愛が歪んでいく

幼少期

誕生日ケーキ

誕生日と言われれば好物の大量の茶色い揚げ物、そしてケーキだ。

うちの家は行きつけのケーキ屋さんがあり、そのケーキ屋は地元では少し名のある店だ。

「ねぇ、かあさん」
「なぁに?」
「りっちゃんたんじょーびに○コちゃんのケーキがいい」
「今年もそうしようか」
「わぁ～い!!」

毎年誕生日が来るのと好物の唐揚げとケーキが待ってるので誕生日が大好きだ。唐揚げはモモと軟骨のどっちもでとうさんもこの日はちょっと早く帰ってきてくれる。

そして、保育園でお誕生日を祝ってもらえるのだ。


「ハッピーバースデートューユー、ハッピーバースデートューユー」


みんなが笑っているこの時間が保育園で1番好きな時間なんだもん。だからお誕生日会の日は行くようにしている。

私の些細な幸せの象徴だ。