32 / 45
とある暴走族のリーダー、就職する‼︎
0026:衝撃的な事実
しおりを挟む⭐︎ ここは、フィックスド辺境伯邸母屋会議室。中央には、長机が一つ設置されており、パトリック殿下とサネユキ、フィックスド辺境伯家当主ノアが、長机付きの椅子に腰を下ろしていた。彼らの目の前には、緊張によってガタガタ震えているコレクト・フローレンスが簡易椅子に着座している。
「はい、それじゃあ、『スピカ』幹部面接試験を始めるよ!(謎の紙切れと鉛筆を振り回す殿下)」
「はいいい‼︎(緊張しまくりのコレクト)」
「なあノア、『スピカ』って一体何なんだ?(事情を一切知らされていない東洋人サネユキ)」
「……俺にもわかりません。(複雑な心境のノア)」
「では、お名前と年齢と出身地を教えてください。(スチャッと伊達眼鏡をかけて白紙の用紙に目を通す殿下)」
「コレクト・フローレンチュ! ニジュウニチャイ‼︎ トルネード王国のフローレンス領の中央部から来まちた‼︎(緊張しすぎて噛み噛みのコレクト)」
「はい、コレクト君ね。元気が良いのは良いことだよ。(白紙の用紙に何かを書き込む殿下)」
「フローレンス領はここのお隣さんだな‼︎(サネユキ)」
「……。(がんばって下さい、コレクト様! ノア)」
「はい、じゃあ次の質問。……コレクト君の特技は何かな?(新しい白紙の用紙を取り出す殿下)」
「特技は子作りでしゅ‼︎(真剣なコレクト)」
「「「………。(息を呑む三人)」」」
⭐︎ 会議室内は、一気に重たい静寂に包まれた!
「……その、子作りと言うことを、具体的に説明できるかな?(視線の厳しい殿下)」
「はい! 今からやります! 見ててください‼︎(真っ赤なお顔でシュパパッと立ち上がるコレクト)」
「「「────っ⁉︎(えええっ⁉︎ 慌てる三人)」」」
「大体これをやれば、子宝に恵まれますので、御三方もお試しあれ‼︎(自身の旨の前で手を構えるコレクト)」
「「「……。(なな何が起こるんだ⁉︎ 慄く三人)」」」
⭐︎ するとコレクトは、自身が座っていた椅子の周囲を、小躍りしながらぐるぐると回りまくるではないか⁉︎
「あ~、あ~、あ~、コウノトリさーん、こちらへおいでーやー‼︎ あらよっと、コウノトーリ、コウノトーリ、せいやっさ! せいやっさ‼︎ ってやんでい‼︎(お顔を真っ赤にさせながら、椅子の周りをぐるぐる小躍りするコレクト)」
「えっ、……はっ! ……コレクト君、もういいですよ。(コレクトの謎の踊りに唖然としていたが我に返る殿下)」
「はい‼︎(シュパパッと椅子に着座するコレクト)」
「……今のは、なんですか?(疑問符カーニバル殿下)」
「フローレンス領に脈々と引き継がれている、『子作りの舞』です‼︎(お顔真っ赤でドヤ顔をキメるコレクト)」
「……『子作りの舞』ですね。わかりました。この舞は、凡庸的なものなのですか?(白紙の用紙を継ぎ足す殿下)」
「はい! 通常、女性を中心にして、この舞を夜通しかけて何日もやり切ると、子宝に恵まれやすくなります‼︎ その為子供を欲しがっていたメアリーを中心に据えて、舞いまくった結果、アルトが誕生しました‼︎(ドヤ顔コレクト)」
「……なるほど。……コレクト君の奥様には、この舞をしてはいないのですか?(ふむふむと頷く殿下)」
「はい! メアリーが懐妊後、オリビアにもコウノトリさんに来てもらおうと思って、夜中にお部屋に突撃したのですが、『せいびょう?』が何ちゃらと言って、取り合ってくれませんでした。しょんぼりしましたね。(心なしか寂しそうなコレクト)」
「……。(それは多分、コレクト様の仰る『子作り』と、先輩の考えている『子作り』の意味合いが違うからですね。 冷静に心の中でツッコミつつも、内心穏やかではないノア)」
「コレクト君は、とてもピュアなのだな‼︎(サネユキ)」
「ということは、コレクト君は、メアリーという女性に『子作りの舞』をやってあげただけで、『子作り自体』はしていないのですね?(確信に迫る殿下)」
「はい‼︎ ……その、『子作りの方法』を知ったのは、つい最近のことで、……てっきり、コウノトリさんにお願いしたら、赤ちゃんを連れてきてくれるってずっと信じていました。(お顔が茹で蛸以上になるコレクト)」
「うんうん。……そういうもんだよ。『コレクト君は浮気性』っていう噂を小耳に挟んだから、てっきり勘違いしちゃってごめんね。(深く頭を下げる殿下)」
「「……。(殿下と一緒に頭を下げるサネユキとノア)」」
「いやいや、気にしないでくださいよ! 私も、勘違いされるような行動を取ってきたので、誤解されても仕方ありません。(カラカラと笑うコレクト)」
「でもね……。(複雑な心境の殿下)」
「私も『親友』に言われる前は、『メアリーと子作りをしている』という認識でいましたし、アルトは、私の実の子供だと思っていましたから。……本当に紛らわしくて、ごめんなさい。(ぺこりんするコレクト)」
「…………親友?(若干目付きが変わる殿下)」
「……? はい。……私が幼少期からずっと色々なことを教えてもらっている、唯一無二の親友です‼︎(とても誇らしい表情のコレクト)」
「親友に『子作り』について教えてもらったの?(殿下)」
「……? はい。それがどうかしましたか?(コレクト)」
「……。(珍しいな。殿下がこんなにも『親友』という単語に執着するだなんて。 ソワソワのノア)」
「……パトリック、……何かあるのか?(サネユキ)」
「いや、なんでもないよ。……コレクト君、これが、最後の質問だ。……君の親友が『子作り』について教えてきたのは、いつなのかな?(真剣な殿下)」
「……そうですね。……確かアルトが離乳食を食べ始めた頃なんで、約半年前くらいになります。そのとき、実際に手解きを受けたりしたんですけど、……なんか、凄かったです。(茹で蛸顔で、言葉尻が段々小さくなっていくコレクト)」
「「「────っ‼︎(衝撃的な事実に固まる三人)」」」
⭐︎ 会議室はコレクトの一言により一瞬で凍りついた! しかし、コレクトの口は、止まることを知らない‼︎
「それと、親友には、『メアリーに騙されているから、早く家から追い出せ!』って忠告されてたんですけど、メアリーの実家には、メアリーの居場所が無いので、そんな非道なことは出来ませんでした。……メアリーがアルトを出産後、……メアリーから私の浮気を指摘されて、現在メアリーとの仲は最悪なのですが、アルトの大切な実の母親ですからね。メアリーのことは、フローレンス家で大切に保護しようと考えています。(微笑むコレクト)」
「……ちなみに、メアリーさん(?)の浮気現場を一番最初に見つけたのは……?(珍しく額に汗を浮かべる殿下)」
「ああ、それも『親友』です。……大抵、親友は、週に六日くらい私の部屋に泊まるので、場合によっては、私よりも家の中の事について詳しいんですよね。だから、親友に勧められて監視カメラを設置したり、親友と一緒にコソコソ逢瀬を見たりしていますよ。(さも当然のように言うコレクト)」
「…………了解。……それじゃあ、コレクト君の面接はこれで終了かな。(伊達眼鏡を外す殿下)」
「ありがとうございました。(ソワソワのコレクト)」
「早く済んでよかったな、コレクト君!(サネユキ)」
「今日は俺の屋敷でゆっくりして行って下さい。(ノア)」
「ありがとう、二人とも‼︎(ふんわり微笑むコレクト)」
「いや、まだだよ。(キリッと殿下)」
「「「────っ⁉︎(ビクッとする三人)」」」
「──そろそろ出てきてもいいんじゃない? コレクト君の『親友』さん?(瞳孔ピカピカッと殿下)」
『…………。(謎の沈黙)』
「えっ? アルバートがいるの⁉︎(驚愕コレクト)」
「コレクト君の親友さん、……今すぐ出てこないと、ノアがコレクト君の事、襲っちゃうからね。(不穏な瞳孔ピカッと殿下)」
「……?(疑問符パレードのきょとんコレクト)」
「えっ、なんで俺なんですか⁉︎(背後に後ずさるノア)」
「よくわからんが、面白くなってきたな!(サネユキ)」
「ちょ、サネユキ様、殿下を止めて下さいよ‼︎(ノア)」
⭐︎ と、その時一筋の風が、ノアを目掛けて吹いてきた‼︎
「「「「────っ⁉︎(ハッとする四人)」」」」
『──いいだろう。……表に現れてやる。』
「この声は…………。(驚愕のコレクト)」
『その代わり、……コレクトの命は私が貰う‼︎』
「「「「──っ⁉︎(謎の声に呆然とする四人)」」」」
⭐︎ 果たして、この謎の声とコレクトとの関係は一体⁉︎
「はい、それじゃあ、『スピカ』幹部面接試験を始めるよ!(謎の紙切れと鉛筆を振り回す殿下)」
「はいいい‼︎(緊張しまくりのコレクト)」
「なあノア、『スピカ』って一体何なんだ?(事情を一切知らされていない東洋人サネユキ)」
「……俺にもわかりません。(複雑な心境のノア)」
「では、お名前と年齢と出身地を教えてください。(スチャッと伊達眼鏡をかけて白紙の用紙に目を通す殿下)」
「コレクト・フローレンチュ! ニジュウニチャイ‼︎ トルネード王国のフローレンス領の中央部から来まちた‼︎(緊張しすぎて噛み噛みのコレクト)」
「はい、コレクト君ね。元気が良いのは良いことだよ。(白紙の用紙に何かを書き込む殿下)」
「フローレンス領はここのお隣さんだな‼︎(サネユキ)」
「……。(がんばって下さい、コレクト様! ノア)」
「はい、じゃあ次の質問。……コレクト君の特技は何かな?(新しい白紙の用紙を取り出す殿下)」
「特技は子作りでしゅ‼︎(真剣なコレクト)」
「「「………。(息を呑む三人)」」」
⭐︎ 会議室内は、一気に重たい静寂に包まれた!
「……その、子作りと言うことを、具体的に説明できるかな?(視線の厳しい殿下)」
「はい! 今からやります! 見ててください‼︎(真っ赤なお顔でシュパパッと立ち上がるコレクト)」
「「「────っ⁉︎(えええっ⁉︎ 慌てる三人)」」」
「大体これをやれば、子宝に恵まれますので、御三方もお試しあれ‼︎(自身の旨の前で手を構えるコレクト)」
「「「……。(なな何が起こるんだ⁉︎ 慄く三人)」」」
⭐︎ するとコレクトは、自身が座っていた椅子の周囲を、小躍りしながらぐるぐると回りまくるではないか⁉︎
「あ~、あ~、あ~、コウノトリさーん、こちらへおいでーやー‼︎ あらよっと、コウノトーリ、コウノトーリ、せいやっさ! せいやっさ‼︎ ってやんでい‼︎(お顔を真っ赤にさせながら、椅子の周りをぐるぐる小躍りするコレクト)」
「えっ、……はっ! ……コレクト君、もういいですよ。(コレクトの謎の踊りに唖然としていたが我に返る殿下)」
「はい‼︎(シュパパッと椅子に着座するコレクト)」
「……今のは、なんですか?(疑問符カーニバル殿下)」
「フローレンス領に脈々と引き継がれている、『子作りの舞』です‼︎(お顔真っ赤でドヤ顔をキメるコレクト)」
「……『子作りの舞』ですね。わかりました。この舞は、凡庸的なものなのですか?(白紙の用紙を継ぎ足す殿下)」
「はい! 通常、女性を中心にして、この舞を夜通しかけて何日もやり切ると、子宝に恵まれやすくなります‼︎ その為子供を欲しがっていたメアリーを中心に据えて、舞いまくった結果、アルトが誕生しました‼︎(ドヤ顔コレクト)」
「……なるほど。……コレクト君の奥様には、この舞をしてはいないのですか?(ふむふむと頷く殿下)」
「はい! メアリーが懐妊後、オリビアにもコウノトリさんに来てもらおうと思って、夜中にお部屋に突撃したのですが、『せいびょう?』が何ちゃらと言って、取り合ってくれませんでした。しょんぼりしましたね。(心なしか寂しそうなコレクト)」
「……。(それは多分、コレクト様の仰る『子作り』と、先輩の考えている『子作り』の意味合いが違うからですね。 冷静に心の中でツッコミつつも、内心穏やかではないノア)」
「コレクト君は、とてもピュアなのだな‼︎(サネユキ)」
「ということは、コレクト君は、メアリーという女性に『子作りの舞』をやってあげただけで、『子作り自体』はしていないのですね?(確信に迫る殿下)」
「はい‼︎ ……その、『子作りの方法』を知ったのは、つい最近のことで、……てっきり、コウノトリさんにお願いしたら、赤ちゃんを連れてきてくれるってずっと信じていました。(お顔が茹で蛸以上になるコレクト)」
「うんうん。……そういうもんだよ。『コレクト君は浮気性』っていう噂を小耳に挟んだから、てっきり勘違いしちゃってごめんね。(深く頭を下げる殿下)」
「「……。(殿下と一緒に頭を下げるサネユキとノア)」」
「いやいや、気にしないでくださいよ! 私も、勘違いされるような行動を取ってきたので、誤解されても仕方ありません。(カラカラと笑うコレクト)」
「でもね……。(複雑な心境の殿下)」
「私も『親友』に言われる前は、『メアリーと子作りをしている』という認識でいましたし、アルトは、私の実の子供だと思っていましたから。……本当に紛らわしくて、ごめんなさい。(ぺこりんするコレクト)」
「…………親友?(若干目付きが変わる殿下)」
「……? はい。……私が幼少期からずっと色々なことを教えてもらっている、唯一無二の親友です‼︎(とても誇らしい表情のコレクト)」
「親友に『子作り』について教えてもらったの?(殿下)」
「……? はい。それがどうかしましたか?(コレクト)」
「……。(珍しいな。殿下がこんなにも『親友』という単語に執着するだなんて。 ソワソワのノア)」
「……パトリック、……何かあるのか?(サネユキ)」
「いや、なんでもないよ。……コレクト君、これが、最後の質問だ。……君の親友が『子作り』について教えてきたのは、いつなのかな?(真剣な殿下)」
「……そうですね。……確かアルトが離乳食を食べ始めた頃なんで、約半年前くらいになります。そのとき、実際に手解きを受けたりしたんですけど、……なんか、凄かったです。(茹で蛸顔で、言葉尻が段々小さくなっていくコレクト)」
「「「────っ‼︎(衝撃的な事実に固まる三人)」」」
⭐︎ 会議室はコレクトの一言により一瞬で凍りついた! しかし、コレクトの口は、止まることを知らない‼︎
「それと、親友には、『メアリーに騙されているから、早く家から追い出せ!』って忠告されてたんですけど、メアリーの実家には、メアリーの居場所が無いので、そんな非道なことは出来ませんでした。……メアリーがアルトを出産後、……メアリーから私の浮気を指摘されて、現在メアリーとの仲は最悪なのですが、アルトの大切な実の母親ですからね。メアリーのことは、フローレンス家で大切に保護しようと考えています。(微笑むコレクト)」
「……ちなみに、メアリーさん(?)の浮気現場を一番最初に見つけたのは……?(珍しく額に汗を浮かべる殿下)」
「ああ、それも『親友』です。……大抵、親友は、週に六日くらい私の部屋に泊まるので、場合によっては、私よりも家の中の事について詳しいんですよね。だから、親友に勧められて監視カメラを設置したり、親友と一緒にコソコソ逢瀬を見たりしていますよ。(さも当然のように言うコレクト)」
「…………了解。……それじゃあ、コレクト君の面接はこれで終了かな。(伊達眼鏡を外す殿下)」
「ありがとうございました。(ソワソワのコレクト)」
「早く済んでよかったな、コレクト君!(サネユキ)」
「今日は俺の屋敷でゆっくりして行って下さい。(ノア)」
「ありがとう、二人とも‼︎(ふんわり微笑むコレクト)」
「いや、まだだよ。(キリッと殿下)」
「「「────っ⁉︎(ビクッとする三人)」」」
「──そろそろ出てきてもいいんじゃない? コレクト君の『親友』さん?(瞳孔ピカピカッと殿下)」
『…………。(謎の沈黙)』
「えっ? アルバートがいるの⁉︎(驚愕コレクト)」
「コレクト君の親友さん、……今すぐ出てこないと、ノアがコレクト君の事、襲っちゃうからね。(不穏な瞳孔ピカッと殿下)」
「……?(疑問符パレードのきょとんコレクト)」
「えっ、なんで俺なんですか⁉︎(背後に後ずさるノア)」
「よくわからんが、面白くなってきたな!(サネユキ)」
「ちょ、サネユキ様、殿下を止めて下さいよ‼︎(ノア)」
⭐︎ と、その時一筋の風が、ノアを目掛けて吹いてきた‼︎
「「「「────っ⁉︎(ハッとする四人)」」」」
『──いいだろう。……表に現れてやる。』
「この声は…………。(驚愕のコレクト)」
『その代わり、……コレクトの命は私が貰う‼︎』
「「「「──っ⁉︎(謎の声に呆然とする四人)」」」」
⭐︎ 果たして、この謎の声とコレクトとの関係は一体⁉︎
0
お気に入りに追加
35
あなたにおすすめの小説

皇帝は虐げられた身代わり妃の瞳に溺れる
えくれあ
恋愛
丞相の娘として生まれながら、蔡 重華は生まれ持った髪の色によりそれを認められず使用人のような扱いを受けて育った。
一方、母違いの妹である蔡 鈴麗は父親の愛情を一身に受け、何不自由なく育った。そんな鈴麗は、破格の待遇での皇帝への輿入れが決まる。
しかし、わがまま放題で育った鈴麗は輿入れ当日、後先を考えることなく逃げ出してしまった。困った父は、こんな時だけ重華を娘扱いし、鈴麗が見つかるまで身代わりを務めるように命じる。
皇帝である李 晧月は、後宮の妃嬪たちに全く興味を示さないことで有名だ。きっと重華にも興味は示さず、身代わりだと気づかれることなくやり過ごせると思っていたのだが……
私の入る余地なんてないことはわかってる。だけど……。
さくしゃ
恋愛
キャロルは知っていた。
許嫁であるリオンと、親友のサンが互いを想い合っていることを。
幼い頃からずっと想ってきたリオン、失いたくない大切な親友であるサン。キャロルは苦悩の末に、リオンへの想いを封じ、身を引くと決めていた——はずだった。
(ああ、もう、)
やり過ごせると思ってた。でも、そんなことを言われたら。
(ずるいよ……)
リオンはサンのことだけを見ていると思っていた。けれど——違った。
こんな私なんかのことを。
友情と恋情の狭間で揺れ動くキャロル、リオン、サンの想い。
彼らが最後に選ぶ答えとは——?
⚠️好みが非常に分かれる作品となっております。
ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます
沖田弥子
恋愛
職場の後輩に恋人を略奪された澪。終業後に堪えきれず泣いていたところを、営業部のエリート社員、天王寺明夜に見つかってしまう。彼に優しく慰められながら居酒屋で事の顛末を話していたが、なぜか明夜と一夜を過ごすことに――!? 明夜は傷心した自分を慰めてくれただけだ、と考える澪だったが、翌朝「責任をとってほしい」と明夜に迫られ、婚姻届にサインしてしまった。突如始まった新婚生活。明夜は澪の心と身体を幸せで満たしてくれていたが、徐々に明夜のヤンデレな一面が見えてきて――執着強めな旦那様との極上溺愛ラブストーリー!
ウブな政略妻は、ケダモノ御曹司の執愛に堕とされる
Adria
恋愛
旧題:紳士だと思っていた初恋の人は私への恋心を拗らせた執着系ドSなケダモノでした
ある日、父から持ちかけられた政略結婚の相手は、学生時代からずっと好きだった初恋の人だった。
でも彼は来る縁談の全てを断っている。初恋を実らせたい私は副社長である彼の秘書として働くことを決めた。けれど、何の進展もない日々が過ぎていく。だが、ある日会社に忘れ物をして、それを取りに会社に戻ったことから私たちの関係は急速に変わっていった。
彼を知れば知るほどに、彼が私への恋心を拗らせていることを知って戸惑う反面嬉しさもあり、私への執着を隠さない彼のペースに翻弄されていく……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
カモフラ婚~CEOは溺愛したくてたまらない!~
伊吹美香
恋愛
ウエディングプランナーとして働く菱崎由華
結婚式当日に花嫁に逃げられた建築会社CEOの月城蒼空
幼馴染の二人が偶然再会し、花嫁に逃げられた蒼空のメンツのために、カモフラージュ婚をしてしまう二人。
割り切った結婚かと思いきや、小さいころからずっと由華のことを想っていた蒼空が、このチャンスを逃すはずがない。
思いっきり溺愛する蒼空に、由華は翻弄されまくりでパニック。
二人の結婚生活は一体どうなる?

5年経っても軽率に故郷に戻っては駄目!
158
恋愛
伯爵令嬢であるオリビアは、この世界が前世でやった乙女ゲームの世界であることに気づく。このまま学園に入学してしまうと、死亡エンドの可能性があるため学園に入学する前に家出することにした。婚約者もさらっとスルーして、早や5年。結局誰ルートを主人公は選んだのかしらと軽率にも故郷に舞い戻ってしまい・・・
2話完結を目指してます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる