
駕籠の中に入ってしばらくすると、準備が整ったのか、六助の威勢のいい声が窓の外から響いて来た。
「それではいざっ、はいやぁー!」
あまりにも謎過ぎる掛け声と共に、俺たちは温泉へと出発した。
どこからか聞こえて来る、清流のせせらぎ。梢を憩いの場としていた小鳥たちが人の気配に飛び立っていく。
足軽の足音や馬の蹄が地を蹴る音を除けば、喧騒はそのほとんどが美濃の雄大な自然の中から生み出されている。ゆさゆさと程よく揺れる駕籠も、心地よい夢の世界へと誘っているように思えた。
これで帰蝶の膝の上にいたら向こう側から帰って来れる自信がない。ちなみに、駕籠の中は狭く帰蝶が動きにくくなるので、今は床に寝そべっている。
「温泉、楽しみでございますね」
「キュン(うむ)」
帰蝶は今回の温泉旅行を楽しみにしている。基本的にこの世界の人は湯船に浸かることがなく、身体を洗うのは蒸し風呂というサウナのようなものだからだ。
俺が戦に行っている間は一人でも行く事があるみたいだけど、それでもそこまで頻度は高くない。温泉と聞いて心が弾むのも無理はないだろう。
やがて陽も高くなって来た頃に駕籠が止まって扉が叩かれる。開いたその先からは六助が顔を出して来た。
「プニ長様に帰蝶殿。この辺りで少し休憩を取ろうかと思います」
「キュン(おうよ)」
「わかりました」
駕籠から出ると草むらの適当なところに御座が敷かれていて、そこには既にお市とモフ政が座っていた。
俺が適当に御座の上に侵入して歩くと、お市がいつもの調子で文句を垂れる。
「あっ、そのまま乗ったらだめでしょ。足汚いんだから。ほら」
「キュン(おかんか)」
立ち上がってこちらに歩み寄り、座って俺の右前足を取ると、何やらぼろい布で拭き始めた。モフ政にも同じようにしてやっているのだろう。妹というよりはおかんとか世話焼きの姉貴的な感じだ。
「ふふっ、仲良しだね」
「別に」
俺の後からやって来た帰蝶に微笑みかけられ、お市は頬を朱に染めて反論する。本来なら「うっさい!」とか「は?」とか言いたいんだろうけど、帰蝶に対してはそういった態度は取れないらしい。
本当の姉貴的な感じとは帰蝶のような人のことを言うのである。あくまで個人的な主観だし自分でも何を言っているのかよくわからないので気にしないで欲しい。
そんなやり取りをしながら帰蝶が俺たちの側に腰かけると同時に、背後からは妖しい「ふっふっふ」という笑い声が聞こえて来る。
「正にこれぞ兄妹愛。素晴らしいですな」
「あんたいたの?」
見れば、腕を組んで瞑目し、したり顔でうなずく六助の姿が。
お市の何気に辛辣な言葉にもめげず、六助は御座の上にやって来て、帰蝶とお市と三角形になるような位置取りで座り込んでから笑顔で言った。
「いやしかし、今回の温泉は私も楽しみです」
「六助様はどれくらいの頻度で温泉に参られるのですか?」
「あまり高くはありません。最後に行ったのも大分前になりますね」
六助は立場的に偉いのと、いつも織田家の為に尽くしてくれていることもあって家臣団の中では一、二を争う程に忙しい。流れでそうなったとはいえ、ゆっくり休んで欲しいというのは誰もが心から思っていたことだ。
お市が隣にいるモフ政の頬を突きながら口を開く。
「で、どの温泉に行くんだっけ?」
「下呂温泉だよ」
下呂温泉、あまり興味のない俺でも名前くらいは聞いたことがある。美濃国内にあったのか。
六助が頭の後ろに手をやりながら苦笑する。
「手配しようにも温泉と言えばあそこくらいしか知らないもので。申し訳ありません」
「いえ、あの辺りの温泉は何度行ってもいいものなので。ありがとうございます」
帰蝶は行ったことがあるらしい。美濃の出身で斎藤家の娘だから当然と言えば当然なのかもしれない。
湯を沸かす技術が満足に発達していないこの世界において、お湯を大量かつ手軽に作るのは難しい。故に風呂というのは基本は蒸し風呂であり、温泉というのは贅沢なものみたいだ。
さらりと言っていたけれど、大名の娘でもなければ、「何度行ってもいい」なんて言葉は出て来ないだろう。
「へえ、そんなにいいとこなんだ?」
「うん。疲れがとっても良くとれるし、お湯の肌触りもびっくりするぐらい滑らかなの」
「室町時代の末期に京都五山の僧、万里集九が草津や有馬の温泉と共に名湯として紹介して以来、その評判が各地に広がっているのですよ」
お市の問いに、帰蝶と六助が立て続けに実体験と持前の知識を披露する。
「ふ~ん」
興味があるのかないのか、よくわからない不機嫌そうな表情でモフ政の頬をプニプニし続けているお市。
その光景を微笑みと共に見守った後、帰蝶がぽんっと両の手のひらを合わせた。
「そろそろお昼にしませんか? 私、作って来たんです」
「え」
「何と、帰蝶殿のお手製ですか!」
「義姉上って料理出来たの?」
現在の帰蝶の腕前を知らないお市が、怪訝そうな表情を浮かべる。一方でいそいそと駕籠からご飯を運んで来る帰蝶。
「プニ長様に召し上がっていただく為に練習したの。最初はうまくいかなかったけど……今は少しずつ慣れて来たところ」
「へえ。ほんっとあんたってつくづく幸せ者よね」
と言いながら、お市が俺の口の両端をつまみ、ぐいぐいと引っ張って来る。本当に仰る通りだと思います。
並べられた重箱にはおにぎりと焼き魚、旬の野菜を味噌で和えたものなど、色とりどりのおかずが詰め込まれていた。
それらを覗き込んだ六助が嬉しそうに眼を見開く。
「おお、これは美味しそうですな」
「キュキュン(当たり前だろがコラ)」
「義姉上頑張ってるんだね。私も練習しなきゃ……」
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