8 / 45
とある暴走族のリーダー、就職する‼︎
0002:勝負とパトリックの思惑
しおりを挟む
──ここはフィックスド辺境伯家、裏山の中腹。──
──裏山の中腹には、キャンプができそうな広場があり、中央を避けるように立派な天幕が所狭しと並んでいる。──
──そして広場の中央には、若い青年達がわらわらと集まり、中心地にいるとある二人を囲んで見守っていた。──
「三本勝負でケリをつけようか。(バサっと上着を脱いで酔いしれた表情のパトリック)」
「いや、ちょっと待ってください‼︎ この、謎の力を外してもらっていいですか?(まだパトリックの謎の能力によって縛られているモヒカン青年)」
「ええええー、でもさ、……それを外すと、襲ってくるでしょう?(モヒカン君の生まれ持ったポテンシャルは計り知れないからな。 慎重なパトリック)」
「当たり前です‼︎ 命をかけた勝負なんですから‼︎ そうですよね、アニキ?(パトリックに噛み付くモヒカン青年)」
「えっと、……副長は、一旦落ち着け。……そしてパトリックさん、……副長の力を緩めてやってください。(二人の間に入ってアタフタしてるノア)」
「…………わかったよ。(素直に力を解くパトリック)」
──モヒカン青年は自由になった‼︎ ──
「アニキ、ありがとうございます‼︎(モヒカン青年)」
「……無茶しないようにな。(内心、モヒカン青年のことを心配してるノア)」
「よしっ、じゃあ、モヒカン君、勝負だよ‼︎」
「望むところです‼︎(張り切るモヒカン青年)」
──モヒカン青年とパトリックは、決闘を始めるため、お互いに睨み合いながら、中心の仕切り線に立った‼︎ ──
「……では二人とも、お互いにほどほどのところで止めてくださいね。レディ、ゴー‼︎(決闘の開始を告げるノア)」
──言うや否やパトリックの瞳孔がピカッと煌めく‼︎ーー
──モヒカン青年の身体は見えない力によってガバッと抑えられ、そのままうつ伏せになって気絶してしまった⁉︎ ──
「「「────っ⁉︎(ぽかーーんな仲間たち)」」」
「えええー、いやーー、暴力こわいーー。(謎の怯えた表情でモヒカン青年の周りをうろちょろするパトリック)」
「……。(いやいや、副長を気絶させたのは、パトリックさんですよね⁉︎ パトリックに心の中でツッコむノア)」
「ああーー、今日一番に怖かったよーー。(謎の怯えた表情で、モヒカン青年を抱き上げて、広場の隅っこに移動し、大木の麓にモヒカン青年を下ろしてから、見えない縄でモヒカン青年を大木に縛りつけるパトリック)」
「…………。(ぽかーーんなノア)」
「アニキ‼︎ モヒカン君は、戦闘不能だから、僕の勝ちでいいかな‼︎(しゃがんだままノアへ進言するパトリック)」
「…………。(ええええええ⁉︎ 悩むノア)」
「ほら、モヒカン君の安全を考えて、とりあえず僕の勝ちにしておこう‼︎(モヒカン青年のモヒカンをわちゃわちゃ触りながら言うパトリック)」
「……そうですね。(後で副長には、俺から謝っておけばいいか。 パトリックの流れに抗うと大変なことになりそうだから、とりあえずパトリックの言いなりになるノア)」
「ッシャアーー‼︎(立ち上がりガッツポーズをキメる)」
「パトリックさん、今回は、あなたの勝ちでいいですけどね、次からはフェアな感じでお願いしますよ。(副長のメンツがあるからな。 ちゃんと仲間のことを考えてるノア)」
「(トコトコノアのところまで歩いてきて)わかってますよ、アニキ‼︎(ノアの肩に手を置くパトリック)」
「俺は、仲間同士の争いは大嫌いですからね。頼みますよ、パトリックさん。(自身の肩に置かれてるパトリックの手を振り落としたいが怖くてできないノア)」
「任せてくださいよ、アニキ‼︎ 僕、いろいろ、みんなのこと考えているんで‼︎(にんまりパトリック)」
