28 / 31
第参譚
0028:最後の審判
しおりを挟む
【side ツクヨミ】
『これより、アデル皇国伝統の最後の審判を執り行う――っ! エリック・クラウド、前へ。』
「――――はい。(微笑)」
みんなー、状況に全く追いつけていないツクヨミだよー! …………お師匠様が、謎の魔法を発動した途端、不思議な濃霧が現れて、第零魔法省内はまるで真っ白なカーテンに包まれ、そして、上部から甲高い女性の声が響き渡っているところなのだ! お師匠様に質問したいのだけれど、何故か僕はお師匠様から口を塞がれており、全身をホールドされている! いつも思うけど、お師匠様は、口下手なコミュ障なのではないのだろうか?(汗)
『エリック・クラウド。…………第三魔法省に入省後、数々の功績を収め、第二魔法省をすっ飛ばして第一魔法省へと異動する。そこで、平の魔法使いから上級魔法使いへと昇格後、トルネード王国第一王子マーズ・サイフォンを大火事の中から救出したことで上司からの推薦状を獲得し、第零魔法省へと異動。監察魔法使いとして、魔法省全体の検閲を取り仕切る。……昨年、全魔法省総選挙に立候補後、百を超える立候補者の中から選ばれて、最高管理職元帥に就任。…………経歴は、これでよいか?』
「間違いありません。(微笑)」
『………………これが真実であるのだな? もう一度聞くが、誓えるな?(念を押す)』
「はい、真実であることを誓います。(自信満々)」
『よかろう。……では、我の見た事実を表に現す。』
ドドドドーーン‼
またまた大きな地響きが鳴り響き、第零魔法省内が大きく揺れる!
そして、深くて視界を遮っていた濃霧が一瞬で消えてしまったのだった‼
『エリック・クラウド…………これが、お前の本性だ。』
「――――っ‼」
目の前には、驚きで顔を歪めるエリック元帥と、巨大な鏡(?)が置かれていて、その鏡の中で、何かが動いてる⁉
僕は鏡の中を覗こうとしたけれど、お師匠様に阻止されて、全貌を把握することはできない。ただ、さっきまで余裕綽々だったエリック元帥は、次第に狼狽えて激しく取り乱している。(どうしてなのかな?)
『……マテリア帝国で出生、五歳でトルネード王国魔術兵部隊に売られ、スパイ教育を受ける。十七歳、アデル皇国民として魔法学校に入学、二十歳に卒業後、魔法省に入省。……上官の記憶を操作して第一魔法省へと異動後、教育係の上官達を自殺に見せかけて殺害しまくり、自動的に上級魔法使いへと昇格する。その後、トルネード王国第一王子を離宮独房に幽閉、マーキュリーの大火をワザと離宮へと延焼させて、マーズ・サイフォンの暗殺を謀る。マーキュリーには、嘘の予知夢を流し込み、将来有望な若者達の縁を断ち切った。そして、嘘の報告書を提出し、第零魔法省へ異動後、主要魔法使いを次々に殺害。元帥の総選挙も裏で不正を行い、異議を唱える者達を辺境の地へと追いやった。……まだあるな。賓客であるルナ・ロックの滞在中、第一魔法省内に、刃物を所持した危険人物三名を招き入れ、省内の盗聴・盗撮を指示し、同時にルナ・ロックの身を危険に晒した。…………これが、我が見てきた事実である。』
「そんなバカな。…………ちゃんとデータを改竄していたはずなのに。(床に膝をつき頭を抱える)」
『我にお主らの常識は通用せん。……いくら第零魔法省の設計データをいじくったとしても、我の目が写したもの全ては消えることはない。…………残念だったな。』
「………………。(意気消沈)」
『では、判決を出す。…………エリック・クラウド、先ほど述べた事実からみて、お主のやったことは、アデル皇国に災いをもたらす火種となるであろう。よって、お主から元帥職と魔力及びアデル皇国の永住権を剥奪、おもて月国民と同じように、アデル皇国への入国を禁じ、強制追放の刑に処する。…………異論は誰からも認めない。』
シュパパパパッ‼
すると白い竜巻(?)が、エリック元帥の周りを取り囲んで、エリック元帥は上へ上へと登っていくではないか!
