41 / 68
第3章〜幻想都市グリーディア〜
未覚醒の力
しおりを挟む
「大丈夫かー?モナ、マコ。」
相変わらずひどいな
俺が噛み付いた後は……。
まぁ眼福でもあるからいいんだが。
「お、おいフューゼ!大丈夫なのかこれは」
「眷属契約の副作用みたいなものさ。あと数分もすれば治るよ。」
「そ、そうなのか……」
「いいなぁ君たちは……。初めて君たちに対し嫉妬という感情が芽生えたよ……。」
悔しそうにするクタール。
「……クタール?」
「いや、何でもないさ。気にしないでくれ、フューゼ。」
「も、もう大丈夫……」
顔を紅くしたまま立ち上がるモナ。
「おぉ!思ったよりも早いな。どんな感じだ?何か変わりはあるか?」
「……身体が熱い。燃えちゃいそう」
「何だと?大丈夫なのか?」
シルビアの方を振り向くフューゼ。
「……恐らくヴァンドラ様の魔力が馴染もうとしているのでしょう。しばらくすれば落ち着きます」
「それならよかった。モナ達もスキルが使えたりするのか?名付けしたから。」
「それはまだわかりませんね。安定した後に色々試してみると判明するでしょうが」
「そうか!それは楽しみだな!…マコは大丈夫か?」
座ったままこくこくと頷くマコ。
「フューゼ……少しいいかい?」
「何だ?クタール。」
「モナとマコって名前なんだけど……由来はまさか…。」
「あぁ!モリナマコからとったんだがおかしいか?」
「いや……君らしくわかりやすくていいよ……!ククッ!」
「な、なんだよ?変か?」
「私は可愛いと思うよー!」
にこにこするアリス。
「モナ……この名前……大切にする……!」
なんとか声を出すモナ。
「……皆様お疲れでしょう。グリーディア名物のメルメルをお持ちしますのでお待ちください」
「ん?メルメルってなんだ?」
「グリーディア名物のお菓子でございます。とても甘くて美味しいですよ!」
「……キャラットのメルメルは最高なんだから!」
何故か自慢げなレベッカ。
「ふふっ、ありがとうございます」
照れるキャラットと顔を伏せるレベッカ。
「では、その後はお部屋を準備しますのでゆっくりおやすみください」
相変わらずひどいな
俺が噛み付いた後は……。
まぁ眼福でもあるからいいんだが。
「お、おいフューゼ!大丈夫なのかこれは」
「眷属契約の副作用みたいなものさ。あと数分もすれば治るよ。」
「そ、そうなのか……」
「いいなぁ君たちは……。初めて君たちに対し嫉妬という感情が芽生えたよ……。」
悔しそうにするクタール。
「……クタール?」
「いや、何でもないさ。気にしないでくれ、フューゼ。」
「も、もう大丈夫……」
顔を紅くしたまま立ち上がるモナ。
「おぉ!思ったよりも早いな。どんな感じだ?何か変わりはあるか?」
「……身体が熱い。燃えちゃいそう」
「何だと?大丈夫なのか?」
シルビアの方を振り向くフューゼ。
「……恐らくヴァンドラ様の魔力が馴染もうとしているのでしょう。しばらくすれば落ち着きます」
「それならよかった。モナ達もスキルが使えたりするのか?名付けしたから。」
「それはまだわかりませんね。安定した後に色々試してみると判明するでしょうが」
「そうか!それは楽しみだな!…マコは大丈夫か?」
座ったままこくこくと頷くマコ。
「フューゼ……少しいいかい?」
「何だ?クタール。」
「モナとマコって名前なんだけど……由来はまさか…。」
「あぁ!モリナマコからとったんだがおかしいか?」
「いや……君らしくわかりやすくていいよ……!ククッ!」
「な、なんだよ?変か?」
「私は可愛いと思うよー!」
にこにこするアリス。
「モナ……この名前……大切にする……!」
なんとか声を出すモナ。
「……皆様お疲れでしょう。グリーディア名物のメルメルをお持ちしますのでお待ちください」
「ん?メルメルってなんだ?」
「グリーディア名物のお菓子でございます。とても甘くて美味しいですよ!」
「……キャラットのメルメルは最高なんだから!」
何故か自慢げなレベッカ。
「ふふっ、ありがとうございます」
照れるキャラットと顔を伏せるレベッカ。
「では、その後はお部屋を準備しますのでゆっくりおやすみください」
0
お気に入りに追加
22
あなたにおすすめの小説
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
俺だけ成長限界を突破して強くなる~『成長率鈍化』は外れスキルだと馬鹿にされてきたけど、実は成長限界を突破できるチートスキルでした~
つくも
ファンタジー
Fランク冒険者エルクは外れスキルと言われる固有スキル『成長率鈍化』を持っていた。
このスキルはレベルもスキルレベルも成長効率が鈍化してしまう、ただの外れスキルだと馬鹿にされてきた。
しかし、このスキルには可能性があったのだ。成長効率が悪い代わりに、上限とされてきたレベル『99』スキルレベル『50』の上限を超える事ができた。
地道に剣技のスキルを鍛え続けてきたエルクが、上限である『50』を突破した時。
今まで馬鹿にされてきたエルクの快進撃が始まるのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる