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上洛~姉川の戦い
初めての手料理
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少し時間を戻して畿内平定戦の最中、俺と帰蝶や馬廻衆の人たちは芥川城というところにいた。たしか、最初に倒した石成友通って人の次くらいに逃亡した大名か何かが持っていた城だったはずだ。
この城にいる間、どういうわけかやたらと人が来てものを献上していった。内容は主に茶器とかだったけど、中には食材なんかもあったりしたので、それを見た帰蝶が料理を振る舞ってくれることに。
尾張や美濃に居る時は誰かしらが代わりに作ってくれるので、帰蝶の料理というのは今まで食べたことがなく、楽しみでしかない。
とある日の夜。京都をぶらりと探索して戻って来るなり、帰蝶は料理の支度を始める。献上された品の中からいくつかを選んで厨房に持って行った。
料理をする帰蝶の姿を見たいな……と思って様子を見に行ったものの、恥ずかしそうに頬を赤らめながら、抱っこして部屋の外まで移動させた上で「お部屋でお待ちくださいっ」と言われてしまったので大人しく指示に従うことにした。
体感で数十分待った頃、ようやく帰蝶が部屋に料理を運んできてくれた。割烹着に身を包んだ帰蝶も家庭的ですごくいいな、と思いながら食卓に置かれたそれを覗き込んでみる。
シンプルなご飯にみそ汁、そして何か魚を焼いたものという献立。黒の色合いを出すことを念頭に味付けがされているらしく、焼き魚は丸焦げになっているかのような見た目で、魚の種類はよくわからない。
ご飯はそれだけで水分が摂取できるようにと気遣ってくれているのか、雑炊の一歩手前という雰囲気に仕上がっている。
みそ汁は他と比べてオーソドックスな外観になっていて、具は細切れになったねぎらしきものだけが投入されていた。
一通り料理を並べ終わった帰蝶が俺の向かいに座って、俯きがちにもじもじとしながら言った。
「あの、初めてなので上手に出来たかどうかはわからないんですけど……プニ長様の為に頑張って作りました。食べてみてくださいっ」
「キュキュン(ありがとう)」
帰蝶たんの初めての手料理、いただきま~すっ!
お行儀悪く食卓にあがって、まずは焼き魚っぽいものからいただく。見た目じゃ種類はわからないけど、鯖か鯛か鮒か鯉か鮭あたりだろう。うん、匂いからしても焼き魚ということは間違いなさそうだ。
豪快に真ん中からかぶりついてみる。まるで炭を食しているかのような独特の風味と、じゃりじゃりとした食感が舌の上を踊った。
う~ん、独特な味付けだな。ちょっと俺の好みとは違うけど、鉄分とかたくさん摂取出来そうだし健康にはいいうぇっ、べっ。やっべえづいちゃった。
「どうしました? お口に合いませんでしたか……?」
心配そうにこちらを見つめる帰蝶の瞳が、儚げに揺れている。
尻尾を振って美味しいよアピール。可愛い女の子が俺の為に頑張って料理を作ってくれたというのに、こんな顔をさせてしまうなんて男……いや、オス失格だ。
「良かった……」
アピールが成功して、胸を撫でおろす我が妻を尻目に、ひとまず焼き魚はおいといて次のメニューに移行する。
次は白ごはん雑炊風だ。通常の白ごはんに対し、多量の水分を含むように仕上げられているこれには、恐らく戦場で生きる俺のような武士の為にという、帰蝶なりの優しさが込められているに違いない。
真心込められたご飯をひとくちいただいたところ、未知の感覚が口内に広がっていった。次々に融合して一つの巨大な存在へと化していく米粒たち。噛みしめると同時に噴出した水分という天然の要塞の中で、彼らは餅へと変身を遂げる。
こちらも独特な味わいだ。高級な料理ってあまり食べたことないけど、これはもしかしたら美食家をうならせる一品なのかもしれない。
