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ドイツ兵 アントン
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俺の名はアントン・ハイネ ドイツ陸軍所属の25歳。これは俺が最近体験した話だ
1914/12/24 西部戦線 ドイツ側 塹壕の中
俺は飯を食いながら祖国にいる恋人のエミーの写真を見ながら「今年のクリスマスは帰れそうにないな、、、」と呟きながら過ごしてた
するとある一人の仲間が両手を上げ出て行った。あっちから「敵襲!」との叫び声が聞こえた。
正直そいつはもう死んだなと思ったらこう言いやがった「今日はクリスマスイブだから休戦して共に祝おうじゃないか!」何をバカな事を、、、
すると敵側の塹壕から続々と出て来た。これにつられ俺や周りの仲間が出て行き前にいたイギリス兵と挨拶し俺は言った「クリスマスおめでとう!私はアントン・ハイネだ。ドイツのキール出身だ。よろしく!」
するとイギリスの兵士が「よろしくアントン!私はショーン・ニコライです。イギリスのポーツマス出身です。」と言い軽くあいさつしてくれた。そして互いに食べ物を持ってきて食べあった
私は素直にこう言った「イギリスの飯はおいしいね!」
するとショーンが「いやいや、ドイツのビールとソーセージの方がおいしいよってあぶな!」向こうでサッカーやってる連中のボールが飛んできた。そして俺はショーンを誘った「ショーン!あそこでサッカーやってるみたいだから俺らもやろうぜ!」
ショーンは答えた「やろやろ!」
俺は時間を忘れる程くっそ楽しかった。仲間やイギリス人が「やれー!」「これで負けたら国の恥だぞー!(笑)」「ゴールだゴール」といったヤジが飛んできた。が、、、
ポン、、、ズドーン
大砲の音だ。見方やイギリス人が直ぐに塹壕に戻った。俺は戻ろうとするショーンに声をかけこう言った。「この戦争が終ったらいつか会えるといいな!」
そしたらショーンはこう言ってくれた。「きっと会える。いや何が何でも会ってみせるよ!」
そして俺はショーンと強く握手し塹壕に戻った。
塹壕の中で俺はポケットに紛れ込んでいた俺の小型ナイフが無いのに気づいた。けどその代わりに別の小型ナイフが入ってた。そのナイフに名前が彫っててこう彫られていた[ショーン・ニコライ]
1914/12/28 アントン・ハイネ 砲弾の破片が命中し即死 戦死
1914/12/24 西部戦線 ドイツ側 塹壕の中
俺は飯を食いながら祖国にいる恋人のエミーの写真を見ながら「今年のクリスマスは帰れそうにないな、、、」と呟きながら過ごしてた
するとある一人の仲間が両手を上げ出て行った。あっちから「敵襲!」との叫び声が聞こえた。
正直そいつはもう死んだなと思ったらこう言いやがった「今日はクリスマスイブだから休戦して共に祝おうじゃないか!」何をバカな事を、、、
すると敵側の塹壕から続々と出て来た。これにつられ俺や周りの仲間が出て行き前にいたイギリス兵と挨拶し俺は言った「クリスマスおめでとう!私はアントン・ハイネだ。ドイツのキール出身だ。よろしく!」
するとイギリスの兵士が「よろしくアントン!私はショーン・ニコライです。イギリスのポーツマス出身です。」と言い軽くあいさつしてくれた。そして互いに食べ物を持ってきて食べあった
私は素直にこう言った「イギリスの飯はおいしいね!」
するとショーンが「いやいや、ドイツのビールとソーセージの方がおいしいよってあぶな!」向こうでサッカーやってる連中のボールが飛んできた。そして俺はショーンを誘った「ショーン!あそこでサッカーやってるみたいだから俺らもやろうぜ!」
ショーンは答えた「やろやろ!」
俺は時間を忘れる程くっそ楽しかった。仲間やイギリス人が「やれー!」「これで負けたら国の恥だぞー!(笑)」「ゴールだゴール」といったヤジが飛んできた。が、、、
ポン、、、ズドーン
大砲の音だ。見方やイギリス人が直ぐに塹壕に戻った。俺は戻ろうとするショーンに声をかけこう言った。「この戦争が終ったらいつか会えるといいな!」
そしたらショーンはこう言ってくれた。「きっと会える。いや何が何でも会ってみせるよ!」
そして俺はショーンと強く握手し塹壕に戻った。
塹壕の中で俺はポケットに紛れ込んでいた俺の小型ナイフが無いのに気づいた。けどその代わりに別の小型ナイフが入ってた。そのナイフに名前が彫っててこう彫られていた[ショーン・ニコライ]
1914/12/28 アントン・ハイネ 砲弾の破片が命中し即死 戦死
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