「おのれーっ! 穢れた呪いのくせに! もうじきユエ様がお前ら全てを焼き滅ぼしてくれるわ‼(鬼の様な形相)」
シュパパパパッ‼
呪い言霊を叫んだエリック元帥は、白い竜巻(?)と共にどこかへと消えてしまうのであった。(びっくり)
『…………エド、これで良いのだな。』
「ああ、ありがとう。(大きい鏡に向かって)」
『ついでに侵入者三名も、記憶と盗聴・盗撮データを消した状態で、エリックと一緒に強制追放させたけど、異論は無いな?』
「ああ、それでいい。」
『よし、それじゃあ、大いに遊ぶわよー!』
「………………めんどくせぇから、ツクヨミ、後は任せた。(死んだ魚の目)」
「ええええええええ⁉ お師匠様、僕、展開についていけてないです! エリック元帥は何処に行ってしまわれたのですか⁉」
「………………月かな?(疑問)」
「つ、月ですか⁉」
『少年、世の中にはね、知らない方が良いこともあるのよー!』
「………………だとよ。(めんどくせぇ)」
「イヤでもですね、目の前で元帥クラスの人がいきなり追放(?)されたところを見てしまったら、気になって仕方がないですよ⁉」
『それもそうね。エド、簡単に説明してあげたら?』
「チッ、ダリィな。…………エリックがやったことは国家を転覆させるに値することだ。だから、軽い処分で終わらせることはできない。」
「そうですね。」
端で聞いていたけれど、エリック元帥のやったことがあまりにも重罪だと、馬鹿な僕でも理解できる。
「……しかし、アデル皇国での法律上、死刑はできない。」
『だから、我の出番なのだ!』
「第零魔法省は、アデルの最後の砦。魔力の源。……俺達の常識から逸脱した生命体のようなもの(?)だ。………………ナターシャの心はな、アデル皇国で起こった全ての出来事を見て覚えている。」
『少年、お主がエドの娘とイチャイチャしてるところも見ておったぞ!』
「――――っ‼(赤面)」
「(コイツ、後で絞めよう。)…………ちなみに、第一魔法省も、第二、第三魔法省も同様に、心を持っている。……………………魔法使いは、時に人を欺き、騙して、自分の有利になるように動くことがある。俺達は、魔法が使えるが故、過ちを起こしやすい。歴史的にも、大勢の魔法省所属の魔法使い達が一般市民を殺戮し、皇族にも楯突いた事件が、後を立たない。…………だから、最後の審判が必要なんだ。」
『我たちが見てきた本当の事実を元に、暴走した魔法使いどもを見極め、貸していた魔力を没収し、国外に放りだせば、それ以上、魔法使い同士で争うことは無くなるからの!』
「……ツクヨミ、…………人間って、本当に弱い生き物なんだ。心一つで、国なんて簡単に滅ぶからな。(疲れた顔)」
「お師匠様――。(困り眉)」
哀愁に満ちたお師匠様の表情は、どこか寂しさもはらんでいて、それ以上、僕は聞くことはできなかった。
――『最後の審判』とは、アデル皇国を国として存続させるために、とても必要なものなのであった。――
『これより、アデル皇国伝統の最後の審判を執り行う――っ! エリック・クラウド、前へ。』
「――――はい。(微笑)」
みんなー、状況に全く追いつけていないツクヨミだよー! …………お師匠様が、謎の魔法を発動した途端、不思議な濃霧が現れて、第零魔法省内はまるで真っ白なカーテンに包まれ、そして、上部から甲高い女性の声が響き渡っているところなのだ! お師匠様に質問したいのだけれど、何故か僕はお師匠様から口を塞がれており、全身をホールドされている! いつも思うけど、お師匠様は、口下手なコミュ障なのではないのだろうか?(汗)
『エリック・クラウド。…………第三魔法省に入省後、数々の功績を収め、第二魔法省をすっ飛ばして第一魔法省へと異動する。そこで、平の魔法使いから上級魔法使いへと昇格後、トルネード王国第一王子マーズ・サイフォンを大火事の中から救出したことで上司からの推薦状を獲得し、第零魔法省へと異動。監察魔法使いとして、魔法省全体の検閲を取り仕切る。……昨年、全魔法省総選挙に立候補後、百を超える立候補者の中から選ばれて、最高管理職元帥に就任。…………経歴は、これでよいか?』
「間違いありません。(微笑)」
『………………これが真実であるのだな? もう一度聞くが、誓えるな?(念を押す)』
「はい、真実であることを誓います。(自信満々)」
『よかろう。……では、我の見た事実を表に現す。』
ドドドドーーン‼
またまた大きな地響きが鳴り響き、第零魔法省内が大きく揺れる!