「……何を考えているんですか?(パトリックがとても聞いて欲しそうな顔をしてたから、空氣を読んだノア)」
「よくぞ聞いてくれましたね‼︎ みんなをただの暴走族から、ヒーローにイメージチェンジさせることができる、とっておきの秘策ですよ‼︎(とても悪い顔なパトリック)」
「………………?(困惑ノア)」
「………………?(ぽかーーんな仲間達)」
◇ ◇ ◇
「じゃあみんな、今から一枚の紙を配るから、なくさないでね‼︎(ニタニタ悪そうな顔で小さな紙を配るパトリック)」
「……。(パトリックにされるがままな仲間達)」
「はい、アニキはこれね‼︎(ノアに小さな紙を配るパト)」
「ああ、ありが……。(紙の文面を見て驚愕ノア)」
──文面は『高級アルバイターの紹介状』である。──
「──っ‼︎ パトリックさん、この紙は⁉︎(慄くノア)」
「これは、そこに書かれている会社に顔パスで働きにいける紹介状だよ‼︎(ウインクするパトリック)」
「────っ⁉︎(びっくりする仲間達)」
「なななんで、これを俺らに⁉︎(挙動不審なノア)」
「……実はね、人手が足らないんだ。(パトリック)」
「そんなバカな⁉︎ ……大学校出身じゃないと、会社から門前払いされるって、俺たちは知っていますからね⁉︎(パトリックの言うことを信じてないノア)」
「そこなんだよね。……ホント、馬鹿な大人ばかりで、悩みの種なんだよ。……でも、大丈夫。みんなは、僕の会社に所属しているという名目で、出向してもらうだけだから、門前払いはされないよ。僕を信じてほしい。(やや疲れた表情のパトリック)」
「…………パトリックさんの会社に所属ってことは、派遣社員ということですか? それって派遣切りにあうのではないですか?(かなり慎重なノア)」
「さすがアニキ、……世間の問題点をよくぞ指摘してくれたね‼︎ その問題もちゃんとクリアしているよ! 僕と提携を結んでる他社だけに関して言えば、契約半ばで勝手に切るような会社ではないから、安心してほしい。それに、この紹介状に書かれている通り、『高級』な仕事人だからね! お給料も高めに設定してるし、それに、僕の会社が仲介手数料を取ったりは一切しないから、各会社から出たお給料は、全てみんなの手元に残るよ‼︎(なかなか良いことしか言わない、パトリック)」
「…………。(なんか怪しい。 疑ってるノア)」
「……アニキ、パトリックさんを信じてみませんか?(とある青年)」
「────っ⁉︎(ええええ⁉︎ どどどうした⁉︎ ノア)」
「俺たち、一生で一度だけでいいんで一般の人たちと同じように働いてみたいんです‼︎(ノアに訴えかける青年)」
「そうですよ、アニキ‼︎ このままずっと、アニキに頼りっぱなしなんて、いやです‼︎ アニキの役に立てるように、俺たちも頑張りますから、やらせてください‼︎(青年)」
「みんな……。(涙腺を刺激されるノア)」
「……アニキ、やっちゃいましょうや‼︎(ノアの肩に手を置くパトリック)」
「……お願いします、パトリックさん。(みんなの熱意に折れたノア)」
「そうこなくっちゃね‼︎(きゅるるんパトリック)」
「ですが、俺の仲間に何かしらの危害があれば、辞めさせてもらいますから、そのつもりでお願いします。(仲間想いなノア)」
「わかってるよ。……あと、文字の読み書きが出来る人はいるかな?(パトリック)」
──と、そこにいる全員が手を挙げた‼︎ ──
「ほええー、識字率百パーセントとは、すごいな‼︎(感心するパトリック)」
「アニキが教えてくれましたからね‼︎(ドヤる青年)」
「アニキの教え方は上手いんですよ‼︎(ドヤる青年)」
「………。(照れて俯くノア)」
「うんうん、いいよ、いいよ‼︎ 今すぐに手続きしに行けるよ! このまま勢いに任せて行こうよ、アニキ‼︎(テンション爆上がりなパトリック)」
