フィックスド辺境伯家の秘密(元夫の隠し子は、私が立派に育ててみせます‼︎)

星 佑紀

文字の大きさ
2 / 48
代表作:元夫の隠し子は、私が立派に育ててみせます‼︎(修正前)

0001:色々あってお針子になりました。

しおりを挟む
「オリビアさん、お仕事お疲れ様です!」

「お疲れ様です、ノア様。」

「ばぶぶう!(お兄ちゃん、おちゅかれでちゅ!)」

「……結構業務が多くて大変ではありませんか?」

「いえ、前の職場(辺境伯領の経営)よりは、良心的で充実していますわ。私たちが路頭に迷う事なく暮らしていけるのも、ほんとに、ノア様のおかげです。私たちを住み込みで雇ってくださって、ありがとうございます。」

「ばぶばぶ!(お兄ちゃん、ありがとでちゅ!)」

「いえいえ、俺の方こそ助けて貰ってるんで……。(照)」

「私たちに出来る事があれば何でも言ってくださいね!」

「ばぶう!(えんりょせんでいいでちゅよ!)」

「……それならあの、今月末、俺の実家で簡単なパーティーが開かれるんですけど、来てくれませんか? 勿論、アルト君も一緒に!(赤面)」

「…………? いいですよ。(きょとん)」

「ほ、ホントですか⁉︎」

「はい。……ただ、お呼ばれ用のドレスを持っていないので、普段着で参加になるのですがいいですか?」

「いいです、いいです! むしろドレスはこっちで用意させていただきます! オリビアさん、ありがとうございます‼︎(スライディング土下座)」

「あ、頭を上げてください、ノア様!(困惑)」

「ばぷぷぷ!(お兄ちゃん、ふぁいとでちゅ!)」



 ◇  ◇  ◇



 皆様こんにちは。フローレンス辺境伯家に嫁いだものの、何故だか追い出され、紆余曲折を経てから現在、フィックスド辺境伯領中央街ので働いている、オリビア・レイと、元旦那様の忘形見のアルトですわ。(よろしくばぶ!)

 フローレンス辺境伯家から追い出された私とアルトは、必要最低限の荷物と、アルトの粉ミルクを買うためのお金をどうにか確保して、フローレンス辺境伯領の隣(南側)に位置するフィックスド辺境伯領中央街へと移動しました。(勿論徒歩ですわ!)フィックスド辺境伯領も、アデル皇国との国境沿いにあるのですが、なかなか人々の行き交いが活発で、街中に活気がみなぎっております。とりあえず私たちは、自身の戸籍がどのようになっているのかを確かめる為に、街役場へと向かいました。(国防上、辺境伯領在住民の戸籍だけは、全ての辺境伯領役場で共有されている為、閲覧することが可能です。ちなみに辺境伯家は、自国トルネード王国全周に渡って配置されていますので、辺境伯家の数は、数十以上あるとかないとか。)街役場のお役人さんは、とても懇切丁寧な対応をしてくださり、現状の戸籍の写しをいただくことが出来ました。結果は、メアリーが言った通り、私は離縁していて、フローレンス家から除籍されていましたが、アルトだけは、元旦那様の私生児として、フローレンス家に在籍したままでした。ほんの少しだけ一安心です。フローレンス家は、なかなか大きいお家なので、アルトが大人になったときのために、出来るなら籍を置いておいた方がいいですからね。役場を後にした私たちは、住み込みで働ける職場を探すために、職業紹介所へ行くことにしました。



 ◇  ◇  ◇



「はじめまして、こんにちは! 職業紹介所へようこそ! どのような職種をお探しですか?(きゅるるん)」

「住み込みできるなら何でもいいです。」

「それなら……娼館とか、お針子さんとかはどうですか?」

「お針子がいいです。(娼館駄目、絶対!)」

「了解致しました! えっとー、……現在住み込みで募集しているのは、このだけなのですが、……残念。男性のみの募集みたいですね。(しょんぼり)」

「……その求人、見せてもらえますか?」

「ええ、いいですよ‼︎ ……何でも、が運営しているお店らしく、むさ苦しい男性の集団が手縫いで着ぐるみを製作しているみたいですよ。(ヒソヒソ)」


 私は、職業紹介所のお姉さんからの求人を受け取って、内容を確認してみました。


『みんなで母国を守るぞ! スピカ団員 募集中!』


「……これ、いただいてもいいですか?」

「ええ、どうぞ!(きゅるるん)」

「色々考えてみますね。ありがとうございました。」

「ええ、またのお越しをお待ちしております‼︎」



 ◇  ◇  ◇



 というわけで、私とアルトは、に直談判しに行くことに致しました。


 カラン、カラン、カラン…………。


「ごめんください。(キョロキョロ)」

「ばぶう、ばぶば!(お姉ちゃん、ふぁいとでちゅ!)」

「ーーーーっ‼︎ いらっしゃいませー‼︎」


 の扉を開けると、そこには、全身ボロボロの青年がいらっしゃいました。(困惑)


「着ぐるみ屋さんの『スピカ』へようこそ‼︎」

「あのう、……求人を見て来ました。」

「ーーーーっ‼︎ 申し訳ありませんが、この求人は男性だけの募集なのです。(困り眉)」

「いえ、私ではなくこの子(アルト)です。(ズイッと)」

「えええええ⁉︎(赤ちゃんが働くの⁉︎)」

「ば、ばぶううう⁉︎(なんでちゅって⁉︎)」

「えっと、……えっ? あ、赤ちゃんですよね?」

「男性です。」

「いや、でも、赤ちゃん……。」

「性別は完全に男です。(ジト目)」

「ばぶう、ば、ばぶ。(お姉ちゃん、むりでちゅよ。)」

「……と、とりあえず、社長に聞いてみますね。えっと、このソファでおくつろぎください!」


 そう言うと、全身ボロボロ青年は、奥へと入って行かれたのでした。……フッフッフッ、かなり強引な手を使いましたが、とりあえず直談判は出来そうですね。(悪い顔)


「ばぶうば、ばぶばぶ‼︎(お姉ちゃん、怖いでちゅよ‼︎)」



 ◇  ◇  ◇



「えっと、……お名前を聞いてもいいかな?(困惑)」

「ばぶばぶ!(あると、ふろおれんすでちゅ!)」

「はい、アルト君ね。(書き書き)」

「……パトリック、流石に赤ん坊はどうなのだ?」

「いいじゃないか、サネユキ。……せっかく、志願してくれたんだからさ。(にっこり)」

「…………。(そ、そうなのか? 汗)」

「はい、じゃあ、このお店着ぐるみ屋さんを志願した動機は?」

「ばぶう、ば、ばぶ!(すみこみできるからでちゅ!)」

「ほう、……若いのに難しい言葉が分かるんだね。……アルト君はフローレンス家に戸籍があるみたいだけど、なんでここフィックスド領へ来たのかな?」

「ばぶぶばぶ!(ままに、おいだされたからでちゅ!)」

「ほう…………。アルト君の付き添いのオリビア、詳しく説明してくれますか?(ブラックジト目パトリック殿下)」

「え、ええ…………。(大汗)」


 アルトを抱いていた私は、面接官の方々と全身ボロボロ青年に、今までに起こった全ての事を洗いざらい話しました。


「……ひどい。ひどすぎる。……お隣で、こんな惨いお家騒動が起こっていただなんて。(号泣パトリック殿下)」

「ぱ、パトリック、ちょっと落ち着け。(大汗)」

「わかった! アルト君、……君、即採用だよ‼︎」

「「「「ーーーーっ‼︎」」」」

「パトリック、もっとよく考えてだな……。(汗)」

「大丈夫だよ、サネユキ。……あのアルト君の瞳を見れば、彼が本気だって事が一目瞭然じゃないか!」

「ばぶう?(いきられたら、なんでもいいでちゅ!)」

「え、いや、たぶん、あまり考えてないと思うが。」

「サネユキの目は節穴なの⁉︎ 親に捨てられた子の苦しみはなかなか拭いきれないぞ!(何故か号泣パトリック殿下)」

「ばぶ?(お姉ちゃんいたからたのしかったでちゅよ。)」

「…………。(アルト君はきょとん顔だが⁉︎)」

「アルト君、ようこそ、『スピカ』へ!」

「ばぶ?(くうでたってなんでちゅか?)」

「………………。(ほんとに大丈夫なのか⁉︎)」


 こうしてアルトと私は、の屋根裏をお借りすることができ、『住み込みお針子』として働く事が決まったのです! ちなみに採用当初、私はアルトと離れることになったのですが、全身ボロボロ青年ノア様が、面接官のお二人に強く掛け合ってくださって、私も採用になりました!


「殿下、アルト君と彼女オリビアを引き剥がすのは可哀想です! 彼女オリビアも採用してください‼︎(スライディング土下座)」

「うーん、でも、これは決まりだからなー。」

「そこをなんとか、お願いします!(超土下座)」

「……そうだね。アルト君のお世話も必要になるし、……オリビア、特技とかあるかな?」

「体術です。(ジト目のオリビア)」

「ほう……。ノア、ちょっと彼女の相手になってよ。」

「えええ⁉︎ で、でも、殿下、女性ですよ⁉︎」

「いいから。…………オリビアこの男全身ボロボロ青年に勝てたら、アルト君と一緒に採用してあげる。(にっこりブラック殿下)」

「…………。(コクンと頷くオリビア)」

「じゃあ二人とも、お互いに向き合って……はじめ‼︎」


 バキバキ、ボキ、バッキバキ‼︎


「ま、まいりました……。(ヤられて満身創痍青年)」

「はい、勝負あり! じゃあ、オリビアも即採用‼︎ これから、よろしくね! ……の宝物さん。(にっこり)」

「あ、ありがとうございます‼︎(息切れオリビア)」


 というわけで、私とアルトは離れずに済んだのです!



 ◇  ◇  ◇



「ノア様、は手加減してくださって、本当にありがとうございました。(ペコリ)」

「い、いやー、オリビアさんの日頃の鍛錬が素晴らしかったのですよ!(本気で死ぬかと思った。 しょんぼり)」

「あのときの痛みは直りましたか?」

「そ、それが、まだ痛むみたいで……。(モジモジ)」

「まあ、それは大変ですね! 以前させてもらった実家相伝のマッサージをもう一度させてくださいな!(ズイッと)」

「で、でも、……アルト君のお世話とか大変ではありませんか? ……俺、オリビアさんの負担になりたくないんです。(モジモジ)」

「ばぶばぶ!(えんりょするなよ、お兄ちゃん!)」

「大丈夫ですわ! 元々私が手加減をせずに、ノア様に体術をかけてしまいましたから、……せめてマッサージで痛みを和らげさせてください!(ズズズイッと)」

「あ、ありがとうございます! ……嬉しいな。オリビアさんに、色々心をかけてもらって、……俺、今、超幸せです‼︎(号泣の嵐)」

「…………?(きょとんオリビア)」

「ばぶーぶー。(せいしゅんでちゅねー。)」

「絶対に俺の実家のパーティー来てくださいよ!」

「はい! アルトと楽しみにしていますわ!」

「ばぶばぶっぷ!(おいちいミルクおねがいでちゅ‼︎)」


 希望通り、アルトと住み込みで働けて、尚且つ、職場の雰囲気も良く、同僚とも打ち解けられる、……私は、こんなに幸せでいいのでしょうか?(嬉し涙)


 ーーちなみにオリビアは、ノアのを知らない‼︎ーー
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

王宮地味女官、只者じゃねぇ

宵森みなと
恋愛
地味で目立たず、ただ真面目に働く王宮の女官・エミリア。 しかし彼女の正体は――剣術・魔法・語学すべてに長けた首席卒業の才女にして、実はとんでもない美貌と魔性を秘めた、“自覚なしギャップ系”最強女官だった!? 王女付き女官に任命されたその日から、運命が少しずつ動き出す。 訛りだらけのマーレン語で王女に爆笑を起こし、夜会では仮面を外した瞬間、貴族たちを騒然とさせ―― さらには北方マーレン国から訪れた黒髪の第二王子をも、一瞬で虜にしてしまう。 「おら、案内させてもらいますけんの」 その一言が、国を揺らすとは、誰が想像しただろうか。 王女リリアは言う。「エミリアがいなければ、私は生きていけぬ」 副長カイルは焦る。「このまま、他国に連れて行かれてたまるか」 ジークは葛藤する。「自分だけを見てほしいのに、届かない」 そしてレオンハルト王子は心を決める。「妻に望むなら、彼女以外はいない」 けれど――当の本人は今日も地味眼鏡で事務作業中。 王族たちの心を翻弄するのは、無自覚最強の“訛り女官”。 訛って笑いを取り、仮面で魅了し、剣で守る―― これは、彼女の“本当の顔”が王宮を変えていく、壮麗な恋と成長の物語。 ★この物語は、「枯れ専モブ令嬢」の5年前のお話です。クラリスが活躍する前で、少し若いイザークとライナルトがちょっと出ます。

身代りの花嫁は25歳年上の海軍士官に溺愛される

絵麻
恋愛
 桐島花は父が病没後、継母義妹に虐げられて、使用人同然の生活を送っていた。  父の財産も尽きかけた頃、義妹に縁談が舞い込むが継母は花を嫁がせた。  理由は多額の結納金を手に入れるため。  相手は二十五歳も歳上の、海軍の大佐だという。  放り出すように、嫁がされた花を待っていたものは。  地味で冴えないと卑下された日々、花の真の力が時東邸で活かされる。  

あなたがいなくなった後 〜シングルマザーになった途端、義弟から愛され始めました〜

瀬崎由美
恋愛
石橋優香は夫大輝との子供を出産したばかりの二十七歳の専業主婦。三歳歳上の大輝とは大学時代のサークルの先輩後輩で、卒業後に再会したのがキッカケで付き合い始めて結婚した。 まだ生後一か月の息子を手探りで育てて、寝不足の日々。朝、いつもと同じように仕事へと送り出した夫は職場での事故で帰らぬ人となる。乳児を抱えシングルマザーとなってしまった優香のことを支えてくれたのは、夫の弟である宏樹だった。二歳年上で公認会計士である宏樹は優香に変わって葬儀やその他を取り仕切ってくれ、事あるごとに家の様子を見にきて、二人のことを気に掛けてくれていた。 息子の為にと自立を考えた優香は、働きに出ることを考える。それを知った宏樹は自分の経営する会計事務所に勤めることを勧めてくれる。陽太が保育園に入れることができる月齢になって義弟のオフィスで働き始めてしばらく、宏樹の不在時に彼の元カノだと名乗る女性が訪れて来、宏樹へと復縁を迫ってくる。宏樹から断られて逆切れした元カノによって、彼が優香のことをずっと想い続けていたことを暴露されてしまう。 あっさりと認めた宏樹は、「今は兄貴の代役でもいい」そういって、優香の傍にいたいと願った。 夫とは真逆のタイプの宏樹だったが、優しく支えてくれるところは同じで…… 夫のことを想い続けるも、義弟のことも完全には拒絶することができない優香。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

この世界に転生したらいろんな人に溺愛されちゃいました!

キムチ鍋
恋愛
前世は不慮の事故で死んだ(主人公)公爵令嬢ニコ・オリヴィアは最近前世の記憶を思い出す。 だが彼女は人生を楽しむことができなっかたので今世は幸せな人生を送ることを決意する。 「前世は不慮の事故で死んだのだから今世は楽しんで幸せな人生を送るぞ!」 そこからいろいろな人に愛されていく。 作者のキムチ鍋です! 不定期で投稿していきます‼️ 19時投稿です‼️

異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜

恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。 右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。 そんな乙女ゲームのようなお話。

うっかり結婚を承諾したら……。

翠月るるな
恋愛
「結婚しようよ」 なんて軽い言葉で誘われて、承諾することに。 相手は女避けにちょうどいいみたいだし、私は煩わしいことからの解放される。 白い結婚になるなら、思う存分魔導の勉強ができると喜んだものの……。 実際は思った感じではなくて──?

婚約破棄歴八年、すっかり飲んだくれになった私をシスコン義弟が宰相に成り上がって迎えにきた

鳥羽ミワ
恋愛
ロゼ=ローラン、二十四歳。十六歳の頃に最初の婚約が破棄されて以来、数えるのも馬鹿馬鹿しいくらいの婚約破棄を経験している。 幸い両親であるローラン伯爵夫妻はありあまる愛情でロゼを受け入れてくれているし、お酒はおいしいけれど、このままではかわいい義弟のエドガーの婚姻に支障が出てしまうかもしれない。彼はもう二十を過ぎているのに、いまだ縁談のひとつも来ていないのだ。 焦ったロゼはどこでもいいから嫁ごうとするものの、行く先々にエドガーが現れる。 このままでは義弟が姉離れできないと強い危機感を覚えるロゼに、男として迫るエドガー。気づかないロゼ。構わず迫るエドガー。 エドガーはありとあらゆるギリギリ世間の許容範囲(の外)の方法で外堀を埋めていく。 「パーティーのパートナーは俺だけだよ。俺以外の男の手を取るなんて許さない」 「お茶会に行くんだったら、ロゼはこのドレスを着てね。古いのは全部処分しておいたから」 「アクセサリー選びは任せて。俺の瞳の色だけで綺麗に飾ってあげるし、もちろん俺のネクタイもロゼの瞳の色だよ」 ちょっと抜けてる真面目酒カス令嬢が、シスコン義弟に溺愛される話。 ※この話はカクヨム様、アルファポリス様、エブリスタ様にも掲載されています。 ※レーティングをつけるほどではないと判断しましたが、作中性的ないやがらせ、暴行の描写、ないしはそれらを想起させる描写があります。

処理中です...