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八尾路木√
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最近竜くんの帰りが遅くなってきている。確実に学校でなにか起きているはずなのに、ネットもテレビもラジオもなく情報を確かめる術を持っていない。私は絵本も学術書も飽き部屋で巨大ピタゴラスイッチをする事で暇を潰していた。
コンコンコンッ
「にーな。ただいま」
「竜くんおかえ、り?」
血にまみれた姿のまま帰ってきた。竜くんはゾンビでも倒してきたの?いつからこのゲームはホラゲーになったのだろうか。
「この屋敷の中なら自由に出来るようお掃除やっと終わったから」
喜んで!と言わんばかりだが、何を掃除(物理)してきたのだろうか。怖いから聞きたくないのだけれども気になってしまう。
「ありがとう。出歩けるのは嬉しいわ」
「少しずつお片付け頑張るから、仁奈と学校にまた行けるように!」
ホラゲー仕様なヤンデレ√とは勘弁したい。早く
久斗でも誰でもいいから助けに来てください。お願いだから!!!!!!
窓のない部屋だったからか分からなかったが、少し大きい一軒家程の御屋敷に私は軟禁されていたみたい。あたりは木で覆われているが、日当たりはそこそこ良好な過ごしやすい別邸。多分、郊外の方だろうか。再開発が進み街にはこんな森林がある場所がないはずだから。
「小さなお部屋から今まで出せなくてごめんね。これからは少しずつ過ごしやすくなると思うから」
「無理はしないでね。竜くんがいないと私何もできないのだから」
そう。今私は何も出来ない。
コンコンコンッ
「にーな。ただいま」
「竜くんおかえ、り?」
血にまみれた姿のまま帰ってきた。竜くんはゾンビでも倒してきたの?いつからこのゲームはホラゲーになったのだろうか。
「この屋敷の中なら自由に出来るようお掃除やっと終わったから」
喜んで!と言わんばかりだが、何を掃除(物理)してきたのだろうか。怖いから聞きたくないのだけれども気になってしまう。
「ありがとう。出歩けるのは嬉しいわ」
「少しずつお片付け頑張るから、仁奈と学校にまた行けるように!」
ホラゲー仕様なヤンデレ√とは勘弁したい。早く
久斗でも誰でもいいから助けに来てください。お願いだから!!!!!!
窓のない部屋だったからか分からなかったが、少し大きい一軒家程の御屋敷に私は軟禁されていたみたい。あたりは木で覆われているが、日当たりはそこそこ良好な過ごしやすい別邸。多分、郊外の方だろうか。再開発が進み街にはこんな森林がある場所がないはずだから。
「小さなお部屋から今まで出せなくてごめんね。これからは少しずつ過ごしやすくなると思うから」
「無理はしないでね。竜くんがいないと私何もできないのだから」
そう。今私は何も出来ない。
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