「……そうですね。早く行って、試してみましょう。皆、街に行く身支度をしてきてくれ‼︎(ノア)」
「ラジャーーーー‼︎(ノアの仲間達)」
──ノアの仲間達は各々の天幕へ入って行った‼︎ ──
「勿論特攻服でも大丈夫だからね‼︎(きゅるるんパト)」
「いえ、ごく普通の服もあるので、俺も着替えてきます。(パトリックから逃げようとするノア)」
「(ガシッとノアの両肩を掴んで)大丈夫、大丈夫‼︎ ノアの出向場所は、特攻服オッケーだから、このままでいいよ‼︎(ノアに馴れ馴れしいパトリック)」
「…………そうですか? なら、特攻服のままで行きますね。……あと、副長の分の紹介状は、俺が持っておきましょうか?(怪訝ながらも、パトリックと会話するノア)」
「ううん、僕が直接渡しておくから、心配しないでね‼︎(彼は要注意人物だからな。 不穏なことを考えてるパト)」
「…………?(なんか怪しい。 ノア)」
「とりあえず今日は、一人ずつ挨拶周りしていくからね、気楽にしてね‼︎(ごまかすパトリック)」
「……皆のことをよろしくお願いします。(ペコリノア)」
「うんうん、よろしく、よろしく‼︎(パト)」
──ノアと愉快な仲間達、就職する‼︎ ──
【おまけ】
──数刻後。──
──とある大木の麓にて。──
「……おのれ、パトリック・サイフォンめ。……もう少しだったのに、俺の邪魔をしやがって……。アニキ諸共、始末してくれるわ‼︎(鬼のような形相のモヒカン青年)」
──ノアの知らないところで、何かが起こっている⁉︎ ──
──裏山の中腹には、キャンプができそうな広場があり、中央を避けるように立派な天幕が所狭しと並んでいる。──
──そして広場の中央には、若い青年達がわらわらと集まり、中心地にいるとある二人を囲んで見守っていた。──
「三本勝負でケリをつけようか。(バサっと上着を脱いで酔いしれた表情のパトリック)」
「いや、ちょっと待ってください‼︎ この、謎の力を外してもらっていいですか?(まだパトリックの謎の能力によって縛られているモヒカン青年)」
「ええええー、でもさ、……それを外すと、襲ってくるでしょう?(モヒカン君の生まれ持ったポテンシャルは計り知れないからな。 慎重なパトリック)」
「当たり前です‼︎ 命をかけた勝負なんですから‼︎ そうですよね、アニキ?(パトリックに噛み付くモヒカン青年)」
「えっと、……副長は、一旦落ち着け。……そしてパトリックさん、……副長の力を緩めてやってください。(二人の間に入ってアタフタしてるノア)」
「…………わかったよ。(素直に力を解くパトリック)」
──モヒカン青年は自由になった‼︎ ──
「アニキ、ありがとうございます‼︎(モヒカン青年)」
「……無茶しないようにな。(内心、モヒカン青年のことを心配してるノア)」
「よしっ、じゃあ、モヒカン君、勝負だよ‼︎」
「望むところです‼︎(張り切るモヒカン青年)」
──モヒカン青年とパトリックは、決闘を始めるため、お互いに睨み合いながら、中心の仕切り線に立った‼︎ ──
「……では二人とも、お互いにほどほどのところで止めてくださいね。レディ、ゴー‼︎(決闘の開始を告げるノア)」
──言うや否やパトリックの瞳孔がピカッと煌めく‼︎ーー
──モヒカン青年の身体は見えない力によってガバッと抑えられ、そのままうつ伏せになって気絶してしまった⁉︎ ──
「「「────っ⁉︎(ぽかーーんな仲間たち)」」」
「えええー、いやーー、暴力こわいーー。(謎の怯えた表情でモヒカン青年の周りをうろちょろするパトリック)」
「……。(いやいや、副長を気絶させたのは、パトリックさんですよね⁉︎ パトリックに心の中でツッコむノア)」
「ああーー、今日一番に怖かったよーー。(謎の怯えた表情で、モヒカン青年を抱き上げて、広場の隅っこに移動し、大木の麓にモヒカン青年を下ろしてから、見えない縄でモヒカン青年を大木に縛りつけるパトリック)」
「…………。(ぽかーーんなノア)」
「アニキ‼︎ モヒカン君は、戦闘不能だから、僕の勝ちでいいかな‼︎(しゃがんだままノアへ進言するパトリック)」
「…………。(ええええええ⁉︎ 悩むノア)」
「ほら、モヒカン君の安全を考えて、とりあえず僕の勝ちにしておこう‼︎(モヒカン青年のモヒカンをわちゃわちゃ触りながら言うパトリック)」
「……そうですね。(後で副長には、俺から謝っておけばいいか。 パトリックの流れに抗うと大変なことになりそうだから、とりあえずパトリックの言いなりになるノア)」
「ッシャアーー‼︎(立ち上がりガッツポーズをキメる)」
「パトリックさん、今回は、あなたの勝ちでいいですけどね、次からはフェアな感じでお願いしますよ。(副長のメンツがあるからな。 ちゃんと仲間のことを考えてるノア)」
「(トコトコノアのところまで歩いてきて)わかってますよ、アニキ‼︎(ノアの肩に手を置くパトリック)」
「俺は、仲間同士の争いは大嫌いですからね。頼みますよ、パトリックさん。(自身の肩に置かれてるパトリックの手を振り落としたいが怖くてできないノア)」
「任せてくださいよ、アニキ‼︎ 僕、いろいろ、みんなのこと考えているんで‼︎(にんまりパトリック)」
「……何を考えているんですか?(パトリックがとても聞いて欲しそうな顔をしてたから、空氣を読んだノア)」
「よくぞ聞いてくれましたね‼︎ みんなをただの暴走族から、ヒーローにイメージチェンジさせることができる、とっておきの秘策ですよ‼︎(とても悪い顔なパトリック)」
「………………?(困惑ノア)」
「………………?(ぽかーーんな仲間達)」
◇ ◇ ◇
「じゃあみんな、今から一枚の紙を配るから、なくさないでね‼︎(ニタニタ悪そうな顔で小さな紙を配るパトリック)」
「……。(パトリックにされるがままな仲間達)」
「はい、アニキはこれね‼︎(ノアに小さな紙を配るパト)」
「ああ、ありが……。(紙の文面を見て驚愕ノア)」
──文面は『高級アルバイターの紹介状』である。──
「──っ‼︎ パトリックさん、この紙は⁉︎(慄くノア)」
「これは、そこに書かれている会社に顔パスで働きにいける紹介状だよ‼︎(ウインクするパトリック)」
「────っ⁉︎(びっくりする仲間達)」
「なななんで、これを俺らに⁉︎(挙動不審なノア)」
「……実はね、人手が足らないんだ。(パトリック)」
「そんなバカな⁉︎ ……大学校出身じゃないと、会社から門前払いされるって、俺たちは知っていますからね⁉︎(パトリックの言うことを信じてないノア)」
「そこなんだよね。……ホント、馬鹿な大人ばかりで、悩みの種なんだよ。……でも、大丈夫。みんなは、僕の会社に所属しているという名目で、出向してもらうだけだから、門前払いはされないよ。僕を信じてほしい。(やや疲れた表情のパトリック)」
「…………パトリックさんの会社に所属ってことは、派遣社員ということですか? それって派遣切りにあうのではないですか?(かなり慎重なノア)」
「さすがアニキ、……世間の問題点をよくぞ指摘してくれたね‼︎ その問題もちゃんとクリアしているよ! 僕と提携を結んでる他社だけに関して言えば、契約半ばで勝手に切るような会社ではないから、安心してほしい。それに、この紹介状に書かれている通り、『高級』な仕事人だからね! お給料も高めに設定してるし、それに、僕の会社が仲介手数料を取ったりは一切しないから、各会社から出たお給料は、全てみんなの手元に残るよ‼︎(なかなか良いことしか言わない、パトリック)」
「…………。(なんか怪しい。 疑ってるノア)」
「……アニキ、パトリックさんを信じてみませんか?(とある青年)」
「────っ⁉︎(ええええ⁉︎ どどどうした⁉︎ ノア)」
「俺たち、一生で一度だけでいいんで一般の人たちと同じように働いてみたいんです‼︎(ノアに訴えかける青年)」
「そうですよ、アニキ‼︎ このままずっと、アニキに頼りっぱなしなんて、いやです‼︎ アニキの役に立てるように、俺たちも頑張りますから、やらせてください‼︎(青年)」
「みんな……。(涙腺を刺激されるノア)」
「……アニキ、やっちゃいましょうや‼︎(ノアの肩に手を置くパトリック)」
「……お願いします、パトリックさん。(みんなの熱意に折れたノア)」
「そうこなくっちゃね‼︎(きゅるるんパトリック)」
「ですが、俺の仲間に何かしらの危害があれば、辞めさせてもらいますから、そのつもりでお願いします。(仲間想いなノア)」
「わかってるよ。……あと、文字の読み書きが出来る人はいるかな?(パトリック)」
──と、そこにいる全員が手を挙げた‼︎ ──
「ほええー、識字率百パーセントとは、すごいな‼︎(感心するパトリック)」
「アニキが教えてくれましたからね‼︎(ドヤる青年)」
「アニキの教え方は上手いんですよ‼︎(ドヤる青年)」
「………。(照れて俯くノア)」
「うんうん、いいよ、いいよ‼︎ 今すぐに手続きしに行けるよ! このまま勢いに任せて行こうよ、アニキ‼︎(テンション爆上がりなパトリック)」
「……そうですね。早く行って、試してみましょう。皆、街に行く身支度をしてきてくれ‼︎(ノア)」
「ラジャーーーー‼︎(ノアの仲間達)」
──ノアの仲間達は各々の天幕へ入って行った‼︎ ──
「勿論特攻服でも大丈夫だからね‼︎(きゅるるんパト)」
「いえ、ごく普通の服もあるので、俺も着替えてきます。(パトリックから逃げようとするノア)」
「(ガシッとノアの両肩を掴んで)大丈夫、大丈夫‼︎ ノアの出向場所は、特攻服オッケーだから、このままでいいよ‼︎(ノアに馴れ馴れしいパトリック)」
「…………そうですか? なら、特攻服のままで行きますね。……あと、副長の分の紹介状は、俺が持っておきましょうか?(怪訝ながらも、パトリックと会話するノア)」
「ううん、僕が直接渡しておくから、心配しないでね‼︎(彼は要注意人物だからな。 不穏なことを考えてるパト)」
「…………?(なんか怪しい。 ノア)」
「とりあえず今日は、一人ずつ挨拶周りしていくからね、気楽にしてね‼︎(ごまかすパトリック)」
「……皆のことをよろしくお願いします。(ペコリノア)」
「うんうん、よろしく、よろしく‼︎(パト)」
──ノアと愉快な仲間達、就職する‼︎ ──
【おまけ】
──数刻後。──
──とある大木の麓にて。──
「……おのれ、パトリック・サイフォンめ。……もう少しだったのに、俺の邪魔をしやがって……。アニキ諸共、始末してくれるわ‼︎(鬼のような形相のモヒカン青年)」
──ノアの知らないところで、何かが起こっている⁉︎ ──
0
お気に入りに追加
35
あなたにおすすめの小説

私の入る余地なんてないことはわかってる。だけど……。
さくしゃ
恋愛
キャロルは知っていた。
許嫁であるリオンと、親友のサンが互いを想い合っていることを。
幼い頃からずっと想ってきたリオン、失いたくない大切な親友であるサン。キャロルは苦悩の末に、リオンへの想いを封じ、身を引くと決めていた——はずだった。
(ああ、もう、)
やり過ごせると思ってた。でも、そんなことを言われたら。
(ずるいよ……)
リオンはサンのことだけを見ていると思っていた。けれど——違った。
こんな私なんかのことを。
友情と恋情の狭間で揺れ動くキャロル、リオン、サンの想い。
彼らが最後に選ぶ答えとは——?
⚠️好みが非常に分かれる作品となっております。
ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます
沖田弥子
恋愛
職場の後輩に恋人を略奪された澪。終業後に堪えきれず泣いていたところを、営業部のエリート社員、天王寺明夜に見つかってしまう。彼に優しく慰められながら居酒屋で事の顛末を話していたが、なぜか明夜と一夜を過ごすことに――!? 明夜は傷心した自分を慰めてくれただけだ、と考える澪だったが、翌朝「責任をとってほしい」と明夜に迫られ、婚姻届にサインしてしまった。突如始まった新婚生活。明夜は澪の心と身体を幸せで満たしてくれていたが、徐々に明夜のヤンデレな一面が見えてきて――執着強めな旦那様との極上溺愛ラブストーリー!
ウブな政略妻は、ケダモノ御曹司の執愛に堕とされる
Adria
恋愛
旧題:紳士だと思っていた初恋の人は私への恋心を拗らせた執着系ドSなケダモノでした
ある日、父から持ちかけられた政略結婚の相手は、学生時代からずっと好きだった初恋の人だった。
でも彼は来る縁談の全てを断っている。初恋を実らせたい私は副社長である彼の秘書として働くことを決めた。けれど、何の進展もない日々が過ぎていく。だが、ある日会社に忘れ物をして、それを取りに会社に戻ったことから私たちの関係は急速に変わっていった。
彼を知れば知るほどに、彼が私への恋心を拗らせていることを知って戸惑う反面嬉しさもあり、私への執着を隠さない彼のペースに翻弄されていく……。
カモフラ婚~CEOは溺愛したくてたまらない!~
伊吹美香
恋愛
ウエディングプランナーとして働く菱崎由華
結婚式当日に花嫁に逃げられた建築会社CEOの月城蒼空
幼馴染の二人が偶然再会し、花嫁に逃げられた蒼空のメンツのために、カモフラージュ婚をしてしまう二人。
割り切った結婚かと思いきや、小さいころからずっと由華のことを想っていた蒼空が、このチャンスを逃すはずがない。
思いっきり溺愛する蒼空に、由華は翻弄されまくりでパニック。
二人の結婚生活は一体どうなる?

5年経っても軽率に故郷に戻っては駄目!
158
恋愛
伯爵令嬢であるオリビアは、この世界が前世でやった乙女ゲームの世界であることに気づく。このまま学園に入学してしまうと、死亡エンドの可能性があるため学園に入学する前に家出することにした。婚約者もさらっとスルーして、早や5年。結局誰ルートを主人公は選んだのかしらと軽率にも故郷に舞い戻ってしまい・・・
2話完結を目指してます!

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
『 ゆりかご 』 ◉諸事情で非公開予定ですが読んでくださる方がいらっしゃるのでもう少しこのままにしておきます。
設樂理沙
ライト文芸
皆さま、ご訪問いただきありがとうございます。
最初2/10に非公開の予告文を書いていたのですが読んで
くださる方が増えましたので2/20頃に変更しました。
古い作品ですが、有難いことです。😇
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
" 揺り篭 " 不倫の後で 2016.02.26 連載開始
の加筆修正有版になります。
2022.7.30 再掲載
・・・・・・・・・・・
夫の不倫で、信頼もプライドも根こそぎ奪われてしまった・・
その後で私に残されたものは・・。
・・・・・・・・・・
💛イラストはAI生成画像自作
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる