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北の帝国と非有の皇子
非有の皇子×お料理タイム
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女性陣と調理班も揃って総勢80人ほどの大所帯となった。今回は辺境伯夫人がいるせいか、プライベートビーチの様に辺境伯家の使用人さん達が過ごしやすい様、拠点を整えてくれている。
母様は辺境伯夫人に着付けられたのか、朝とは違う髪型とふわふわしたレースがもっさりついたワンピースを着ていた。
それにしても随分と大きく砂浜を独占している。地元の方よ…警備の為とはいえビーチを広範囲に占領してすみません…とは思ったが、この世界では地元民でも、海水浴や浜辺でバーベキューなどのレジャーやアクティビティはしない様だ。浜辺へは貝拾いなど食料を得る為に行くとかが多いとか。こんなに美しい宝石の様なエメラルドグリーンの海なのに勿体無い。まぁ魔物…魔魚とかが居るから気軽に遊べないんだろうけど…浜からたった100M付近で入れ食い状態だったし…沖の漁とかどうなってるんだ?
母様達は日焼けしない様、天幕の中でゆったりと椅子に腰掛け座ってお茶を楽しんでいる。こんな少し暖かな気候の時でも温かいお茶なんだな…アイスティーとか作ったら喜んでくれるかな…?とか思いながら獲れたての魚介の下拵えを、バーベキューグリルの設置が終わったうちのクヴァルさん達をはじめ、辺境伯家の調理人さん達にお願いした。バーベキューグリルは大きめの金属の箱に空気穴を開けて足をつけ、焼き網を被せた簡易版だけど6台用意したよ。
異世界の魚介類はとにかく何もかもが巨大で、帆立などの二枚貝にしても、一番大きな物は大人が両腕で円を作る位の大きさがある。それを一口大に切ってもらって浜に転がっている…多分二枚貝の稚貝?(それでも大人の手のひらくらいある!)の貝殻に盛り付けてもらったり、巻貝は不要な内臓を取り除いていい塩梅に切って貰ったり、海老も締めて半分に割ったり、一口大の大きさに揃えたりして貰った。
後はタコやイカなどは小さく切ってもらった物や一口大そして、手のひらサイズに切ってもらった物など各種用意してもらい、魚の方は、俺の解体スキルで骨や内臓、残っていた血、など食べない所をとって、フィーレ状にして出した。料理人さん達が扱いやすいってとても喜んでくれたよ。
更に俺は、以前記憶の森で採取した木材の巨大な枝を使って、試行錯誤して作った白炭を用意して、グリルにセットした。
『お米の中に入れて炊いていたのは見ましたが、本当に燃料として使うんですね炭』
(遠赤外線効果で上手に魚が焼けるんだこの炭。いつの日かと思って作った甲斐があるよ)
『よく燃やしすぎて燃え尽きてましたしね…木…』
(ハハッ!本当苦労したよ)
…しかし…ちろりと後ろを向いてピッタリくっついてくる辺境伯家の次男《エイノ》さんを確認する。彼…どうにかなりませんかね…
実はずっと側に居るんだよね。相手はお世話になってるお家の次男さんだし、邪険には出来ない。エルノさん1人じゃ対応しきれないで、うちの一族の人らが5人くらい間に挟まってるけど若干怖い。
『幼児愛好家のストーカーって奴ですかね?目が爛爛としてますよ。ついでだから、炭と一緒に燃やしちゃいますか?』
(いやいやいや!ついでで燃やしたらダメでしょ?!)
『そうですか…ダメですか…』
ツクヨミさんは残念そうだ。彼はたまに過激派です。
まぁそんなこんなでグリルの準備は整ったし、火を入れて用意してもらった魚や貝、海老などを焼きはじめた。
ティーモ兄様たちは、木の棒に蜘蛛の魔物の糸を付け、簡単な作りのリールを付けた竿に、調理で出た魚の内臓などの不要な部分を付けて魚釣りを楽しんでいる。
たまに騎士たちが身体強化で魚と勝負をして、竿を折ったり、引っ張られて海に引きずられるのを見て爆笑したりと忙しそうだ。若いって良いなぁ…
(金属の棒の方が良かったかな…)
『アレはあれで楽しんでるからいいのではないでしょうか?』
(そうかな?そうだったらいいけど)
遠くではティーモ兄様たちの笑い声、比較的近くでもご夫人方の笑い声。近くではじゅわじゅわと魚介の焼ける音。中々に平和である。思い出したくはないが昨日のアノ出来事が嘘みたいだ。
良い感じに貝が煮えてきたら、小さく切ったバターを一つと那由多印の醤油のタレをひとたらし。この地の蒸溜酒、燃えるワインを辺境伯家から貰って、醤油ダレを作ってみたのだ。
我が家の裏の聖水の泉でワサビも作っていたので、刺身も出そうかな?とも思ったが今回は火を入れたものを中心にした。刺身の代わりに燻製なんかも作ってみるか。
ダリル辺境伯の領地は、牧畜が盛んなのか乳製品も黒妖精の穴蔵に比べ豊富だ。チーズも色々な種類があって冒険して市で買っておいたので、クセが強くないチーズを燻製にしても面白いかもしれない。
網を5段くらい組んで一番下の網に金属の皿を乗せ、木屑を乗せ火をつける。木屑は林檎の木を使用してみた。あとの4段に魚の切り身やチーズ、貝柱などを乗せて網を結界で閉じ込め煙を充満させる。
(結界で燻製するとめちゃくちゃ中身見やすいな!)
『まぁ透明ですからね。でも…たぶん結界で燻製作るのは那由多ぐらいだと思いますよ…』
(せっかく魔法のある世界に来たのだから、この世界の常識に囚われない内に色々試したいし?)
『ふふっ。確かに。どうやら私も常識に囚われている様ですね。那由多の思うがままに、ご随意に魔法を楽しんで下さい』
いや…ツクヨミさんも俺からしたら随分と常識外なのですが…まぁいいや。常識も時代に合わせてアップデートしないと非常識になるのは世の常だし。
燻製を作っている間、暇だったので昨夜に続き檸檬シロップ、林檎シロップ、生姜シロップ、ベリーシロップなんかも各種作っておいた。炭酸を作ればソーダー水が作れるし、氷の魔法で氷を出して削ればかき氷も出来る。いっそ酒で割っても美味い。シロップは万能である。
クヴァルさん達うちの調理人達には、魚介類のフライを山の様に作ってもらった。そしてたっぷりのタルタルソース!魚介類のフライにはやっぱりタルタルソースは欠かせない。
辺境伯家の料理人さん達は、グリルを担当してくれて、ハーブのソース類や独特な配合のスパイスなんかを効かせたものも焼いていた。こちらも食べるのが楽しみだ。野菜もじわじわと焼いてくれている。ついでに魚のアラを使ったスープも作ってくれた様だ。至れり尽くせりである。
ティーモ兄様達は遊んで満足したのか、良い笑顔でこちらに戻ってきていた。手には折れた竿、他の人たちは手ぶらも居る。魚の気配は無い。どうやらボウズだったようだ。
(先に魚とか獲っておいてよかった…)
兄様達は沢山遊んで腹も空いてるだろう。さぁ皆んなで海の幸を食べまくるぞ!
母様は辺境伯夫人に着付けられたのか、朝とは違う髪型とふわふわしたレースがもっさりついたワンピースを着ていた。
それにしても随分と大きく砂浜を独占している。地元の方よ…警備の為とはいえビーチを広範囲に占領してすみません…とは思ったが、この世界では地元民でも、海水浴や浜辺でバーベキューなどのレジャーやアクティビティはしない様だ。浜辺へは貝拾いなど食料を得る為に行くとかが多いとか。こんなに美しい宝石の様なエメラルドグリーンの海なのに勿体無い。まぁ魔物…魔魚とかが居るから気軽に遊べないんだろうけど…浜からたった100M付近で入れ食い状態だったし…沖の漁とかどうなってるんだ?
母様達は日焼けしない様、天幕の中でゆったりと椅子に腰掛け座ってお茶を楽しんでいる。こんな少し暖かな気候の時でも温かいお茶なんだな…アイスティーとか作ったら喜んでくれるかな…?とか思いながら獲れたての魚介の下拵えを、バーベキューグリルの設置が終わったうちのクヴァルさん達をはじめ、辺境伯家の調理人さん達にお願いした。バーベキューグリルは大きめの金属の箱に空気穴を開けて足をつけ、焼き網を被せた簡易版だけど6台用意したよ。
異世界の魚介類はとにかく何もかもが巨大で、帆立などの二枚貝にしても、一番大きな物は大人が両腕で円を作る位の大きさがある。それを一口大に切ってもらって浜に転がっている…多分二枚貝の稚貝?(それでも大人の手のひらくらいある!)の貝殻に盛り付けてもらったり、巻貝は不要な内臓を取り除いていい塩梅に切って貰ったり、海老も締めて半分に割ったり、一口大の大きさに揃えたりして貰った。
後はタコやイカなどは小さく切ってもらった物や一口大そして、手のひらサイズに切ってもらった物など各種用意してもらい、魚の方は、俺の解体スキルで骨や内臓、残っていた血、など食べない所をとって、フィーレ状にして出した。料理人さん達が扱いやすいってとても喜んでくれたよ。
更に俺は、以前記憶の森で採取した木材の巨大な枝を使って、試行錯誤して作った白炭を用意して、グリルにセットした。
『お米の中に入れて炊いていたのは見ましたが、本当に燃料として使うんですね炭』
(遠赤外線効果で上手に魚が焼けるんだこの炭。いつの日かと思って作った甲斐があるよ)
『よく燃やしすぎて燃え尽きてましたしね…木…』
(ハハッ!本当苦労したよ)
…しかし…ちろりと後ろを向いてピッタリくっついてくる辺境伯家の次男《エイノ》さんを確認する。彼…どうにかなりませんかね…
実はずっと側に居るんだよね。相手はお世話になってるお家の次男さんだし、邪険には出来ない。エルノさん1人じゃ対応しきれないで、うちの一族の人らが5人くらい間に挟まってるけど若干怖い。
『幼児愛好家のストーカーって奴ですかね?目が爛爛としてますよ。ついでだから、炭と一緒に燃やしちゃいますか?』
(いやいやいや!ついでで燃やしたらダメでしょ?!)
『そうですか…ダメですか…』
ツクヨミさんは残念そうだ。彼はたまに過激派です。
まぁそんなこんなでグリルの準備は整ったし、火を入れて用意してもらった魚や貝、海老などを焼きはじめた。
ティーモ兄様たちは、木の棒に蜘蛛の魔物の糸を付け、簡単な作りのリールを付けた竿に、調理で出た魚の内臓などの不要な部分を付けて魚釣りを楽しんでいる。
たまに騎士たちが身体強化で魚と勝負をして、竿を折ったり、引っ張られて海に引きずられるのを見て爆笑したりと忙しそうだ。若いって良いなぁ…
(金属の棒の方が良かったかな…)
『アレはあれで楽しんでるからいいのではないでしょうか?』
(そうかな?そうだったらいいけど)
遠くではティーモ兄様たちの笑い声、比較的近くでもご夫人方の笑い声。近くではじゅわじゅわと魚介の焼ける音。中々に平和である。思い出したくはないが昨日のアノ出来事が嘘みたいだ。
良い感じに貝が煮えてきたら、小さく切ったバターを一つと那由多印の醤油のタレをひとたらし。この地の蒸溜酒、燃えるワインを辺境伯家から貰って、醤油ダレを作ってみたのだ。
我が家の裏の聖水の泉でワサビも作っていたので、刺身も出そうかな?とも思ったが今回は火を入れたものを中心にした。刺身の代わりに燻製なんかも作ってみるか。
ダリル辺境伯の領地は、牧畜が盛んなのか乳製品も黒妖精の穴蔵に比べ豊富だ。チーズも色々な種類があって冒険して市で買っておいたので、クセが強くないチーズを燻製にしても面白いかもしれない。
網を5段くらい組んで一番下の網に金属の皿を乗せ、木屑を乗せ火をつける。木屑は林檎の木を使用してみた。あとの4段に魚の切り身やチーズ、貝柱などを乗せて網を結界で閉じ込め煙を充満させる。
(結界で燻製するとめちゃくちゃ中身見やすいな!)
『まぁ透明ですからね。でも…たぶん結界で燻製作るのは那由多ぐらいだと思いますよ…』
(せっかく魔法のある世界に来たのだから、この世界の常識に囚われない内に色々試したいし?)
『ふふっ。確かに。どうやら私も常識に囚われている様ですね。那由多の思うがままに、ご随意に魔法を楽しんで下さい』
いや…ツクヨミさんも俺からしたら随分と常識外なのですが…まぁいいや。常識も時代に合わせてアップデートしないと非常識になるのは世の常だし。
燻製を作っている間、暇だったので昨夜に続き檸檬シロップ、林檎シロップ、生姜シロップ、ベリーシロップなんかも各種作っておいた。炭酸を作ればソーダー水が作れるし、氷の魔法で氷を出して削ればかき氷も出来る。いっそ酒で割っても美味い。シロップは万能である。
クヴァルさん達うちの調理人達には、魚介類のフライを山の様に作ってもらった。そしてたっぷりのタルタルソース!魚介類のフライにはやっぱりタルタルソースは欠かせない。
辺境伯家の料理人さん達は、グリルを担当してくれて、ハーブのソース類や独特な配合のスパイスなんかを効かせたものも焼いていた。こちらも食べるのが楽しみだ。野菜もじわじわと焼いてくれている。ついでに魚のアラを使ったスープも作ってくれた様だ。至れり尽くせりである。
ティーモ兄様達は遊んで満足したのか、良い笑顔でこちらに戻ってきていた。手には折れた竿、他の人たちは手ぶらも居る。魚の気配は無い。どうやらボウズだったようだ。
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