みそ汁は比較的普通だ。見た目同様に味もオーソドックスで、本当に味噌が入っているのか疑わしいくらいのあっさり仕上げ。もはや粉末に近いくらい小さくなったねぎの風味を堪能しつついただいた。
一通り味を確認し終えたところで改めてメニュー全体を見渡してみる。
ふむふむ、なるほどな。帰蝶は料理も得意だったのか~……でも、味わいが独特だから慣れない内は完食出来ないかも。
あたかも満腹ですよ、といった風な雰囲気を装い、フンスと鼻を鳴らしてから帰蝶の膝の上へと移動する。そこでいつも通りに座り込んで寝ようとすると。
「あの。やっぱり、お口には……」
初めてということもあって、相当に自信がないのだろう。またも泣きそうな顔になってこちらを覗き込む帰蝶。
そうだ、俺はとても大事なことを忘れていた。ここは異世界とはいえ戦国の世には違いない。戦わなければ安寧を手にする事など出来るはずもないのだ。
俺は再び立ち上がり、食卓の上と言う名の戦場へ舞い戻った。
敵軍を前にして固唾を呑み、心の中で誓いを立てる。こいつらを全員倒して帰蝶の笑顔を手に入れてみせる、と。
勢いと気合で全てのメニューを胃に書き込んでいく。そして最後の焼き魚風何かを平らげると同時に、俺は意識を手放したのであった。
畿内を制圧して京も平和になったということで、念のために六助を義昭の側に置いて、俺たちは一度美濃へと帰国することになった。
帰りの駕籠の中。荒れていたこともあって充分とは言えないけど、ある程度京の都を堪能したことで満足そうな笑みを浮かべる帰蝶。
「プニ長様のおかげで間もなく整備もされましょうし、綺麗になったらまたいってみたいものですね」
「キュン(うん)」
その前に帰蝶はお料理の修行かな。と思ったけど、そんなことは言えない。まあ初めてということだったし、慣れればすぐに上手くなるだろうからあまり心配をする必要はないよね。
六助の代わりに俺たちの近くに着いてくれている秀吉が、駕籠の中を覗いて声をかけて来た。
「プニ長様」
「キュ? (ん?)」
「今更ですが、京都の守備は六助殿だけで良かったのですか?」
「キュン? (何で?)」
ソフィアはいないけど、首を傾げていたおかげで意志は伝わったらしい。秀吉は一呼吸の間を空けてから説明してくれた。
「畿内の制圧は出来たものの、三好三人衆はあくまで逃亡しただけであって討ち取ることは出来ていません。三好家も三好家で、分裂状態にあるなど事情があるようですが、プニ長様がいない今を好機と睨んで義昭様のいる本圀寺を襲撃する可能性はないとは言い切れません」
「キュ~ン(ふ~ん)」
「というか、私ならそうしますね。下手をするとわざと家内を分裂状態にあるように見せかけて、ということまでするかもしれません……くっくっく」
なるほど、秀吉が言うのならそうなのかもしれない。
けど、そうは言っても今は細かい指示を出すことは出来ないので、秀吉の意見を肯定すべく尻尾をぶんぶんと振っておいた。
真剣な表情でうなずく秀吉は、顎に手を当てながら口を開く。
「やはりプニ長様もそう思われますか。しかしそこは筆頭家老である六助殿。我らの予想をいい意味で裏切り、万が一の事態にも何とか対応してくださるでしょう」
いや、それ言ったら今交わした会話の意味全くないやん。そう思うなら何で六助の話題を振って来たんだよ。
まあいいや。正直義昭のことはどうでもいいけど、おバカだけどよく働いてくれている六助のことは割と心配だし、いくらか京に人を戻しておくか。
俺の代わりに伝えてもらうべく、帰蝶の膝を右前足でぽんぽんと叩いてみる。
「ふふ、どうなさったのですか?」
「キュキュウンキュキュンキュン(六助に援軍を送るよう指示を出して欲しい)」
「?」
やはり伝わるはずもなく、可愛らしくこてんと首を傾げる帰蝶は、やがて何かを閃いたように突然笑顔になった。
「あっ、お腹が空いたのですね? もうだめですよ、プニ長様。もう少ししたらお昼でしょうから、皆さんと一緒に取りましょうね」