そして、深くて視界を遮っていた濃霧が一瞬で消えてしまったのだった‼
『エリック・クラウド…………これが、お前の本性だ。』
「――――っ‼」
目の前には、驚きで顔を歪めるエリック元帥と、巨大な鏡(?)が置かれていて、その鏡の中で、何かが動いてる⁉
僕は鏡の中を覗こうとしたけれど、お師匠様に阻止されて、全貌を把握することはできない。ただ、さっきまで余裕綽々だったエリック元帥は、次第に狼狽えて激しく取り乱している。(どうしてなのかな?)
『……マテリア帝国で出生、五歳でトルネード王国魔術兵部隊に売られ、スパイ教育を受ける。十七歳、アデル皇国民として魔法学校に入学、二十歳に卒業後、魔法省に入省。……上官の記憶を操作して第一魔法省へと異動後、教育係の上官達を自殺に見せかけて殺害しまくり、自動的に上級魔法使いへと昇格する。その後、トルネード王国第一王子を離宮独房に幽閉、マーキュリーの大火をワザと離宮へと延焼させて、マーズ・サイフォンの暗殺を謀る。マーキュリーには、嘘の予知夢を流し込み、将来有望な若者達の縁を断ち切った。そして、嘘の報告書を提出し、第零魔法省へ異動後、主要魔法使いを次々に殺害。元帥の総選挙も裏で不正を行い、異議を唱える者達を辺境の地へと追いやった。……まだあるな。賓客であるルナ・ロックの滞在中、第一魔法省内に、刃物を所持した危険人物三名を招き入れ、省内の盗聴・盗撮を指示し、同時にルナ・ロックの身を危険に晒した。…………これが、我が見てきた事実である。』
「そんなバカな。…………ちゃんとデータを改竄していたはずなのに。(床に膝をつき頭を抱える)」
『我にお主らの常識は通用せん。……いくら第零魔法省の設計データをいじくったとしても、我の目が写したもの全ては消えることはない。…………残念だったな。』
「………………。(意気消沈)」
『では、判決を出す。…………エリック・クラウド、先ほど述べた事実からみて、お主のやったことは、アデル皇国に災いをもたらす火種となるであろう。よって、お主から元帥職と魔力及びアデル皇国の永住権を剥奪、おもて月国民と同じように、アデル皇国への入国を禁じ、強制追放の刑に処する。…………異論は誰からも認めない。』
シュパパパパッ‼
すると白い竜巻(?)が、エリック元帥の周りを取り囲んで、エリック元帥は上へ上へと登っていくではないか!
「おのれーっ! 穢れた呪いのくせに! もうじきユエ様がお前ら全てを焼き滅ぼしてくれるわ‼(鬼の様な形相)」
シュパパパパッ‼
呪い言霊を叫んだエリック元帥は、白い竜巻(?)と共にどこかへと消えてしまうのであった。(びっくり)
『…………エド、これで良いのだな。』
「ああ、ありがとう。(大きい鏡に向かって)」
『ついでに侵入者三名も、記憶と盗聴・盗撮データを消した状態で、エリックと一緒に強制追放させたけど、異論は無いな?』
「ああ、それでいい。」
『よし、それじゃあ、大いに遊ぶわよー!』
「………………めんどくせぇから、ツクヨミ、後は任せた。(死んだ魚の目)」
「ええええええええ⁉ お師匠様、僕、展開についていけてないです! エリック元帥は何処に行ってしまわれたのですか⁉」
「………………月かな?(疑問)」
「つ、月ですか⁉」
『少年、世の中にはね、知らない方が良いこともあるのよー!』
「………………だとよ。(めんどくせぇ)」
「イヤでもですね、目の前で元帥クラスの人がいきなり追放(?)されたところを見てしまったら、気になって仕方がないですよ⁉」
『それもそうね。エド、簡単に説明してあげたら?』
「チッ、ダリィな。…………エリックがやったことは国家を転覆させるに値することだ。だから、軽い処分で終わらせることはできない。」
「そうですね。」
端で聞いていたけれど、エリック元帥のやったことがあまりにも重罪だと、馬鹿な僕でも理解できる。
「……しかし、アデル皇国での法律上、死刑はできない。」
『だから、我の出番なのだ!』
「第零魔法省は、アデルの最後の砦。魔力の源。……俺達の常識から逸脱した生命体のようなもの(?)だ。………………ナターシャの心はな、アデル皇国で起こった全ての出来事を見て覚えている。」
『少年、お主がエドの娘とイチャイチャしてるところも見ておったぞ!』
「――――っ‼(赤面)」
「(コイツ、後で絞めよう。)…………ちなみに、第一魔法省も、第二、第三魔法省も同様に、心を持っている。……………………魔法使いは、時に人を欺き、騙して、自分の有利になるように動くことがある。俺達は、魔法が使えるが故、過ちを起こしやすい。歴史的にも、大勢の魔法省所属の魔法使い達が一般市民を殺戮し、皇族にも楯突いた事件が、後を立たない。…………だから、最後の審判が必要なんだ。」
『我たちが見てきた本当の事実を元に、暴走した魔法使いどもを見極め、貸していた魔力を没収し、国外に放りだせば、それ以上、魔法使い同士で争うことは無くなるからの!』
「……ツクヨミ、…………人間って、本当に弱い生き物なんだ。心一つで、国なんて簡単に滅ぶからな。(疲れた顔)」
「お師匠様――。(困り眉)」
哀愁に満ちたお師匠様の表情は、どこか寂しさもはらんでいて、それ以上、僕は聞くことはできなかった。
――『最後の審判』とは、アデル皇国を国として存続させるために、とても必要なものなのであった。――
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説

家計を支える為宮殿に出仕した子爵令嬢は、憧れの麗人の侍女となる
星 佑紀
恋愛
【旧題】悪役令嬢の小説に憧れて宮殿に出仕した子爵令嬢は、公爵令嬢から溺愛される
生まれながらに貧乏な下級貴族の出である、リッツ子爵令嬢アデリア・リッツは、実家の生活費を稼ぐために、自ら宮殿へ出仕することを決意する。
彼女は、とある一冊の本を胸に、魔の巣窟であるマテリア帝国の宮殿へと一歩足を進めた。
「一生懸命働いてお給金をもらいつつ、憧れの公爵令嬢様のお顔を陰ながら拝見させていただきますわ‼︎(恍惚)」
彼女が胸に抱く本は、世界を股に掛ける小説作家クリンゲル・ホームズ氏 著書の『悪役令嬢は能無し婚約者に印籠を渡す』という大衆小説であり、なけなしのお金をはたいて購入した彼女の大切な宝物だった。
「あら、あの子は……。(ジト目)」
……一心不乱に憧れを追いかけ回す彼女には、密かに舌舐めずりする公爵令嬢の重たい思いに気づく暇はなかったのであった。
※大幅な加筆修正を行いました。(2023.08.19〜09.07)
※ 続編を連載中です。
※本編より、自作小説『断罪裁判は蜜の味』の一部キャラクターが登場します。
※続編より、自作小説『灰かぶり姫と月の魔法使い』の一部キャラクターが登場します。
※尚、本作品と自作の他作品の世界は全て繋がっており、時系列もほぼほぼ一致しております。(多少のズレはあります。)
※アプリで閲覧される際は縦読み推奨です。
※予告なく加筆修正致します。


断罪裁判は蜜の味
星 佑紀
恋愛
「リリアナ嬢、もう、君にはついていけない。婚約は破棄だ‼︎」
「了解仕りましたわ♡」
私、リリアナ・ヘレンは、本日、婚約者であるロバート殿下から、断罪裁判を起こされる予定ですの。謎の男爵令嬢(ヒロイン)の出現によって、ロバート殿下及び殿下の取り巻き達は骨抜きな状態となり、王宮内の人間関係に亀裂が生じた結果なのです。
私は、この機会を今か今かと待っておりました。
婚約破棄されて国外追放されるために、私リリアナ・ヘレンは頑張って悪役令嬢を務め上げます!
「いや、逃がさないよ♪」
ーー本当の敵は味方にいることをリリアナ嬢は知らなかった……。
※続編を連載することに致しました。
※続編より、自作小説『灰かぶり姫と月の魔法使い』の一部キャラクターが登場します。
※尚、本作品と自作の他作品の世界は全て繋がっており、時系列もほぼほぼ一致しております。(多少のズレはあります。)
※アプリで閲覧される際は縦読み推奨です。
※予告なく加筆修正致します。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

山小屋の男をたぶらかそうとした雪女は、三児の母となる
星 佑紀
恋愛
「……すみませんが、今晩ここに泊めてもらえないでしょうか?」
雪が降り積もるニホン帝国のとある山奥に、一人の女性が立っていた。
どうやら、彼女は山小屋を一軒ごとに回って、若い男性を誑かしている雪女らしい。
今夜も雪女は、ニヤニヤしながら凍てつく山小屋の扉を叩くのであった。
――六年後――
彼女は三児の母となって、山小屋から出られない状況に陥っていた!(汗)
「な、なんでなの~⁉」
「ユキちゃん、大好きだよ‼ ……勿論、逃げたりしないよね?(圧)」
「ひいいいい‼(ガクブル)」
これは、大好きな家族から逃げようとする雪女と、最愛の雪女を逃すつもりのない、とある男のお話。
※関連作品
『断罪裁判は蜜の味』
『国外追放された魔法使いの不思議な館』
※クロスオーバー作品になります。尚、本作品と自作の他作品の世界は全て繋がっており、時系列もほぼほぼ一致しております。(多少のズレはあります。)
※アプリで閲覧される際は縦読み推奨です。
※予告なく加筆修正致します。

シチュボ(女性向け)
身喰らう白蛇
恋愛
自発さえしなければ好きに使用してください。
アドリブ、改変、なんでもOKです。
他人を害することだけはお止め下さい。
使用報告は無しで商用でも練習でもなんでもOKです。
Twitterやコメント欄等にリアクションあるとむせながら喜びます✌︎︎(´ °∀︎°`)✌︎︎ゲホゴホ

もう死んでしまった私へ
ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。
幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか?
今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!!
ゆるゆる設定です。

腐女子な女兵士がボロボロな少女を助けたら…。
星 佑紀
恋愛
『班長、本日をもって、私エリン・マラスカスは除隊致します!』
トルネード王国のとあるカルスト台地にて、軍事演習に参加していた救護班所属兵士エリン・マラスカス(隠れ腐女子)は、とある草むらで横たわっている少女を発見する。エリンは、すぐさま上司に報告するが、上司は、既に被爆した少女がもう助からないと告げ、少女に対してサーベルを振り下ろす。サーベルで切られる寸前だった少女を庇って負傷したエリンは、除隊を申し出て、少女を背負って部隊から外れることになった。しかし、エリンが助けた少女は、指名手配されていた、とある王族のお方で……。
『皆に、エリンが腐女子ってこと黙っておいてあげるから、……わかるよね?(真顔)』
『な、なんでそうなるの〜⁉︎』
※関連作品
『親友に裏切られて国外追放された悪役令嬢は、聖女になって返り咲く』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる