大人のはじまり

ある冬の日の夜、バイト帰りの彼女が家に来た。初めての飲酒に付き合ってほしい、という彼女と二人で酒を飲む。
大人になれば酒が飲めるようになる。酒が飲めるから、「大人」なんだろうか?

「カクヨムWeb小説短編賞2023」創作フェス1回目お題「スタート」で書いた短編です。
カクヨム、小説家になろうでも掲載しています。

2024/01/26追記:大幅な修正を行いました。話の流れに変更はありません。
24h.ポイント 0pt
0
小説 191,952 位 / 191,952件 現代文学 8,154 位 / 8,154件

あなたにおすすめの小説

短編集:人間憐情

氷上ましゅ。
現代文学
タイトル通り、ヒューマンドラマの短編集です。 作品が出来あがり次第投稿していきます。 もしこの短編集の中の短編がシリーズ化した際はまた別作品としてその作品を公開しますのでその作品が非公開になる可能性も充分にあります。 不定期更新になると思われますのでお気に入り登録推奨です。

蜜柑製の死

羽上帆樽
現代文学
毎日500文字ずつ更新する詞です。その日の自分の状態が現れるだろうと予想します。上手くいく日もあれば、そうでない日もあるでしょう。どこから読んでも関係ありません。いつから知り合いになっても関係がないのと同じように。いつまで続くか未定です。続くまで続きます。

あの日見た空の色も青かった

木立 花音
現代文学
 あの日、あの海、生きる意味を教えてくれたのは彼女だった──  多くの死者がでる重大なバス事故を起こした青年、逢坂部賢悟(おおさかべけんご)  彼は静養のため全てのものを捨て、静養のため岩手県宮古市にある景勝地、浄土ヶ浜(じょうどがはま)を訪れる。  その地で彼は、白木沢帆夏(しらきさわほのか)と名乗る女子大生と出会った。彼女の母方の実家が営んでいるという民宿で滞在期間を過ごしているうちに、次第に彼女に惹かれていく自分に気がつく。  やがて恋に落ちる二人。だが、重大な事故を起こしたという重苦しい過去が、罪の十字架となって彼の肩にのしかかる。 「二年だけ、待って欲しい」  悩み抜いた末に結論をだした翌日。彼は、白木沢帆夏の驚愕の真実に触れる──。 ※表紙絵はいぬちよ様からの頂きものです。 ※「景勝地 浄土ヶ浜」の挿絵はファル様。「告白」の挿絵は騰成から頂いたファンアートです。ありがとうございました。

春を売る少年

凪司工房
現代文学
少年は男娼をして生計を立てていた。ある時、彼を買った紳士は少年に服と住処を与え、自分の屋敷に住まわせる。 何故そんなことをしたのか? 一体彼が買った「少年の春」とは何なのか? 疑問を抱いたまま日々を過ごし、やがて彼はある回答に至るのだが。 これは少年たちの春を巡る大人のファンタジー作品。

空白の島と、ハザマダ ブンガク

木下望太郎
現代文学
 心の内をのぞいてみせる、奇妙な男に私は出会った。  かつて別れた恋人が亡くなった、その知らせを受けて訪れた、恋人の故郷の島で。  シルクハットをかぶった、奇妙な男は言い当てた、私が島を訪れた理由を。 「見つかるとよろしいですな。『空白を埋める言葉』」  私は空白を抱えていた、かつての恋人が死んだと聞いても、何の感情も湧かなかった。空白だけが居座る胸の内を埋める何か、『空白を埋める言葉』を探して、恋人の故郷へと来たのだった。  そして奇妙な男は、その旅に同行を申し出る。ハザマダ ブンガクと名乗るその男は。 「お探しのもの見つかるように、このブンガクがお供します。お嫌なら、ま、結構ですが。ただしゆめゆめ忘れぬように、人は誰しも一人とて、文学からは逃れ得ぬこと。それはまるで自身の影から、いやいやまさに自身から、決して逃れ得ぬように。えぇ、決して」  ブンガクはひざまずくように、うやうやしく礼をしながらそう言った。シルクハットを取りもせずに。  喪失と空白と、小さな島と。心と言葉をめぐる、小さな旅が始まる。

母という人

春史
現代文学
結婚に向いてなさそう、母親に向いてなさそうと自他共に認める人間が結婚して母親になって思うこと。 不定期に更新。 フィクションです。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

歌のお姉さん夢物語

鈴木沙也加
現代文学
おかあさんといっしょの歌のお姉さんを目指す、まいさんは音楽大生であり、児童館の歌のお姉さん。ダンスはクラックバレエを習った事があり、600倍のオ−ディションに受かるのだろうか。