【短編集】アデルの幼馴染トリオ(代表作:とある皇女の憂鬱)

『とある皇女の憂鬱』

「彼を死なせたりしない!」

男装の麗人マーキュリー殿下が、まだ皇女であった幼少期のお話。

アデル皇国離宮裏で、日々魔法の特訓をしていた皇女マーキュリー姫。ある日のこと、放った大火が離宮へ延焼して、激しい炎に包まれた。急いで離宮に残された人々を救出するため、たまたまアデル皇国に滞在していたランドット王国ナユタ公爵令息レオ・ナユタとともに、離宮の奥へと入り込んでいく。そして、燃え盛る炎と視界を遮る煙の中に、一人の少年を見つけるのであった。


 ◇  ◇  ◇


『国外追放された魔法使いの不思議な館』

「あなたの願い、叶えましょう。」

アデル皇国とトルネード王国との国境沿いにて起こった爆弾事件(極秘)には、一般人の被害者がいた!

その日たまたま二国間の国境沿いを移動していたダグラス一家は、いきなり暴発した新型爆弾の熱風と爆風をもろに受け、一家離散する。両親と生き別れになったリオナ・ダグラスは、偶然にも近くを通り掛かっていた謎の魔法使いレオ・ナユタに拾われて、とある館へと連れられていく。

その館では、魔法使いレオが、訪れた人々の願いを聞いていて……。

『リオナ、今日から君を僕の助手兼弟子に任命する! 大いに期待しているよ♡』

「な、何故そうなるのですかーーっ⁉︎」

母国から追放された魔法使いと、天涯孤独な少女が、館へとやってくる人々の難題をズバズバ解決していくお話。
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