敗戦の姫

壱婁

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緋の結晶

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聖女も魔王の一族そのものだったそうな。

魔物というのは種を残すために1番相性の良いものが前に現れると雌は自然と欲情するらしい。常に子宮が降りたまま常時妊娠可能状態と化す。聖女の末裔である姫も魔の波動が流れており先祖返りを起こしている為に濃い波動である。




身体の中から魔王を求める叫びが王女の思考さえ溶かそうとしている。必死に身体を抱え頭を振り正気を保とうとする王女とは裏腹に芯は濡れ、雌蕊は受け入れの準備を進められる。トロトロと涎を流し床に水溜りを作る雌蕊に身体は火照り誘惑の魔力を放つ。

今まで魔力を持つ者が傍に居なかったん王女には耐性などはない。ただ本能に忠実になるしか術はなかった。

「はぁ……ひぅ///あぁっ……//////」

魔力に当てられた王女は立っていることもままならず、愛液で出来た水溜まりにへたり込み疼く身体を抱え込み抑えようとする。一歩一歩と近づいてくる魔王に反応するかのように子宮が蕾がヒクヒクと雄を誘う。いっぱいドチュドチュと突いて精液で満たされたいと本能が叫ぶ。

「これが魔力を持つ者と対峙するということだ。魔力の暴走は性の制御さえ壊すからな」

魔王は私のお腹を指の腹で突き陣を描き呪文を詠唱し始める。すると、描かれていく陣の形に紋様が浮かび上がり、身体の芯が蕩けてしまうくらい熱くなる。

「もう少しだ。耐えろ」
「んぁ、ひぅ、やぁぁああああ!!」

身体に雷が落ちたように熱くなる。苦しくて熱くて溶けてしまいそうなくらいお腹に熱が集まってくる。

「終わったぞ」

熱が放出され始めると先程よりも身体が軽くなったように感じる。重力が弱まったかの様な感覚は初めてだ。

「放出されたままの魔力を体内で循環させるように陣を組んだ。あんな風に放出させたままだと死ぬからな。血を残してもないのに死んでもらう訳にはいかない」
「ありがとうございます。ですが、される前に一言おっしゃられても良かったのではと思いますが、魔王陛下」
「せっかく奴ら勇者共のいう悪役というもの演じてやったのに面白くなかろうて」

飄々と笑う魔王は人間の年齢に換算すると200歳を越えるお爺様なのだが、幼子の様に驚かすことが趣味なのだそうだ。

「人間として育った賢者よ。これから知識を蓄え知恵を付け引っくり返してみろ」

どうやら魔王は企みに気がついていたらしい
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