瞳の奥の漁火～女をいたぶる狂気の女～

釣り糸

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「・・い、痛い。。ああぁぁ。。、外して。。お願い。。痛いぃ。。助けて。。」

伊佐乃は、依然両腕の痛みに耐えながら、身動き出来ずにいた。
腕を少しでも動かせば、隙間なく腕を挟んでいる洗濯バサミが刺激され、腕に激痛が走った。

絶え間ない苦痛の中、どうする事も出来ずにただ、摩耶に救いの目を向ける伊佐乃。。

その悲壮感漂う表情は、摩耶にこの上ない快感をもたらすとともに、更なる加虐へと駆り立てた。

伊佐乃は明らかに苦痛への抵抗力が低い。
だが、手加減する気は毛頭ない。

摩耶は、バッグから釣り糸を取り出した。そして、ゆっくりと伊佐乃に近づくと、糸を伸ばした。
怯えた表情で摩耶を見る伊佐乃。

「ねえ、摩耶ちゃん、そ、それ何？ま、まさかまだ何かするつもりじゃ。。
・・きゃあぁぁぁ～っ！！な、何するの！やめてえぇぇ～っ！ああぁぁぁ～っ！痛い、痛い、痛い痛い、痛いぃぃ～っ！」

伊佐乃が、急に叫び声を上げ始めた。
摩耶が強引に、１００個の洗濯バサミがついたままの伊佐乃の両腕を束ね、釣り糸を巻き付け始めたからだ。

両手首から始め、肘から二の腕に強く巻き上げていく。

腕に直に巻かれた部分は、糸が〝キリキリ。。〝と、音を立てて深く皮膚に食い込んでいく。しかし、大部分は皮膚には届かず、洗濯バサミに絡みつき、洗濯バサミごと締め付けていく。
挟まれた皮膚が、捻られ、圧迫され、ますます痛みを増していく。

〝キリキリキリ。。〝糸が鳴る度に、伊佐乃の苦痛の度合いは急激に高まっていった。

そして。。
ついに伊佐乃の両腕が、釣り糸に覆い尽くされた。

伊佐乃はベッドにうつ伏せになりながら、顔を上げて、目の前の、釣り糸でグルグル巻きにされた自分の両腕を見つめていた。
あまりの苦痛に声も出せずにいる。

摩耶は、悶絶したままの伊佐乃を見ているうちに、たまらなくなって、彼女の肘の辺りを掴んで左右に揺さぶった。

「ぎゃああああぁぁぁ～っ！いやあぁぁ～っ！痛い～っ！やめてぇぇ～っ！」

それまでの悶絶ぶりが嘘のように、伊佐乃は絶叫を上げた。

〝楽しすぎる。。〝

摩耶は思わず涎が出るのを抑えながら伊佐乃の反応を楽しんだ。