瞳の奥の漁火~女をいたぶる狂気の女~

黒野拓海

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美しさの本質

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摩耶は、瑠美子の右足首を掴んだ。
瞳の奥で再び”漁火”が瞬く。。

「いやああ、やめて、嫌だ!助けて!
絶対嫌、お願いやめて!いやああ~っ!!」

瑠美子は、必死に逃れようと暴れた。

「ジタバタしないでください!!」

摩耶は、瑠美子の膝を自分の股に挟むと、
そのまま全体重をかけたままヒップドロップ
で彼女の膝を床に叩きつけた。


「ぎゃあああ~っ!!痛いいいいぃ~っ!
あああぁ~っ!嫌だぁ~!!」


膝を摩耶に押し潰され、絶叫を上げる瑠美子。

「さあ、いきますよ!!」

摩耶は、今まで散々自分がやられてきた様に、瑠美子の右膝をゆっくりと、しかし、
キッチリと自分の左足に巻きつけていった。

「いやだ!いやだ!いやだ!お願い!やめてぇぇぇぇぇ~っっ!
痛いぃぃぃぃ~っ!!いやあぁぁ~っ!痛いぃ~っ!
足が!足が!足があぁぁ~っ!いやだあぁぁぁ~!!
助けてぇぇ~っ!いやあぁぁぁ~!ああぁ~っ!」

断絶寸前の靭帯を容赦なく責められ、絶叫を上げ続ける
瑠美子。。

彼女の膝を巻きつけ、密着している摩耶の足に、〝ビチッ!ビチッ!〝
と何か細いものが、潰れる様な、軋む様な、何とも言えない
不思議な感触が伝わってくる。
瑠美子の膝の靭帯が悲鳴を上げているのか、素人の摩耶には、分からない。

ただ。。

それは摩耶にとっては、何とも表現しがたい、えも言われぬ快感であった。

摩耶は、瑠美子の悲痛な表情と、彼女の膝を自分の足に巻きつける感触とを十分に
楽しんだ後、瑠美子の両足をガッチリとクロスさせた。

そして、汗と涙にまみれて絶叫を上げ続け、人の話を聞く余裕
などある筈もない瑠美子に向かって、摩耶は皮肉交じりに語りかけた。

「瑠美子さん、がんばってください!ご自分でも足四の字の威力は
分かってらっしゃると思いますけど、痛めている靭帯、おそらくこの技に
耐え切れないですよね?きっと壊れちゃうんで!

多分、あまりに痛すぎて、失神することも出来ないかも。。
ごめんなさい、瑠美子さん。。
でも。。

私、最高に幸せです!」

摩耶が一気に足四の字固めに移行すると、瑠美子が必死の形相で摩耶に向かって叫んだ。

「いやああぁぁぁぁ~っ!やめて!やめて!やめて!お願いやめてぇぇぇぇ~っ!
助けてっ!お願い!いやだ! いやだ、いやだっ!いやだあぁぁぁぁぁ~っっっ!」

瑠美子の必死の願いもむなしく。
摩耶のかけた足四の字はガッチリと極まり、彼女の壊れかけた靭帯に、
非情なまでの破壊的な衝撃を与えた。
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