「キュ~ン(は~い)」
まあいっか、秀吉の言う通りあいつならどうにかしてくれるだろ。
帰蝶に頭を撫でられて幸福を感じながら、そんな風に思ってしまうのであった。
この城にいる間、どういうわけかやたらと人が来てものを献上していった。内容は主に茶器とかだったけど、中には食材なんかもあったりしたので、それを見た帰蝶が料理を振る舞ってくれることに。
尾張や美濃に居る時は誰かしらが代わりに作ってくれるので、帰蝶の料理というのは今まで食べたことがなく、楽しみでしかない。
とある日の夜。京都をぶらりと探索して戻って来るなり、帰蝶は料理の支度を始める。献上された品の中からいくつかを選んで厨房に持って行った。
料理をする帰蝶の姿を見たいな……と思って様子を見に行ったものの、恥ずかしそうに頬を赤らめながら、抱っこして部屋の外まで移動させた上で「お部屋でお待ちくださいっ」と言われてしまったので大人しく指示に従うことにした。
体感で数十分待った頃、ようやく帰蝶が部屋に料理を運んできてくれた。割烹着に身を包んだ帰蝶も家庭的ですごくいいな、と思いながら食卓に置かれたそれを覗き込んでみる。
シンプルなご飯にみそ汁、そして何か魚を焼いたものという献立。黒の色合いを出すことを念頭に味付けがされているらしく、焼き魚は丸焦げになっているかのような見た目で、魚の種類はよくわからない。
ご飯はそれだけで水分が摂取できるようにと気遣ってくれているのか、雑炊の一歩手前という雰囲気に仕上がっている。
みそ汁は他と比べてオーソドックスな外観になっていて、具は細切れになったねぎらしきものだけが投入されていた。
一通り料理を並べ終わった帰蝶が俺の向かいに座って、俯きがちにもじもじとしながら言った。
「あの、初めてなので上手に出来たかどうかはわからないんですけど……プニ長様の為に頑張って作りました。食べてみてくださいっ」
「キュキュン(ありがとう)」
帰蝶たんの初めての手料理、いただきま~すっ!
お行儀悪く食卓にあがって、まずは焼き魚っぽいものからいただく。見た目じゃ種類はわからないけど、鯖か鯛か鮒か鯉か鮭あたりだろう。うん、匂いからしても焼き魚ということは間違いなさそうだ。
豪快に真ん中からかぶりついてみる。まるで炭を食しているかのような独特の風味と、じゃりじゃりとした食感が舌の上を踊った。
う~ん、独特な味付けだな。ちょっと俺の好みとは違うけど、鉄分とかたくさん摂取出来そうだし健康にはいいうぇっ、べっ。やっべえづいちゃった。
「どうしました? お口に合いませんでしたか……?」
心配そうにこちらを見つめる帰蝶の瞳が、儚げに揺れている。
尻尾を振って美味しいよアピール。可愛い女の子が俺の為に頑張って料理を作ってくれたというのに、こんな顔をさせてしまうなんて男……いや、オス失格だ。
「良かった……」
アピールが成功して、胸を撫でおろす我が妻を尻目に、ひとまず焼き魚はおいといて次のメニューに移行する。
次は白ごはん雑炊風だ。通常の白ごはんに対し、多量の水分を含むように仕上げられているこれには、恐らく戦場で生きる俺のような武士の為にという、帰蝶なりの優しさが込められているに違いない。
真心込められたご飯をひとくちいただいたところ、未知の感覚が口内に広がっていった。次々に融合して一つの巨大な存在へと化していく米粒たち。噛みしめると同時に噴出した水分という天然の要塞の中で、彼らは餅へと変身を遂げる。
こちらも独特な味わいだ。高級な料理ってあまり食べたことないけど、これはもしかしたら美食家をうならせる一品なのかもしれない。
みそ汁は比較的普通だ。見た目同様に味もオーソドックスで、本当に味噌が入っているのか疑わしいくらいのあっさり仕上げ。もはや粉末に近いくらい小さくなったねぎの風味を堪能しつついただいた。
一通り味を確認し終えたところで改めてメニュー全体を見渡してみる。
ふむふむ、なるほどな。帰蝶は料理も得意だったのか~……でも、味わいが独特だから慣れない内は完食出来ないかも。
あたかも満腹ですよ、といった風な雰囲気を装い、フンスと鼻を鳴らしてから帰蝶の膝の上へと移動する。そこでいつも通りに座り込んで寝ようとすると。
「あの。やっぱり、お口には……」
初めてということもあって、相当に自信がないのだろう。またも泣きそうな顔になってこちらを覗き込む帰蝶。
そうだ、俺はとても大事なことを忘れていた。ここは異世界とはいえ戦国の世には違いない。戦わなければ安寧を手にする事など出来るはずもないのだ。
俺は再び立ち上がり、食卓の上と言う名の戦場へ舞い戻った。
敵軍を前にして固唾を呑み、心の中で誓いを立てる。こいつらを全員倒して帰蝶の笑顔を手に入れてみせる、と。
勢いと気合で全てのメニューを胃に書き込んでいく。そして最後の焼き魚風何かを平らげると同時に、俺は意識を手放したのであった。
畿内を制圧して京も平和になったということで、念のために六助を義昭の側に置いて、俺たちは一度美濃へと帰国することになった。
帰りの駕籠の中。荒れていたこともあって充分とは言えないけど、ある程度京の都を堪能したことで満足そうな笑みを浮かべる帰蝶。
「プニ長様のおかげで間もなく整備もされましょうし、綺麗になったらまたいってみたいものですね」
「キュン(うん)」
その前に帰蝶はお料理の修行かな。と思ったけど、そんなことは言えない。まあ初めてということだったし、慣れればすぐに上手くなるだろうからあまり心配をする必要はないよね。
六助の代わりに俺たちの近くに着いてくれている秀吉が、駕籠の中を覗いて声をかけて来た。
「プニ長様」
「キュ? (ん?)」
「今更ですが、京都の守備は六助殿だけで良かったのですか?」
「キュン? (何で?)」
ソフィアはいないけど、首を傾げていたおかげで意志は伝わったらしい。秀吉は一呼吸の間を空けてから説明してくれた。
「畿内の制圧は出来たものの、三好三人衆はあくまで逃亡しただけであって討ち取ることは出来ていません。三好家も三好家で、分裂状態にあるなど事情があるようですが、プニ長様がいない今を好機と睨んで義昭様のいる本圀寺を襲撃する可能性はないとは言い切れません」
「キュ~ン(ふ~ん)」
「というか、私ならそうしますね。下手をするとわざと家内を分裂状態にあるように見せかけて、ということまでするかもしれません……くっくっく」
なるほど、秀吉が言うのならそうなのかもしれない。
けど、そうは言っても今は細かい指示を出すことは出来ないので、秀吉の意見を肯定すべく尻尾をぶんぶんと振っておいた。
真剣な表情でうなずく秀吉は、顎に手を当てながら口を開く。
「やはりプニ長様もそう思われますか。しかしそこは筆頭家老である六助殿。我らの予想をいい意味で裏切り、万が一の事態にも何とか対応してくださるでしょう」
いや、それ言ったら今交わした会話の意味全くないやん。そう思うなら何で六助の話題を振って来たんだよ。
まあいいや。正直義昭のことはどうでもいいけど、おバカだけどよく働いてくれている六助のことは割と心配だし、いくらか京に人を戻しておくか。
俺の代わりに伝えてもらうべく、帰蝶の膝を右前足でぽんぽんと叩いてみる。
「ふふ、どうなさったのですか?」
「キュキュウンキュキュンキュン(六助に援軍を送るよう指示を出して欲しい)」
「?」
やはり伝わるはずもなく、可愛らしくこてんと首を傾げる帰蝶は、やがて何かを閃いたように突然笑顔になった。
「あっ、お腹が空いたのですね? もうだめですよ、プニ長様。もう少ししたらお昼でしょうから、皆さんと一緒に取りましょうね」
「キュ~ン(は~い)」
まあいっか、秀吉の言う通りあいつならどうにかしてくれるだろ。
帰蝶に頭を撫でられて幸福を感じながら、そんな風に思ってしまうのであった。
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