6 / 8
第壱譚
0005:パトリック殿下の手紙とチンピラ
しおりを挟む
ーーここは、エリン家の小さな応接間。ーー
「みなさん、いつもエリンがお世話になっています~。」
ーーエリンママは全員にお茶を出した‼︎ーー
「いえいえ親御さん、お気遣いなく。(真面目サネユキ)」
「どうぞ、ごゆっくり~。(ニコニコエリンママ)」
ーーエリンママ、退出する‼︎ーー
「……改めまして、私はパトリックの従兄弟のサネユキだ。ということは、君とも従兄弟同士で合っているかな?」
「ああ。はじめまして兄貴の双子の弟、パトラッシュだ。よろしく。(ジト目パトラッシュ)」
「よろしくなのだ! ……そして貴殿達は、アデル皇国のエドワード・ロックの弟さんで間違いないですか?」
「……よく知っているな。(ジト目リムル)」
「流石だ! 俺達は双子の兄弟! 色々な事情で身分を隠し、トルネード王国軍で働いていた!(ニコニコリアム)」
「そうですね。……実はトルネード王国側にはお二人の素性はバレています。おそらく此度の魔物は、お二人を狙ってのことでしょう。(神妙サネユキ)」
「「ーーーーっ‼︎」」
「……。(あれれ、ここにいる人達全員有名人なの⁉︎)」
「それと君は……。(エリンを見るサネユキ)」
「俺の婚約者だ。(ジト目殿下)」
「ーーーーっ‼︎ 奇遇だな! パトリックもやっと婚約者をゲットしたばかりなんだ!(喜ぶサネユキ)」
「えっと、……エリンです。よろしくお願いします。」
「よろしく、よろしく! うちの妻と歳が近いと思うから、仲良くしてやってくれ!」
「は、はい……。(奥様は少年なの⁉︎)」
「妻ではなくて、部下って言ってるじゃないですか‼︎」
「妻は少々、恥ずかしがり屋だからな! ジョナサンだ! みんなよろしく!(華麗に流すサネユキ)」
「……どうも、平団員のジョナサンです。よろしくお願いします。(不服そうなモブ顔)」
「よ、よろしくです。(衆道って現実に存在するのね‼︎)」
「じゃあ本題に入るぞ! パトラッシュ君、……君の兄から伝言を預かっているんだ。」
ーーサネユキは血に染まった手紙を取り出した‼︎ーー
「……。(何故血みどろなんだ⁉︎ 驚愕パトラッシュ)」
「見た目はこれだが、パトリック直筆だ!」
ーーパトラッシュはサネユキから手紙を受け取った‼︎ーー
『多分僕の弟(?)パトラッシュへ
やあ! お久しぶり‼︎ お兄ちゃんだよ!
僕は今、クーデター組織の棟梁なんだ!
最近やっと、前言ってた運命の人を捕獲したよ!
結婚式はもう少し先だけど、呼ぶから来てね!
あと、今から食糧難になるから、蓄えておいてね!
今度遊びに行くからよろしく!
毎日運命の人を監視しているパトリックより』
「……。(怖えええ‼︎ クーデターって、ここを乗っ取るのか⁉︎ あと、食糧難ってなんだよ⁉︎ 今でも食糧難なのに、もっと足らなくなるのか⁉︎ ……関わりたくない。出来れば遊びに来てほしくない。ずっと影のままでいいから、干渉したくない。 青褪めた大汗パトラッシュ)」
「うん? どうした? (きょとんサネユキ)」
「いや、クーデターが捕獲して結婚式に食糧難が遊びに来るらしい。(しどろもどろパトラッシュ)」
「なんか混ざってるな!(ニコニコサネユキ)」
「あのブラック魔王様のことなので、大まかなことしか書いてないんじゃないですか?(お茶をすするモブ)」
「(手紙の中身を覗いて)確かに大事なことが抜け落ちているな! ……要約すると、パトリックの未来予知では、ここで大きな食糧難が流行るから、貯蔵できる穀物や、ジャガイモなどの芋類を育てておいてほしいらしいぞ。」
「あの、私の家、ジャガイモ農家です。(不安げエリン)」
「左様か‼︎ それなら話は早いな!(微笑むサネユキ)」
「で、ですが……。」
ーと、そこへ青ざめたエリンママが入ってきた‼︎ーー
「エリン、農林組合の人達が来たわ! みなさんを連れて、地下に隠れて‼︎」
「ーーーーっ‼︎ わかった! みなさん、こちらへ‼︎」
ーーエリンは床板を外して、全員を地下へ促した‼︎ーー
「奥さん、困りますよう。払うもの払ってくれないとー。(応接間にドカドカと入って来たチンピラ職員)」
「先日お話ししたようにあの農薬は封を開けておりません。持って帰ってくださいな。(鬼顔のエリンママ)」
「いいえー、たとえ封を開けていなかったとしても、敷地内に置いている時点で料金は発生してるんでね。一年間分の農薬代はきっちり払って貰いますよー。それに、土地代も未納らしいじゃないですかー? 地主さんも奧さんが払ってくれなくて相当困っているんですよー。ねっ? 地主さん?」
「そうじゃ! さっさと土地代払わんかい!(何故かチンピラ職員の横にいる地主爺さん)」
「……以前も言いましたが、この土地は亡き夫のものです。貴方のものではありませんわ!(声を荒げるエリンママ)」
「うるさい、黙れ! 土地の権利書(名義はエリンの父親)はワシが持っとるんじゃ! しのごの言わずに払えや、このあまが!(口の悪い地主爺さん)」
「……奥さん、お金が無いんでしょー? 私、良いお店知ってるんで、紹介しますよー。奥さん、お綺麗だからきっと太客つきますからねー。身体売って借金返しましょうやー。(ゲスなチンピラ職員)」
「お断りですわ!(激おこエリンママ)」
「チッ、埒があかねーな。無理矢理連れて行くか。」
ーーチンピラ職員はエリンママに覆い被さった‼︎ーー
「や、やめてください‼︎(慌てるエリンママ)」
「はい奥さんー、一緒に遊郭に行きましょうねー。」
「…………あの、すまぬがちょっといいか?」
ーーと、そこへサネユキが部屋の扉から入ってきた‼︎ーー
「ーーーーっ⁉︎ な、なんだ、お前は⁉︎」
「貴殿達の要求する金額はいくらかな?」
「見ず知らずの人間に話すわけがないだろう‼︎」
「それは困るな。……全額出そうと思っていたのに。」
「な、何⁉︎(コイツは一体何者だ⁉︎)」
「だが、金額を提示されないならば致し方ない。とりあえず農薬代はこれで頼む。(職員に札束を渡すサネユキ)」
「こ、これは⁉︎(十年分の金額だ‼︎)」
「とりあえず、奥様は返してもらうぞ。(チンピラに肘打ちしてエリンママを救出するサネユキ)」
「くっ……⁉︎(痛すぎて気絶するチンピラ職員)」
「あとは地主さんだったか? 安心してくれ。直ぐにここから出て行くから。(エリンママを俵担ぎするサネユキ)」
「ーーーーっ⁉︎ ど、どうゆうことだ⁉︎」
「そのままの通りだ。……それと言っておくが、その権利書は魔法紙に書かれたもの。ということは、魔法紙に書かれた名義人以外が使用すると……まあ、やってみた方がいいな。なんでもない。」
「……。(逆に気になるわ‼︎)」
「……ちょっと引っ越しの準備があるから、お二方、敷地内から出て行ってくれ。」
ーーサネユキ、霊力を用いて二人を吹き飛ばした‼︎ーー
「(敷地外に飛んで行った二人を見て)よし、準備は整った。みんな、出てきてくれ。」
ーー地下室に隠れてた全員がのそのそと出てきた‼︎ーー
「……なにがどうなったの?(困惑エリンママ)」
「みんな、……今からこの敷地内を私の私有地へ全部移す。よいか?(確認を取るサネユキ)」
「「「「「ラジャー‼︎」」」」」
「土地を移すの⁉︎(パニックエリンママ)」
「じゃあ、……結構揺れるから、どこかに掴んでいてくれ。(みんなの体勢を確認してから、瞳孔ピカッとサネユキ)」
ウゴゴゴゴゴゴオオー(地響きの音)
ーーサネユキは謎の霊力を使いまくるのであった‼︎ーー
「みなさん、いつもエリンがお世話になっています~。」
ーーエリンママは全員にお茶を出した‼︎ーー
「いえいえ親御さん、お気遣いなく。(真面目サネユキ)」
「どうぞ、ごゆっくり~。(ニコニコエリンママ)」
ーーエリンママ、退出する‼︎ーー
「……改めまして、私はパトリックの従兄弟のサネユキだ。ということは、君とも従兄弟同士で合っているかな?」
「ああ。はじめまして兄貴の双子の弟、パトラッシュだ。よろしく。(ジト目パトラッシュ)」
「よろしくなのだ! ……そして貴殿達は、アデル皇国のエドワード・ロックの弟さんで間違いないですか?」
「……よく知っているな。(ジト目リムル)」
「流石だ! 俺達は双子の兄弟! 色々な事情で身分を隠し、トルネード王国軍で働いていた!(ニコニコリアム)」
「そうですね。……実はトルネード王国側にはお二人の素性はバレています。おそらく此度の魔物は、お二人を狙ってのことでしょう。(神妙サネユキ)」
「「ーーーーっ‼︎」」
「……。(あれれ、ここにいる人達全員有名人なの⁉︎)」
「それと君は……。(エリンを見るサネユキ)」
「俺の婚約者だ。(ジト目殿下)」
「ーーーーっ‼︎ 奇遇だな! パトリックもやっと婚約者をゲットしたばかりなんだ!(喜ぶサネユキ)」
「えっと、……エリンです。よろしくお願いします。」
「よろしく、よろしく! うちの妻と歳が近いと思うから、仲良くしてやってくれ!」
「は、はい……。(奥様は少年なの⁉︎)」
「妻ではなくて、部下って言ってるじゃないですか‼︎」
「妻は少々、恥ずかしがり屋だからな! ジョナサンだ! みんなよろしく!(華麗に流すサネユキ)」
「……どうも、平団員のジョナサンです。よろしくお願いします。(不服そうなモブ顔)」
「よ、よろしくです。(衆道って現実に存在するのね‼︎)」
「じゃあ本題に入るぞ! パトラッシュ君、……君の兄から伝言を預かっているんだ。」
ーーサネユキは血に染まった手紙を取り出した‼︎ーー
「……。(何故血みどろなんだ⁉︎ 驚愕パトラッシュ)」
「見た目はこれだが、パトリック直筆だ!」
ーーパトラッシュはサネユキから手紙を受け取った‼︎ーー
『多分僕の弟(?)パトラッシュへ
やあ! お久しぶり‼︎ お兄ちゃんだよ!
僕は今、クーデター組織の棟梁なんだ!
最近やっと、前言ってた運命の人を捕獲したよ!
結婚式はもう少し先だけど、呼ぶから来てね!
あと、今から食糧難になるから、蓄えておいてね!
今度遊びに行くからよろしく!
毎日運命の人を監視しているパトリックより』
「……。(怖えええ‼︎ クーデターって、ここを乗っ取るのか⁉︎ あと、食糧難ってなんだよ⁉︎ 今でも食糧難なのに、もっと足らなくなるのか⁉︎ ……関わりたくない。出来れば遊びに来てほしくない。ずっと影のままでいいから、干渉したくない。 青褪めた大汗パトラッシュ)」
「うん? どうした? (きょとんサネユキ)」
「いや、クーデターが捕獲して結婚式に食糧難が遊びに来るらしい。(しどろもどろパトラッシュ)」
「なんか混ざってるな!(ニコニコサネユキ)」
「あのブラック魔王様のことなので、大まかなことしか書いてないんじゃないですか?(お茶をすするモブ)」
「(手紙の中身を覗いて)確かに大事なことが抜け落ちているな! ……要約すると、パトリックの未来予知では、ここで大きな食糧難が流行るから、貯蔵できる穀物や、ジャガイモなどの芋類を育てておいてほしいらしいぞ。」
「あの、私の家、ジャガイモ農家です。(不安げエリン)」
「左様か‼︎ それなら話は早いな!(微笑むサネユキ)」
「で、ですが……。」
ーと、そこへ青ざめたエリンママが入ってきた‼︎ーー
「エリン、農林組合の人達が来たわ! みなさんを連れて、地下に隠れて‼︎」
「ーーーーっ‼︎ わかった! みなさん、こちらへ‼︎」
ーーエリンは床板を外して、全員を地下へ促した‼︎ーー
「奥さん、困りますよう。払うもの払ってくれないとー。(応接間にドカドカと入って来たチンピラ職員)」
「先日お話ししたようにあの農薬は封を開けておりません。持って帰ってくださいな。(鬼顔のエリンママ)」
「いいえー、たとえ封を開けていなかったとしても、敷地内に置いている時点で料金は発生してるんでね。一年間分の農薬代はきっちり払って貰いますよー。それに、土地代も未納らしいじゃないですかー? 地主さんも奧さんが払ってくれなくて相当困っているんですよー。ねっ? 地主さん?」
「そうじゃ! さっさと土地代払わんかい!(何故かチンピラ職員の横にいる地主爺さん)」
「……以前も言いましたが、この土地は亡き夫のものです。貴方のものではありませんわ!(声を荒げるエリンママ)」
「うるさい、黙れ! 土地の権利書(名義はエリンの父親)はワシが持っとるんじゃ! しのごの言わずに払えや、このあまが!(口の悪い地主爺さん)」
「……奥さん、お金が無いんでしょー? 私、良いお店知ってるんで、紹介しますよー。奥さん、お綺麗だからきっと太客つきますからねー。身体売って借金返しましょうやー。(ゲスなチンピラ職員)」
「お断りですわ!(激おこエリンママ)」
「チッ、埒があかねーな。無理矢理連れて行くか。」
ーーチンピラ職員はエリンママに覆い被さった‼︎ーー
「や、やめてください‼︎(慌てるエリンママ)」
「はい奥さんー、一緒に遊郭に行きましょうねー。」
「…………あの、すまぬがちょっといいか?」
ーーと、そこへサネユキが部屋の扉から入ってきた‼︎ーー
「ーーーーっ⁉︎ な、なんだ、お前は⁉︎」
「貴殿達の要求する金額はいくらかな?」
「見ず知らずの人間に話すわけがないだろう‼︎」
「それは困るな。……全額出そうと思っていたのに。」
「な、何⁉︎(コイツは一体何者だ⁉︎)」
「だが、金額を提示されないならば致し方ない。とりあえず農薬代はこれで頼む。(職員に札束を渡すサネユキ)」
「こ、これは⁉︎(十年分の金額だ‼︎)」
「とりあえず、奥様は返してもらうぞ。(チンピラに肘打ちしてエリンママを救出するサネユキ)」
「くっ……⁉︎(痛すぎて気絶するチンピラ職員)」
「あとは地主さんだったか? 安心してくれ。直ぐにここから出て行くから。(エリンママを俵担ぎするサネユキ)」
「ーーーーっ⁉︎ ど、どうゆうことだ⁉︎」
「そのままの通りだ。……それと言っておくが、その権利書は魔法紙に書かれたもの。ということは、魔法紙に書かれた名義人以外が使用すると……まあ、やってみた方がいいな。なんでもない。」
「……。(逆に気になるわ‼︎)」
「……ちょっと引っ越しの準備があるから、お二方、敷地内から出て行ってくれ。」
ーーサネユキ、霊力を用いて二人を吹き飛ばした‼︎ーー
「(敷地外に飛んで行った二人を見て)よし、準備は整った。みんな、出てきてくれ。」
ーー地下室に隠れてた全員がのそのそと出てきた‼︎ーー
「……なにがどうなったの?(困惑エリンママ)」
「みんな、……今からこの敷地内を私の私有地へ全部移す。よいか?(確認を取るサネユキ)」
「「「「「ラジャー‼︎」」」」」
「土地を移すの⁉︎(パニックエリンママ)」
「じゃあ、……結構揺れるから、どこかに掴んでいてくれ。(みんなの体勢を確認してから、瞳孔ピカッとサネユキ)」
ウゴゴゴゴゴゴオオー(地響きの音)
ーーサネユキは謎の霊力を使いまくるのであった‼︎ーー
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説

お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。
下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。
またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。
あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。
ご都合主義の多分ハッピーエンド?
小説家になろう様でも投稿しています。

山小屋の男をたぶらかそうとした雪女は、三児の母となる
星 佑紀
恋愛
「……すみませんが、今晩ここに泊めてもらえないでしょうか?」
雪が降り積もるニホン帝国のとある山奥に、一人の女性が立っていた。
どうやら、彼女は山小屋を一軒ごとに回って、若い男性を誑かしている雪女らしい。
今夜も雪女は、ニヤニヤしながら凍てつく山小屋の扉を叩くのであった。
――六年後――
彼女は三児の母となって、山小屋から出られない状況に陥っていた!(汗)
「な、なんでなの~⁉」
「ユキちゃん、大好きだよ‼ ……勿論、逃げたりしないよね?(圧)」
「ひいいいい‼(ガクブル)」
これは、大好きな家族から逃げようとする雪女と、最愛の雪女を逃すつもりのない、とある男のお話。
※関連作品
『断罪裁判は蜜の味』
『国外追放された魔法使いの不思議な館』
※クロスオーバー作品になります。尚、本作品と自作の他作品の世界は全て繋がっており、時系列もほぼほぼ一致しております。(多少のズレはあります。)
※アプリで閲覧される際は縦読み推奨です。
※予告なく加筆修正致します。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

断罪裁判は蜜の味
星 佑紀
恋愛
「リリアナ嬢、もう、君にはついていけない。婚約は破棄だ‼︎」
「了解仕りましたわ♡」
私、リリアナ・ヘレンは、本日、婚約者であるロバート殿下から、断罪裁判を起こされる予定ですの。謎の男爵令嬢(ヒロイン)の出現によって、ロバート殿下及び殿下の取り巻き達は骨抜きな状態となり、王宮内の人間関係に亀裂が生じた結果なのです。
私は、この機会を今か今かと待っておりました。
婚約破棄されて国外追放されるために、私リリアナ・ヘレンは頑張って悪役令嬢を務め上げます!
「いや、逃がさないよ♪」
ーー本当の敵は味方にいることをリリアナ嬢は知らなかった……。
※続編を連載することに致しました。
※続編より、自作小説『灰かぶり姫と月の魔法使い』の一部キャラクターが登場します。
※尚、本作品と自作の他作品の世界は全て繋がっており、時系列もほぼほぼ一致しております。(多少のズレはあります。)
※アプリで閲覧される際は縦読み推奨です。
※予告なく加筆修正致します。



ヤンデレお兄様から、逃げられません!
夕立悠理
恋愛
──あなたも、私を愛していなかったくせに。
エルシーは、10歳のとき、木から落ちて前世の記憶を思い出した。どうやら、今世のエルシーは家族に全く愛されていないらしい。
それならそれで、魔法も剣もあるのだし、好きに生きよう。それなのに、エルシーが記憶を取り戻してから、義兄のクロードの様子がおかしい……?
ヤンデレな兄×少しだけ活発な妹

何故か地雷を踏んでしまうモブの受難
星 佑紀
恋愛
僕、ロイド・フォルセットには、とある悩みがある。それは――。
「れ、レイン様、おやめください‼」
「カリン、もう私は待てないのだ!」
「レイン様、……好き。(赤面)」
「カリン――!」
――いつも、男女がイチャイチャしている場面に出くわしてしまうことだ。(困惑)
――世界を旅するモブの、色んな意味での冒険が、今始まる!――
「いや、始まらなくていいから!(激おこ)」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる