35 / 45
とある暴走族のリーダー、就職する‼︎
0029:カメラに映された真実
しおりを挟む
⭐︎ ここは、フィックスド辺境伯邸母屋会議室。中央には、呆然としたお顔の殿下とサネユキ及びノアが、椅子からズリ落ちそうになっている。そして、三人の対面上には、黒のシルクハットに黒マントを装着したフローレンス家の裏当主と、裏当主のお膝の上で驚愕しているコレクトが、長い間、見つめ合って座っていた。
「あ、あの、……アル。(お顔が茹で蛸なコレクト)」
「なんだ……。(ジト目の裏当主)」
「えっと、……アルは時たま突拍子のない事を言って、周りを困惑させる大天才なんだけどさ、流石にアルトの産みの親は、メアリーなんじゃないかな?(言葉を選ぶコレクト)」
「いいや、……アルトの産みの親は、正真正銘コレクトだ。(圧の強い裏当主)」
「ででもね、私はその、……記憶が無いというか、身に覚えがないのだ。アル、一から説明してほしい。(コレクト)」
「……いいだろう。このことは、コレクトが知っておかなければならないからな。……アルトの為にも。(裏当主)」
⭐︎ すると裏当主は、黒マントの中から二台のお高級そうな小型のカメラを取り出して、ノアに視線を向けた。
「ヤンキー辺境伯、……映写機を持っていないか?」
「──っ‼︎ 今すぐ用意します‼︎(走り出すノア)」
⭐︎ ノアは、映写機の準備をする為、一旦退出した‼︎
「カメラ……もしかして、コレクト君がアルト君のお母さんである証拠を撮影していたの⁉︎(色々とドン引きな殿下)」
「まあ、そういうことだ。(ジト目裏当主)」
「そんなこと、ないと思うんだけどな。(悩むコレクト)」
「……トルネードには、便利な道具が沢山あって羨ましい。(にこやかなサネユキ)」
「ああ、このカメラは、準ニホン製だ。(裏当主)」
「──っ‼︎ ニホンにもカメラという器械があるのですか?(ほえーなサネユキ)」
「なに、……カメラの設計士がニホン人で、製造したのが、マテリア帝国の会社だからな。ルーセント辺境伯に言って、いくつか見繕ってもらおうか?(目を細める裏当主)」
「それは、とても有り難いお話ですね。でも、結構お高いのでしょう?(値段を気にするサネユキ)」
「大丈夫ですよ、サネユキ様! マテリア帝国側の領地を管理しているルーセント辺境伯とアルは、竹馬の友ですからね‼︎ 私もアルと一緒に、マテリアの最新カメラを破格な値段で横流ししてもらったんだけど、とてもよかったですよ!(とても満足顔のコレクト)」
「それは、まことか! ちょっと、実家に聞いてみよう‼︎(目がキラキラと輝くサネユキ)」
「へえ、……マテリア側のルーセント辺境伯との繋がりか。……なんだか意外だね。(ほえーな殿下)」
「そうですね。領地の境がとても微妙な位置にあるルーセント辺境伯とフローレンスは、犬猿の仲とよく噂されますが、実は、その噂に隠れて古くからヒッソリと交流を深めていたりします! ここだけの話ですが、ルーセント辺境伯は、マテリア帝国との貿易でなかなか儲かっているから、節税の意味で、こっちにお金じゃない形でストックしておきたいらしいのです。(嬉しそうに説明するコレクト)」
「なるほどね。……乾燥して程よい低気温を一定に保っているフローレンス領では、作物を育てることは、とても難しいけれど、……機械の長期保管には、最適な立地だもんね。(納得の殿下)」
「そういうことだ。……フローレンスは、ルーセントに対して、相場よりかなり安い最新倉庫(場所)を提供する。逆にルーセントは、作物が取れなくて産業も無いフローレンスが破綻しないように、裏でそれなりの支援をする。……お互いの利害が一致しているから、関係も長く続いているのだ。(目が穏やかな裏当主)」
「利害の一致か……。(マイノートにメモする殿下)」
⭐︎ と、バタバタ足音を立てながら、ノアが戻ってきた‼︎
「映写機一式を持ってきました‼︎(汗だくのノア)」
「ノア君、お疲れ様‼︎(微笑むコレクト)」
「よし、今から二種類のフィルムを写す。(裏当主)」
⭐︎ 裏当主はコレクトを横抱きにしてから立ち上がった‼︎
⭐︎ ⭐︎ ⭐︎
カラカラカラ……。(映写機が回転する音)
⭐︎ 裏当主は、一つのフィルムを映写機に通す。
「まず、この場面を見てくれ。(四人に促す裏当主)」
⭐︎ 映写機から出た光が、白い帆布に映し出された‼︎
「これは、……えっと、……コレクト君と、メアリーさん? と、……コレクト君の奥様? がバッタリ鉢合わせちゃったところかな?(二対一で言い合いをしている場面を見て、気分が悪くなる殿下)」
「そうだ。丁度あの暴力女が、フローレンスの屋敷にやってきた、初日の修羅場のときだった。(遠い目裏当主)」
「えっと、……はははずかしいな。……珍しくメアリーと、こんなにもイチャイチャして、ドギマギだったから。(顔を赤らめてモジモジするコレクト)」
「……ちょっと、暴力女って、誰の事ですか? まさか、奥様のことではないですよね? 奥様は素晴らしいお方ですよ!(地獄耳のノア)」
「(ガシャンとフィルムを取り換えて)それでこれが、本当の映像だ。(さりげなくノアを無視するジト目裏当主)」
⭐︎ 取り換えかれたフィルムは、カラカラと音を立ててゆっくりと回り出す。そこでの映像は……。
「「「「──っ⁉︎(言葉にならない四人)」」」」
「えっ?(口をポカーンと開けて固まるコレクト)」
「うそ、でしょ⁉︎(信じられない殿下)」
「だが、あの二人以外の人物や物は、先ほどの映像と一致しているな。(冷静に真実を見極めようとするサネユキ)」
「いやいやいや、どっちにしても、先輩が可哀想すぎる‼︎(気持ちが昂って涙が溢れ出すノア)」
⭐︎ 映写機によって映された映像は、イチャイチャしているコレクトと裏当主を見て、声を荒げているコレクトの妻オリビアの、怒りに満ちた表情だった。
「今かけているフィルムは、特殊な魔法処理を施した本当の場面だ。そして、先ほどかけたフィルムは、私がフローレンスの屋敷にかけた『幻影マジック』つまり、虚像の映像を映しているただの紛い物。……フローレンス家全員は、私のことをコレクト、コレクトのことをメアリーと思い込んで、今まで過ごしてきたのだ‼︎(ドヤ顔の裏当主)」
「そそそんなのおかし過ぎるよ! だだだって、……私の記憶では、私がメアリーとイチャイチャしている筈なんだ‼︎ ……確かに、アルと夫婦ゴッコをしていた記憶もあるけれど、毎日メアリーとも顔を合わせている‼︎ オリビアの前で、アルとイチャついたりなんかしてないよ‼︎(頭がこんがらがっているコレクト)」
「…………幻影。……それって、マジック。……魔法ってことだよね?(考え込む殿下)」
「そうだ。……私は、フローレンス家全員に幻影魔法『マジックイリュージョン』をかけ、尚且つ、コレクトには、頭の中を操作する洗脳魔法『マジックブレイン』もかけた。(裏当主)」
「……どうして。……アル、……どうして、親友の私に、そんな洗脳紛いなものをかけたんだ⁉︎ こたえてよ、アル‼︎(混乱のコレクト)」
「……答えは、一つ。……コレクトを、いや、本物の正統継承者を、偽物から取り戻す為。(深く深呼吸する裏当主)」
「「「「───っ⁉︎(よく分からない四人)」」」」
⭐︎ 裏当主は、ゆっくりと顔を上げて、ノアを見据えた。
「……ヤンキー辺境伯、……頼みがある。……もうじき、暴力女オリビアとアルトが、フローレンス家から追い出される。二人を助けてくれ……。(真剣な表情の裏当主)」
「────っ⁉︎(どういうこと⁉︎ 困惑しかないノア)」
⭐︎ 謎多きフローレンス家裏当主の真意とは⁉︎
「あ、あの、……アル。(お顔が茹で蛸なコレクト)」
「なんだ……。(ジト目の裏当主)」
「えっと、……アルは時たま突拍子のない事を言って、周りを困惑させる大天才なんだけどさ、流石にアルトの産みの親は、メアリーなんじゃないかな?(言葉を選ぶコレクト)」
「いいや、……アルトの産みの親は、正真正銘コレクトだ。(圧の強い裏当主)」
「ででもね、私はその、……記憶が無いというか、身に覚えがないのだ。アル、一から説明してほしい。(コレクト)」
「……いいだろう。このことは、コレクトが知っておかなければならないからな。……アルトの為にも。(裏当主)」
⭐︎ すると裏当主は、黒マントの中から二台のお高級そうな小型のカメラを取り出して、ノアに視線を向けた。
「ヤンキー辺境伯、……映写機を持っていないか?」
「──っ‼︎ 今すぐ用意します‼︎(走り出すノア)」
⭐︎ ノアは、映写機の準備をする為、一旦退出した‼︎
「カメラ……もしかして、コレクト君がアルト君のお母さんである証拠を撮影していたの⁉︎(色々とドン引きな殿下)」
「まあ、そういうことだ。(ジト目裏当主)」
「そんなこと、ないと思うんだけどな。(悩むコレクト)」
「……トルネードには、便利な道具が沢山あって羨ましい。(にこやかなサネユキ)」
「ああ、このカメラは、準ニホン製だ。(裏当主)」
「──っ‼︎ ニホンにもカメラという器械があるのですか?(ほえーなサネユキ)」
「なに、……カメラの設計士がニホン人で、製造したのが、マテリア帝国の会社だからな。ルーセント辺境伯に言って、いくつか見繕ってもらおうか?(目を細める裏当主)」
「それは、とても有り難いお話ですね。でも、結構お高いのでしょう?(値段を気にするサネユキ)」
「大丈夫ですよ、サネユキ様! マテリア帝国側の領地を管理しているルーセント辺境伯とアルは、竹馬の友ですからね‼︎ 私もアルと一緒に、マテリアの最新カメラを破格な値段で横流ししてもらったんだけど、とてもよかったですよ!(とても満足顔のコレクト)」
「それは、まことか! ちょっと、実家に聞いてみよう‼︎(目がキラキラと輝くサネユキ)」
「へえ、……マテリア側のルーセント辺境伯との繋がりか。……なんだか意外だね。(ほえーな殿下)」
「そうですね。領地の境がとても微妙な位置にあるルーセント辺境伯とフローレンスは、犬猿の仲とよく噂されますが、実は、その噂に隠れて古くからヒッソリと交流を深めていたりします! ここだけの話ですが、ルーセント辺境伯は、マテリア帝国との貿易でなかなか儲かっているから、節税の意味で、こっちにお金じゃない形でストックしておきたいらしいのです。(嬉しそうに説明するコレクト)」
「なるほどね。……乾燥して程よい低気温を一定に保っているフローレンス領では、作物を育てることは、とても難しいけれど、……機械の長期保管には、最適な立地だもんね。(納得の殿下)」
「そういうことだ。……フローレンスは、ルーセントに対して、相場よりかなり安い最新倉庫(場所)を提供する。逆にルーセントは、作物が取れなくて産業も無いフローレンスが破綻しないように、裏でそれなりの支援をする。……お互いの利害が一致しているから、関係も長く続いているのだ。(目が穏やかな裏当主)」
「利害の一致か……。(マイノートにメモする殿下)」
⭐︎ と、バタバタ足音を立てながら、ノアが戻ってきた‼︎
「映写機一式を持ってきました‼︎(汗だくのノア)」
「ノア君、お疲れ様‼︎(微笑むコレクト)」
「よし、今から二種類のフィルムを写す。(裏当主)」
⭐︎ 裏当主はコレクトを横抱きにしてから立ち上がった‼︎
⭐︎ ⭐︎ ⭐︎
カラカラカラ……。(映写機が回転する音)
⭐︎ 裏当主は、一つのフィルムを映写機に通す。
「まず、この場面を見てくれ。(四人に促す裏当主)」
⭐︎ 映写機から出た光が、白い帆布に映し出された‼︎
「これは、……えっと、……コレクト君と、メアリーさん? と、……コレクト君の奥様? がバッタリ鉢合わせちゃったところかな?(二対一で言い合いをしている場面を見て、気分が悪くなる殿下)」
「そうだ。丁度あの暴力女が、フローレンスの屋敷にやってきた、初日の修羅場のときだった。(遠い目裏当主)」
「えっと、……はははずかしいな。……珍しくメアリーと、こんなにもイチャイチャして、ドギマギだったから。(顔を赤らめてモジモジするコレクト)」
「……ちょっと、暴力女って、誰の事ですか? まさか、奥様のことではないですよね? 奥様は素晴らしいお方ですよ!(地獄耳のノア)」
「(ガシャンとフィルムを取り換えて)それでこれが、本当の映像だ。(さりげなくノアを無視するジト目裏当主)」
⭐︎ 取り換えかれたフィルムは、カラカラと音を立ててゆっくりと回り出す。そこでの映像は……。
「「「「──っ⁉︎(言葉にならない四人)」」」」
「えっ?(口をポカーンと開けて固まるコレクト)」
「うそ、でしょ⁉︎(信じられない殿下)」
「だが、あの二人以外の人物や物は、先ほどの映像と一致しているな。(冷静に真実を見極めようとするサネユキ)」
「いやいやいや、どっちにしても、先輩が可哀想すぎる‼︎(気持ちが昂って涙が溢れ出すノア)」
⭐︎ 映写機によって映された映像は、イチャイチャしているコレクトと裏当主を見て、声を荒げているコレクトの妻オリビアの、怒りに満ちた表情だった。
「今かけているフィルムは、特殊な魔法処理を施した本当の場面だ。そして、先ほどかけたフィルムは、私がフローレンスの屋敷にかけた『幻影マジック』つまり、虚像の映像を映しているただの紛い物。……フローレンス家全員は、私のことをコレクト、コレクトのことをメアリーと思い込んで、今まで過ごしてきたのだ‼︎(ドヤ顔の裏当主)」
「そそそんなのおかし過ぎるよ! だだだって、……私の記憶では、私がメアリーとイチャイチャしている筈なんだ‼︎ ……確かに、アルと夫婦ゴッコをしていた記憶もあるけれど、毎日メアリーとも顔を合わせている‼︎ オリビアの前で、アルとイチャついたりなんかしてないよ‼︎(頭がこんがらがっているコレクト)」
「…………幻影。……それって、マジック。……魔法ってことだよね?(考え込む殿下)」
「そうだ。……私は、フローレンス家全員に幻影魔法『マジックイリュージョン』をかけ、尚且つ、コレクトには、頭の中を操作する洗脳魔法『マジックブレイン』もかけた。(裏当主)」
「……どうして。……アル、……どうして、親友の私に、そんな洗脳紛いなものをかけたんだ⁉︎ こたえてよ、アル‼︎(混乱のコレクト)」
「……答えは、一つ。……コレクトを、いや、本物の正統継承者を、偽物から取り戻す為。(深く深呼吸する裏当主)」
「「「「───っ⁉︎(よく分からない四人)」」」」
⭐︎ 裏当主は、ゆっくりと顔を上げて、ノアを見据えた。
「……ヤンキー辺境伯、……頼みがある。……もうじき、暴力女オリビアとアルトが、フローレンス家から追い出される。二人を助けてくれ……。(真剣な表情の裏当主)」
「────っ⁉︎(どういうこと⁉︎ 困惑しかないノア)」
⭐︎ 謎多きフローレンス家裏当主の真意とは⁉︎
0
お気に入りに追加
35
あなたにおすすめの小説

私の入る余地なんてないことはわかってる。だけど……。
さくしゃ
恋愛
キャロルは知っていた。
許嫁であるリオンと、親友のサンが互いを想い合っていることを。
幼い頃からずっと想ってきたリオン、失いたくない大切な親友であるサン。キャロルは苦悩の末に、リオンへの想いを封じ、身を引くと決めていた——はずだった。
(ああ、もう、)
やり過ごせると思ってた。でも、そんなことを言われたら。
(ずるいよ……)
リオンはサンのことだけを見ていると思っていた。けれど——違った。
こんな私なんかのことを。
友情と恋情の狭間で揺れ動くキャロル、リオン、サンの想い。
彼らが最後に選ぶ答えとは——?
⚠️好みが非常に分かれる作品となっております。
ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます
沖田弥子
恋愛
職場の後輩に恋人を略奪された澪。終業後に堪えきれず泣いていたところを、営業部のエリート社員、天王寺明夜に見つかってしまう。彼に優しく慰められながら居酒屋で事の顛末を話していたが、なぜか明夜と一夜を過ごすことに――!? 明夜は傷心した自分を慰めてくれただけだ、と考える澪だったが、翌朝「責任をとってほしい」と明夜に迫られ、婚姻届にサインしてしまった。突如始まった新婚生活。明夜は澪の心と身体を幸せで満たしてくれていたが、徐々に明夜のヤンデレな一面が見えてきて――執着強めな旦那様との極上溺愛ラブストーリー!
ウブな政略妻は、ケダモノ御曹司の執愛に堕とされる
Adria
恋愛
旧題:紳士だと思っていた初恋の人は私への恋心を拗らせた執着系ドSなケダモノでした
ある日、父から持ちかけられた政略結婚の相手は、学生時代からずっと好きだった初恋の人だった。
でも彼は来る縁談の全てを断っている。初恋を実らせたい私は副社長である彼の秘書として働くことを決めた。けれど、何の進展もない日々が過ぎていく。だが、ある日会社に忘れ物をして、それを取りに会社に戻ったことから私たちの関係は急速に変わっていった。
彼を知れば知るほどに、彼が私への恋心を拗らせていることを知って戸惑う反面嬉しさもあり、私への執着を隠さない彼のペースに翻弄されていく……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
カモフラ婚~CEOは溺愛したくてたまらない!~
伊吹美香
恋愛
ウエディングプランナーとして働く菱崎由華
結婚式当日に花嫁に逃げられた建築会社CEOの月城蒼空
幼馴染の二人が偶然再会し、花嫁に逃げられた蒼空のメンツのために、カモフラージュ婚をしてしまう二人。
割り切った結婚かと思いきや、小さいころからずっと由華のことを想っていた蒼空が、このチャンスを逃すはずがない。
思いっきり溺愛する蒼空に、由華は翻弄されまくりでパニック。
二人の結婚生活は一体どうなる?

5年経っても軽率に故郷に戻っては駄目!
158
恋愛
伯爵令嬢であるオリビアは、この世界が前世でやった乙女ゲームの世界であることに気づく。このまま学園に入学してしまうと、死亡エンドの可能性があるため学園に入学する前に家出することにした。婚約者もさらっとスルーして、早や5年。結局誰ルートを主人公は選んだのかしらと軽率にも故郷に舞い戻ってしまい・・・
2話完結を目指してます!

人生の全てを捨てた王太子妃
八つ刻
恋愛
突然王太子妃になれと告げられてから三年あまりが過ぎた。
傍目からは“幸せな王太子妃”に見える私。
だけど本当は・・・
受け入れているけど、受け入れられない王太子妃と彼女を取り巻く人々の話。
※※※幸せな話とは言い難いです※※※
タグをよく見て読んでください。ハッピーエンドが好みの方(一方通行の愛が駄目な方も)はブラウザバックをお勧めします。
※本編六話+番外編六話の全十二話。
※番外編の王太子視点はヤンデレ注意報が発令されています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる